のん木草・みどり見て歩き

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2月20日 新宿御苑見て歩き会 その2

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で作っているサークル「みどり葉っぱ会」で、新宿御苑へ行ってきました。昨日のブログで、樹木の花を掲載しました。本日は、草本の花と樹木の花以外の特徴を掲載させていただきます。
草本の花。
○ニホンスイセン。 ヒガンバナ科スイセン属 和名:日本水仙 中近東~地中海沿岸の原産。日本全土で観賞用として栽培され、一部が野生化して比較的暖地の海岸の砂浜に群生。葉の中央部から花茎(かけい)を長く出し、その花茎の先に苞(ほう)がつき、中に直径3センチくらいの白色の芳香のある花を横向きに数個つける
花には2~3センチの柄があり横方に伸びた長い花冠筒部に続き、筒部の先に6花被片があり、中央には黄色の盃状の副花冠(ふくかかん)があり、雄しべ6個、雌しべ1 個。
この花は、染色体が3倍なので、種子が出来ないので、増殖は鱗茎(りんけい)の株分けで行う。
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花の中央をアップ。
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八重咲きのニホンスイセン。突然変異で、副花冠が合着せずに、分裂して花弁化した品種。
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花1個をアップ。
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ペーパーホワイト。副花冠が白く、小さい園芸品種。
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花1個をアップ。
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○フクジュソウ。 キンポウゲ科フクジュソウ属 和名:福寿草 日本全土の日のよく差し込む山地の林床や土手、丘陵に自生。シベリア東部、サハリン、千島列島、朝鮮半島、中国北部に分布。草丈10~25センチ位の多年草。茎は直立してのび枝分かれします。根茎は短く黒褐色でひげ根が多数生える。茎の根元では大形鱗片状の鞘となり、根元より上部では、互生する長柄につき、3~4回羽状複葉、小裂片は広卵形、深裂片は線状披針形。
花は新葉の延びないうちに茎の先端に鮮黄色径3~4センチ、花弁20~30枚で、がく片より長く、雄しべ、雌しべ多数付ける。花は日を受けて開き夕刻にはつぼむ。
名前の由来は、旧暦の元旦の頃に開花することから、幸福の「福」と、めでたい長寿の「寿(ことぶき)」をあてて、福寿草(ふくじゅそう)の名がついたという。また、開花の時期から、元日草(がんじつそう)、朔日草(ついたちそう)という別名ある。
葉を出して、花は満開になっていました。
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1株の様子。
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1輪の花。蜜を提供しない花だが、パラボナアンテナのように開いた花弁が中央のメシベ、オシベを温め、虫が暖を取りに集まるようにして、花粉を授受粉させているとのこと。
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樹木の花以外の特徴。
アジサイ。 アジサイ科アジサイ属の落葉低木。
原産地は日本で、ヨーロッパで品種改良されたものはセイヨウアジサイ と呼ばれる。日本、ヨーロッパ、アメリカなどで観賞用に広く栽培され、多くの品種が作り出されている。6月から7月にかけて開花し、白、青、紫または赤色の萼(がく)が大きく発達した装飾花をもつ。
翌年咲く花芽は10月頃に完成しており、準備万端で冬に備えています。葉痕の上部にふっくらとした芽が対生している。
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芽1個をアップ。光合成で作った糖分をため込んでいるので、芽がむき出しでも凍らないそうです。鱗片や袋に覆われていない、葉がむき出し状の芽を裸芽と言います。
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新宿御苑の芽ではないが、以前に撮影済みの写真で、芽の中側を紹介しましょう。
裸芽を縦割りに2分割しますと、花と葉の原型が1セットになって、出来上がっていますので、この芽を混芽と言います。
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○ハクモクレン。 モクレン科モクレン属。
ハクモクレンは中国原産で、3月から4月にかけ、直径15cmほどの芳香のある花を咲かせる。花弁は6枚であり、3枚の萼片があるが、あまり違いがないので9枚の花弁があるように見える。
冬芽は柔らかい毛に覆われている。頂芽は特別に大きく、花芽である。側芽は、多くは小さくて葉芽である。頂芽は、基部に枝から伸びた太い芽柄(がへい)を持っている。互い違いに互生している。互生の仕方も螺旋状である。
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ハクモクレン冬芽をアップ。大きい芽は花芽、小さいスリムな芽は葉芽。毛深いコートに包まれている。沢山の毛は、乾燥対策、防寒対策、紫外線防止策に役立っているようだ。
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新宿御苑の芽ではないが、以前に撮影済みの写真で、芽の中側を紹介しましょう。
花芽を縦割りに2分割しますと、二重に毛皮に覆われていて、対策を十分に講じています。
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少し膨らんだ花芽を縦割りに2分割しますと、芽の中にはメシベ、オシベ、花弁の原型が出来上がっています。
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ヒマラヤシーダーの樹形、垂れ下がる枝、雄花
マツ科、ヒマヤラ北西部に分布。日本では切りつめられて、本来の樹形になっていないことが多いのですが、ここ新宿御苑では剪定をせず、本来の形をしています。即ち、まっすぐにそびえ立った幹と、さがった長い枝が雄大な姿を見せています。
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リグニンで固まらないうちに急成長した下枝は地面に付いています。もしかしたら、ここで発根するかもしれないと思いました。
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花粉を飛ばし終えた雄花序が枝に残っていました。雄花の開花は10~11月頃。緑の小さな蕾から4~5cmの雄花に成長し、黄褐色に完熟すると花粉を散らして落下し、あたり一面を黄色く染める。また、雄花と同時期に雌花が開花して受粉しているはずであるが、それが一向に見当たらない。後で調べてみると、開花時の雌花は約5mmと小さく、高所に在り、しかも樹齢30年を超えないと雌花を付けず、数も雄花に比べずっと少ない由。
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○スズカケノキ(鈴掛の木、篠懸の木) スズカケノキ科スズカケノキ属の落葉広葉樹。
花期は春で、花は淡黄緑色で、雌花、雄花を、別々の葉のつけ根に、頭状花序をつける。
果実は、晩秋、長い柄の先に痩果が多数集まった3.5cmほどの球形の集合果を下垂する。
◎モミジバスズカケノキ。
イギリスで誕生した雑種(スズカケノキとアメリカスズカケノキの交配種)。ここ新宿御苑のモミジバスズカケノキは、明治30年頃に種子を取り寄せ栽培され、樹齢100年をこえます。フランス式整形庭園の並木も同時期に植えられたものですが、樹形が違うので大変驚きます。環境に適応すべく自ら成長を変えているようです。
新宿門近くのモミジバスズカケノキ.
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レストランゆりのき近くのモミジバスズカケノキ。
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フランス式整形庭園の並木。
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集合果がぶら下がっていました。
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ご参考
①スズカケノキ:樹皮は大きくはがれ、白と緑のまだら模様。1本の果軸に集合果3~4個連なる。葉は5~7裂し、切れ込みが深い。
②アメリカスズカケノキ:老木の樹皮は暗褐色で、縦に割れ目が入る。1本の果軸に集合果1個。まれに2個つく。葉は浅く3~5裂し、中央裂片が下向きに垂れ下がる。
③モミジバスズカケノキ:樹皮は上記2種の中間形態。老木の樹皮ははがれ、黄白色と緑色のまだら。1本の果軸に集合果2~3個連なる。まれに4個つく。葉は3~5裂し、中央裂片は下向きに垂れ下がらない。

新宿御苑の集合果ではないが、以前に撮影済みの写真で、集合果の中側を紹介しましょう。
集合果を横にカット。
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1個の果実をアップ。
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冬芽も特異的で、葉柄の付け根の中で膨らみ、葉が落葉すると外界へ出てくる。この芽のことを葉柄内芽という。
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○ラクウショウ(別名:ヌマスギ)。スギ科ヌマスギ属の落葉高木。
北米東南部、メキシコ原産の雌雄同株。沼地などの湿地帯に自生。日本では、高さ約20メートル、直径約70センチ程度に育つ。樹皮は、赤褐色、縦に裂けてはがれ落ちる。枝は、若枝は緑色~褐色に変わる。湿地で古木になると膝根(しっこん)と呼ぶ呼吸根を地上に出す。
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湿地に生えることから、このような呼吸をする根っこが発達しているのです。このような情景は日本では見られません。
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以上
by midori7614 | 2015-02-23 10:46 | 関東のみどり

2月20日 新宿御苑見て歩き会 その1

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で作っているサークル「みどり葉っぱ会」で、新宿御苑へ行ってきました。この寒い時期は、見るべき花が少ないので、ゆっくり見て歩きしながら、いつもより詳しく、丁寧に説明することにしました。この日はほぼ快晴で、風もほとんど吹かず、寒さを感じないで歩け、ラッキーでした。
見た順序とは異なりますが、見られて説明した植物は次のとおりでした。(但し、温室内の植物については今回のブログ掲載から除かせていただきました。)
樹木の花:アセビ、ウメ(八重寒紅)、寒桜、河津桜、十月桜、サンシュユ、ジャノメエリカ、ミツマタ。
草本の花:フクジュソウ、スイセン(ニホンスイセン、八重咲きのニホンスイセン、ペーパーホワイト)。
樹木の花以外の特徴:アジサイの冬芽、ハクモクレン冬芽、根、ヒマラヤシーダの樹形、垂れ下がる枝、雄花、モミジバスズカケノキ実と冬芽、ラクウショウ(別名:ヌマスギ)気根、ヒマラヤシーダの樹形、垂れ下がる枝、雄花。
上記の植物について、2回に分けて順次掲載させていただきます。
樹木の花。
○アセビ。 ツツジ科アセビ属 和名:馬酔木
花は3~4月ころに白色のつぼ状の小花を花枝の先に密につける。花冠は、5裂して、先の方が少しつぼまる。名の由来は、馬がアセビの葉を食べて中毒を起こして、酩酊状態になったことからという説と、食べると、中毒を起こして、足がしびれることから、アシシビレが転訛して、アセビという名になったという説がある。
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新宿御苑の花ではないが、以前に撮影済みの写真で、花の構造と特徴を説明した。
下向きの花を下から覗くとメシベとオシベが見える。花冠の先端が反り返り、ハナバチがつかまり易くなっている。 
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つぼ型の花冠の先を一部カットして、オシベとメシベをしっかり確認する。オシベの葯(花粉袋)に、2本の角が出ている。下から、ハナバチが蜜を狙って、口吻を伸ばすとこの角に触れて、葯(花粉袋)が揺れる。その時、サラサラした花粉がハナバチの口の周りに降り注ぐことになる。ハナバチはこの花粉を別の花のメシベに授粉することになる。
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花を縦割りに2分割して、メシベとオシベをしっかり確認する。メシベの緑色の子房がしっかり付いていて、その基部に蜜が滲んでいる。ハナバチはここまで口吻を伸ばすので、オシベの角には触れざるを得ないことが判る。
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ウメ(八重寒紅)。 バラ科サクラ属。
果実の収穫を目的とする「実梅」約100種と、観賞を目的とする「花梅」約300~400種に分ける。さらに、「花梅」を木の性状により、次の7種類の「性」に分ける。
①野梅性(原種に近い、葉が比較的小さく、枝もよく出て、香りが良い、花は中輪で白色が多い) 
②紅筆性(つぼみが筆の先のようにとがり、紅色になる) 
③難波性(葉が丸く、枝が細かい、香りが良い、花は白色が多いがまれに淡紅色) 
④青軸性(つぼみが緑白色、枝は濃い緑色) 
⑤豊後性(杏との自然雑種、枝が太く、葉は丸く大きい、葉に毛がある、花は大輪で淡紅色)
⑥杏性 (杏との自然雑種、枝は豊後性よりやや細い、葉は大きくなめらか、花は中輪で淡紅色) 
⑦紅梅性(枝は細く密に出る、枝の断面の中心部髄が紅色、花は多くは中輪で紅色)  

今回見られた「八重寒紅」は、野梅性の早咲きの花梅である。
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つぼみと開花し始めたばかりの花。ウメは花芽の中に花1個。(同じバラ科サクラ属でも、サクラは花芽の中に、花は3~7個ある。)
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ウメの花は花柄がほとんどなく、枝から直接に花が付く。(同じバラ科サクラ属でも、サクラは花柄があって、枝から垂れ下がって咲く。)
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ウメの花1輪をアップ。
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更に、オシベとメシベをアップ。メシベが2本見えます。野梅性の原種に近い品種なので、樹勢が強く、メシベの本数が多いのかもと思われます。また、花弁の枚数が八重と多くなっているのは、オシベが花弁に化けたものです。
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◎寒桜。
寒桜は一番早く咲く。つぼみは紅色。花は淡紅色で、縁がやや濃い。葉のでる前か同時に開花。寒緋桜と山桜の雑種と推定されている。
丁度満開の見ごろでした。桜の満開は、ほぼ8分咲きの頃を言うとのことです。
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花とつぼみが見られます。
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一つの花芽から、この写真では4個ですが、樹勢により花が3~7個が垂れ下がります。
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花をアップして、オシベ、メシベを確認。オシベは30数本あり、メシベは1本です。
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新宿御苑の花ではないが、以前に撮影済みの写真で、花の構造と特徴を説明します。
花を縦割りに2分割しますと、メシベの子房と子房の基部に蜜があることが判ります。
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◎河津桜。
早咲きのサクラの一種。大島桜と寒緋桜の自然交雑種と推定されている。どちらが父親か母親であるかは不明。原木は河津町飯田家に現存している。
咲き始めたばかりで、チラホラ程度でした。
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◎十月桜。
エドヒガンの系列でコヒガンの雑種とされている。コヒガンはエドヒガンマメザクラの交雑種といわれるの園芸品種である。江戸時代の後期から広く栽培されてきた。4月上旬頃と10月頃の年2回開花する。花は十数枚で、花弁の縁が薄く紅色になる。また萼筒が紅色でつぼ型である。
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○サンシュユ。 ミズキ科ミズキ属。
中国、朝鮮半島の原産。高さ4~5メートルの落葉する小高木で、花は、3月ころの早春に葉に先だって小さな黄色い花を塊状に付ける。 葉は対生していて、長さ8~10センチくらいで、中脈に対して丸みをもった側脈が6~7対ある。秋にはグミのような長さ1.5~2センチほどの長円形の果実が赤く熟し、味はやや渋みのある甘酸っぱさがある。この花の咲いている様子からハルコガネバナ、秋に紅熟した果実の様子からサンゴバナなどと呼ばれる。
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一つの冬芽の中に、多数の小花が入っています。
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小花をアップすると、花弁5枚、オシベ5本、メシベ1本の花であることが判ります。
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新宿御苑の花ではないが、以前に撮影済みの写真で、花を分解して個数を確認しました。約40個の小花がありました。
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○ジャノメエリカ。ツツジ科。(属名不詳)
南アフリカ原産の常緑低木。花期は11月〜翌年4月頃で桃〜薄紫色の花を咲かせる。
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花の形は釣り鐘形で、雌しべが覗いている。雄しべの葯が黒いのが特徴である。名前は花の中心の黒い部分(葯)が蛇の目模様に見えることから。
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○ミツマタ。ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木。
比較的暖地で日本紙や観賞用として栽培。多くの枝は3出。葉は、長楕円形で全縁(ぜんえん)、長さ13センチくらいで表面は緑色、裏面は灰白色で細毛があり、秋には枝端に花芽(かが)がつく。花は、早春に葉の出る前に咲き、まり状に集まって枝の端に丁字(ちょうじ)形につく。花は球状花序の外側から咲き始める。
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新宿御苑の花ではないが、以前に撮影済みの写真で、花の構造を説明した。
つぼみを縦割りに2分割しますと、既にメシベとオシベが出来上がっている。
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花の筒状部は長さ約7ミリで花弁(かべん)状のがく片で、外側は蜜毛で覆われ白色で、内側は黄色。オシベはがく筒の内面に上下2段につき、メシベの花柱は長く花外に出る。
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以上
by midori7614 | 2015-02-23 10:15 | 関東のみどり

2月16日 曽我梅林見て歩き

かわさき市民アカデミーみどり学有志で作っているサークル「みどり葉っぱ会」会員8名で、曽我梅林へ行ってきました。お天気が良く、真白い富士山がきれいに見えましたので、下記の丘陵コース(約8kmから宗我神社を除外)を歩きました。
下曽我駅10:15⇒城前寺⇒工藤祐信の墓⇒六本松峠⇒見晴台⇒満江御前の墓⇒下別所⇒別所梅林⇒うめの里食堂(昼食)⇒別所梅林内散策⇒原梅林⇒大川宅(無料休憩所という個人のおもてなし)⇒15:35下曽我駅。

最初に、歩いたコースの風景写真をご覧いただきます。
宗我神社と城前寺の分かれ道。ここで、右の道を進む。
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上り坂の途中で、梅林越しの箱根から富士山。
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急坂登りの途中で、伊豆半島~箱根~富士山。
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工藤祐信の墓。
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六本松峠。
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梅と富士山。
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ミカンと富士山。
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枯れた一本松。
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別所梅林からの富士山。
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別所梅林、原梅林の梅は、期待に反してあまり咲いていませんでしたが、丘陵コースの高い場所の梅の方がかなり咲いていて、梅の香りを楽しみながら、富士山などの景色を眺め、気持ちの良い散策が出来ました。
見られた植物を紹介しておきます。
里の人家に植えられていた「一重緑萼」と言う青軸性の花梅。
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梅林に植えられているのは、ほとんどが「白加賀」という実梅。
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「八重寒紅」と言う野梅性の早咲きの花梅。
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個人宅に植えられていた「藤牡丹枝垂れ」と言う豊後性の花梅。
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ご参考:梅の品種分類について
果実の収穫を目的とする「実梅」約100種と、観賞を目的とする「花梅」約300~400種に分ける。さらに、「花梅」を木の性状により、次の7種類の「性」に分ける。
①野梅性(原種に近い、葉が比較的小さく、枝もよく出て、香りが良い、花は中輪で白色が多い) 
②紅筆性(つぼみが筆の先のようにとがり、紅色になる) 
③難波性(葉が丸く、枝が細かい、香りが良い、花は白色が多いがまれに淡紅色) 
④青軸性(つぼみが緑白色、枝は濃い緑色) 
⑤豊後性(杏との自然雑種、枝が太く、葉は丸く大きい、葉に毛がある、花は大輪で淡紅色)
⑥杏性 (杏との自然雑種、枝は豊後性よりやや細い、葉は大きくなめらか、花は中輪で淡紅色) 
⑦紅梅性(枝は細く密に出る、枝の断面の中心部髄が紅色、花は多くは中輪で紅色)  
梅以外に見られた植物。
ニホンスイセン。
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キヅタの実。
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サネカズラの実。これは正しくは、花托が変じた実が付いていた台の部分。
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トウダイグサ。
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以上
by midori7614 | 2015-02-17 19:22 | 関東のみどり

2月10日 吾妻山公園と大磯城山公園見て歩き

かわさき市民アカデミーみどり学有志で作っているサークル「みどり葉っぱ会」会員14名で、吾妻山公園と大磯城山公園へ行ってきました。吾妻山公園は菜の花越しに富士山を望める場所として有名な所です。大磯城山公園は旧三井財閥の別荘地跡と旧吉田茂邸宅跡を神奈川県立公園として保存されている所所です。この寒い時期は、見るべき花が少ないので、欲張って2か所見て歩きすることにしました。
この日はほぼ快晴で、風がほとんど吹かず、寒さを感じないで歩けました。富士山にほんの少し雲がかかり、ちょっと残念でしたが、文句を言えない良いお天気に恵まれ、幸運でした。
昼食の小松やでは、団体予約をしておきましたので、私たち14名に、広間を提供していただき、ゆったりした気分で、名物のしらす丼を食べることができました。人数が多かったので、FMラジオを使用したほか、14名を3班に分け、各班長に人数確認や疲労・体調をウオッチしていただきました。全員、元気に無事に解散できて良かったです。
今回の行程は次のとおりでした。
二宮駅北口10:10⇒吾妻山公園入口(役場口)⇒管理棟前(トイレ休憩)→10:40山頂展望台(標高136m・360度展望、菜の花園探勝、写真撮影など自由行動20分位)11:10⇒(往路を下山)⇒11:40二宮駅南口近くの小松や(昼食)12:15⇒二宮駅南口12:25⇒(バス10分)⇒12:35バス停・城山公園前⇒12:40公園南門⇒展望台、茶室城山庵、旧吉田茂邸庭園⇒14:50バス停・城山公園前15:03⇒(バス7分)⇒15:15大磯駅。
○見られた花:ナノハナ、ニホンスイセン、八重咲ニホンスイセン、ヤブツバキ、カンツバキ、アセビ、ウメ。 

山頂からのパノラマ写真。左から伊豆半島、箱根、富士山、道志、丹沢の山なみが望めました。
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菜の花と富士山。
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菜の花。
アブラナ(油菜)は、アブラナ科アブラナ属の二年生植物。野菜として、油を採るための栽培作物で、別名としてナノハナ(菜の花)、ナタネ(菜種)などがある。春を代表する花の一つで、ナノハナで広く親しまれている。
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花の構造は、萼片4枚(2枚が十字対生で重なっている)、花弁4枚、オシベ6本(花弁基部から出ている4本が長く、萼片基部から出ている2本が短い)、メシベ1本(柱頭の先端、子房の断面を見ると2本のメシベが合着している)。よって、4数性でなく、2数性の花である。
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ニホンスイセン。 ヒガンバナ科スイセン属 和名:日本水仙 
中近東~地中海沿岸の原産。日本全土で観賞用として栽培され、一部が野生化して比較的暖地の海岸の砂浜に群生。葉の中央部から花茎(かけい)を長く出し、その花茎の先に苞(ほう)がつき、中に直径3センチくらいの白色の芳香のある花を横向きに数個つける 。
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花には2~3センチの柄があり横方に伸びた長い花冠筒部に続き、筒部の先に6花被片があり、中央には黄色の盃状の副花冠(ふくかかん)があり、雄しべ6、雌しべ1 。
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八重咲のニホンスイセン。黄色の盃状の副花冠(ふくかかん)が合着せずに裂けて花弁化したもの。
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八重咲のニホンスイセンの花弁を分解してみました。
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ヤブツバキ。
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花の開き:半開、
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オシベ(花糸):花糸の半分ぐらいがくっついていており筒状。
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カンツバキ。ツバキという名前ですが、サザンカの品種です。
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花の開き:全開。
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オシベ(花糸):花糸はまったくくっつかず離れている。
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城山公園で咲き始めていたアセビ。 ツツジ科アセビ属 和名:馬酔木
花は白色のつぼ状の小花を花枝の先に密につける。花冠は5裂して、先の方が少しつぼまる。名の由来は、馬がアセビの葉を食べて中毒を起こして、酩酊状態になったことからという説と、食べると、中毒を起こして、足がしびれることから、アシシビレが転訛して、アセビという名になったという説がある。
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花冠を下から覗くと、長いメシベ1本、2本の角をだしたオシベが10本見えます。右側の花は花冠の先端を少し取り除いて、中を見えやすくしました。
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吉田茂邸宅のウメ。バラ科サクラ属の落葉高木。
もう少し咲いているかと思って出かけましたが、咲き始めでした。
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つぼみと萼片も鑑賞。
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中には、メシベが2本のものもあります。
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城山公園展望台(三井財閥別荘跡地)から眺めた富士山。
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城山公園展望台から眺めた箱根の山なみ。
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吉田邸宅庭で質問のあった樹の幹肌。
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冬芽と葉痕。
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上記2枚の幹肌の皮目と冬芽と葉痕の特徴から、この木はセンダンの若木と同定しました。
以上
by midori7614 | 2015-02-14 15:29 | 関東のみどり

2月4日 林試の森公園

かわさき市民アカデミーみどり学のサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩き行事で、自然教育園と林試の森公園へ行ってきました。午前の部が自然教育園で、早目に7割程度の見て歩きで切り上げ、近くの「バルサ」というパエリアの美味しい店で、サービスランチ@700円の昼食を楽しみました。午後の部は林試の森公園ですので、昼食休憩1時間を取った後、目黒駅へ向かいました。午後のコースは次のとおりでした。
「バルサ」12:40⇒歩き10分⇒目黒駅⇒武蔵小山駅⇒歩き10分⇒林試の森公園南口→ケヤキに宿ったヤドリギ→アカガシ、ツクバネガシ、ウバメガシ、イチイガシの葉を比較観察→プラタナス3種の比較観察→クスノキのダニ部屋観察→管理棟(トイレ休憩と松の実など見学)→オオバヤシャブシの冬芽→メタセコイアの雄花花芽→ニワトコ冬芽→ダイオウショウの葉→フウの紅葉と実→南門⇒15:30武蔵小山駅解散。

なお、林試の森公園は旧林野庁林業試験場の跡地の公園です。筑波の森林総研へ移植後でも、まだ137本の大木が残っています。珍しい樹木類が観察できる場所です。
今回の見て歩きでは、椿や梅の花が咲いているのが遠くに見えましたが、近寄れずに写真を撮れませんでした。もっぱら、葉や実の観察会となりました。マニアックな写真ですが、主だった観察や説明内容を掲載させていただきます。舌足らずの点はご推察お願いします。

○ヤドリギ。ヤドリギ科ヤドリギ属。常緑小低木。
落葉広葉樹に半寄生する低木です。 枝が伸びて、分岐して生長して繁茂します。葉は、対生し、倒皮針形で先端は丸く、葉質は厚く、肉質です。 花は、早春に4ミリ程度の黄緑色の小花がつきます。果実は、淡黄色で球形です。 ヤドリギの果実は、小鳥(特に、ヒレンジャク、キレンジャク)の好物で、実を食べた小鳥が、粘る種子の入った糞をして、その粘る糞が他の枝に付いて繁殖します。
ケヤキに宿ったヤドリギ。
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葉と実をアップ。
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○アカガシ、ツクバネガシ、ウバメガシ、イチイガシの葉の観察。
アカガシ、葉のふちには鋸歯なく全縁。
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ウバメガシ。葉が硬い。
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イチイガシ。鋸歯が鋭い。
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ツクバネガシは写真が上手く撮れずに、掲載省略しますが、葉の先端部分だけに鋸歯があります。

○スズカケノキ(鈴掛の木、篠懸の木) スズカケノキ科スズカケノキ属の落葉広葉樹。
花期は春で、花は淡黄緑色で、雌花、雄花を、別々の葉のつけ根の頭状花序につける。
果実は、晩秋、長い柄の先に痩果が多数集まった3.5cmほどの球形の集合果を下垂する。
集合果1個。
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集合果を半分に割いてみる。
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果実1個を取り出してみる。大木さの参考:升目一つは2mm四方。
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①スズカケノキ:樹皮は大きくはがれ、白と緑のまだら模様。1本の果軸に集合果3~4個連なる。葉は5~7裂し、切れ込みが深い。この写真はありません。

②アメリカスズカケノキ:老木の樹皮は暗褐色で、縦に割れ目が入る。1本の果軸に集合果1個。まれに2個つく。葉は浅く3~5裂し、中央裂片が下向きに垂れ下がる。
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③モミジバスズカケノキ:樹皮は上記2種の中間形態。老木の樹皮ははがれ、黄白色と緑色のまだら。1本の果軸に集合果2~3個連なる。まれに4個つく。葉は3~5裂し、中央裂片は下向きに垂れ下がらない。
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○クスノキのダニ部屋観察。
クスノキ枝葉。
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葉1枚。三交脈が特徴。
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三交脈の基部にダニの住居ノダニ部屋を提供している。ダニ部屋の効用なぢについて説明したが、ここには書ききれません。
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○オオバヤシャブシの冬芽。
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枝の先端が雌花の冬芽、枝下の2つが雄花序の冬芽。
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○メタセコイアの雄花花芽。簪(かんざし)みたいに垂れ下がっているのは、雄花序の冬芽。丸い実は昨年の球果。
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○ニワトコ冬芽。この冬芽は混合芽(または混芽)と言い、この一つの芽の中には枝、葉、花となる器官がワンセットに入っています。
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○ダイオウショウの葉。3枚の葉ですが、まれに4枚の葉もあります。見つけると何か良いことがありそうです。
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この球果は一番大きいです。
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○フウの紅葉と実。
まだ、紅葉が散らずに残っていました。別名タイワンフウと言われる南方の樹木なので、離層ができにくいのかなと思いました。
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集合果と種子はこんなものです。
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参加者の復習として、役立てばと思い、掲載してみました。
以上
by midori7614 | 2015-02-08 07:08 | 関東のみどり

2月4日 自然教育園

かわさき市民アカデミーみどり学のサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩き行事で、自然教育園と林試の森公園へ行ってきました。日中は晴れで、日射しが暖かく、快適に見て歩きができました。午前の部が自然教育園で、午後の部が林試の森公園に分けての欲張った見て歩きでした。午前の部は自然教育園の7割位を見て、3割は今回見送りとしました。歩いたコースは次の通りでした。
自然教育園正門内側集合10:00→路傍植物園(セツブウソウ、マンサクつぼみ、タマサンゴ、ムクロジ実)→物語の松→武蔵野植物園(フクジュソウ、ユキワリイチゲ)→森の小道(ノシラン実、ウグイスカグラ)→11:30正門⇒11:40バルサという店(昼食:パエリアのサービスランチ)。

おおむね見られた順に掲載します。

○セツブンソウ。 キンポウゲ科セツブンソウ属 和名:節分草。
本州関東以西の山地の木陰、樹林下などに自生する日本固有種
地下には球形直径約1.5センチの塊茎が1個あり、茎は高さ10~15センチ上部で横に寝る。根生葉は5~10センチの柄があり5角状円形で3全裂、裂片は羽状に欠刻して長さ幅が3~5センチ。

花は茎頂に不規則に線形に分裂した苞葉を輪状につけ、その先端に白色径約2センチの美しい花を1個つける。
ようやく咲き始めでした。
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花を正面から写しました。花びら状に見えるのは5個のがく片で、花弁は退化して黄色の密腺になっている。葯は淡紫色、雄しべ多数、雌しべ2~5個。
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花の中央をアップしました。白い萼片、黄色い蜜腺に退化した花弁、淡紫色の雄しべ、白い5本が雌しべ。
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○マンサク。マンサク科マンサク属。落葉性の低木~小高木で高さが1~3メートル。
早春、葉の出る前に鮮黄色の紐(ひも)状の変わった花をつけ、がく片は4個、花弁は4個、雄しべ4個、蜜腺に変化した仮雄しべ4個、雌しべ1個。名前の由来は、一番初めに花が咲くので、「先(ま)ず咲く」という意味から、転訛(てんか)して、マンサクという名がついたと言われている。

ここのマンサクハほとんどがつぼみで、少しだけ開花し始めていました。
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開花すると、このような花です。
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○タマサンゴ。ナス科ナス属。フユサンゴとも言う。
ブラジル原産と言われる常緑低木。赤く熟したものが多いが、黄色いので、タマサンゴの名前がピッタリする。
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○ムクロジの実。
夏には緑だった実が、11月頃になると茶色に熟す。この実には沢山のサポニンが含まれており、その界面活性作用で泡立つ。落下したものは乾燥して、中が透けて見える。この実の果皮を水に浸けてこすると、石鹸のように泡だって、汚れを落とすことが出来る。界面活性作用を持ったサポニンは魚にとっては毒となるので、昔はサポニンを水に流して魚を捕ったと言われる。果皮を剥くと、中から黒い種子が現れるが、これは堅くて光沢があるために、羽根突きの羽根の玉や、数珠玉として使われる。
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実1個。実の上部にポットの蓋のようなものが付いていますね。これは何でしょうか?
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まれに実が2個または3個付いているものがあります。ムクロジの実は、分果であり、本来は3個となるところ、ほとんどの実は分果の2個分が大きくならずに萎んでいるのです。この萎んだものが実の上部に付いているものなのです。
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○フクジュソウ。 キンポウゲ科フクジュソウ属 和名:福寿草 日本全土の日のよく差し込む山地の林床や土手、丘陵に自生。シベリア東部、サハリン、千島列島、朝鮮半島、中国北部に分布。草丈10~25センチ位の多年草。茎は直立してのび枝分かれします。根茎は短く黒褐色でひげ根が多数生える。茎の根元では大形鱗片状の鞘となり、根元より上部では、互生する長柄につき、3~4回羽状複葉、小裂片は広卵形、深裂片は線状披針形。
花は新葉の延びないうちに茎の先端に鮮黄色径3~4センチ、花弁20~30枚で、がく片より長く、雄しべ、雌しべ多数付ける。花は日を受けて開き夕刻にはつぼむ。
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花弁の中をアップ。黄色いのがオシベの花粉、薄緑の球状の部分にメシベが多数付く。
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○ユキワリイチゲ。 キンポウゲ科 イチリンソウ属。
秋に葉を出し、初春に花を開いて初夏には地上部が枯れる。早春植物の1つであり、葉を展開している秋から春の期間に光を得ることが出来る立地に生育している。地下茎があり、群生する。根生葉は三裂し、紫色を帯びた濃い緑色で斑がある。裏面は濃紫色。初春に花茎を出し、茎葉は3枚が輪生する。花は薄く紫色を帯びている。花弁のように見えるのは顎片で、花弁はない。
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花の中央をアップ。黄色いのがオシベの花粉、緑の球状の部分にメシベが多数。
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○ノシランの実。ユリ科ジャノヒゲ属。
秋,ノシランにはヤブランの2倍くらいの丸い種子がなる。色は最初薄緑色だったが,日が経つにつれ徐々に濃くなり,新年も明けると、ようやく青く色づいてくる。これから更に色づくと,藍色に近い色になる。同じ仲間のジャノヒゲは同じように青いが、ヤブランの実は黒いので区別がつきやすい。
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○ウグイスカグラ。スイカズラ科スイカズラ属。
山野の日当たりの良い場所に自生する日本固有種。花は、初春から枝先の葉腋に1~2センチの花柄を出して淡紅色の漏斗状の花を2個下垂する。花冠は1~2センチ、先端は5裂、裂片は平開する。陽だまりのところで、咲き始めていました。
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徒長枝の托葉が刀の鍔(つば)のような形をしているのも特徴です。
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○モクレイシ。ニシキギ科モクレイシ属。海岸近くの林に生える常緑樹。
日本のモクレイシ属はモクレイシ1種だけが分布。分布地域も特異的で、関東の房総半島南部、湘南地方、伊豆地方、伊豆七島、そして、はるかに離れて九州南部、五島列島、琉球諸島に隔離して分布している。神奈川県平塚近くの、高麗山が自生地として有名。何かの理由で南方系樹木が隔離分布したのだろう。3~4月に葉腋に緑白色の、小さな花を持つ。雌雄異株。花弁は5枚。雄しべが目立つのが雄花、雌しべが目立つのが雌花。花弁は、雌花が小さい。花はかすかに芳香があり、キンモクセイに似た良い香りがします。冬に、緑色の蒴果から赤い仮種皮をのぞかせる種子が見られる。
ここには、2本の木が植えられていて、それぞれに花芽がついていましたが、実が見られませんでした。多分、雌雄1本ずつだろうと思いますが、どちらがどっちなのかは判りませんでした。3月に見に行けば、花が咲いているでしょう。
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ここまで見て、11時30分になりましたので、自然教育園は終了し、11時40分に席10名分を予約しているパエリアの店(バルサ)へ,花より団子で、昼食を食べに行きました。私以外は、初めて食べる店でしたが、美味しいと言って、喜んでいただいたので、嬉しかったです。
午後の部の林試の森公園については、明日に掲載させていただきます。
以上
by midori7614 | 2015-02-05 20:09 | 関東のみどり