のん木草・みどり見て歩き

5月19日 神代植物公園のバラ以外の花。

今回の見て歩きの主な目的はバラでしたが、バラ以外に見られた花を、見た順に掲載しておきます。その花の特徴などの説明は一切省略させていただきます。

シャクヤク。
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ホタルブクロ。
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白花のホタルブクロ。
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七段花。
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コアジサイ。
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ハシドイ。
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キョウガノコ。
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アリウム。
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ハクチョウソウ。
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トリトマ。
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クリヌム・パウエリー。
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マキバブラシノキ。
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サラサウツギ。
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シロバナヤエウツギ。
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センダン。
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ヤグルマソウ。
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ミヤマヨメナ。
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ナルコユリ。
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サイハイラン。
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ハナウド。
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セッコク。
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コバノズイナ。
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オオヤマレンゲ。
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以上
# by midori7614 | 2016-05-24 09:03 | 関東のみどり

5月19日 神代植物公園のバラ その2

その1で、モダンローズのハイブリッド・テイ系の品種を沢山掲載しました。それ以外に見られたバラの品種を、モダンローズのフロリバンダ、つる性、シュラブなどの品種、オールドローズの交配交雑種~原種の順で、掲載します。

◎フロリバンダ(F)。
フロリバンダとは多花の意。 系統をたどると、最初に生まれたのが日本の野生種ノイバラとコウシンバラの交配でできたポリアンサ系。そのポリアンサ系とハイブリッドティー系のバラを掛け合わせ、ハイブリッドポリアンサ系のバラが誕生しました。それが後にフロリバンダローズと紹介され、世界中にその名前が知られる様になりました。 フロリバンダは中輪房咲きで多花、四季咲き性で長い間花を楽める特徴から、花壇やグランドカバー等のガーデン用としても重宝され、広く植栽されています。

アイスバーブ。 1958年ドイツで作出された。花色は透明感のある純白色で、清楚な雰囲気のバラ。トゲが少なめで、枝が細く、ややうつむき加減に咲きます。多花性で花もちも良く、丈夫で育てやすいため、世界中で植栽されている銘花です。ティーローズ系のさわやかな香りがします。1983年世界バラ会議の栄誉殿堂入りしました。
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スヴェニール・ド・アンネ・フランク。 1960年ベルギーで作出された。花色はアプリコットピンク~オレンジ色の半剣弁カップ咲きの中輪のバラ。香りは微香。アンネ・フランクを偲んで名づけられたバラで、「アンネのバラ」とも呼ばれます
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ユーロピアーナ。 1963年オランダ作出された。花色は深いローズレッド、丸弁平咲きの中輪のバラ。香りは微香。
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プリンセス・ミチコ。1966年イギリスで作出された。美智子皇后陛下が皇太子妃の時に、イギリスの育種家から贈られたバラです。丸弁の半八重・房咲きで、蛍光色のような濃いオレンジ色。花つき・花もちがよく、強健種で、寒冷地でも良く育ち、花色もきれいにでます。葉は照り葉で、トゲが多め。樹形はコンパクトなので、花壇や鉢植えに向いています。
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6023 フリージア。 1972年ドイツで作出された。澄んだ鮮やかな黄色とフルーティーな香り。フロリバンダ系の中ではめずらしい、芳香性のバラです。花形は、丸弁カップ咲きから咲き進むにつれて平咲きになります。花つき・花持ちが良く、色もあせにくい優良品種です。
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モナリザ。 1980年ドイツで作出された。名前が似ていますが、明るいレッド・丸弁のカップ咲きの"ザ・モナリザ"は別の品種です。
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イントゥリーグ。 1982年アメリカで作出された。花色は深いワインレッド色。半剣弁カップ咲きで、強い香りがあります。魅惑的なめずらしい色合で、人気のある品種です。最近は、切り花としても流通しています。
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ブルー・リバー。 1984年ドイツ作出された。半剣弁高芯咲きで、花色は明るい藤色~ローズの大輪のバラ。香りは強香。
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マチルダ。 1987年フランスで作出された。花色は、アイボリーホワイトと淡いピンク色のグラデーション。丸弁の八重平咲き。微香性。四季咲き。花つきが良く、強健で、コンパクトにまとまるため、鉢植えにも適しています。
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銀嶺。 1990年日本で作出された。花色はクリーム色、半剣弁高芯咲きの中輪のバラ。香りは中香。
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ブルー・バユー。 1993年ドイツで作出された。花色は淡い紫色、丸弁抱え咲きの中輪のバラ。香りは微香。
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緑光。 1999年日本で作出された。花色が緑色の珍しいバラ。
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ノックアウト。 2000年フランスで作出された。花色はローズピンク、半八重咲きの中輪のバラ。香りは微香。ノックアウトの名前の由来は虫を寄せ付けないバラであることから。
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以下、特徴の説明を省略して、掲載します。
フィデリオ。 1964年フランスで作出された。
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チャールストン。1965年フランスで作出された。
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花霞。1984年日本で作出された。
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マガリ。 1986年フランスで作出された。
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神代植物公園金賞:田毎の月。
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クライミングローズ(CL)
つる性のバラ。クライミング・ハイブリッド・ティ(ClHT)、クライミング・フロリバンダ(CLF)、
クライミング・ミニチュア(ClMin)、大輪咲きクライミング・ローズ(LCl)、ランブラー(R)に分けられることもある。

ニュー・ドーン。 1930年アメリカで作出された。花色は、淡く優しいピンク色。遅咲きのクライミングローズです。半八重のカップ咲きで、数輪の房咲きになり、花つきがとても良い品種。
青リンゴのような爽やかな香りがあります。1997年の世界バラ会議で、 栄誉殿堂入りしました。
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春風。 1985年日本で作出された。
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バタースコッチ。 1986年アメリカで作出された。黄色系のオレンジ褐色から、先進むにつれ茶色系に色が変化する珍しい花色です。花は大きく10cm程度。うつむきがちで渋めの花色なので、落ち着いた雰囲気のバラです。房咲きになる事も多く、つる性で良く伸びるので、壁面やアーチ仕立てに向いています。
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ピエール ドゥ ロンサール。 1989年フランスで作出された。花色はクリームホワイトとピンクの覆輪。モダンローズながらコロコロとしたクラシカルな雰囲気の花がうつむきがちに咲く様子は、とてもロマンティックです。2006年バラ世界会議の栄誉殿堂入りしました。
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ルージュ・ピエール ドゥ ロンサール。2002年フランスで作出された。ピエール ドゥ ロンサールの大輪のバラ。
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つるサマースノー。1936年アメリカで作出された。波打つ白い花弁が美しいクライミングローズ。つるバラの中でも特に花つきが良く、大きな房状になって枝いっぱいに花をつけます。トゲがほとんどなく、枝はしなやかで壁面等に誘引しやすい品種。
ここのバラは、1本の枝から紅白2種類の花が咲いていました。
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一つの花の中で、花弁1枚が紅色でした。ウメの「思いのまま」という品種と同じ現象です。
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グランディフローラ・ローズ(Gr)
ハイブリッド・ティー・ローズとフロリバンダ・ローズの間の品種。大輪・房咲き、花も多く四季咲きで、耐病性有り。
クイーン・エリザベス。1954年アメリカで作出された。
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シュラブ・ローズ(S)
シュラブ・ローズは、広義では半つる性のバラを指し、狭義では半つる性のバラのなかのシュラブ(モダン・シュラブ)と呼ばれる系統を指します。枝を長く伸ばせば小型のつるバラとして利用でき、また、四季咲き性や返り咲き性の品種の多くは短く切り詰めて、ブッシュ・ローズのように仕立てることもでき、利用範囲の広いバラです。花色も豊富で、小輪から大輪まであり、強い香りのある品種もあります。

サリー・ホームズ。 1976年イギリスで作出された。花色はシルバーピンク、一重咲き花弁5枚の中輪バラ。香りは中香。2012年バラ世界会議の栄誉殿堂入りしました。一重の殿堂入りはこれが初めてで、話題となったバラ。
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ボニカ‘82。 1982年フランスで作出された。花色は淡いピンクで、丸弁平咲きの中輪のバラ。花弁数は30~50枚。香りは微香。2003年バラ世界会議の栄誉殿堂入りしました。
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グラハム・トーマス。 1983年イギリスで作出された。黄色のカップ咲き、中輪のバラ。香りは強香。2009年バラ世界会議の栄誉殿堂入りしました。
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オールドローズ。
1867年以前から存在した交配品種、原種交雑野生種、原種など全部を含む。

ダマスク・ローズ。 花は半八重の盃咲きで、中心は4つに分かれる。ダマスク系の香りがある。香料の原料として栽培されてきた。
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ヨーク・アンド・ランカスター。 花色は変化に富み、一つの株に白やピンクの単色から、白とピンクの混ざりや、白にピンクの斑入りなどの花が咲く。イギリスのバラ戦争のヨーク家とランカスター家の紋章に見立てて名付けられた。
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アンリ・マルタン。 モスローズ(蕾や花首、茎に苔(モス)状の繊毛がある。花径は平均8~10cmで、主に白とピンクの花色が多い。ほぼ春のみの開花であるが、まれに返り咲きするものもある。強香。やや耐寒性有り。)の系統のバラ。濃い花色が特徴。ダマスク系の芳香がある。
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シャポー・ド・ナポレオン。 花弁100枚を超える完全八重の盃咲き。花色はピンクで、ダマスク香を含んだ強い芳香を持つ。萼がナポレオンの帽子に似ることから、名付けられた。モス系。
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ローズ・ド・メイ。 花は房咲きで、蕾の時はピンクで、開花すると淡いピンクから濃いピンクへ変化する。濃厚なダマスク香がする。ダマスク系。
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ロサ・ロクスブルギー。 花は藤色がかったピンクで、中心は赤みの強いピンクとなる。花弁は150枚を超えることが多い。花が円形でなく、一部欠けた形に咲くことから、十六夜の月を連想して、和名はイザヨイバラと名付けられた。花径は7~8cm、開花は5~6月で、その後も時折開花する。中国原産。
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原種交雑種。
モーツアルト。 花は小輪で一重咲き。小さな花が大きな房を作って咲く。花色は深紅色で、花芯は白色。芳香がある。初夏から夏まで咲く。
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グリーン・ローズ。 19世紀前半、アメリカで発見されたチャイナローズの枝変わり品種。花弁が全て萼片化した緑色の花を咲かせる。四季咲き性。
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ロサ・キネンシス・ミニマ。 花色はやわらかいピンク、白、赤など。八重または一重咲き、春から夏に咲く。高さ30cmほどの矮性種でトゲは少ない。現代のミニチュアローズの基になったとされる品種。花径は3~3.5cm。中国原産。
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コウシンバラ。 花は濃紅色で八重または半八重咲き。香辛料の香りがする。四季咲き性で、ハイブリッド・テイーローズの四季咲きの基になった品種。中国原産。
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原種。
ノイバラ。 小さな白色の花を枝先に多数付ける。花には芳香がある。バラ改良の基本種として、ポリアンタ(Pol)系、フロリバンダ(F)系の基となった原種。東アジア、日本原産で、日本のいたるところで見られる。
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テリハノイバラ・つぼみ。 葉は光沢がある。花は一重で純白、甘い香りがする。欧米にどうにゅうされ、育種に用いられて、現在の観賞用つるバラの基になったとされるバラ。中国東部~日本原産。
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ショウノスケバラ。 葉は細長く、縁が波打つ。花は白く小さく、わずかに香る。ノイバラの変種と言われている。
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ロサ・デユポンテイー。 花は一重あるいは半八重で、強い香りがある。花色は白にわずかなピンクのぼかしがあり、開花すると純白になる。最も美しいバラの一つとされる。
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以上
# by midori7614 | 2016-05-24 06:27 | 関東のみどり

5月19日 神代植物公園のバラ その1。

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」の今年度第12回目の見て歩き行事を、神代植物公園で実施しました。4月中旬~5月上旬までの見て歩き行事が3回連続で、雨天中止となっていましたので、久しぶりの実施となりました。今回は、終日の降水確率が0%で、快晴の良いお天気に恵まれました。
見て歩きコースは次のとおりでした。
正門10:00→ボタン・シャクヤク園→10:30バラ園カリヨンの鐘→ボランテイアガイドによるバラ観察13:00前後→ムクロジ下の休憩場所(昼食)13:40流れの山野草園→宿根草園→山野草園→オオヤマレンゲ→15:30つつじ園(ここで解散し、各自自由行動)

正門に集合した時点で、次のバラのミニ知識を10分程度で紹介してから、スタートしました。
☆園芸バラの祖先は野生種8種。(引用:大場秀章「バラの誕生」56頁。)
ノイバラ、 テリハノイバラ、 ロサ・モスカータ、 コウシンバラ、 ロサ・ギガンティア、 ロサ・ガリカまたはロサ・オドラータ、 ダマスクローズ、 ロサ・フェティダ
☆バラと人の歴史。
・バラが人類の歴史に登場するのは古代バビロニアの叙事詩である。
・ローマ時代、香油は愛好され、北アフリカなどでバラの栽培が行われた。
・中世ヨーロッパでは、バラは「人々を惑わすもの」として教会によってタブーとされ、修道院で薬草として栽培されるにとどまった。
・十字軍以降、中近東のバラが西欧に紹介され、愛好の対象になった。
☆バラの母ジョゼフィーヌ皇后。
ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌはバラを愛好し、バラに関する情報交換や原種の蒐集をしていた。世界中からバラを取り寄せ、植栽させ、「バラ図譜」を描かせた。
☆モダンローズの誕生。
1867年に、HT系の「ラ・フランス」がモダンローズの第1号となった。
☆黄色いバラの誕生。
1900年に、「ソレイユ・ドール」が黄バラ第1号となった。
☆欧米での品種改良の進展。
1935年に「クリムゾン・グローリー」が作出され、赤バラの改良に利用された。
1940年にフランスのメイアンの「アントワーヌ・メイアン」がアメリカで「ピース」と名づけられ、1945年に売り出された。戦後のバラの流行が作り出された。
☆奇跡のブルーローズへの挑戦。
純粋な青さを湛えたバラを作り出すことは、青いチューリップと同様に世界中の育種家の夢であり、各国で品種改良競争が行われた。
日本でも青いバラに対する挑戦は盛んで、今日までに数多くの品種が生み出され、世界でも注目を浴びている。
☆青いバラ(サントリーフラワーズ)。
日本のサントリーフラワーズと、オーストラリアの植物工学企業 (現 フロリジーン)との共同研究開発により、世界で初めての青色色素を持ったバラである。遺伝子組換え技術により誕生、2004年に発表され、2008年に法に基づく使用と流通などの承認となった。2009年、この青いバラに「アプローズ」の正式名称を与え、切花として全国の花屋などに発売した。
バラを見る前に見たシャクナゲとバラの後に、午後に見た山野草やセンダン、オオヤマレンゲの花は、別途「5月19日神代植物公園のバラ以外の植物」として、後日掲載します。

まず、バラ園の風景から、ご覧いただきます。
神代植物公園のバラ園は、2009年第15回世界バラ会議で、「世界バラ会議優秀庭園賞」を受賞しましたので、一層手入れが良くなり、ボランテイアガイドの案内も良くなっているように思われます。
10時40分ごろに、大温室側の入口から見たバラ園の全景。平日でも、多くの見物客でにぎわっていました。
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バラ園内の植栽状況。手前の黄色いバラはゴールドバーニー。
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純白のアイスバーグとバラ園風景。 アイスバーグの花色は透明感のある純白色で、清楚な雰囲気のバラ。トゲが少なめで、枝が細く、ややうつむき加減に咲きます。多花性で花もちも良く、丈夫で育てやすいため、世界中で植栽されている名花です。
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アンジェラのバラ風景。 アンジェラはフロリバンダ系で、ピンクの花色に、内側が少し白色の半八重のカップ咲き。日本では主にクライミングローズとして使用されています。花径は6cm程と小さめですが、花が一面を埋めつくす程花つきがいいので、見応えがあります。香りは、ほとんどありません。
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ボランテイアガイドは通常1時間の予定ですが、今回のボラテイアガイドは、私たちが植物観察のサークルの会員であることを知っており、予定よりも何と1時間半も延長して、2時間30分にわたり、案内していただきました。2時間半を休むことなく、次から次へと75品種の「見ごろに咲いていたバラの花」の説明と香りの案内をしていただきました。写真の掲載をどうしようかと考えたのですが、見た順ではなく、品種の系統別に分類してみました。このブログ「バラその1」では、モダンローズのハイブリッド・ティー・ローズ(HT)(1867年~)だけを掲載し、残りの品種は後で掲載する「バラその2」に譲ります。

まず、バラは、大きく分けると、「オールドローズ」と「モダンロ-ズ」の2つの分類になります。名前のとおりに、モダンローズは、オールドローズよりも、後に出て来たものです。 最初に作られたモダンローズは、1867年に、フランスで作出された「ラ・フランス」という品種であり、それ以前にはモダンローズは存在しなくて、1867年前のバラは原種も含めてすべてのバラはオールドローズとなります。
モダンローズは、現在、もっとも一般的に見られるバラで、町の花屋さんで花束に作られているものなどは、「ほぼ全部モダンローズ」と言えるでしょう。
そこで、モダンローズの品種から紹介し、その後で、オールドローズと野生の原種交雑種、原種バラの順で掲載します。

ハイブリッド・ティー・ローズ(HT)(1867年~)
 ハイブリッド・パーペチュアルとティー・ローズを交配して作られた、四季咲きバラです。四季咲き、耐寒性、強健の性質を持っている。一輪咲きの切り花の大半がこの系統である。現代バラの主流はほとんどこの系統のものである。若い芽は紅紫色を帯びることが多く、花柄が長く丈夫で切り花にもてきしている。

ラ・フランス。1867年にフランスのギョイ氏が作出した。ハイブリッド・ティー(HT)系の第1号で、最初のモダンローズとなった記念すべき品種である。花は剣弁高芯の大輪咲き。花色は明るいピンク。
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クリムソングローリ。 1935年アメリカで作出され、赤バラの改良に利用された。剣弁高芯咲きで、光沢のある美しいレッド。花びらの質感がよく、花弁数が多いのでゴージャスな雰囲気のバラ。赤バラにはめずらしく芳香性で、強いダマスク香があります。
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ピース。 1940年にフランスのメイアンの「アントワーヌ・メイアン」がアメリカで「ピース」と名づけられ、1945年に売り出された。ピースの名前は、第二次世界大戦後平和への願いを込めて名付けられ、国際コンクールでも数々の賞を受賞しました。クリームイエローとピンク色の覆輪で優しい花色。半剣弁高芯咲きから、ふんわりと大きく開いていきます。育てやすく、大変人気のある品種で、戦後のバラの流行を作り出した。
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ガーデンパーテイ。 1959年アメリカで作出され、クリームイエローの花弁のふちに、ほんのりピンク色が入る覆輪です。パステルカラーの花色に優雅な大輪花がとても華やかで、甘く豊かな香りです。花壇に広く親しまれてきた品種です。
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パスカリ。1963年ベルギーで作出され、花色は白、剣弁高芯咲きの大輪で、微香の四季咲き。2001年に世界バラ会議の栄誉殿堂入りしました。
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ブルームーン。 1964年ドイツで作出された。花びらが薄く、透明感のある青みがかったラヴェンダーの花色。半剣弁カップ咲きで、ブルー系特有の爽やかな香りがあります。トゲが少なく、樹勢の強い育てやすい品種。青色系のバラの中でも評価が高く、名花と言われています。月の光の下で見ると一段と美しいと言われています。
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クローネンブルグ。 ピースの枝変わりから1965年イギリスで作出され、表が濃いピンクで裏がクリーム色の大輪で、四季咲き。
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ジャスト・ジョーイ。 1972年イギリスで作出され、杏色がかったオレンジ色の波打った丸弁の花でクラシックな趣のあるバラで、芳香があります。1994年に世界バラ会議の栄誉殿堂入りしました。
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ブラック ティー。 1973年日本で作出された。紅茶のような花色で、独特な雰囲気を醸し出すバラ。その珍しい花色と存在感で、根強い人気があります。高温になると朱色に近くなるため、春バラよりも秋バラの方がより綺麗な紅茶色を楽しめます。大輪の半剣弁平咲きで、樹形は直立性。トゲの多い品種。
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ダブル・デライト。 1976年アメリカで作出され、花色は、クリーム色に紅色の覆輪。咲き進むにつれて紅色がのってきます。色鮮やかで光沢感があり、輝いているように見えます。芳香種で、フルーツのような甘い香り。数ある覆輪系のバラの中でも、とても評価が高く人気のある品種です。品種名のダブル デライトは2重の喜びの意。1985年 世界バラ会連合の栄誉殿堂入りしました。
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プリンセス・ドウ・モナコ(別名:グレース・ケリー)。 1982年フランスで作出された。白とピンクの覆輪系のハイブリットティーローズの中でも、群を抜いて美しいバラです。"プリンセス ドゥ モナコ"=モナコ公国王妃となった、故グレース・ケリーに捧げられたこのバラは、その名前の通りとても存在感があり、上品で甘い香りがします。花形・色・咲き方・香りのどれをとっても申し分ないバラです。このバラを前にすると、なんだか幸せな気持ちになります。
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イングリッド バーグマン。 1984年デンマークで作出された。ハリウッドで活躍したスウェーデン出身の往年の女優イングリッド バーグマンを讃えて名付けられたバラ。濃く気高い赤色の半剣弁高芯咲き。花弁が厚く弁質が良いため、雨にも強く花形がくずれにくいのが特徴です。2000年の世界バラ会議で栄誉殿堂入りをしました。
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エレガント・レデイ(別名:ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ)。 1998年アメリカで作出され、花色はクリーム色とピンクの覆輪で、花びらは厚みがあります。大輪系で、高級感のあるバラです。
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バニラ・パフユーム。1999年アメリカで作出された。ベージュがかったアイボリー色。花弁数の多い整った花形と、繊細な花色が落ち着いた雰囲気。香りもよく、「和」にも合いそうな魅力的なバラです。
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以下、特徴の説明を省略して、掲載します。
デステイ・ベス。 1925年イギリスで作出された。
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スーパー・スター。 1960年ドイツで作出された。
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アメリカーナ。 1961年アメリカで作出された。
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聖火。 1966年日本で作出された。
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プリンセス・サヤコ 1980年フランスで作出された。ミッテッン大統領が皇室へ献上したバラ。
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芳純。1981年日本で作出された。名前のとおり香りの良いバラ。
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緋扇。 1981年日本で作出された。
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ピンク・パンサー。1981年フランスで作出された。
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カトリーヌ・ドウヌーブ。 1981年フランスで作出された。
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ビクトル・ユーゴ。 1985年フランスで作出された。
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希望。 1986年日本で作出された。
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ジナ・ロロブリジダ。 1997年フランスで作出された。
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今年の神代植物公園受賞のバラ。作出年は不詳。
金賞のバラ:クイーン・オブ・神代。
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銅賞:長香。
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芳香賞:ルージュ・ロワイヤル。
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モダンローズのハイブリッド・テイー以外のバラについては、次回ブログ「神代植物公園のバラ その2」に掲載します。
以上
# by midori7614 | 2016-05-24 05:01 | 関東のみどり

4月11日多摩森林科学園見て歩き

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」の今年度第11回目の見て歩き行事を、多摩森林科学園で実施しました。前日発表の天気予報では、曇り後晴れ、日中の気温は10度~15度、北風6~12mとのことでしたので、寒さと北風が気にかかりましたが、見て歩きの時間帯は、北風も気にならずに、ぽかぽか天気で、楽しく桜を満喫できました。
見て歩きコースは次のとおりでした。森の科学園10:00→第2樹木園→サクラ保存林(夫婦坂→仲通り→見返り通り→昭和林道→休憩所・昼食11:30~12:10→見返り通り→昭和林道→休憩所・トイレ→遠見通り→彼岸通り→昭和林道→第2樹木園→森の科学園(15:00解散)

まず、桜の風景から、ご覧いただきます。
見返り通りから谷方向を見下ろすパノラマ写真。
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見返り通りから仲通り方面を見る。
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仲通りと柳沢林道方面を見る。
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遠見通りの染井吉野枝垂れ。
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彼岸通りから仲通り方面を見る。
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昭和林道の江戸彼岸の枝垂れ。
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多摩森林科学園のサクラ保存林は、わが国最大級のサクラの遺伝資源として知られ、約600系統、1,500本が植えられている。この日、見ごろに咲いていた花を掲載して見ます。

はるか。
森林総合研究所の多摩森林科学園が育成し、震災復興のシンボルとして福島県に寄贈した八重桜の新品種「はるか」の原木をこの春からお披露目していた。 福島県は、NHKのテレビ大河ドラマ「八重の桜」の舞台になっているのに因み、この八重桜を復興のシンボルとすることにしている。この「はるか」は「思川(おもいがわ)」という名の八重桜の種子を1999年に発芽させ、サクラ類の遺伝研究の材料として育成したものだが、美しい八重咲きの花をつけることが分かって、2012年末、新品種として登録出願している。多摩森林科学園では、3mほどに成長した「はるか」の原木を、「森の科学館」前に移植し、春の訪れとともに来園者に楽しんでもらうということである。因みに、「はるか」と言う名前は、八重の桜の主演女優「綾瀬はるか」からいただいたものだそうだ。
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八重紅虎の尾(ヤエベニトラノオ)。
京都中心に栽培されている品種。花色は淡紅色、花弁は15~20枚で、外側の花弁がやや濃い色となるのが特徴で、塊状につく花と若芽と淡紅色の花のコントラストが美しい桜です。萼筒は鐘形で、萼片は長三角形で全縁。
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松月(ショウゲツ)。
サトザクラ。大輪の花を咲かせ、花はある程度の集まりをつくり、下に向かって垂れて咲く。八重咲きで、花びらは薄い紅色で、花の端が赤く中心は白くなる。ソメイヨシノよりも遅れて咲き始め、花の時期に葉が出始める。メシベは1~2本であるが、葉化することがある
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楊貴妃(ヨウキヒ)。
古くから伝わる名木。つぼみは淡紅色、開花すると帯淡紅色になり、気品のある花です。豊満な八重咲きの花姿から中国の楊貴妃を連想させることから名づけられました。
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福禄寿(フクロクジュ)
荒川堤にあったサトザクラ系。葉の展開と同時に花を咲かせる。淡い紅色をした八重咲きの大輪である。花弁には波状の皺がある。
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白妙(シロタエ)。
原木は荒川堤にあった白色大輪の里桜。「アマヤドリ」に似ている。まれに果実がつく。 
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鬱金(ウコン)
花弁に葉緑体をもつなど性質はギョイコウ(御衣黄)に似ているが、色は緑色が弱く淡黄色である。数百品種あるサクラのうちで唯一、黄色の花を咲かせるサクラである。花弁数が15~20枚程度の大輪の八重咲きである。また、ギョイコウのように花弁は厚くなく、気孔もない。
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御帝吉野(ミカドヨシノ)。
竹中(遺伝研)は「ソメイヨシノ」の起源の研究で多くの組合せを行った。その中で「オオシマザクラ」と「エドヒガン」の組合せで生まれた一個体に、昭和32年(1957)「ミカドヨシノ」と名を付け、研究に関連した桜であることを残した。 
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薄墨(ウスズミ)
ウスズミと言う桜の品種は、岐阜県根尾村の淡墨桜、愛媛県松山市の薄墨桜と荒川堤の薄墨の3品種がある。この薄墨は、白色の花と黒っぽい枝の色合いを見立てたもの。白雪や芝山に似ているが、花弁はしわが多く、先端に切れ込みが多い。
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御車返し(ミクルマガエシ)
一つの木に一重の花と八重の花が付く特徴を持ち、5枚から7枚の花弁を持つ。全体に淡く紅紫であり、花の先端ほど色が濃くなっている。花は3.5cm以上の大輪である。花と同時期に葉が出始める。葉は楕円形で端は鋸歯状になっている。この桜の下を通った貴人が一重か八重かで争いとなり、牛車を返したという話に由来して名称が付いたとされる。桐ヶ谷や八重一重などとも呼ばれる。
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太白(タイハク)。
サトザクラの栽培品種。イギリス生まれの桜で、1932年に日本に逆輸入されたと伝えられています。花びらの縁が全体にウエーブしていています。葉は花の後から伸びます。萼片は船底形で鋸歯があります。
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駒繋(コマツナギ)。
親鸞上人が駒をついないだと伝えられる名桜。花は一重で、「タイハク」に似た白色の大輪。「オオシマザクラ」系。
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糸括(イトククリ)。
荒川堤の品種。花色は淡紅色で、花弁枚数は15~20枚、花弁の外側の色が濃い。古くから様々な桜の文献に記載され、小花柄が長く花は束状に下向きに咲くのでその名がつきました。塊状に咲く花は、糸でくくりあげたようにまとまって見える。美しい桜だ。エドに近似の品種です。
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衣通姫(ソトオリヒメ)。
ソメイヨシノの実生から作られた園芸品種。オオシマザクラとソメイヨシノの交雑種といわれており、オオシマザクラに似た点も見られる。花は大きく、色は淡紅色であるがソメイヨシノよりやや白くなる。花の縁のほうに淡紅色が強い。
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雨情枝垂(ウジョウシダレ)。
エドヒガンの栽培品種。しっかり平開した花が枝垂れた枝にびっしりつけ、満開時は見事、気品のある美しい桜。萼片は卵状三角形で、小花柄はかなり多毛。メシベが長く突き出ているのが特徴。枝垂れ形質で咲くと見事です。あまり大きく成長しません。
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白山大手毬(ハクサンオオデマリ)。
多摩森林科学園に栽培されている品種。手毬状、塊状に咲く、花色は淡紅色、花弁枚数15~20枚で、外側の花弁がやや濃い。萼筒は鐘形または漏斗形で、萼片は長三角形で全縁。エドやアズマニシキなど形質が類似した品種
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三ヶ日桜(ミッカビサクラ)。
静岡県三ヶ日町に咲く遅咲きの桜の新品種。八重咲きで淡紅白色の花びらは優美で、散る様も見事。
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笹部桜(ササベザクラ)。
霞桜(カスミザクラ)とオオシマザクラ系のサトザクラとの交雑種と推定されている。花弁数は8枚から20枚くらいあり、半八重咲きである。旗弁(はたべん)というオシベが花弁のように変化したものがある。花の色は白いが、咲き進むと紅色に変化する。
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兼六園熊谷(ケンロクエンクマガイ)。
桜の研究家、長基健治氏によれば、明治の初めには兼六園の名桜で知られるようになったという。
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桜以外にも、次の花が見られました。説明なしで、写真だけ掲載しておきます。
ヤマルリソウ。
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ジロボウエンゴサク。
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ムラサキケマン。
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キランソウ。
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クサイチゴ。
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ニガイチゴ。
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モミジイチゴ。
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ミヤマシキミ。
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イヌシデ。
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ヤマブキ。
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ヤマツツジ。
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以上
# by midori7614 | 2016-04-13 21:01 | 関東のみどり

4月3日殿ヶ谷戸庭園と日立中央研究所庭園見て歩き

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」の今年度第10回目の見て歩き行事を、国分寺の殿ヶ谷戸庭園と日立中央研究所庭園の見て歩きで実施しました。前日2日発表の天気予報では、曇り、日中降水確率は10~20%、12時頃晴れの予報で、まあまあ良いお天気に恵まれたと思っていました。ところが、朝6時に起床しましたら、雨降りで、あわててしまいました。9時半ころまで、雨が降っていましたが、10時集合のころから解散の14時30分頃までは、雨が降らずに、傘を使用しないで、見て歩きができて、ほっとしました。勿論、曇天でしたので、風景写真はさえませんでした。
殿ヶ谷戸庭園
次郎弁天池の風景。
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次郎弁天池のパノラマ風景。
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日立中央研究所庭園
野川の源水地の一つ。
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湧き水を集めた池と周囲の風景。
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野川へ流れ出る手前の庭園内の水たまり。
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雨上がりでしたので、花は水滴がついているみずみずしいものばかりでした。そこで、良い機会ですので、水滴について調べてみました。
花びらや葉の表面ではじかれた親水性の水滴は、サイズの大きい溝に入れても、小さいサイズの溝には入れません。この現象によって、水と固体間の界面は高い親水性を示し、水滴がしつこく花びらや葉の表面にくっついているとのことです。また、この水滴の大きさが10μL(1Lの100万分の1)以上になると、水滴の重さと表面張力が抑えられることにより、水滴は落下するそうです。この現象は、バラの花弁で顕著に見られ、ローズペダル(バラの花弁)効果と言われています。逆に、ハスやサトイモの葉に見られる水滴は、引き付ける親水性と水をはじく疎水性をもつ葉の表面の凸凹構造が作り出す超撥水性によって作られる球体の水滴です。この超撥水性の効果を、ロータス(ハス)効果と言われています。親水性のペダル効果と超撥水性のロータス効果は真逆のものです。

殿ヶ谷戸庭園で見られた植物から。
みずみずしい春牡丹のつぼみ。水滴が落ちないのはバラの花弁で見られるペダル効果と似たものらしいですね。
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水滴が落ちないペダル効果が見られるベニバナトキワマンサクの花。
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水滴が落ちないペダル効果が見られるカルミアのつぼみ。
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これも水滴が落ちないペダル効果が見られるトキワイカリソウの花。黄色い花粉が濡れないように、横向き~下向きの花弁が守っていますね。
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これもペダル効果とみられるシデコブシの花。
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これもペダル効果とみられるキクモモの花とつぼみ。
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これもペダル効果とみられるシュンランの花。
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日立中央研究所庭園で見られた花。
ヤマツツジ。これもペダル効果の水滴がみられる
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その他、殿ヶ谷戸庭園で見られた植物。
珍しいオレンジ色のミツマタの花。
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満開のフッキソウ。草でなく、常緑のつる性樹木です。
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中国が原産地のボケ。
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花弁とオシベが散って、葉が展開し始めて、メシベと萼片だけが残ったトサミズキ。春は短い間に、植物が変化していくので、変化に注目して見ていると楽しいですね。
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この時期にしか見られないのは、メシベの子房ですね。メシベ2本で、良く見ると、薄緑色の子房も2個に分かれていますね。果実は2個ずつペアとして、できるのでしょう。
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イチリンソウ。花も一回りニリンソウよりも大木ですが、同定は、葉の違いです。三出複葉の小葉に葉柄があるのと葉の縁の欠刻が細かく多いです。
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ニリンソウ。白く花弁に見えるのは、萼片で。花弁は見あたりません。
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カタクリ。白いメシベの先端は三つに分かれ、オシベは長短合計6本です。下から良く見ると、W字マークの蜜標識(ネクターガイド)があります。
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ヒトリシズカ(一人静) センリョウ科チャラン属の多年草。。
高さは10~30cm。葉は4枚が輪生状に付き光沢があり、縁には鋸歯がある。花期は4~5月で、茎の先に1本の穂状花序を出し、ブラシ状の小さな白い花をつける。一本で生えるのは稀で、普通群生する。
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花びらはなく、オシベは白く糸状に伸び3本が合着する。葯(花粉)はオシベの付けねのところの両側に2個。その上部に透明のメシベの子房がある。この写真では葯(花粉)が良く見えないですね。
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ハラン(葉蘭) キジカクシ科スズラン亜科ハラン属の常緑多年草。
茎は地下を横に這う地下茎。葉は薄いが硬くてつやがあり、深緑色。花は紫色で多肉質。5月ごろ地下茎から出て地面すれすれに咲く。ちょうど花が地面にめり込んだような格好である。果実も地表に乗った姿になる。
花。
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果実。
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モチノキ(黐の木) モチノキ科モチノキ属。雌雄異株の常緑高木。
開花期は春、花弁はうすい黄色でごく短い枝に束になって咲く。雄花には4本のオシベ、雌花には緑色の大きな円柱形の子房と退化したオシベがある。この花は雄花。
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その他、日立中央研究所庭園で見られた植物と鳥。
美味しそうなタラノキの芽。
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セキショウ(石菖) ショウブ科ショウブ属に属する多年生植物。
茎からは先の尖った線形葉を多数根生する。花は淡黄色の肉穂花序で、春から初夏にかけて開花する。
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アオキ(青木)ガリア科またはアオキ科アオキ属の常緑低木。
花は3〜5月に咲き、褐色または緑色で枝先に穂のようにつける。花弁を4枚有し、子房下位、単性花で雌雄異株。雌株の方が花序は小さく、花が少ない。花弁は4枚で紫褐色。雌花は雄しべが退化して無い。これは雌花。
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雄株の花序は大きく、花の数も多い。雄しべは4本で、雌しべの痕跡がある。雄花と雌花を比較すると、雌花のほうが、開花時期が遅いような気がする。雌雄異株なのに、開花時期をずらすことに、意味があるのだろうか。これは雄花。
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ソメイヨシノ(染井吉野)
江戸彼岸系と大島桜系の交雑または交配品種と言われる。DNA分析では、ヤマザクラ系も少し混じっていると言われている。花弁は5枚で、花色は蕾では萼等も含めて濃い赤に見えるが、咲き始めは淡紅色、満開になると白色に近づく。
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ソメイヨシノと同定する根拠。萼筒の形と葉柄の有毛。
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オオシマザクラ(大島桜)
房総半島や伊豆半島の南部、伊豆七島など本州の暖帯に自生する桜です。若葉は黄緑色で、山桜と同様に花より先に葉が開きます。花は白色で黄緑の若葉とよく調和し、優雅な美しさがある。
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オオシマザクラと同定する根拠。萼筒の形、萼片の鋸歯、葉柄などの無毛。
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ヤエベニシダレ(八重紅枝垂れ)
江戸彼岸系統の八重咲きの枝垂れる品種。
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ヤエベニシダレと同定する根拠。萼筒の形と葉柄の有毛。
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イヌシデ(犬四手)の雄花と雌花。 カバノキ科シデ属。
雄花序は黄褐色で長さ4~5cm、前年枝から垂れ下がる。雄花序は枝元につく。雌花序は本年枝や短枝の先端に上向きにつくか、または垂れ下がる。
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マガモとカルガモが泳いでいました。
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皇室から皇居の白鳥をいただいたとの話の白鳥。
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以上
# by midori7614 | 2016-04-05 11:43 | 関東のみどり