のん木草・みどり見て歩き

木曾駒ケ岳・昨年の夏の花

昨年8月3~4日、木曾駒ケ岳(千畳敷カール)へ行ってきました。3日の午後3時頃までは、霧も出ないで花の撮影には良かったのですが、山小屋に入った後は、霧と雨で外に出られませんでした。夜は、久しぶりに激しい雨風の音で、安眠できませんでした。4日は、6時半から、霧と強風の中、木曾駒ケ岳(2956m)を登山し、早々と10時に下山して、早太郎温泉で2時間の大休憩を取って帰ってきました。少ないチャンスに撮影できた花の中から、お届けします。
①コバイケイ(別名コバイケイソウ)両性花と雄花の花序が良く判る花でした。
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②キバナノコマノツメ、
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③ミヤマキンバイ
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④シナノキンバイ (ミヤマとシナノの違いは葉の形ではっきり区別できます)。
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⑤モミジバカラマツ(7月にお送りしたカラマツソウ、ミヤマカラマツとは葉の形が違います)。
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⑥オオヒョウタンボク(花が2対あり、赤い果実が2個合着したようにみえるので、ヒョウタンと言う名前となりました。花はヒョウタン以前の状態です。) 
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⑦イワカガミ  
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⑧アオノツガザクラ。
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⑨ショウジョウバカマ 小さな花が数個集まっている状況が良く判る花でしたので、今年再度登場です。
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⑩ハクサンイチゲ(丁度花盛りでした)。 
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⑪イワツメクサ(2956mの木曾駒ケ岳山頂まで咲いていました。頑張っていたので選びました。タカツメクサも近くに見られました。) 
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⑫クロユリ (今回のお目当ての一つ。この花はメシベがはっきり見える両性花です。他に雄花もあります)。
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他に、ゴゼンタチバナ、ナナカマド、ミヤマキンポウゲ、ヨツバシオガマ、ウサギギク、コウメバチソウ、ヒメウスユキソウ(木曾駒ケ岳特有種)も見られました。
以上
# by midori7614 | 2008-08-19 19:45 | 上信越のみどり

奥多摩・昨年の夏の花

8月16日~20日まで、息子家族が我が家に珍しく長逗留することになりました。関西から来ている娘と孫二人合わせて、現在、8人家族とにぎやかです。当然のことなのか、私の外出は禁止されてしまいましたので、みどり見て歩きは出来ません。
そんな訳で、見て歩きのブログに掲載するものがないので、昨年の今頃の写真を掲載します。写真はあまり良く撮れていませんが、どんな花が見られた程度の参考として下さい。
昨年8月17日~18日に雲取山(山の会の夏山合宿)と、8月21日に御岳山(葉っぱ会の見て歩き)へと出かけていました。昨年もかなりの猛暑でした。
雲取山の頂上付近の斜面には、マルバダケブキが群生していました。御岳山はレンゲショウマとタマガワホトトギスが丁度身頃でした。

最初の4枚は雲取山から。
①イワタバコ(名前の由来は湿気のある岩場に咲き、葉が葉煙草の葉に似ているとのこと。) 
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② リョウブ(この花の蜂蜜はさっぱりした味で、私の好みです。)
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③マルバダケブキ(丸葉岳蕗。丸葉で一番高地に咲く蕗なので、野や山より高い場所ということで、岳となったようです。) 
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④コオニユリ(オニユリより小形。葉の基部にムカゴが付かない。)
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次に、御岳山のレンゲショウマ(蓮華升麻。花が蓮華、葉がサラシナショウマの葉に似ているのが名前の由来。日本特産種。)を4枚。
⑤レンゲショウマの花の構造が判る。平らに開いている花弁状のものは萼片。花弁はオシベを囲み直立しているもの。オシベは多数。メシベは2~4本位。
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⑥直立している花弁の先が淡紅紫色で一番濃い。
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⑦メシベ3本が花弁の中から突き出ている。 
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⑧群生状況。まだまだ身頃が続きそうですし、下界よりは涼しいのでお出かけになられたら如何でしょうか。
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最後に、他に見られた4種。
⑨ヤマジノホトトギス(花びらが平らに開く)
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⑩ タマガワホトトギス(名前の由来は、黄色い花のきれいなヤマブキの名所「京都府の玉川」に因んで付けられたとのこと。多摩川、玉川上水、二子玉川でないので間違えないで下さい。)
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⑪ジャコウソウ(麝香草。名前の由来は茎葉をゆすると麝香のような良い香りがするとのこと。花の匂いを嗅いでみたが、ほのかな香りしかなかった。)
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⑫ツルニンジン(別名ジイソブ)名前の由来は、根が朝鮮人参に似ているとのこと。小形のバアソブとの区別は、葉に毛の有無による。バアソブは有毛。
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他に、雲取山では、ツリガネニンジン、ソバナ、ホタルブクロ、ヤナギラン、ノコギリソウ、オトギリソウ、シモツケが見られた。御岳山では、センニンソウ、ボタンヅル、マツカゼソウ、オクモミジハグマ、フシグロセンノウ等が咲いていました。
以上
# by midori7614 | 2008-08-19 19:23 | 関東のみどり

8月7日~9日 仙丈ケ岳夏山合宿 その1(風景編)

私が今年度持ち回り会長をしている少人数の山の会の夏山合宿を2泊3日で、仙丈ケ岳で行いました。ゆっくり、ゆったり、のんびり登山をテーマに、次の日程と行程でした。参加者7名で、どなたの心がけの良さかはわかりませんが、幸い、お天気にも恵まれ、雨具を一切使用せずに、存分に楽しんできました。

7日 甲府――{バス}――広河原――{バス}――北沢峠2030m(長衛荘泊) 身軽になって、駒仙小屋周辺など2000m前後の植生を観察する散策をしました。

8日 北沢峠・・・二合目・・・五合目{大滝ノ頭}・・・小仙丈ケ岳・・・・仙丈小屋・・・仙丈ケ岳・・・仙丈小屋(泊) 仙丈小屋に荷物を預け、身軽になって、仙丈ケ岳へ登り、山頂周辺を一周しました。

9日 仙丈小屋・・・ご来光スポット・・・仙丈小屋(朝食)・・・馬ノ背分岐・・・藪沢小屋・・・・五合目{大滝ノ頭}・・・・二合目・・・(巻き道)・・・北沢峠――{バス}――広河原――{バス}――甲府。 朝4時から、ご来光を眺めに、歩いて30分ほどの尾根道まで登り、最近では珍しく、きれいなご来光を眺めることが出来、大満足な合宿となりました。。

見られたお花は、その2、その3へ掲載することにして、3日間に見られた風景・光景を、その1として掲載します。

ドロノキ(ヤナギ科)の巨樹2本。なお、駒仙小屋の上のほうの渓流沿いで、柳絮(リュウジョ)を眺めることが出来ました。
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北沢峠周辺は、シラビソを中心とする原生林でした。
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2日目、北沢峠登山口(2030m)から仙丈ケ岳(3033m)への登山です。4合目前後から、北岳が見え始めました。
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5合目(大滝の頭)を過ぎ、森林限界となり、ハイマツの斜面となり、岩だらけの岩道を小仙丈ケ岳(2855m)へ登ると、北岳~間ノ岳が眼前に出てきました。
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仙丈ケ岳の方へ、目を移すと、小仙丈カールが見えました。
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仙丈ケ岳への稜線沿いの山道を、進み、まずは仙丈小屋に行き、受付と寝る場所を確定してから、最低必要物だけ持参で、仙丈ケ岳を一周するコースを歩きました。
仙丈ケ岳から仙丈小屋と甲斐駒ケ岳を眺めました。
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頂上3033mの岩場に、何故か蝶が1匹止まっていました。こんな所で、何を食べて、過ごしているのか?寒さには耐えられるのか?不思議に思いました。
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仙丈ケ岳から鳳凰三山が眺められました。
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仙丈ケ岳から北岳~間ノ岳を眺めましたら、こちら方面からガスが湧いてきて、パラパラと振り出しそうになりました。降られて雷でもなると困るので、下山に移りました。
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チシマギキョウと稜線沿いの山道。
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仙丈小屋からの仙丈カールと仙丈ケ岳。
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仙丈小屋からの甲斐駒ケ岳。夕食後の18時30分頃の日没時に、甲斐駒ケ岳がきれいに見えるというので、楽しみにしていましたが、残念ながら、雲が多く、夕方からは何も見えなくなってしまいました。
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早朝4時に、小屋のご主人から聞いておいた、ご来光スポットに、ヘッドランプ頼りで、山道を登りました。前日2回歩いていたので、山道の様子が判っていたので、助かりました。
だんだん東の山のあたりの赤さが増してくる。回りは想像を絶する素晴らしい景色。右手方向から、目の前に北岳と富士山、鳳凰三山、遠くに日の出を間近にした奥秩父の山。手前に魔利支天と甲斐駒ケ岳、少し奥に八ヶ岳がはっきり見えました。北アルプス、中央アルプスも見えました。墨絵の様な濃淡で描く一幅の絵画の様でした。やがて赤く染まった中から一点の光が現れ、徐々に一つの円となりました。
今日の御来光、4時59分。この場所では、私たち7名とあと数人で、感動の拍手が沸きました。
今、仙丈の頂上から、富士山の頂上から、北岳の頂上から、そしてここから見える多くの山のどこかで多くの人達が、同じ思いで同じ場所を見つめている・・・・・・・・
感動のメインエベントが終わり、仙丈小屋へ6時前に戻り、朝食を済ませ下山開始となりました。

ご来光。
黒いシルエットの山は、右から鳳凰三山のオベリスク地蔵岳、小仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳。
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ご来光のアップ。
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日の出は、奥秩父方面の山なみから。手前の黒いシルエットの山は小仙丈ケ岳。
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ご来光の朝日を受けて、浮かび上がる日本1位の富士山と日本2位の北岳の揃い踏み。
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朝焼けする中央アルプスの山なみ。
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遠方だが、北アルプスの槍・穂高の山なみ。
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ご来光の朝日で輝く仙丈ケ岳。
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最後の見納めの仙丈ケ岳とヨツバシオガマ。仙丈カールは6万年前の氷河と2万年前の氷河が作ったものです。
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今回登山の狙いは、山頂直下の小屋にとまり、サンセット風景とご来光の感激を味わうことでしたが、ご来光と周囲の山の光景を眺められましたので、大満足でした。
以上
# by midori7614 | 2008-08-10 21:10 | 上信越のみどり

8月7日~9日 仙丈ケ岳夏山合宿 その2(花編)

3日間で、山道沿いに咲いていた花で、歩きながら撮影できた花を、掲載します。
ヤマオダマキ
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イチヤクソウ
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ヤナギラン
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ゴゼンタチバナ
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ナデシコの仲間。
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ホタルブクロ
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ミネウスユキソウ
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マルバダケブキ
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シロバナヨツバシオガマ
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チシマギキョウ
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トウヤクリンドウ
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クロトウヒレン
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ミヤマダイコンソウ
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ウラジロナナカマド
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コケモモ
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ヨツバシオガマ
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タカネツメクサ
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チングルマの果穂とチシマギキョウ
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咲き残りのチングルマの花
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アオノツガザクラ
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ツメクサ
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イワベンケイの果序。花は黄色ですが、実は紫褐色となります。
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以上
# by midori7614 | 2008-08-10 20:48 | 上信越のみどり

8月7日~9日 仙丈ケ岳夏山合宿 その3(花編)

続きまして、撮影できました花を掲載します。ピンボケの写真も混じりますが、この時期の仙丈ケ岳で見られる花の備忘録として、役に立てばとの思いで、できるだけ掲載いたしました。

ウラジロタデの雌株。 若い果実が紅紫色になっています。
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キバナノコマノツメ
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ミヤマトウキ
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ミヤマミミナグサ
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モミジカラマツ
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ミヤマトウキとヨツバシオガマ
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エゾシオガマ
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シナノキンバイ
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ミヤマキンポウゲ
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コイワカガミ
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ツマトリソウ
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ムカゴトラノオ
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ハクサンフウロ
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ベニバナイチヤクソウ
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マイヅルソウ
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ミヤマコゴメクサ
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オトギリソウ
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グンナイフウロ
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カラマツソウ
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ウサギギク
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ヤマガラシ
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北沢峠11時25分に着き、バスを待つテントの中に入って間もなく雨が降り出した。一度も雨具を使わなかった事に感謝、感謝。雨の中、バスを乗り継ぎ、甲府に着き、3日分の汗をレトロな銭湯(温泉)で流す。この銭湯(温泉)は、北岳登山の通の方が帰りに立ち寄るので有名ですよとタクシーの運転手に言われて悪い気がしなかった。反省会と称して、湯上りに、ビ-ルと甲州名物ほうとうを「小作」という有名店で食べ、今年のゆったり、ゆっくり、のんびりの合宿山行を無事終えることができました。
以上
# by midori7614 | 2008-08-10 20:35 | 上信越のみどり