6日に、深大寺への初詣でと併せて、神代植物公園を見て歩きして来ました。恒例の新春ボタン展、梅、ロウバイ、サザンカを見てきました。それぞれ、写真を整理しながら、順次掲載します。本日は、ボタンだけを掲載します。
神代植物公園では、16日までの「ぼたん展」が正門近くの特設展示場で行われています。上野や鎌倉に冬牡丹や寒牡丹を見に行かれるのも良いでしょうが、手っ取り早く、ボタンの花をご覧になられるならば、神代植物公園展示場の花もきれいですよ。
牡丹は中国で最も美しい花と言われ非常に多くの園芸品種が作られ日本でも古くから栽培されている植物です。
冬に咲くように、人工的に栽培工夫されたボタンについて、冬牡丹と寒牡丹の違いやどのように栽培されているのかなどを知っておくのが良いでしょうから、ご紹介しておきます。
冬牡丹は春咲きの牡丹をいわば人工的に手を加えて栽培したものです。
寒牡丹は二季咲きの牡丹で春の芽を摘み秋に出た芽を育て冬に咲かせるものを言います。
冬牡丹には春牡丹と同じく緑の葉がつきますが寒牡丹には緑色の葉が出ません。
ここに展示されてあるボタンは抑制栽培方法で、お正月に咲かせたものです。
一昨年の秋に、本来は昨年の春に咲く予定のボタンの花芽が出来上がった頃に、畑より堀上げ、オガクズ等を入れたコンテナに、ボタンの苗を入れて乾燥しないように水分を与え、日当たりの良い場所に保管しました。翌年にあたる昨年2月頃に、氷温冷蔵庫にて一定の温度を維持しながら管理してきました。そして、昨年10月頃にボタン苗を出庫し、一定期間、戸外で管理しました。その後、ビニールハウスに入れて管理し、昨年12月末より正月用に咲かせたものです。人工的に開花する時期を8ヶ月ほど遅らせたものですね。
寒牡丹か冬牡丹かの正式な区別では、冬牡丹と呼ばれるものですね。
新春ボタン展の展示光景。
いろいろな色の花。
天衣。
黄冠。
島の藤。
島輝。
島錦。
連鶴。
島大臣。
紫紅殿。
新国色。
有明。
日暮。
福寿殿。
花王。
新七福神。
品種名が表示されていましたので、一応記載しましたが、覚えきれるものではないので、ご参考程度に眺めておいて下さい。
以上