のん木草・みどり見て歩き

<   2013年 07月 ( 12 )   > この月の画像一覧

7月25日 池の平湿原 その2

昨日に引き続き、池の平湿原で撮影した写真を掲載します。なお、明後日31日から3泊4日で志賀高原へ行き、一度、帰宅しますが、8月6日から2泊3日で上高地へ行きます。また、8月は、孫5名がその親と一緒に、我が家に長期滞在する予定になっていますので、しばらくブログ掲載が細切れとなり、更新出来る時にやらさせていただきます。

バイケイソウ。
e0145782_1055285.jpg

花とつぼみをアップ。花びら6枚は、萼片が3枚で花弁が3枚の構造だと判ります。
e0145782_10563651.jpg

オシベとメシベをアップ。メシベの先端の柱頭は3本に分かれている。
e0145782_10571332.jpg

コマクサ。
e0145782_10574764.jpg

花をアップ。
e0145782_10582168.jpg

白花のコマクサ。
e0145782_105901.jpg

ノアザミと山。
e0145782_10594161.jpg

ハクサンフウロ。雄性期。
e0145782_1104864.jpg

ハクサンフウロ。雌性期。
e0145782_1112474.jpg

白花のハクサンフウロ。
e0145782_112747.jpg

オトギリソウ。
e0145782_1125126.jpg

クガイソウ。
e0145782_1132933.jpg

マルバダケブキの蜜を吸うヒョウモンチョウ。
e0145782_1141196.jpg

ウツボグサ。
e0145782_1145430.jpg

ナツトウダイ。
e0145782_1153842.jpg

イブキジャコウソウ。
e0145782_1163365.jpg

花をアップ。
e0145782_11792.jpg

ヒメクワガタ。
e0145782_1175490.jpg

以上
by midori7614 | 2013-07-29 11:09 | 上信越のみどり

7月25日 池の平湿原 その1

25日は、昼食を高峰高原ホテルのレストランで食べ、午後から、中型バスで、狭い林道を通って、池の平湿原へ行きました。
ここでは、駐車場から三方コマクサ園までのメインのコースで、観察しました。

テガタチドリ。
e0145782_19421860.jpg

クルマユリ。
e0145782_19435244.jpg

マルバダケブキ。
e0145782_19444794.jpg

つぼみと開花仕立ての花。
e0145782_19454415.jpg

ヤナギラン。
e0145782_19462493.jpg

花は下から咲き上がる。
e0145782_19465968.jpg

開花したばかりは、雄性期の花。
e0145782_19472954.jpg

オシベの花粉が放出された後は、雌性期の花。
e0145782_1948149.jpg

シャジクソウ。
e0145782_19484335.jpg

ヤマオダマキ。
e0145782_19491334.jpg

ノハナショウブ。
e0145782_19494512.jpg

花1個をアップ。
e0145782_19501593.jpg

花の構造を見てください。黄色い筋が見える大きな花びらは外花被片(=萼片)ですが、外花被片(=花弁)、オシベ、メシベがどこにあるのでしょうか?
e0145782_19505775.jpg

アヤメ。花の構造を考えてください。あやめ模様が見える大きな花びらは外花被片(=萼片)ですが、外花被片(=花弁)、オシベ、メシベがどこにあるのでしょうか?
e0145782_195131100.jpg

ホソバノキソチドリ。
e0145782_19515922.jpg

ワレモコウ。
e0145782_19522986.jpg

花序の先端だけ開花している。
e0145782_1953082.jpg

イチヤクソウ。
e0145782_19533498.jpg

以上
by midori7614 | 2013-07-28 19:54 | 上信越のみどり

7月25日 車坂峠

私が担当する前期の授業が6月28日に終わったので、何となく7月は余裕を持って過ごせると思い、頼まれる仕事を、安易に引き受け過ぎてしまいました。その結果、ブログ更新を行う時間を失ってしまいました。その上、珍しく夏風邪を引いてしまい、自分が企画したかわさき市民アカデミーのサークル「みどり葉っぱ会」主催の7月25日高峰高原バスハイクの日は、喉が痛くて、声もかすれて、案内などに大変苦労いたしました。また、不安定な気象状況下で、25日のお天気も、大変心配でしたが、こちらは奇跡的と言いましょうか、現地は晴れ時々曇りで、助かりました。計画通りに、無事に、観察会を実施でき、精神的にはほっとしました。一方、身体的には、気合を入れ過ぎて、バスハイクを取り仕切った反動で、喉の炎症が気管支まで及んでしまいました。この調子では、7月31日からの志賀高原でのボランテイアガイドやミニトークに差障りが出てきそうなので、本日朝一番で、クリニックに行き、炎症止めなどの即効薬をいただいてきました。本日から4日間は、休養することにし、外での仕事は全て先延ばしさせていただきました。このような状況で、在宅することになりましたので、7月25日に高峰高原と池の平湿原で撮影した写真を、今日から3回に分けて、順次ブログに掲載させていただきます。

車坂峠周辺で見られたもの。
ミシマサイコ属のハクサンサイコと思われる花。
e0145782_15421697.jpg

その小花をアップ。
e0145782_15424029.jpg

コキンレイカ。(別名:ハクサンオミナエシ)
e0145782_15431047.jpg

タカネシュロソウ。
e0145782_15432649.jpg

花をアップ。
e0145782_1544661.jpg

e0145782_15442568.jpg

ニッコウキスゲ。群生していて見事でした。
e0145782_154568.jpg

e0145782_15454890.jpg

e0145782_15461921.jpg

花をアップ。
e0145782_15465872.jpg

オシベの葯(花粉袋)6個をアップ。
e0145782_15473290.jpg

イワシャジン。
e0145782_15475988.jpg

マツムシソウが早くも咲き始めていました。
e0145782_15482625.jpg

その舌状花をアップ。オシベは見えますがメシベは見えません。装飾花でメシベは退化しているかもと思いました。
e0145782_15485957.jpg

カラマツソウ。
e0145782_15492841.jpg

その花1個をアップ。
e0145782_1550825.jpg

ササの花。イネ科ですので、それらしき花です。
e0145782_15504224.jpg

ヤマホタルブクロ。
e0145782_15511272.jpg

ミネウスユキソウ。
e0145782_15514438.jpg

池の平湿原の花は、明日以降に掲載します。
以上
by midori7614 | 2013-07-27 15:53 | 上信越のみどり

7月12日 高尾山

昨日と本日の2日間は、暑さも一休みで、涼しく過ごし易いですね。12日は、猛暑の中、かわさき市民アカデミーのサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩き行事で、高尾山の頂上付近を歩いてきました。朝の涼しいうちに、出かけて、ケーブル利用で、上に登りました。3号路の日蔭の山道を選んで、歩きましたので、日射病~熱中症は避けられましたが、咲いていた花はオオバジャノヒゲ、ヤブコウジ、ギボウシ、ナツトウダイ、オカトラノオ、ヤマユリ、タマジサイなどで、見られると思ったイヌショウマはまだつぼみでした。

オバジャノヒゲ
e0145782_17215862.jpg

ヤブコウジ
e0145782_17214679.jpg

ギボウシ
e0145782_17223915.jpg

ギボウシの花1個をアップ。
e0145782_17223346.jpg

ナツトウダイと蟻。
e0145782_17233647.jpg

オカトラノオ。
e0145782_1724624.jpg

小花をアップ。
e0145782_17243495.jpg

ヤマユリ。
e0145782_1725443.jpg

メシベ1本とオシベ6本をアップ。
e0145782_17253024.jpg

タマジサイ。
つぼみから開花し、虫が授粉に来ている様子が見られました。
つぼみ。
e0145782_17263222.jpg

つぼみの横腹から花が飛び出す。
e0145782_17273078.jpg

e0145782_1728172.jpg

花が飛び出し、上部に苞の鱗片葉の一部だけ残っている。
e0145782_17284164.jpg

e0145782_1729450.jpg

装飾花が展開する。
e0145782_17293735.jpg

中央の両性花も開花。
e0145782_1730720.jpg

バッタが花粉を食べにやって来ていた。
e0145782_17303878.jpg

以上
by midori7614 | 2013-07-17 17:31 | 関東のみどり

7月10日 黒斑山

高峰高原ホテルに1泊し、翌日、黒斑山まで登山しました。高峰山で見られなかった花がありました。

コマクサ。
群生の様子。
e0145782_16313680.jpg

2株と1株。
e0145782_16332420.jpg

e0145782_16334862.jpg

コイワカガミ。
e0145782_1635105.jpg

e0145782_16354397.jpg

ハクサンイチゲ。
e0145782_16362811.jpg

花1個をアップ。
e0145782_16365731.jpg

メシベ、オシベをアップ。メシベの本数が多いですね。
e0145782_16373639.jpg

キバナノコマノツメ。
e0145782_16381713.jpg

花1個をアップ。
e0145782_1639587.jpg

ミツバオウレン。
e0145782_16394086.jpg

コケモモ。
e0145782_16402088.jpg

クロマメノキ。
e0145782_16423292.jpg

ミヤマニガナ。
e0145782_1643437.jpg

高峰山でも見られましたが、黒斑山の方が良く観察できたものを掲載します。
ヤマブキショウマ。
e0145782_16433796.jpg

小花をアップ。
e0145782_1644535.jpg

ミネウスユキソウ。
群生。
e0145782_16443653.jpg

花序。
e0145782_1645772.jpg

小花をアップ。
e0145782_16454140.jpg

ハクサンシャクナゲ。
花序。
e0145782_1646215.jpg

花1個。
e0145782_1646579.jpg

オシベ10本、メシベ1本をアップ。
e0145782_16473373.jpg

ナナカマド。
e0145782_16481469.jpg

小花をアップ。
e0145782_16485679.jpg

チョウ。
翅を拡げている。
e0145782_1650818.jpg

翅を閉じている。
e0145782_16504625.jpg

他に、ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、ツマトリソウ、ニッコウキスゲ、ニガイチゴ、レンゲツツジも見られましたが、高峰山で掲載しましたので、省略しました。
以上
by midori7614 | 2013-07-16 16:52 | 上信越のみどり

7月9日 高峰山 その2

昨日に引き続き、高峰山で見られた花の残りを掲載します。

シロバナヘビイチゴ。
e0145782_14384963.jpg

ナナカマド。
e0145782_14391759.jpg

カラマツソウ。
e0145782_14395943.jpg

マイヅルソウ。
e0145782_14403587.jpg

シャジクソウ。
e0145782_14411722.jpg

ヤマブキショウマ。
e0145782_14415561.jpg

ハリブキ。
e0145782_14423935.jpg

ツマトリソウ。
e0145782_14432018.jpg

ナツトウダイ。
e0145782_14441422.jpg

花をアップ。
e0145782_14445820.jpg

ミネヤナギの果実。
e0145782_14454264.jpg

コヨウラクツツジ。
e0145782_14464087.jpg

花の中を覗く。
e0145782_14473023.jpg

ウラジロヨウラク。
e0145782_14482421.jpg

ネバリノギラン。
e0145782_14492629.jpg

イブキトラノオ。
e0145782_14503139.jpg

ニッコウキスゲ。
e0145782_14512479.jpg

メシベ1本、オシベ6本とユリ科の特徴が判る。
e0145782_1452424.jpg

ニガイチゴ。
e0145782_14533559.jpg

以上
by midori7614 | 2013-07-15 14:54 | 上信越のみどり

7月9日 高峰山 その1

7月25日に、かわさき市民アカデミーみどり学のサークルで、高峰高原へ日帰りバスハイクを計画しております。ガイド役の講師は石井誠治先生で、参加者は30名です。かなり前に、黒斑山登山の際に、立ち寄っただけでしたので、下見を兼ねて、1泊2日で、行ってきました。9日に高峰山、10日に黒斑山を見て歩きしてきました。帰宅後、12日に高尾山へ行ったり、お盆入りとなったりと多忙を極めており、写真の整理が遅れてしまいました。ようやく、9日の写真だけ、整理できましたので、今日と明日のブログに掲載させていただきます。

アヤメの群生。
e0145782_1845971.jpg

文目模様の花。萼片、花弁、オシベ、メシベがどれだか判りますか?
e0145782_18453810.jpg

蜜泥棒に蝶が来ています。これではオシベの花粉に触れないので、授粉には役に立ってくれません。
e0145782_1846893.jpg

ハクサンフウロ。
e0145782_1846397.jpg

蜜狙いか花粉狙いか判りませんが、虫が来ています。
e0145782_184777.jpg

レンゲツツジ。
e0145782_18474395.jpg

e0145782_18481011.jpg

ゴゼンタチバナ。
e0145782_18485050.jpg

中央に10数個の小花があります。
e0145782_18492532.jpg

サラサドウダン。横から。
e0145782_1850323.jpg

花の下から、中を覗く。
e0145782_18503930.jpg

ハクサンシャクナゲ。
つぼみの下から開花。
e0145782_18511843.jpg

花序がほぼ満開。
e0145782_18515336.jpg

一個の花をアップ。
e0145782_18523160.jpg

ヤマオダマキ。
e0145782_18531275.jpg

花を横から見る。距の先端に蜜があるのが判る。
e0145782_18534751.jpg

花の正面から見る。メシベ、オシベ、花弁、萼片が判るでしょう。
e0145782_18542472.jpg

ミネウスユキソウ。
e0145782_1855333.jpg

中央の小花をアップ。
e0145782_18553739.jpg

以上
by midori7614 | 2013-07-14 18:56 | 上信越のみどり

7月5日 北八ヶ岳・麦草峠と白駒池

梅雨明け宣言がされて、猛暑となり、ブログ更新も大変な季節になりました。写真を撮りに外出する気にはならないし、パソコンに向き合っていても、手に汗をかきます。この時期は、毎日はブログ更新できそうもありませんので、ご容赦お願いします。

さて、7月5日、かわさき市民アカデミーみどり学Ⅱ講座の野外授業で、北八ヶ岳・麦草峠と白駒池へ行ってきました。雨のち曇りのお天気でしたので、涼しかったのですが、麦草峠では、お目当てのヒマラヤの青いケシの咲いている所だけ見ただけで、野草園は見て歩き出来ませんでした。

麦草峠のヒマラヤの青いケシは、「メコノプシス・グランディス」という品種です。
メコノプシス属中もっとも大きな径10cmあまりの花を咲かせ、多年生で栽培が容易なため、園芸用によく栽培される。主産地はヒマラヤで、ヒマラヤの青いケシの名は本種にふさわしい。地域や個体による変異が大きく、それらの要素により花色も薄い紫から深い青までと、様々に変化する。
e0145782_15142993.jpg

e0145782_1514562.jpg

オシベ24本とメシベ1本をアップ。
e0145782_15152088.jpg

近くに咲いていたクリンソウ。
e0145782_1515532.jpg

近くに咲いていたシロバナノヘビイチゴ。
e0145782_15162632.jpg

バスで、白駒池入口の駐車場に行き、そこから白駒池まで往復しました。コメツガ、オオシラビソ、トウヒの針葉樹が苔むした溶岩台地の上に、生長し、原生林となっていました。苔だけは、みずみずしくきれいでした。
e0145782_1517095.jpg

e0145782_15183770.jpg

コメツガの幼木。
e0145782_15192075.jpg

コメツガの樹皮。
e0145782_15195284.jpg

溶岩の上に根を張ったコメツガ。
e0145782_15202620.jpg

オオシラビソの樹皮。
e0145782_15205834.jpg

トウヒの樹皮。
e0145782_15212977.jpg

トウヒの枝葉。
e0145782_15221181.jpg

広葉樹で生き残っていたダケカンバの樹皮。
e0145782_15225184.jpg

朽ちた切り株に実生の幼木が育っていました。
e0145782_15232715.jpg

林床には、草の花が見られました。
ゴゼンタイバナ。
e0145782_15235844.jpg

ミツバオウレン。
e0145782_15243036.jpg

マイヅルソウ。
e0145782_15253556.jpg

コミヤマカタバミ。
e0145782_15262552.jpg

トンボソウ。
e0145782_15271638.jpg

樹木の花では、
コヨウラクツツジ。
e0145782_152844.jpg

樹木の葉では、ハクサンシャクナゲ、ネコシデ、コミネカエデ、ナナカマドが見られましたが、省略します。
以上
by midori7614 | 2013-07-07 15:30 | 上信越のみどり

ドクダミ

ハンゲショウがドクダミの仲間でしたので、その関係ということで、本日のブログには、どこでも見られるドクダミを掲載してみます。なお、明日は、かわさき市民アカデミーみどり学Ⅱ講座の野外授業で、北八ヶ岳の麦草峠や白駒池に行きます。多分、帰宅してからパソコンに向き合う気力は残っていないと思いますので、ブログはお休みさせていただきます。

開花期は6~7月に、ほの暗い木立の下などに咲くドクダミの花の白さには、いつもはっとさせられます。特に半日陰地を好むようだが、住宅周辺や道ばたなどに自生し、繁殖力は旺盛で、全草に悪臭がある。
e0145782_16381210.jpg

つぼみと開花した花。
茎頂に、4枚の白色の花弁に見える部分の上に、棒状の花序に淡黄色の小花を密生させる。この白い部分、4枚の花弁のように見える部分はじつは本当の花弁ではありません。これは総苞片(そうほうへん)と呼ばれる器官で、そして中心部の黄色い部分、シベのように見える部分はたくさんの花の集合体です。つまり沢山の小さな花が集まって、ひとつの大きな花のように見える形を作っているのです。
e0145782_16393512.jpg

e0145782_16403145.jpg

花が下から、咲き上がっていき、1つ1つの花には花弁はなく、おしべは6~7本とのこと。雌しべの柱頭は3~4本で、反曲している。
e0145782_164161.jpg

e0145782_16413832.jpg

ドクダミの匂いはどこから出ているのかと思い、ドクダミの花や葉や茎の匂いを嗅いでみました。匂いの元は、葉裏の気孔からでているように思えました。そこで、葉の表裏の写真を掲載しておきます。
e0145782_16423343.jpg

e0145782_16425583.jpg

e0145782_16432071.jpg

e0145782_16435081.jpg

繁殖力の強さには、茎の節の部分から根を出して、地下茎で増えていきます。
e0145782_1645364.jpg

八重咲きの花(正確には総苞片が八重状になっている)。
e0145782_16461283.jpg

栽培品種「カメレオン」(葉が斑入りカラフル)もある。
e0145782_1647627.jpg

ドクダミについて、調べたことをご参考に記載しておきます。
1.花は咲かせるが、有性生殖は行わず、卵細胞が受精せずに発達して種子を形成する(単為生殖)。
○単為生殖とは
単為生殖とは、本来は接合によって新しい個体を生ずるはずの生殖細胞が、接合を経ることなく新しい個体を形成することである。たとえば、卵といわれるものは、精子が入って受精が行われることで発生が始まり、新たな個体へと成長するものである。ところが、卵が受精を経ずに発生を始める例があり、このようなものを単為生殖と呼ぶのである。
単為生殖をする花には、セイヨウタンポポ、シロバナタンポポ、ドクダミ、ヒメジョオン、スミレ、キイチゴ、サンザシ、ナナカマド、ミゾソバがある
親の弱点を克服せずに引き継ぐことを意味するため、環境の急激な変化などで大量死を招く危険があるということでもある。
単為生殖を行う種は、オスもちゃんと存在し必要な時は有性生殖も行う。両方の生殖のいいところどりで生き延びている。

2.ドクダミという和名は、「毒を矯める・止める」という意味を持つとか、あるいは「毒や傷みに効能がある」という意味の「毒痛み」に由来すると言われています。
ドクダミの別名は十薬(じゅうやく)で、江戸時代の儒学者・本草学者である貝原益軒が著した『大和本草』には、馬に与えると「十種ノ薬ノ能アリトテ十薬ト号スト云」と書かれています。ドクダミの万能薬ぶりを見るとなるほどとうなずきたくなります。しかし、牧野富太郎(1862~1957)はその著書の中で、「ジュウヤクとは実は中国の漢字名から来た名である」としています。

3.薬用として
ドクダミは、ゲンノショウコ、センブリなどとともに日本の民間薬の代表的なものです。
ドクダミの花穂や葉、茎には、排便を促す緩下作用や余分な水分を排泄する利尿効果がある成分を含んでいるので、体内の老廃物除去作用がある。また毛細血管を強化する作用もある。カリウム塩を含んでおり、神経細胞や筋肉組織を活性化する働きがある。体内の水分を正常に保ち、利尿作用、快便作用、皮膚表面の汗腺の調節に効果があり、自律神経をコントロールする働きもしている。
ドクダミの独特の臭いは、精油成分。この成分は、強い抗菌作用がある。
最近、抗カビ、抗菌作用について目を向けられている。ドクダミの独特の臭いのため昆虫も嫌うほどで、白アリ予防や食品の防腐剤としても開発されている。生葉では独特の臭いのため飲用できないが、乾燥させると、精油成分が揮発するので、煎じて飲用することができる。煎じて飲料することにより、便秘症、風邪、蓄膿症、耳鳴り、胸の痛み、のぼせ、胃酸過多、高血圧、動脈硬化、冷え性などなど数え切れないほどの効能があります。
生薬として、開花期の地上部を乾燥させたものは生薬名十薬(じゅうやく、重薬とも書く)とされ、日本薬局方にも収録されている。十薬の煎液には利尿作用、動脈硬化の予防作用などがある。なお臭気はほとんど無い。 また、湿疹、かぶれなどには、生葉をすり潰したものを貼り付けるとよい。
漢方では解毒剤として用いられ、魚腥草桔梗湯(ぎょせいそうききょうとう)、五物解毒散(ごもつげどくさん)などに処方される。しかし、ドクダミ(魚腥草、十薬)は単独で用いることが多く、漢方方剤として他の生薬とともに用いることはあまりない。

4.食用として、加熱することで臭気が和らぐことから、日本では山菜として天ぷらなどにして賞味されることがある。
◆若い芽の天ぷら  ◆塩湯でゆでて、水でさらし、味噌とみりんで和える。
以上
by midori7614 | 2013-07-04 16:47 | 身近なみどり

マタタビ

昨日のハンゲショウのように、花が咲くころに、葉が白くなるつる性植物のマタタビを掲載します。

茎の先端部分の葉に白色ものが混ざるのが特徴で、マタタビが生育していると遠くからも確認することができる。
e0145782_1553518.jpg

e0145782_15542930.jpg

枝の上部の枝先の葉は、花が咲くころに表面が白くなる。
e0145782_15564782.jpg

白い葉にハエが止まっていた。白くなるのは花粉を媒介する虫に目立つための装飾をしているようである。葉が白い期間は結構長いので、だまされる昆虫も出てくることになる。葉が白くなる理由の1つに花への道標の可能性が考えられるが、必ずしも白く変化した葉の近くに花が咲いているわけではない。
e0145782_15572497.jpg

白い葉の裏表を確認したら、白いのは葉表の部分だけで、葉の表は無毛でつるつるしている。この葉は、芽だしの頃は緑であり、その後に白い斑紋ができ、やがて再び緑色になるという。なぜそのように変化するのか、変化できるのか? 
葉を裏から透かしてみると、白色部分はやや暗いもののほとんど緑の部分と違いがない。ということは、葉緑素が少ないので、白色の斑紋ができているわけではない。葉緑素はちゃんと存在しているわけである。
次に、葉の表面を傷付けると緑になることに気づいた。葉の表皮と、葉緑素を含む葉肉組織の間に例えば空気などを含む光が乱反射する構造が存在することになる。傷を付けると表皮と葉肉が密着し、緑色に見えるわけである。
e0145782_15575226.jpg

白くなっている葉裏を見ると、今年伸びた枝の中ごろに下向きに花を付けている。花には雄花だけ咲かせる株と両性花を咲かせる株がある。この花はメシベの存在が確認できなかったので、雄花と思われる。1131、
e0145782_15582517.jpg

e0145782_15585094.jpg

白い葉はやがて葉緑素が形成されて次第に緑色に変わっていく。表皮組織あるいは表皮と葉肉との間に空気を含む層が形成され、光を乱反射して白色に見えるようであり、この部分が密着するか、水分が充填されるなどして光の透過性が高くなると、緑色に変化するのであろう。
e0145782_15591972.jpg

両性花が受粉後、子房が膨らみ、果実となる。ぶら下がっている果実の上には5枚の萼片、下には数本のメシベ柱頭の残滓が見られる。
e0145782_1601229.jpg

マタタビの名前の由来は、疲れた時に甘い果実を食すると「再び旅ができる」との意味であるという。生食できなかったので、加工された果実を食べてみたら、甘酸っぱい味がした。
e0145782_1604144.jpg

マタタビの果実は、ネコが好むことは良く知られているので、調べてみました。
○猫にマタタビ。
猫にマタタビを嗅がせると、なめる、かむ、頭をこすり付ける、体をくねらせたり転がりながら身もだえる、よだれを垂らして、性的興奮・恍惚状態(フレーメン状態)になります。
これは、マタタビの葉、茎、実に含まれている揮発性のマタタビラクトンとアクチニジンという物質が、猫の神経を刺激したり麻痺させたりし、性的快感を覚えさせるような成分だとわかってきたといわれてます。
それらの成分がどのような理由から猫科の動物にのみ効くのかなど、まだまだ判らないことが多いようです。
オスの方が特に興味を示す事と子猫や去勢された猫の一部がマタタビに興味を示さない事から、マタタビは媚薬としての効果があるようです。

ハンゲショウでも、「白色に見える理由」の一部を記載しましたが、まとめてみました。
白色に見えるものは多くある。これらのものにも色素が含まれているが、それは白い色素ではなく、無色透明か、うすいクリーム色の「フラボン」や「フラボノール」などです。でも、人間には白く見えます。昆虫は見える色の範囲が紫外線まで広いので、フラボンなどがよく見えると考えられている。
花弁や葉の中には、多くの空気の小さい泡があり、光があたった時に反射して、白く見えるのです。水しぶき、ビールや石鹸の泡が白く見えるのと同じ原理です。指で押さえて、泡を追い出せば、その部分は無色透明になる。
フラノボイドは突然変異で欠失することがあり、これらの色素さえ存在しない白いもの(アルビノと呼ばれる)、このような純白のものは、英語では「デス・ホワイト」と呼ばれ、自然界では昆虫もほとんど訪れることがなく、淘汰される運命にある。
純白の花は自然界では極めてまれだが、園芸植物では、カーネーション、トルコギキョウ、ハナショウブに見られる。
以上
by midori7614 | 2013-07-03 16:01 | 身近なみどり