テレビのニュースは、福島第一原発の放射能拡散問題が中心となっています。
原子力発電の安全を確保するのには、水による原子燃料の冷却が基本的な事項であったにも拘わらず、その水を補給する対策が、十分検討されてこなかったことが露呈しています。安全過信で、自然の恐ろしさの危機管理がおろそかになっていたように、思われます。今更、言っても、間に合いませんが、どうにか放射能拡散被害が少しでも、小さくなるように、祈るばかりです。
大地震の前日9日に、神代植物公園のマンサクを見てきましたので、その写真を掲載します。
マンサク。日本に自生している種類です。
その花をアップ。
シナマンサク。中国中部原産。枯葉が枝に残っているのが特徴。
その花をアップ。
外来園芸品種のマンサクの花いろいろ。
オレンジ・ビューテイ。
ダイアナ。
アーノルド・プロミス。
ルビー・グロー。
モリス・パリダ。
複雑な花に見えますが、実際は4枚のリボン状の花弁がよじれているだけです。早春にまず花が咲くという言葉がマンサク(満作)となったとか言われています。
マンサクについて、調べた事を、ご参考に記載しておきます。
マンサク(満作、金縷梅)はマンサク科の落葉小高木。日本各地の山林に多く自生するほか、花木として栽培もされる。
葉は互生し、楕円形で波状の鋸歯がある。2~3月に葉に先駆けて花が咲く。花にはがく、花弁と雄蕊および仮雄蕊が4個ずつあり、雌蕊は2本の花柱を持つ。がくは赤褐色または緑色で円い。花弁は黄色で長さ1.5cmほどの細長いひも状になる。果実はさく果で2個の大きい種子を含む。
マンサクの語源は明らかでないが、早春に咲くことから「まず咲く」「まんずさく」が東北地方で訛ったものともいわれている。
マンサクは本州の太平洋側から九州に分布する。さらに亜種・変種として、本州中部以北のオオバマンサク、北海道南部から日本海側のマルバマンサク、北陸地方のウラジロマルバマンサク、近畿・中部地方のウラジロマンサク、中国・四国地方のアテツマンサクがある。花弁の赤い品種をアカバナマンサクという。
マンサク属は東アジアと北米に分布し、4種ほどに分けられている。
中国原産のシナマンサクH. mollisは花の芳香が強く、冬の枯れ葉が春まで落ちずに残る特徴があり、日本でもよく植栽される。日本のマンサクとの雑種H. x intermediaには多くの園芸品種が作出され、よく栽培されている。
北米原産のアメリカマンサク(ハマメリス)はマンサクによく似るが、花は秋に咲く。葉・樹皮のエキスは収斂薬や化粧水として古くから使われている。
以上