前日までの6日の天気予報は、くもり時々雨でしたので、どうなるかと朝目覚めると、予想外に良いお天気でした。7時からの朝食を早めに済ませ、大きな荷物をシャレー丸沼のロッカーに預け、軽装で出発しました。すぐ近くのゴンドラ乗り場から、往復ゴンドラ利用の楽々登山です。
山頂駅近くの展望台からの景色は次のとおり。
日光白根山。
武尊山、苗場山方面の山なみ。
散策コースは次の看板で、想像して下さい。自然豊かな良いコースです。
まず、人工の植栽ですが、ロックガーデンは次の花が見られました。
ヤマトリカブト.
ハクサンフウロ。
ヤマハハコ。
花をアップ。
エゾノツガザクラ。
コマクサ。
キレンゲショウマ。
散策路で見られた植物。
キオン。
ヨツバヒヨドリ。
小花をアップ。小花は1個でなく、数個の花が集まった小さな花序でした。
アサギマダラが蜜を吸いにくる花です。
アサギマダラは、ヨツバヒヨドリだけでなく、アザミの蜜も吸っています。いろいろの花の蜜を吸うから、いろいろな場所で生きていかれるのでしょう。
カニコウモリ。9月の時期は、花はカニコウモリだけの感じでした。
亜高山帯の針葉樹4種(シラビソ、オオシラビソ=アオモリトドマツ、トウヒ、コメツガ)の見分け方(幹肌、葉のつき方など)の説明が、何度も繰り返しありましたので、その時は判ったつもりになりました。
シラビソ(左)とオオシラビソ(右)
熊が樹皮を剥がした痕跡。シカは樹皮を食べるが、クマは樹液を舐めるだけなので、樹皮は残されるとのこと。
ダケカンバとシラビソの混生林。ダケカンバの林の中に、シラビソが後から侵入する。
倒木更新。コケが倒木更新を助けている。
シラネワラビ。シラネアオイほかシラネという名前が付く植物があるが、このシダもその一つ。
ネコシデ(ウラジロカンバ)の葉。樹液がサロメチールのような香りがする。短枝から2枚の葉が出ているのも特徴。
葉表。
葉裏。
スノキ赤い実。
ゴゼンタチバナ赤い実。
ゴンドラで下山した丸沼高原での観察。
ウド。
花序に沢山の虫が蜜を舐めになってきていました。
ゲンノショウコ。
温泉入浴の誘惑の方が強く、観察はここまでとして、入浴してしまいました。さっぱりして、17時20分頃に新宿西口へ戻ってきました。今回は、お天気に恵まれ、楽しい2日間の観察会となりました。
以上