のん木草・みどり見て歩き

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6月27日 東高根森林公園 その2

昨日と今日は、先延ばししていた家の周りの草取りをしています。完全には、終わりませんが、一応見た目はきれいになりました。

ブログの方は、昨日に引き続き、東高根森林公園の続きを掲載します。

タシロラン。
これだけは説明をします。
ラン科トラキチラン属
常緑樹林内に生える葉緑素を持たない腐生植物のラン。全体が白黄色を帯びる。
常緑樹林の暗い林床に成育し、光合成をしない無葉の腐生ランで、葉緑素を持たないので、全体が白黄色を帯びています。地下部は菌根となり、植物として特異な生き方をしていますが、その詳細は未だ解明されていないとの事です。花期は6~7月、落ち葉が堆積して腐葉土に近い状態の日陰の場所からごく稀に生える。タシロランが生えることは,豊かな自然に恵まれていることの証でもある。
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花のアップ。
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咲き残りのワスレナグサ。
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コウホネ。
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ケンポナシ。小さい花が少しは咲いているはずですが、高い枝先で、つぼみばかりのようです。
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葉の付き方が、コクサギ型葉序です。
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参考:小石川植物園で撮影済みの花。
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リョウブの蜜を吸うアオスジ。
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ガクアジサイ。
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ガクアジサイの両性花。
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テイカカズラ。
正面から。
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横から。
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ナンテン。
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小花をアップ。
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キンシバイ。
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タイサンボク。
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スダジイの若い果実。
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エゴノキの若い果実。
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以上
by midori7614 | 2013-06-30 19:06 | 身近なみどり

6月27日 東高根森林公園 その1

本日29日は、我が家の庭の草取りに終日かけて、取り組んだものの、草が生えすぎていたため、完了させることが出来ませんでした。風呂にはいいて、夕食を済ませたら、疲れが出てきて、パソコンに向き合っても能率が上がらないので、早目に打ち切って、寝ることにします。

さて、28日のみどり学Ⅱワークショップの授業のレジメやパワーポイント作成の目途がつきましたので、27日の昼頃、久しぶりの梅雨の晴れ間を、東高根森林公園へ散策に行ってきました。撮影してきた花や果実を整理しましたので、2回に分けて掲載します。時間がないので、説明は省略します。

ツユクサ。
正面から。ツユクサの花には、両性花と雄花の2種類がありますが、この日は両性花ばかりでした。
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横から。
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トキワツユクサ。
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ツユクサの仲間のヤブミョウガ。
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小花をアップ。
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ボタンクサギ。
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小花をアップ。
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ヒイラギナンテンの果実。
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果実をアップ。
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キツリフネ。
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ハンゲショウが半夏(夏至から11日目)に見ごろとなります。
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花の上に、虫に目立つように、白い葉がある。
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カライトソウ。
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オカトラノオ。
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この花には、6弁花と5弁花が混在しています。
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フトイ。
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ハギ。
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ノカンゾウ。
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ヤブカンゾウ。
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以上
by midori7614 | 2013-06-29 20:17 | 身近なみどり

6月19日 奥志賀~志賀高原~軽井沢鬼押し出し

6月19日 奥志賀~志賀高原~軽井沢鬼押し出し

最終日19日は、私単独のホテル周辺、志賀高原の田ノ原湿原と三角池付近、軽井沢鬼押し出しの3か所で観察しながら、撮影しました。

ホテル・クリスチャニア周辺の植物。
マタタビ。マタタビ科。
茎の先端部分の葉に白色ものが混ざるのが特徴で、マタタビが生育していると遠くからも確認することができます。枝の上部の葉は、花が咲くころに表面が白くなります。白くなるのは花粉を媒介する虫に目立つための装飾をしているとのことです。葉が白い期間は結構長いので、だまされる昆虫も出てくることになるようです。
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白い葉にハエが止まっていた。このような白い葉はなぜ形成されるのであろうか? 葉の下に隠れて咲く花の目印ではないかと思われていますが、定かではありません。白い葉はやがて葉緑素が形成されて次第に緑色に変わっていきます。
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白くなっている葉裏を見ると、今年伸びた枝の中ごろに下向きに花を付けている。花には雄花だけ咲かせる株と両性花を咲かせる株がある。この花はどちらであろうか?私は雄花だと思います。花弁は5枚で長さ10~12mm。雄しべは多数あり、葯の色は黄色。
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17日の昼食を食べた「ノゾキ」のお店で、買ってきた「お土産として加工されたマタタビの果実」
名前の由来は、疲れた時に甘い果実を食すると「再び旅ができる」との意味であるという。マタタビの果実は、ネコが好むことは良く知られているが、ミヤママタタビは好まないとのこと。
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ウリハダカエデの若い実。カエデ科。果実は夏に稔り、翼があって風で散布される。花時には花序は垂れ下がっているが、果実の稔った花序はやや起きあがって葉の下に隠れている。
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オオタチツボレ。スミレ科。石井先生がリーベン小屋の周りに咲いていたスミレ3種(ツボスミレ、スミレという名前のスミレ、オオタチツボスミレ)の花をバスの中で回覧しました。その中の1種です。カヤの平の北ドブ湿原にも咲いていましたが、うまく撮影できませんでした。
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8時過ぎに雨が降り出したので、8時40分ごろ~9時40分ごろまでの1時間は、バスの車中から、アヤメ、ワスレナグサ、フキなどの観察と説明となりました。雨天コースで、総合会館の展示物を見てから、少し小降りになったところで、田ノ原湿原と三角池付近の植物観察をしました。

アズキナシ。バラ科。花は枝先に複散房花序をだし、白色の花を5-20個つける。花の径は13-16mm、花柄は長さ1-1.5cmある。
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オガラバナ。カエデ科。花は長さ10-20cmの円柱形の複総状花序を枝の先端に直立させる。花は花序に100-200個つき、黄緑色になる。花弁、萼片は5個、オシベは8個ある。
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クロベ(別名ネズコ)。ヒノキ科。日本特産のヒノキ科常緑高木。別名はネズコ。木曽五木の1つ。本州中部から四国の山地に自生する。樹皮は赤褐色で艶がある。材は耐腐朽性が高く、建築・器具材に利用する。
火山岩の上に根を張る大木。
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昼食を横手山中腹の「のぞき」のレストランをコーヒー注文で借り切って、持ち込みのお弁当を食べさせてもらいました。

軽井沢鬼押し出しへ行く手前で、浅間山噴火の時に被害が多かった鎌原村の様子を知るために、鎌原観音堂に立ち寄りました。立松和平著「浅間」に書かれている内容とほぼ同じことを、観音堂に詰めておられた地元の人から伺いました。

軽井沢鬼押し出しでは、新しい溶岩台地の植物の生長状況を観察しました。火山地の好きなツツジ科の植物が目立ちました。写真をうまく撮れませんでしたが、コケモモ、ツガザクラ、シャクナゲも咲いていました。

コマクサ。ケマンソウ科。これは植栽されたものでしょう。常に砂礫が動き、他の植物が生育できないような厳しい環境に生育する事から「高山植物の女王」と呼ばれている。和名はその花の形が馬(駒)の顔に似ていることに由来する。
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ノリウツギつぼみ。アジサイ科。花は枝の先に白色の小さな両性花が円錐状に多数つき、その中に花弁4枚の装飾花が混ざる。
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イワカガミ。イワウメ科。花は淡紅色で、花弁は5つに分かれ、その先端はさらに細かく裂けている。花茎は10-15cmで、5-10輪の花を横向きにつける。和名のイワカガミ(岩鏡)は、岩場に生えることと、光沢のある葉を鏡に見立ていることに由来する。
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ネバリノギラン。ユリ科。名前は花穂にネバネバがあり、ノギランに似ることから。ちなみに「ノギ」とは稲やコムギなどの穂先が尖った部分のことです。
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シラタマノキ。ツツジ科。花は5mm程度のドウダンツツジのような釣鐘型の花をつける。9月頃、萼が肥大して果実を覆い、白い玉状になることからシラタマノキの和名がある。
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ウラジロヨウラク。ツツジ科。花は白っぽい淡紅色で壷型をしており下垂してつき、長さ11-14mm。先端が浅く5裂し外側へ反っている。
和名の由来は、花の様子が仏像が身につけている装身具(瓔珞・ようらく)に似ていること、葉の裏が白いことから付けられた。
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花序アップ。
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小花アップ。
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開花前のツボミ。
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撮影の最後は、ホオジロにトリを務めてもらいました。
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バスは予定より早く、19時半ごろにJR八王子駅に着き、無事帰宅できました。
楽しい3日間の現地講座でした。お世話いただきました方へ感謝しています。

なお、明日28日はみどり学Ⅱ講座とワークショップです。特に、今回のワークショップの講師は、私が担当です。多分、疲れ切って帰宅しますので、明日のブログ更新は、お休みさせていただくと思います。
以上
by midori7614 | 2013-06-27 16:48 | 上信越のみどり

6月18日 奥志賀 その2

カヤの平高原の植物の続きからです。

タテヤマリンドウ。リンドウ科。漏斗状の淡青紫色の花を、茎の上部に1個、上向きにつける。花は日があたっている時だけ開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じている。ハルリンドウの高山タイプ。
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モウセンゴケ。モウセンゴケ科。食虫植物の一種で、葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲する。日当たりのよい場所に育つものでは、粘毛は赤く色づき、一面に生育している場所では毛氈(もうせん)を敷いたように見えることから、毛氈苔の名がある。
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リュウキンカの花の中で交尾している虫。リュウキンカは16日志賀高原で掲載済みの花でしたが、無視せずに撮影しました。
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ギョウジャニンニク。ユリ科。強いニンニク臭を放ち、地下にラッキョウに似た鱗茎
を持つ、葉は根生、扁平で下部は狭いさやとなる。初夏、花茎の頂端に、白色または淡紫色の小花を多数つける。
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ウワミズザクラ。バラ科。満開の花盛りでした。川崎よりも2ヶ月遅いことに驚きながら撮影しました。蜂蜜の蜜源となります。なお、花の会の結城農場で見た記憶ですが、エゾノウワミズザクラの方が、花も大きく、甘い香りが強かった。
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花序。以前の花がどのくらいついているのかを数えました。その時の花序には63個の花がありました。この花序にはどれだけの小花がついているでしょうか?
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小花をアップ。方眼紙の目盛は2mmです。
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キヌガサソウ。ユリ科。東館山頂上付近にも咲いていましたが、こちらの方が立派でしたので、こちらで掲載しました。
大株の様子。
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大型の倒卵状楕円形の葉が輪生する様子が衣笠を連想させたのが名前の由来。花笠草(ハナガサソウ)という別名もある。
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花をアップ。
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ブナの不定根。根は根部に形成されます。ところが、このブナのように、幹の位置に根が形成されることがあります。 これを不定根と言います。
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幹が折れ曲がっても生き残った根性ブナ。若木のうちに、大雪の重みなどで折れ曲がったのでしょう。
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マメ科イヌエンジュの銀色に輝く若芽。本州中部地方以北の山地や川原などに自生する。アイヌはこの木を「チクペニ」と呼び、墓標に用いた。
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ウルシ科ヤマウルシのつぼみ。樹液に触れるとかぶれる。奇数羽状複葉で、小葉は4 - 8対。葉は輪生状についており下の葉ほど小さくなる。葉の両面に毛が密生する。
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大滝周辺の植物。
ギンリョウソウ。イチヤクソウ科。森林の林床に生え、直接的にはベニタケ属菌類に寄生し、究極的にはベニタケ属菌類と共生する樹木が光合成により作り出している有機物を、菌経由で得て生活している。
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オドリコソウ。シソ科。花は、唇形の白色またはピンク色で、数個輪生状態になって茎の上部の葉腋に数段につける。花のつき方が、笠をかぶった踊り子達が並んだ姿に似る。
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グリーンタフ。海底火山の噴出物で、志賀高原の地層の中で、最も古い地層とのこと。
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大滝。
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シシガシラ。シダ植物。茎はごく短く立ち上がり、茎には多数の葉を密生する。葉の大部分は栄養葉で、ロゼット状に広がる。
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ニッコウキスゲ(別名ゼンテイカ)。ユリ科。花が黄色で葉がカサスゲ(笠萓)に似ているため、地名を付けてニッコウキスゲと呼ばれだし、全国に広まった。 ただし、栃木県日光地方の固有種というわけではなく、日本各地に普通に分布している。
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以上
by midori7614 | 2013-06-26 18:18 | 上信越のみどり

6月18日 奥志賀 その1

2日目の18日には、奥志賀のホテル近辺とカヤの平高原、大滝の3か所で、観察しました。

宿泊した奥志賀のホテル・クリスチャニア周辺の植物。
トチノキ。トチノキ科。葉の間から穂状の花序が顔を出す。穂は高く立ち上がり、個々の花と花びらはさほど大きくないが、オシベが伸び、全体としてはにぎやかで目立つ姿である。花は白~薄い紅色。
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レンゲツツジ。ツツジ科。葉が出たのち葉が開くのと前後して直径5cmほどのロート状の花をつける。花は朱色。花の色が黄色い種類としてキレンゲツツジがある。
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メシベ1本とオシベ5本をアップ。
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ナナカマド。バラ科。夏には白い花を咲かせる。「ナナカマド」という和名は、"大変燃えにくく、7度竃(かまど)に入れても燃えない"ということから付けられたという説が、広く流布している。その他に、"7度焼くと良質の炭になる"という説や、食器にすると丈夫で壊れにくい事から"竃が7度駄目になるくらいの期間使用できる"という説などもある。
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アカイタヤ(別名ベニイタヤ)。カエデ科。イタヤカエデの仲間は良く似ています。葉柄が紅色を帯びているのが特徴。
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ブナ。ブナ科。葉と若い果実。果実は枝先からしっかりした柄の先につく。果実は総苞片に包まれて成熟し、それが割れて散布される。シイの実の表面を少しトゲトゲさせた感じである。出てきた果実は、断面が三角の痩せた小さなドングリといったところ。しかしながら、中の胚乳は渋みがなく脂肪分も豊富で美味であり、生のままで食べることもできる。
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若い果実の先端にはメシベの柱頭の残滓が残っていました。
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ホテルの庭に植栽されていたコマクサ。ケシ科。花弁は4枚で、そのうち、外側の2枚がそり返る。この形を馬の顔に見立てたのが和名の由来。
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ホテルの庭に植栽されていたミヤマオダマキ。キンポウゲ科。外側の5枚が萼片、内側の先の方が白色の5枚が花弁。
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花弁3枚が落ちて、メシベ、オシベ、距が見やすくなっていた。
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カヤの平自然休養林の植物。
ハウチワカエデ。カエデ科。葉と果実。葉は対生し、葉身は長さ4.5-9cm、幅5.5-11cm、掌状に9-11浅裂・中裂する。裂片の先端は鋭くとがり、基部は心形になり、縁には重鋸歯がある。果実は翼果で2個の分果からなり、分果の長さは2.5cmになる。
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コマユミ。ニシキギ科。花は両性花で、葉腋から集散花序を出し、6~7mmの淡緑色の花を数個つける。花弁、雄しべともに4個。萼は4裂する。ニシキギ科の花は、4数のものと、5数のものがあり区別できる。
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4弁の花1個をアップ。
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ブナの2次林。
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ブナの実生
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アガリコ風のブナ。幹の下部のゴツゴツとこぶ状になっているあたりが切り株更新で、芽生えたところで、その上に1本が生長した木。
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熊の糞。熊はブナの実を好物としているので、ブナ林には出没するのかなと思いながら撮影。
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ヒメユズリハ。ユズリハ科。雌雄異株。ユズリハに比べ、葉が小さく可愛らしい。また、葉柄がきれいな赤に色づかない。
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ヒメモチ。モチノキ科。多雪地の山地の林内に自生する日本固有種。積雪に適応した種で、高さは1mになり、幹はしなやかである。花は、雌雄異株で雄花、雌花とも緑色がかった白色の4弁花を咲かせる。
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オオバユキザサ。ユリ科。花は、茎先端に総状の花序になり、白い小花を咲かせる。雌雄異株で、雌株では赤く熟す赤い液果になる。
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オオバミゾホウズキ。ゴマノハグサ科。大きな唇形の黄色い花。溝によく生えてて、実が何となくホオズキに似てて、ミゾホウズキより葉っぱが大きいからオオバミゾホウズキ.
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アオダモ。モクセイ科。円錐花序に白い5-6mmの小花を多数つける。雌雄異株で、雄花と両生花(雌花)を別株につけ、雄花はオシベ2個、両生花はオシベ2個とメシベ1個がある。白い花冠があり、長い4枚の花弁がある
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小花をアップ。花弁は細いリボン状で4弁。
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ルイヨウボタン。メギ科。葉がボタンの葉に似ている。花は黄緑色の6弁花。
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ソクズ(別名クサニワトコ)。スイカズラ科。茎の先端に大型の散房状集散花序をつけ、小さい花を多数つける。花冠は白色で径3-4mmになり5裂する。オシベは5個。花序の中に杯状の黄色い腺体がある。
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本日は、ここまでの掲載とさせていただき、明日に続き(その2)を掲載します。
以上
by midori7614 | 2013-06-25 19:52 | 上信越のみどり

6月18日 奥志賀 その1

2日目の18日には、奥志賀のホテル近辺とカヤの平高原、大滝の3か所で、観察しました。

宿泊した奥志賀のホテル・クリスチャニア周辺の植物。
トチノキ。トチノキ科。葉の間から穂状の花序が顔を出す。穂は高く立ち上がり、個々の花と花びらはさほど大きくないが、オシベが伸び、全体としてはにぎやかで目立つ姿である。花は白~薄い紅色。
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レンゲツツジ。ツツジ科。葉が出たのち葉が開くのと前後して直径5cmほどのロート状の花をつける。花は朱色。花の色が黄色い種類としてキレンゲツツジがある。
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メシベ1本とオシベ5本をアップ。
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ナナカマド。バラ科。夏には白い花を咲かせる。「ナナカマド」という和名は、"大変燃えにくく、7度竃(かまど)に入れても燃えない"ということから付けられたという説が、広く流布している。その他に、"7度焼くと良質の炭になる"という説や、食器にすると丈夫で壊れにくい事から"竃が7度駄目になるくらいの期間使用できる"という説などもある。
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アカイタヤ(別名ベニイタヤ)。カエデ科。イタヤカエデの仲間は良く似ています。葉柄が紅色を帯びているのが特徴。
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ブナ。ブナ科。葉と若い果実。果実は枝先からしっかりした柄の先につく。果実は総苞片に包まれて成熟し、それが割れて散布される。シイの実の表面を少しトゲトゲさせた感じである。出てきた果実は、断面が三角の痩せた小さなドングリといったところ。しかしながら、中の胚乳は渋みがなく脂肪分も豊富で美味であり、生のままで食べることもできる。
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若い果実の先端にはメシベの柱頭の残滓が残っていました。
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ホテルの庭に植栽されていたコマクサ。ケシ科。花弁は4枚で、そのうち、外側の2枚がそり返る。この形を馬の顔に見立てたのが和名の由来。
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ホテルの庭に植栽されていたミヤマオダマキ。キンポウゲ科。外側の5枚が萼片、内側の先の方が白色の5枚が花弁。
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花弁3枚が落ちて、メシベ、オシベ、距が見やすくなっていた。
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カヤの平自然休養林の植物。
ハウチワカエデ。カエデ科。葉と果実。葉は対生し、葉身は長さ4.5-9cm、幅5.5-11cm、掌状に9-11浅裂・中裂する。裂片の先端は鋭くとがり、基部は心形になり、縁には重鋸歯がある。果実は翼果で2個の分果からなり、分果の長さは2.5cmになる。
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コマユミ。ニシキギ科。花は両性花で、葉腋から集散花序を出し、6~7mmの淡緑色の花を数個つける。花弁、雄しべともに4個。萼は4裂する。ニシキギ科の花は、4数のものと、5数のものがあり区別できる。
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4弁の花1個をアップ。
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ブナの2次林。
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ブナの実生
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アガリコ風のブナ。幹の下部のゴツゴツとこぶ状になっているあたりが切り株更新で、芽生えたところで、その上に1本が生長した木。
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熊の糞。熊はブナの実を好物としているので、ブナ林には出没するのかなと思いながら撮影。
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ヒメユズリハ。ユズリハ科。雌雄異株。ユズリハに比べ、葉が小さく可愛らしい。また、葉柄がきれいな赤に色づかない。
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ヒメモチ。モチノキ科。多雪地の山地の林内に自生する日本固有種。積雪に適応した種で、高さは1mになり、幹はしなやかである。花は、雌雄異株で雄花、雌花とも緑色がかった白色の4弁花を咲かせる。
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オオバユキザサ。ユリ科。花は、茎先端に総状の花序になり、白い小花を咲かせる。雌雄異株で、雌株では赤く熟す赤い液果になる。
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オオバミゾホウズキ。ゴマノハグサ科。大きな唇形の黄色い花。溝によく生えてて、実が何となくホオズキに似てて、ミゾホウズキより葉っぱが大きいからオオバミゾホウズキ.
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アオダモ。モクセイ科。円錐花序に白い5-6mmの小花を多数つける。雌雄異株で、雄花と両生花(雌花)を別株につけ、雄花はオシベ2個、両生花はオシベ2個とメシベ1個がある。白い花冠があり、長い4枚の花弁がある
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小花をアップ。花弁は細いリボン状で4弁。
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ルイヨウボタン。メギ科。葉がボタンの葉に似ている。花は黄緑色の6弁花。
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ソクズ(別名クサニワトコ)。スイカズラ科。茎の先端に大型の散房状集散花序をつけ、小さい花を多数つける。花冠は白色で径3-4mmになり5裂する。オシベは5個。花序の中に杯状の黄色い腺体がある。
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本日は、ここまでの掲載とさせていただき、明日に続き(その2)を掲載します。
以上
by midori7614 | 2013-06-25 19:52 | 上信越のみどり

6月17日 志賀高原 その3

引き続き、東舘山の頂上付近の植物を掲載します。
今日は、同じ仲間で、まとめてみました。

まず、ユリ科です。葉脈が平行脈であり、花が萼片、花弁、オシベ、メシベが3個または3の倍数になっています。でも、小さい花だと判りにくいですね。

ツバメオモト。ユリ科。葉は倒卵状長楕円形で、すべて根生する。花茎の先端に総状花序を付け、花は白く、開花時にはやや下を向く。花被片(萼片+花弁)は6枚、ほぼ平らに開く。
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ホウチャクソウ。ユリ科。林縁や谷沿いなどの森林中に生育する。茎が枝分かれする。白い釣り鐘状の花を先端に付ける。花弁の先端は緑色を帯びる。
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コバイケイソウ。ユリ科。山地から亜高山の草地や湿地のような、比較的湿気の多いところに生える。穂の先に白い花をつける。花茎の先端部は両性花、横に伸びる花は雄花である。葉脈がはっきりとした長楕円形の葉が互生する。全草にアルカロイド系の毒成分を持つ有毒植物。
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エンレイソウ。ユリ科。茎が一本伸び、その先端に3枚の葉を輪生する。葉の形状は丸みを帯びたひし形で、3枚の葉の中心から短い花柄が伸び、小さな花をつける。花は花弁がなく、3枚の暗紫色の花被は萼片である。
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ミヤマエンレイソウ(別名シロバナエンレイソウ)。ユリ科。エンレイソウとの違いは、花色の違いだけでなく、萼片にあたる外花被片3枚は緑色で短く、花弁にあたる内花被片3枚は白色で長い点が異なる。
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クルマバツクバネソウ。ユリ科。葉は6-8個が輪生し、茎の先端に花柄を長く伸ばし、1個の淡黄緑色の花を上向きにつける。
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次のキンポウゲ科は、メシベの本数が多く、果実を沢山作る、歴史的に古いタイプです。
リュウキンカ。キンポウゲ科。葉は心円形から腎円形で、縁には低い鈍鋸歯を持つ。茎の先端および葉腋から長い花柄を伸ばし、黄色い花をつける。花弁はなく、花弁に見えるのは萼片で、ふつう5枚だが、ときには6-7枚もある。オシベは多数あり、メシベは4-12個ある。
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シナノキンバイ。キンポウゲ科。湿った草原に生える。花は直径3~4cmのあざやかな黄色の萼片が5~7個ついており、花弁のように見える。花弁は花の中心部分にあるが、長さが6~9mmの橙黄色の線形で、オシベより短いので目立たない。セツブンソウ、クリスマスローズなどのキンポウゲ科の花と同じ構造の花である。
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ニリンソウ。キンポウゲ科。花茎の先端に、白色の花を開く。白い花被片は花弁でなく、萼片です。
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ミツガシワ。ミツガシワ科。主として寒冷地に分布し、湿地や浅い水中に生える。地下茎を横に伸ばして広がる。葉は複葉で3小葉からなる。白い花を総状花序に多数つける。花は花序の下から咲き始め、花弁は5枚で、花びらの内側に白色の毛が生える。
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イワイチョウ。ミツガシワ科。葉は根生し、厚い腎臓形で葉柄があり、縁は鋸歯状になる。花茎の先に5裂する白色の花を数個咲かせる。白い5弁の花弁の縁がわずかに波打っている。
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日本に自生するカエデは20数種なので、なんとなく区別できますが、記載すると大変なので、今回は省略します。
ハウチワカエデ。カエデ科。
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コミネカエデ。カエデ科。雄花序。
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ツツジ科の花は、下向きの花と横向きの花に大別されます。

下向きの花のベニドウダン。ツツジ科。下向きの花には、アセビ、ドウダンツツジ、サラサドウダン、ベニドウダンなどがあります。花粉を媒介するのは主に、ハチに依存しています。
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花序をアップ。
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ご参考:アセビの花の中を見た写真。オシベの葯の角状の突起物。
下向きの花は、鐘形で花冠の下にハチが止まり、下から上に口吻を差し込み、蜜を吸います。その時に、口吻がオシベの葯(花粉袋)の角状の突起物に触れると、サラサラの花粉がハチの頭に落ちてきた付着します。
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横向きの花アカヤシオ。ツツジ科。横向きの花には、ツツジ、サツキツツジ、シャクナゲ。アカヤシオなどがあります。花粉を媒介するのは、主にチョウに依存しています。
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メシベ、オシベをアップ。オシベの葯(花粉袋)は、豚の鼻穴のような形で、粘着性のある花粉が糸に連なるように出てきます。
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ヒロハツリバナ。ニシキギ科。葉腋から長さ4~8cmの柄を出して淡緑色の花を10数個付ける。萼片、花弁、オシベはともに4個で、ツリバナの5数性とは異なる。葉の大きさの違いだけでなく、花の構造が違っている。
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キンロバイ。バラ科。和名は花の形がウメに似ており、黄色であることから「金露梅」。因みに、花が白いものは,ギンロバイ(銀露梅)。キジムシロ属の耐寒性落葉小低木です。従って、キジムシロと同じように奇数羽状複葉です。
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ナエバキスミレ。スミレ科。ナエバキスミレはオオバキスミレの変種の一つで、苗場山をはじめ、上越国境付近の亜高山に分布します。
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ミヤマクワガタ。ゴマノハグサ科。花は紫色で 濃いスジがあり、花冠は4裂し、花茎の先に10数個の花をつけ、横向きに咲く。オシベ及びメシベは花の外に飛び出している。
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花1個をアップ。
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ズダヤクシュ。ユキノシタ科。ズダヤクシュの漢字名は喘息薬種と書き、意味は、喘息(ぜんそく)に良く効く薬ということ。白い小さな花は総状に付く。
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これで、第1日に撮影したものの掲載は終了しました。2日目以降の分は、同じものを省略できますので、3回程度で、終わると思います。引き続きご覧いただきますよう、お願いします。
以上
by midori7614 | 2013-06-24 21:09 | 上信越のみどり

6月17日 志賀高原 その2

昨日に引き続き、東舘山の頂上付近の植物の続きから掲載します。
コケモモ。ツツジ科。その小さな姿を苔に、丸く赤い実を桃に見立ててこの名がある。花の色は白いものから赤みの強いものまで変化が大きい。
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ツガザクラ。ツツジ科。和名は葉がツガの葉に似て、桜色の花を付けることから。
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ミネズオウ。ツツジ科。この花は上向きに開花する。
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アズマシャクナゲ。ツツジ科。
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ハクサンシャクナゲかアズマシャクナゲかの確認で、葉裏を見る。毛が沢山はえているのがアズマシャクナゲです。
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花をアップ。花粉を食べに、カミキリらしい虫が来ていました。
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ハクサンイチゲ。キンポウゲ科。ニリンソウなどの仲間で、高山に生き残ったタイプ。
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ツマトリソウ。サクラソウ科。葉と花。
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花1個をアップ。7枚の花弁、7個のオシベ、1本のメシベ。但し、花弁が6枚や8枚のツマトリソウもありますので、数字にはあまりこだわらない方が良いです。
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ヒカリゴケ。
「ヒカリゴケの光る理由?」
野生のヒカリゴケは洞窟の入り口等のかなりくらい場所に生育しています。おそらく他のコケ類との競争に負けて,他のコケ類が生育できない暗い場所に適応したのだと思います。ヒカリゴケの場合、この原糸体ひとつひとつの細胞が球形で、これがレンズの役割をして弱い光を集めるのです。その光を葉緑体が受けるのですが、光が入ってくる方向に従って、ちゃんと受けられるような位置に葉緑体が移動するそうです。それを外から覗くと、光が反射して光って見えるわけです。なんだか猫の目の仕組みに似ています。
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ムシカリ(別名オオカメノキ)。スイカズラ科。装飾花があることと側脈の目立つ丸い葉が特徴。
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サンカヨウ(冗談での別名:さんかよん=3サンか4ヨン これは花序の花の付き方です)。メギ科。
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シラネアオイ。シラネアオイ科シラネアオイ属。1科1属1種の日本特産種です。
群生の様子。
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花2輪。大きな花びらに見える4枚は萼片で、花弁はありません。
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メシベとオシベをアップ。沢山ありそうですね。数えてみてください。
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オオバキスミレ。スミレ科。日本海側で一番ありふれて、沢山見られるキスミレです。
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花をアップ。
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コミヤマカタバミ。カタバミ科。コミヤマカタバミの葉は左側のもので、右側の大きな葉はマイヅルソウの葉です。コミヤマカタバミの小葉はまるみを帯びたハート形です。この写真で判りますか?
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マイヅルソウ。ユリ科。鶴が舞うような姿を連想させるのは、ハート形の葉と葉脈です。
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ミツバノバイカオウレン(別名コシジオウレン)。キンポウゲ科。手前の葉は別の植物の葉で、隙間に見える3出複葉がこの花の葉です。
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ヤグルマソウつぼみ。ユキノシタ科。掌状複葉の小葉の先端が大きな鋸歯というか裂けているのが特徴。花は円錐花序に、白い小花が多数付く筈です。
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ゴゼンタチバナ。ミズキ科。白い花びらのように見えるのは葉が変化した苞。
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中央に多数の小花が集まっています。
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以上
by midori7614 | 2013-06-23 17:22 | 上信越のみどり

6月17日 志賀高原 その1

今週は、17日~19日の3日間が山の自然学クラブの志賀高原現地授業、20日は日本女子大のサークルの観察会のボランテイア講師、21日はかわさき市民アカデミーみどり学Ⅱ講座と私がコーデイネーターを務めるワークショップがありましたので、珍しく5日連続の多忙な日程となり、ブログをお休みさせていただきました。
本日は、雨降りではありませんが、以前から頼まれている外での仕事は、明日以降に延期していただき、志賀高原で沢山撮影してきた写真を整理することに専念しています。

取り敢えず、1日目の17日の写真だけを選別しましたら、ブログに掲載したい写真が75枚ほどになりました。2日目~3日目の写真の整理を後回しにして、取り敢えず、当日私が撮影した順に、掲載させていただきます。私のブログの1回あたりの掲載容量に限度ありますので、6月17日1日目の分だけでも、3回に分けて、掲載させていただく予定です。2日目、3日目の写真はこれから整理しますので、どの程度掲載できるかは、現時点では判りませんが、どこかで一度掲載したものは、省略させていただきます。

16日は、八王子駅前8時30分集合で、中央自動車道~長野自動車道を走り、信州中野ICを12時過ぎに降りました。バスの車中で、今回の現地講座の講師の石井誠治先生から、いろいろな話をお伺いしましたが、写真を撮影できました2つだけを掲載します。

双子の実のサクランボ。
果柄が1本で、果実2個が基部で、癒着しています。
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果実2個を無理やり離してみました。0394
これは、花が咲いていた時に、メシベ(柱頭+花柱+子房のセット)が2本あったと考えられます。サクラと同じ仲間のウメでは、このような複数のメシベがあることを確認しています。サクラでは、八重先のフゲンゾウでは、メシベ2本が葉化して、普賢菩薩がお乗りになっていた白象の牙2本にたとえられています。従って、メシベが2本あることは、それほど不思議なことではありませんが、実際に、授粉に成功して実を付けたサクランボの実を見るのは初めてでした。果実栽培で人工授粉させた方が果実の付が良さそうに思われるので、佐藤錦には双子ができるのかなと推測して見ました。興味深く感じたので、写真を撮っておきました。
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石井先生が、みどり湖PAの休憩時に、採集されてきた枝葉が5つ(ヌルデ、シラカバ、ウワミズザクラ、サンシュユ、ニオイヒバ)ありました。バス車中で回覧し、それぞれ、触ったり、匂いを嗅いだり、眺めたりしての名あてクイズがありました。その中で、ミズキ科のサンシュユだけ撮影しておきました。この見分けの特徴は、葉裏に黒い斑点があり、側脈が葉先に湾曲していることにありました。若い実がグミの実を連想させるのも特徴の一つでした。サンシュユは漢名では山茱萸で、茱萸とはグミのことですから、実の形が似ているのは当然ですね。
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お昼のお弁当を、志賀高原から流れてくる夜間瀬川の河原で、川風で涼みながら食べました。河原は攪乱された場所ですので、帰化植物の宝庫でした。ニワウルシなどもありましたが、花を撮影できたのは、次の3花でした。
ムシトリナデシコ。ナデシコ科。ヨーロッパ原産。
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オオキンケイギク。キク科。北米原産。
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クサフジ。マメ科。これはヨーロッパ原産のヒロハクサフジであるか日本自生のクサフジであるかどうかは、判断できなかった。
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志賀高原に入り、最初に、澗満滝を眺めた。この滝は、落差107mで、日本第7位とのこと。滝の左側の地質は比較的新しい志賀火山噴出物で、右側は古い火成岩(深成岩類)だそうだ。崩壊斜面には、パイオニア植物のシラカバなどの広葉落葉樹が群生し、崖上の崩壊していないところには、古くから自生している常緑針葉樹が見られる。
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ヤシャブシ。カバノキ科。葉と昨年の実をつけた枝先。
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シラカバ。カバノキ科。側脈6~7本の葉と、下に垂れる若い果実。因みに、良く似たダケカンバは側脈9~11本の葉と、果実は上向きに付ける。
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高天原リフト乗り場付近の湿地での植物。
ワスレナグサ。ムラサキ科。花序が巻散花序と言って、先端が渦巻き状であるのが特徴。
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咲き残っていたミズバショウ。サトイモ科。
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ハクサンチドリ。ラン科。
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小花をアップ。唇弁の先端が尖っているのが、テガタチドリなどとの相違点。
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ヒオウギアヤメ。アヤメ科。
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外花被片とその上に重なるメシベをアップ。この二つの間に、オシベが隠されているが、オシベはメシベを持ち上げないと見えない。
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クリンソウ。サクラソウ科。マシベの先端が虫ピンの頭のように見えるのが特徴。
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リフトで上った東舘山の頂上付近の植物。
ミヤマニガイチゴ。バラ科。葉と花。
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つぼみと花と葉をアップ。茎にトゲがあるのも特徴。
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ツボスミレ(別名ニョイスミレ)。スミレ科。
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花1個と受粉後の膨らんできた子房。
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ミヤマキンバイ。バラ科。葉と花。3出複葉のミツバツチグリの高山タイプ。
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シロバナノヘビイチゴ。バラ科。赤く熟した実は、ヘビイチゴと違って、美味しい。
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スズラン。ユリ科。葉の上に花を付けるドイツスズランと違い、日本のスズランは葉の陰に隠れるように咲く。
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イワカガミ。イワウメ科。丸くて光沢のある葉と花弁のふちが細かく切れ込む花。
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花を正面と横から見られる花序。
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花の内側の1本のメシベと5本のオシベ。
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その1は、ここまでとし、次回にその2、その3と続きを掲載します。
以上
by midori7614 | 2013-06-22 18:27 | 上信越のみどり

6月15日 鎌倉・東慶寺の花

昨日15日は、知り合いの陶芸展を見に行くために、鎌倉へ行ってきました。陶芸展を見た後、折角ですので、北鎌倉の東慶寺のイワタバコなどを見てきました。

キキョウの花の観察。
五角形のつぼみ。
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開花直後の雄性期の花。
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オシベはメシベの花柱に側着しています。
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開花してしばらくした雄性期の花。
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オシベの花粉はメシベの花柱の側面に付け終わり、オシベは底に萎れて垂れています。
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雄性期から雌性期へ移行した花。
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メシベの先端の5つに裂けた柱頭が出てきています。
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イワタバコも盛りはすぎていましたが、どうにか見られました。
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3種類のシモツケが見られました。
白花。
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赤花。
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白花と赤花の混じった花。(これもキメラですね)
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アジサイが沢山咲いていましたが、その中から4点を掲載します。
ヤマアジサイ。
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紅萼アジサイ。
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北米から来た「カシワバアジサイ」
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ミヤマオダマキ。
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通称:八重のドクダミ。
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ホタルブクロ。
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ムラサキツユクサ。
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ナナカマド。
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明朝から、2泊3日で志賀高原へ行ってきます。その後も、20日~21日も日中は外出の予定で、明日から5日間は、パソコンに向き合う時間がなさそうです。ブログ更新は、5日間お休みさせていただき、多分22日以降になると思います。
以上
by midori7614 | 2013-06-16 18:32 | 関東のみどり