のん木草・みどり見て歩き

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ニラ

昨日は、つかの間の晴れ間と思い、早朝見て歩きをしたうえで、午前と午後のそれぞれ所用を片付けましたので、昼食もまともに取れずに、超多忙の1日になってしまいました。帰宅も遅くなり、かなり疲れましたので、入浴と食事をして寝てしまいました。ゲゲゲの水木 茂先生の真似をするつもりではありませんが、私も、健康第一を重視していますので、「よく食べ、よく眠り、たまにはブログ作成を怠ける・・・」を実践している次第です。
本日は、予想通りの雨降りですので、休養日としてのんびり過ごしながら、国会中継を聞きながら、ブログ作成をしております。

我が家の庭で、最近撮影した花(ニラ、ナス、落花生、ヒガンバナ、タマスダレ)の中から、今日のブログでは「ニラ」を取り上げてみます。

ニラは、ユリ科ネギ属の多年草で、日本では本州から九州に野生し、これを自生とする向きもありますが、中国西部が原産のようです。現在は、緑黄色野菜として、株分けまたは種子によって増えています。
ニラの鱗茎は長卵形で、鱗茎の下には短い根茎があります。多数に株分かれして葉を伸ばします。葉の長さは20 - 30cmで束生します。形は線形で扁平であり、ネギのように円筒形にはなりません。
夏には葉の間から30 - 40cmほどの花茎を伸ばす。花期は8 - 10月頃。花は半球形の散形花序で白い小さな花を20 - 40個もつける。
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花弁は3枚だが、苞が3枚あり、花びらが6枚あるように見えます。オシベは6本で、子房は3室になっています。
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チョウが蜜を吸いにやってきていました。
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早くも、子房がふくらみ、若い果実ができてきています。
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これから先のことですが、子房は熟すると割れて黒色の小さな種を散布します。
種子は、韮子という生薬で腰痛、遺精、頻尿に効果があり、葉は、韮白という生薬で強精、強壮作用があるそうです。
なお、ニラには全草に独特の匂いがあり、このため、禅宗などの精進料理では忌避されています。匂いの原因物質は硫化アリル(アリシン)などの硫黄化合物です。
以上
by midori7614 | 2010-09-30 11:26 | 身近なみどり

昭和記念公園の果実

本日も、雨降で寒かったですね。夕方に雨が止み、明日は晴れるようですが、あいにく明日は所用がある日です。次に出掛けられる日は30日以降になりますが、天気予報を見ると、30日はまた雨降りのようです。折角、秋の見て歩きに出かけるのに、良い時期ですが、恨めしい感じで、空模様を眺めて過ごしています。お天気ばかりは、仕方ないのですが・・・・・

今日のブログには、昨日に続き、昭和記念公園で、見られた果実の写真を、「こんなものが見られますよ」との紹介として、掲載します。それぞれの説明は、省略させていただきます。

ホオノキ。
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トチノキ。
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ゴンズイ。
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シロシキブ。
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コムラサキシキブ。
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ナンキンハゼ。
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イイギリ。
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アオギリ。
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昨日掲載漏れしましたものを番外として掲載します。
パンパスグラス。
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雄性期のキキョウ。
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雌性期のキキョウ。
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以上
by midori7614 | 2010-09-28 17:15 | 関東のみどり

昭和記念公園の花

本日は、所用のある日でしたので、晴れても見て歩きには出掛けられない日でしたが、でも、雨降りの1日で寒かったですね。明日は出掛けられる日ですが、日中は雨の予報、明後日は所用の約束があって、出かけられない日なのに、晴れ間が出そうですね。今週の天気予報は、何かチグハグで、残念な気持ちでながめています。
今日のブログには、昨日に続き、昭和記念公園の原っぱ東以外で、見られた花の写真を、「こんなものが見られますよ」との紹介として、掲載します。それぞれの説明は、時間がなかったので、省略させていただきます。

クレオメ。
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キバナコスモス。
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コスモスの品種。
コシモパープルレッド。
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アンテイクテイ。
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コラレッドピンク。
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ルベンザ。
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ヒガンバナ。
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ショウキズイセン。
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シオン。
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ソバ。
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以上
by midori7614 | 2010-09-27 17:59 | 関東のみどり

昭和記念公園のコスモス

本日は、午後からくもり、夜から雨が降りだす天気予報で、朝から快晴の良いお天気でしたので、久しぶりに、昭和記念公園へコスモスを見に行ってきました。やはり、青空の下で、コスモスは映えると思いました。でも、今週の週間天気予報では、晴れる日がなさそうなので、残念ですね。

昭和記念公園のコスモスは、原っぱ東花畑、コスモスの丘、バーベキューガーデン、原っぱ西花畑の4箇所に、植栽されていますが、本日現在で、どうにか見られるのは、原っぱ東花畑とバーベキューガーデン程度で、コスモスの丘と原っぱ西花畑の2箇所は10月中旬以降に、見ごろを迎えるでしょう。10月中旬以降に、また、見に行きたいものと思っています。

今日のブログには、原っぱ東花畑のコスモス風景だけを掲載し、他はこれから写真を整理して、明日以降に掲載します。

ハッピーリングという品種だけは、見ごろになっていました。
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スーパービッキーという品種も咲き始めていました。
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あかつきという品種もありました。
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日の丸という品種表示ですが、どうして日の丸かはわかりません。
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品種名はわかりませんが、青空の下、きれいに咲いていました。
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以上
by midori7614 | 2010-09-26 18:56 | 関東のみどり

ホオノキの実。

本日は、台風が接近するとのことで、見て歩きに出かけずに在宅で過ごしました。予想よりも、風雨もたいしたことなく、庭に置いたものも吹き飛ばされずに、助かりましたね。お蔭で、遅れ遅れになっていた山の会の9月定例会の議事録を作成して会員へ発送し、かわさき市民アカデミーのみどり学Ⅱワークショップの準備にも着手する事が出来ました。

今日のブログには、東高根森林公園で見ることが出来ました「ホオノキの実」を取り上げてみます。

ホオノキ(朴木)はモクレン科モクレン属の落葉高木です。北海道、本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯に自生しています。

実は袋果の集まった集合果で、袋果は赤く熟す。
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更に、熟してくると色がきたなくなります。
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集合果は長さ10~15cmで熟すると重みで葉の下にぶら下がる。
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落下している集合果の裂け目から赤い果実が見えます。
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その部分をアップしてみました。
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果実は赤い色をして、熟すると白い糸状の珠柄でぶら下がる。
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赤い果実の皮をむいてみました。ホオノキの中身の種子は、こげ茶色でした。
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ご参考
同じモクレン科モクレン属のコブシの集合果。熟すると裂けて、赤い果実がぶら下がる。
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同じモクレン科モクレン属のハクモクレンの集合果。熟すると裂けて、赤い果実がぶら下がる。
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ご参考
日本の樹木の中で葉と花が最も大きい。枝先に帯白色で花は直径約15cmの強い芳香のある花が上向きに咲く。咲いた日は雌性期で翌日に雄性期になる。これは上のメシベが閉じて、下のオシベが開いている雄性期の華です。
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以上
by midori7614 | 2010-09-25 18:44 | 身近なみどり

シモバシラ(霜柱)

本日は、涼しさを通り過ぎて寒く感じるようになりました。毎月1回の内科検診に向ヶ丘遊園駅近くまで歩いて行き、帰りには多摩図書館まで足を伸ばし、本を借りてきました。

今日のブログには、高尾山で見てきました「シモバシラ」を取り上げてみます。この花は、昭和記念公園、自然教育園などでも、見ることができます。私の家でも、鉢植えのシモバシラを栽培していますが、今年はまだ花を付けていません。
シモバシラはシソ科の宿根性の多年草です。日本固有種で関東地方以南の本州から九州にかけて分布しています。低山の森林内に生え、特に渓流周辺に群落を作ることもあります。
茎は断面が四角形をしており、やや木質化します。高さ40-70cmほど、先端に向けてやや水平向きに曲がります。葉は茎の節ごとに対生に出て、長さ8-20cmの楕円形、薄くて柔らかくてつやがなく、縁に軽い鋸歯があります。
花は9-10月頃に咲きます。茎の先端側半分くらいの葉腋から総状花序を出します。花序の軸は真上に伸び、花はその軸に茎の先端側に偏ってつきます。従って、水平になった茎から花序だけが立ち上がったおもしろい姿となる。花はほぼ真横を向いて咲く。花冠は白く、釣り鐘状で、オシベやメシベはそこから突き出ています。
つぼみ。
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開花。
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ご参考
シソ科の本家:シソの花。
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ご参考
シモバシラの名前の由来など。
シモバシラが生えていたところには、冬になると氷柱ができます。シモバシラの茎は冬になると枯れてしまうが、根はその後長い間活動を続けるため、枯れた茎の導管に水が吸い上げられ続けます。そして、外気温が氷点下になると、道管内の水が凍って、茎から氷柱ができます。この現象は、地中の根が凍るまで続きます。なお、写真は平成19年2月に高尾山で撮影したものです。
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シソ科のシモバシラという草の茎にできた氷柱で、地中の水分が茎の中を上昇し、茎を割って氷の柱ができたものです。この植物の枯れた茎に繊維質だけが残り、毛細管現象によって吸い上げた地中の水分を凍りつかせて、枯れた茎の周囲に氷の花(氷華)つまり霜柱を形成します。このような現象から、「シモバシラ」(霜柱)という花の名前が付けられました。何度も結晶を繰り返すと茎の裂け目が広がってしまい、小さいものしかできなくなります。シモバシラは、自然がつくった美しい造形です。初めは柱のように高くのび、その後は横に広がり、いろいろな形をつくります。

冬、地上部が枯れてしまって葉が落ちても根は生き続け、地上が零度以下の気温になっても地面の下の茎と根はその活動を続け、根は地中の水分を吸い上げ、さらに地表の茎へと押し上げ、そして茎からあふれ出た水分は、零度以下の地上の気温にさらされて次々と凍ります。このようにして地面近くの茎に氷の結晶、つまり氷華ができるのです。
シモバシラの氷華がよく発達するためには、まずは、
 1.地中に適度な水分があること
 2.地中の温度は零度以上、地表面が零度以下になること
という条件が重なることが必要だそうです。
以上
by midori7614 | 2010-09-24 18:19 | 身近なみどり

日向薬師のヒガンバナ

昨夜は、お天気に恵まれ、仲秋の名月を、夜8時頃にきれいに眺められました。
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本日は、朝のうち、6時から7時半まで、庭の草取りをしてから、朝食をとりました。8時半頃から、天気予報どおりの雨降りとなりました。午後から、息子家族が来るので、家の中を片付けたり、パソコンに向き合ったりしています。

今日は彼岸のお中日ですので、ヒガンバナを取り上げてみます。
21日に、かわさき市民アカデミーのサークル「みどり会」で、日向薬師のヒガンバナを見に行ってきました。ご参考に、行程を記載しておきます。

伊勢原駅9:45→(バス)→高橋バス停下車→(日陰道・かながわ古道50選)→日向薬師参道入り口→日向薬師境内(昼食)→日向薬師林道起点→神明橋→田んぼの自生地の小道→坊中バス停→→道祖神→→日向薬師コース道標前→→緑化見本園前→→県立自然保護センター本館前→七沢温泉入口14:18→(バス)→14:50頃・本厚木駅

今年は、残暑が厳しかった影響で、ヒガンバナの発芽が各地で遅れています。日向薬師もその影響をうけていましたが、咲いている花を各所で見られて、ほっとしました。

ヒガンバナ(彼岸花)は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。クロンキスト体系ではユリ科となりました。リコリス、曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれています。ヒガンバナ(彼岸花)の名前の由来は、秋のお彼岸の頃に花が咲くことによると言われています。別名のマンジュシャゲ(曼珠沙華)は、仏教の梵語で、天界の美しい赤い花の意味だそうです。

道端などに群生し、9月中旬に赤い花をつけるが、稀に白いものもあります。夏の終わりから秋の初めにかけて、花が咲くその姿は独特で、全草有毒な多年生の球根性植物です。

ヒガンバナのつぼみと開花した花。
高さ30 - 50cmの枝も葉も節もない花茎が地上に突出し、その先端に包に包まれた散形花序が一つだけ付きます。苞が破れると5 - 7個前後の花のつぼみが顔を出し、しばらくして開花します。
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ヒガンバナの花アップ。
6枚の花びらが放射状につきます。花は短い柄があって横を向いて開き、全体としてはすべての花びらが輪生状に外向きに並びます。花びらは長さ40mm、幅約5mmと細長く、大きく反り返ります。オシベ6本、オシベより長いメシベが1本です。
日本に存在するヒガンバナは全て遺伝的に同一であり、染色体は三倍体です。故に、雄株、雌株の区別が無く種子で増えることができません(遺伝子的には雌株である)。日本の彼岸花は3倍体で種子がなく、鱗茎で増える形で分布します。中国の揚子江流域のものは、2倍体で種子を付けるので、中国が原産地とされています。
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シロバナヒガンバナ。
ヒガンバナの白花に似ていますが、花弁がさほど反り返らず、またやや黄色みを帯びています。葉もやや幅広いので、一説では、染色体二倍体のショウキズイセンとヒガンバナの仲間との雑種であるとも言われています。
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ヒガンバナと日向薬師の里風景。
ヒガンバナは、昔から、稲作、飢饉、仏教などとの関係で、人間社会と深い係りがあったので、各地で、それぞれ異なる500~1000程の名前があるそうです。
毒がありますが、鱗茎(球根)をすりつぶして水にさらすと毒が抜け、食用になるので、稲作や仏教とともに、飢饉の時のための救荒植物として中国から伝わって、野生化したと考えられています。
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黄金色の稲穂とヒガンバナ。
田んぼの畦や畑や川の土手に多いのは、モグラや野ネズミから畦や畑や川の土手を守り、田んぼの水漏れ防止に役立っていたようです。また、飢饉の時の救荒植物として植えられたようです。
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稲刈りが済んだ田んぼのヒガンバナ。
畦を守ることにより稲作に寄与し、水害を起こさないように土手を守り、更にイザというときに救荒植物として、いろいろな面で人間に役立ってきた有用植物です。
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お墓のまわりのヒガンバナ。
土葬後、死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐため、植えられたようです。また、寺の境内や墓場に多いのは、先祖の供養のために植えたからとも考えられています。
墓場の花として、昔から忌み嫌う人もいます。でも、ヒガンバナのために反論しておきます。原産地の中国では、この花は縁起の悪い花ではありませんし、吉凶に最も厳しい日本の生け花の世界でさえ、不吉な花とか禁花などではなく、おおらかに立てて鑑賞し、供花にしていました。また、法華教や梵語からは、昔から大切な仏花となっています。
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なお、調べたことを、ご参考に記載しておきます。
ヒガンバナは北海道から琉球列島まで見られます。でも、日本自生ではなく、日本には中国から帰化したものと考えられています。(日本の彼岸花は3倍体で種子がなく、鱗茎で増える形で分布します。中国の揚子江流域のものは、2倍体で種子を付けるので、中国の揚子江の上流が原産地とされています。)その経緯については、稲作の伝来時に土と共に球根が混入してきて広まったと言われていますが、土に穴を掘る小動物を避けるために有毒な鱗茎をあえて持ち込み、あぜや土手に植えたとも考えられています。また鱗茎は薬になり、救荒食でもあります。そのような有用植物としての働きを熟知しての運搬の可能性も無視できないという説もあります。
人里に生育するもので、田畑の周辺や堤防、墓地などに見られることが多いです。特に田畑の縁に沿って列をなすときには花時に見事な景観をなします。湿った場所を好み、時に水で洗われて球根が露出するのを見かけます。なお、山間部森林内でも見られる場合がありますが、これはむしろそのような場所がかつては人里であったことを示すと見るべきであります。
また、日本に存在するヒガンバナは全て遺伝的に同一であり、三倍体である。故に、雄株、雌株の区別が無く種子で増えることができない(遺伝子的には雌株である)。中国から伝わった1株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えられる。

全草有毒で、特に鱗茎には、デンプンを多く含んでいるが、有毒のアルカロイド(リコリン)を多く含まれています。誤食した場合は、吐き気や下痢、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死にいたるそうです。田の畦(あぜ)や墓地に多く見られますが、これは前者の場合ネズミ、モグラ、虫など田を荒らす動物がその鱗茎の毒を嫌って避ける(忌避)ように、後者の場合は虫除け及び土葬後、死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐため、人手によって植えられたためである。ただしモグラは肉食のため、ヒガンバナに無縁という見解もあるが、エサのミミズがヒガンバナを嫌って土中に住まない。そのためにこの草の近くにはモグラが来ないともいう。
鱗茎はデンプンに富み、有毒成分であるリコリンは水溶性であるため長時間水に晒せば無害化することが可能です。しかし、毒抜きの時間が不十分であったり、長期間食して有毒成分が体内に蓄積したりしたために中毒を起こす危険があり、素人は食べないようにしたほうが良いです。花が終わった秋から春先にかけては葉だけになり、その姿が食用のノビルやアサツキに似ているため、誤食してしまうケースもあるそうです。
鱗茎は石蒜(せきさん)という生薬名であり利尿や去痰作用があるが、有毒であるため素人が民間療法として利用するのは危険です。
以上
by midori7614 | 2010-09-23 15:09 | 身近なみどり

日向薬師周辺の見て歩き

本日は今年最後の残暑で、明日からは涼しくなるようですね。明日のお彼岸のお中日に小松菜や大根の種子を蒔く為に、本日の涼しい早朝に、庭の畑の草取りをして、土を耕し始めました。9時半までには、完全に終了しませんでしたので、残りは夕方涼しくなってから、これから取り掛かるつもりです。暑い日中は、クーラー部屋で、パソコンに取り組んだり、本を読んだり、昼寝をしたりとダラダラ過ごしています。

今日のブログには、昨日のかわさき市民アカデミーのサークル「みどり会」の見て歩き行事で撮影してきた花や果実を、こんなものが見られたとの報告を兼ねて掲載します。

なお、お目当てでした「ヒガンバナ」については、これから、整理したり、調べたりして、明日以降に掲載します。

ヒガンバナ。
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シロバナヒガンバナ。
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ゼフィラサンス(レインリリー)。ヒガンバナ科ですので、これも入れておきます。
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アキノタムラソウ。
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ヤブマメ。
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キツネササゲ。
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ツルボ。
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ツリフネソウ。
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マツカゼソウ。
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アカソ。
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ツリガネニンジン。
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ゲンノショウコ。
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アカツメクサ。
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ヤマジノホトトギス。
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ヤマホトトギス。
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ヨウシュヤマゴボウの花と実。
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スズメウリの花と実。
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ノブドウの実。
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ツチアケビの実。
来年は、ここに、季節を変えて、ツチアケビの花を見に行きたいものですね。
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クリの実。
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アブラギリの実。
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他にも、ツユクサ、キツネノマゴ、ノブキ、シュウメイギク、シュウカイドウ、ヌスビトハギ、ミヤギノハギ、ヤマハギ、ミズヒキ、ノギクなどの花、アブラチャンの実などが見られましたが、うまく撮影出来ませんでしたので省略しました。
以上
by midori7614 | 2010-09-22 16:44 | 身近なみどり

ナンバンギセル(南蛮煙管)

本日は、彼岸の入りで、恒例のお墓参りと実家の仏壇参りに行ってきました。明日は、かわさき市民アカデミーのサークル「みどり会」の見て歩き行事で、お彼岸の時期に咲くヒガンバナを、日向薬師周辺の田んぼのあぜ道に見に行ってきます。帰宅が遅くなるようでしたら、明日のブログ掲載はお休みさせていただきます。

今日のブログには、8月~9月にかけて、生田緑地、目黒自然教育園、昭和記念公園、金沢自然植物園などで見られますナンバンギセルについて、取り上げてみます。

ハマウツボ科ナンバンギセル属
一年生の寄生植物です。ススキ、サトウキビ、ミョウガなどの根に寄生します。花の形がキセルに似ていることからこの名前がつけられました。高さは約15センチで8~10月位に咲きます。
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ナンバンギセルは葉緑素を持たないがゆえに自分で光合成をして生長することができず、他の植物の根に寄生してそこから養分を取りながら生育する寄生植物で、発芽して生長し、花後タネを結んで枯れる生育サイクルを1年以内におこなう1年草です。寄生するのは主にイネ科やカヤツリグサ科などの単子葉植物で、具体的にはススキ、サトウキビ、ミョウガ、ギボウシなどが挙げられます。
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 花が咲くまで姿がほぼ見えないので夏~秋の開花時期にいきなり生えてきたように錯覚しますが、生育期には茎は地際~地中にあり鱗片状の葉を付け寄生主の養分を取って生長しています。夏以降にそこから花柄をにょっきりと伸ばして地上にお目見えするという寸法です。
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花柄の先端にはぷっくりとふくらんだ萼(がく)があり、そこから淡い紅紫色(まれに白色)の花を一輪、うつむきかげんに咲かせます。花は筒状で先端が浅く5つに切れ込んでいます。その姿をかつて南蛮人と言われていたポルトガル人やスペイン人の船員がくわえていたマドロスパイプに見立てて「ナンバンギセル」の名前が付きました。
 万葉集では「思草(おもいぐさ)」の名前で登場しており、古くから日本で親しまれていた植物だといえます。うつむきかげんに咲く花の姿から来た名前でしょうか。
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地上部は蕾みと茎(花柄?)しかありません。
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黄色の肌に赤紫の斑点が線状にあります。花は1枚の萼に包まれ夏から秋に淡紫色の花が咲きます。 合弁花で先が5つに分かれます。萼も1枚の袋状になっていて、先がとがり、花冠は萼の先ではなく後方から横向きにでてきます。
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正面から撮影しましたが、メシベ、オシベを見ることが出来ませんでした。
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図鑑によりますと、花の中には先が大きく広がった1本のメシベと4本のオシベがあるそうです。オシベの花糸の下部は花冠内面に融合していて、左右より2本づつ出て、葯の形に2型あるそうです。
オシベはメシベの柱頭より後方にあり、花がゆれると花粉は花冠内に落ちてしまうとのことです。栽培品ではどのような昆虫が花粉を運んでいるか見当もつきません。

栽培する場合には、寄生植物なので寄生主(宿主)としてススキなどのイネ科植物をあらかじめ用意しなければなりません。そこへ採取した種子を蒔きます。宿主の根からの分泌物が発芽を促すようです。実際には株元の土を寄せ露出した根、できれば根毛が出ているような根に種子をふりかけます。翌春発芽し、夏から秋に開花・結実します。一年草であり毎年種子を蒔く必要がありますが、同じ宿主株から数年発生することもあるそうです。
 播種は採り蒔きのほうがよいようです。また鉢植えの宿主の場合毎年種子を蒔くと宿主の植物が弱って枯れてしまうので、隔年で育てる方がよいとする栽培書もあります。
 栽培上の宿主としてはイネ科植物ではススキ・ヤクシマススキ・ベニチガヤ・タイワンオギなどが利用されるようです。その他宿主としてミョウガ・ショウガ・ギボウシ・ホトトギス・ユッカなどが知られています。
以上
by midori7614 | 2010-09-20 17:41 | 身近なみどり

キツネノマゴ

昨日は、グリーンセイバーのスキルアップ講習会で、朝8時半に多摩動物公園正門前に集合し、多摩動物公園内で、鳥、虫、樹木の観察を中心とした講習を受けてきました。帰宅したら、6時近くになっており、やはり疲れましたので、ブログはお休みさせていただきました。
本日は、明日以降のために、休養日にして、見て歩きに出掛けるのはやめて、過ごしています。明日以降に、庭の畑に植えるブロッコリーの苗や小松菜などの野菜の種子を購入してきました。

今日のブログには、東高根森林公園、生田緑地、他にも、どこの道端などでよく見かけるキツネノマゴを取り上げてみましょう。

キツネノマゴは、双子葉植物キツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草です。

路傍や荒地に生育し、道端に生える小柄な雑草という感じで、夏から秋にかけて桃色から白色の花を咲かせています。
やや湿ったところを好むようです。本州から九州に分布し、種としては国外では朝鮮、中国からインドシナ、マレーシア、インドなどに分布しています。
茎は根元がやや横に這い、分枝してやや立ち上がります。高さは10-40cm程度、茎は下向きの短い毛が生えています。 茎には節があり、節ごとに葉を対生させます。葉は長さが2-4cm短い柄があって卵形で柔らかく、先端は少しとがり、両面に毛が生えています。
花期は8-10月ころです。茎の先端から穂状花序を出し、花序には花が密につき、それぞれの花は基部に苞があるので、外見ではその苞が並んだ棒状の姿に見えます。
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花が小さいので、外では、うまく写真が撮れないので、花序をいただいてきて、家でじっくり観察して、写真を撮影してみました。
花はいわゆる唇花型で、上唇は小さく三角形で、先端は2裂、下唇は丸く広がって反り、先端は3裂、全体は白だが、下唇が広く赤紫なので、赤紫の花との印象が強いです。よく見れば可憐な花をつけていますが、小さくて、ありふれていることから皆さんの注目度は低いですね。でも、写真では、判りませんが、ルーペで見ると、かなり複雑な形のきれいな花ですね。是非、皆さんも、一度はルーペでご覧になられることをお勧めします。
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名前の由来はよく判っていません。花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説も見かけますが、根拠に乏しいです。腰痛、風邪ひきに薬効があるとも言いますが、あまり用いられていません。

料理では、花の咲かない若い葉と茎をゆでておひたしにするそうです。腰痛などに用いるときは、8月ぐらいに植物を採り、水洗いし日干しして乾燥させ、乾燥後に布袋に入れ、鍋(なべ)で煮出し、入浴直前に袋ごと入れ、全身入浴すると効果があるとのことです。風邪などでは、乾燥したものを煎(せん)じて飲むと良いらしいとの話もあります。中国では、清の時代に乾燥後に煎じた汁で洗眼し目薬に使われていたという話もあります。でも、確証はない話ですので、実験しないほうが良いでしょう。
以上
by midori7614 | 2010-09-19 18:19 | 身近なみどり