この日は、私がコーデイネーターをさせていただいている「かわさき市民アカデミーみどり学Ⅱワークショップ」の野外バスハイク授業を計画どおりに実施しました。晴天に恵まれ、交通の便があまり良くないので、自動車利用でないと行きにくい、個人ではなかなか出かけられないところである「茨城フラワーパーク」と「常陸風土記の丘」で、観察会を行ってきました。
見られた植物を掲載させていただきます。
この時期の茨城フラワーパークのメインは、バラとダリアでした。
バラの花。
青いバラに蜜蜂が来ていました。
ご参考:バラのつぼみの中を観察したことがありますので、その写真を掲載しておきます。
つぼみを縦割りして見ました。萼片の下の茎の部分が膨らんで、その一番下に、白い子房が沢山あります。茎の膨らみが花托と言い、実になると偽果と呼ばれます。白い子房は、実になると果実と呼ばれます。
バラバラに分解してみました。上から萼片5枚、赤い花弁41枚、花托とメシベの部分1個です。
内側の小さな花弁は、黄色いオシベの花糸から花弁に変化している様子がよく判ります。
バラの実。
バラの実をアップ。萼片の残滓が上部に残っています。赤く色づいている膨らみは茎が変化した花托が更に実の外側に変化した偽果とよばれるものです。子房の変化した果実は偽果の中に、沢山できていますが、割って中を見ないと判りません。
ご参考:バラ(ハマナス)の偽果の中を、観察したことがありますので、その写真を掲載しておきます。
偽果(花托の変化したもの)を割って見ました。
中にある果実。この果実の中に、種子がある筈です。
果実を数えたら、83個ありました。
ダリアの花。
オシベ、メシベをアップ。
本日の掲載は、掲載容量の関係で、ここまでとし、残りの花や実については明日掲載します。
以上