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のん木草・みどり見て歩き

神代植物公園のツバキ。

今朝は寒かったですね。この時期は、風邪を引かぬように、用心しています。正月気分も抜けて、引き受けている仕事を片付け始め、平常の生活が始まりました。

さて、6日に、神代植物公園の新春ボタン展、梅林に咲き始めたウメを見た後、ツバキ園ノツバキ、サザンカを見てきました。遅咲きや早咲きの5品種だけがきれいに咲いていました。

神代植物公園、茅ヶ崎氷室椿庭園、大船植物園、小石川植物園、江ノ島植物園、伊豆小室山公園などのツバキ園には、それぞれのツバキに品種名が付いていますので、観察するには良い所ですね。これから、椿をしっかりと観察されたい方へお勧めしておきます。

淡妙蓮寺。
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大空。
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肥後入日の海。
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秋の山。
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白侘助。
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「椿」と一言で言っても色や咲き方、八重咲き、一重咲きなど様々。香りのある椿もあります。椿は冬の花の印象がありますが、季語は「春」ですし、実際4月ぐらいまで咲いています。
 ツバキの花が、もろく落下することから縁起をかつぐ人は、幸悪しと嫌ったと言う俗説があります。
一方、不吉の俗説とは反対に、めでたい花、瑞花としての説もあります。ツバキは元来「大椿の寿」と言われ最も長寿を祝うめでたいものとされています。大椿は中国古代にあったという大木で、長生の木の名前で、人の長寿を祝う言葉として使われています。中国では、ツバキの花の形が整形であるので、高潔を意味するものとして尊重されています。椿寿、椿年、椿齢という言葉は、いずれも高齢の意味です。有名な明治の元勲山県公の目白にあった別荘が「椿山荘」と名づけられたのも長寿にちなんだものだそうです。 

そもそも、椿という字は、春を代表する神聖な意を込めて「春の木=椿」にあてたものであります。私の住む川崎市では、昭和49年(1974年)市制50周年を記念して、市民の投票により市民の木「ツバキ」、市民の花「ツツジ」と決定されております。従って、決して、不吉な木ではないと私は信じています。
以上
by midori7614 | 2011-01-10 17:38 | 関東のみどり
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