第2日目は、雷鳥の会富山県会長の方が富山市から、わざわざ、雷鳥やコース案内に駆けつけていただきました。
朝7時朝食、7時30分バス出発で、弥陀ヶ原(1930m)から室堂(2450m)へ行き、そこから、浄土山(2831m)、龍王岳(2872m)を登り、一ノ越へ下ります。そこから、二つのグループに分かれて、雄山へ登る組と室堂へ下る組とに分かれることになっていました。自宅を出発する時に確認した富山の週間天気予報は27日から雨マークでしたし、朝の天気予報でも、午後から崩れるとのことでしたので、午前中頼りで、花の写真を撮りまくる方針にしていました。従って、雄山には以前にも登っているし、花も登山道近くにはないこともしっておりましたので、イの一番に室堂へ下山するコースを選択しました。地図上の歩行時間3時間05分で、今年は雪渓が残っているので、時間がかかるという想定ですから、写真を撮りながら歩くには、丁度良いと考えていました。
朝は、曇りから始まりましたが、室堂に着いた頃から、お天気が良くなってきました。
第2日は、どのような風景の所を、どのようなお天気の中で、見て歩きしたのかを最初に、ご覧いただきましょう。
室堂から眺めたこれから登山する浄土山です。左側の立山・雄山はガスの中で見えません。
室堂周辺には、残雪が沢山あります。今年は春に大雪があり、梅雨も雨が少なかったので、残雪が多いとのことでした。それでも、このコースは雪渓が少なく、登りでは、雪渓を横切ったのは、1箇所だけでした。
一ノ越と五所ケ原への分岐点、龍王岳から北アルプス方面を眺める風景。
そのアップ。針ノ木岳だとの話が飛んでいましたが、私は判りません。
立山・雄山はこのように見えました。
一ノ越の上で、昼食をしました。そこの所からの立山・雄山。
室堂方面を眺めると、雪渓があちこちに沢山残っています。地形も氷河が削ったU字谷の地形が見られました。
ミヤマキンバイと氷河が削ったU字谷の地形。
一ノ越から室堂へ下る下山路。後のことですが、こちらは合計6箇所の雪渓を横切ります。
一ノ越で、雄山へ登るグループを見送ったら、すぐにポツリポツリと雨が降り出しました。雨だけでなく、雷も鳴り出し、雨が激しくなりましたので、一ノ越山荘内で雨宿りの待機をしました。雄山登山グループからも4名が下山してきて、こちらのグループ入りしましたので、雷鳥の会富山県会長の方をリーダーとして、12名で、小降りになった時に、下山しました。
室堂へ下山してみたら、雨も止みました。室堂から見た立山・雄山です。
室堂には、日本最古の山小屋が残っています。立山杉が沢山使われているがっちりした建物でした。
雷鳥の会富山県会長の方の案内がありましたので、雷鳥の次のような写真を撮影することが出来ました。
砂浴びする雷鳥。
孵化しなかった雷鳥の卵。3個の卵のうち、7月26日に2個孵化し、残り1個が放置されてしまったそうです。近くに、2羽の子供を連れた母親鳥がいる筈ですが、そこまでは見られませんでした。以前に、室堂に宿泊した時には、子供連れの雷鳥を見たことがありましたが、今回はお天気と時刻が違いますので、あきらめました。ところで、この1個の卵はどうなるのでしょうか?
この後、室堂周辺を散策し、室堂ターミナルに入り、4階から1階へ下っている短い時間の間に、天候が急変し、強い横殴りの風と雨に変わりました。少し、様子を見ながら、雄山登山グループをどうしようか考慮しましたが、一旦、宿泊ホテルへ戻り、連絡を待つことにしました。バスに飛び乗り、ホテルに戻ってきた時に、雄山登山グループから、室堂に無事下山した旨の連絡があり、再度、バスで室堂に迎えにいってもらい、全員無事にホテルに着きました。
その後、入浴している頃から、雨も止み、再び、良いお天気になりました。夕食の時には、夕日に映える立山・雄山と本日登山した浄土山を眺めることができました。
おまけに、夕焼けの赤く染まった空の中に、浮かび上がる剣岳の写真も撮影でき、ラッキーな1日が終りました。
結果オーライに終わりましたが、山のお天気は変わりやすいということを、実際に体験すると同時に、雷や強風などの自然の怖い面も体験し、今後の自然観察の良い参考となりました。
第2日に、浄土山~龍王岳~一ノ越で見られた花は、その2、その3として、引き続き掲載いたしますので、後をご覧下さい。
以上