のん木草・みどり見て歩き

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8月5日までお休みします。

今週はゆったり、のんびり過ごしていましたが、本日急用が発生し、併せて、明日以降の予定を考えますと、8月5日までは、パソコンに取り組む時間がなくなりました。
早ければ、8月5日に夏山合宿の写真から再開するつもりですが、8月5日に関西から娘と孫二人が来る予定ですので、その関係で忙しくなれば、ブログ再開は8月6日からとなりそうです。
ご了承お願いします。
by midori7614 | 2010-07-31 22:04 | 身近なみどり

7月下旬の小石川植物園のみどり

今朝は、雨が降っていなかったので、早朝散歩に出かけました。高原の涼しさを満喫していましたら、5時50分頃から、大粒の雨が降りだし、帰宅しました。午前中に雨が止み、涼しい風が吹いているので、家の周りの草取りを始めました。お盆前に、一度、きれいにしましたが、この時期の草の成長は著しく、かなり草だらけになっています。その逞しい成長ぶりに、感心しながら、抜かせていただいています。午後から太陽が顔を出し、日当たりは暑いので、一旦、家の中に避暑し、ブログを作成しています。草取りの続きは、一休みして、日陰になる夕方から再開しようと思っています。


7月21日に、ショクダイオオコンニャクを見に行った際に、園内で見てきました植物を、今日のブログに掲載します。

フジの栽培品種「長崎一才」。
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その花をアップしてみました。
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ブッドレアとアゲハ。
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その花をアップしてみました。
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ニンジンボク。
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その花をアップしてみました。
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バクチノキの幹肌。
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白松の幹肌。
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マルバチシャノキの若い実。
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イヌビワの若い実。
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ケンポナシの若い実。
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他に、ムクゲの花も咲いていましたが、先日、ムクゲいろいろを掲載したばかりですので、今回は省略しました。
以上
by midori7614 | 2010-07-30 15:14 | 関東のみどり

コダマスイカ

本日は、涼しくて、快適な早朝散歩を楽しんでおりましたら、5時45分頃から小雨が降りだしました。デジカメが濡れるのがいやなので、早めに帰宅して、家の中で、のんびり過ごしています。片づけなければならない書類が散かっていますが、その整理には着手する気分にならず、困り者ですね。

今日のブログには、庭で栽培したコダマスイカの写真を整理してみましたので、その栽培顛末を掲載します。

コダマスイカはウリ科で、 原産は東南アジアです。 今回は、5月に苗を購入してきたものを植えて、その生長を見守りました。

6月12日の花。 雄花雌花の違いは、花だけを見ただけでは判りません。 雌花には、花の下に、小さな玉が既にできていますので、すぐに判ります。今回は、迂闊にも、その写真を撮影もれしておりました。122
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6月24日の産毛に包まれた実。これがスイカの赤ちゃんです。
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6月28日の実。小さいながらも、毛がなくなり、スイカらしくなってきました。
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7月22日。 収穫 できるように熟したコダマスイカ。小玉種ですから直径15cmくらいです。いつ収穫したら良いかを随分迷いましたね。
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重さは1267gでした。
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包丁を当てたら、パリッと割れ目が入り、熟していました。甘くて美味しかったです。
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今年の梅雨は、暑くて空梅雨みたいでしたので、甘いスイカになったのではないかと思います。これに味をしめて、来年もコダマスイカを植えてみたいと考えています。
以上
by midori7614 | 2010-07-29 15:18 | 身近なみどり

ムクゲいろいろ

暑い日が続きますね。早朝と夕方~夜に、近くを散歩するだけで、日中の暑い盛りは、クーラーの部屋で、読書しながら、ついついお昼寝となってしまいます。来週、1泊2日の夏山合宿があるというのに、大丈夫かなと心配していますが、トレーニングに登山に出かける気分にならないですね。

今日のブログには、ご近所に咲いているムクゲを取り上げてみましょう。

ムクゲ。アオイ科フヨウ属。
原産地はインド、中国とも言われますが不明です。中緯度の世界中の国々で、栽培されています。
開花時期は7~9月です。韓国の国花としても知られていますね。韓国では、自然の野山に自生しているのかと思っていましたら、園芸的に植栽されたもののようです。日本の国花の桜(ソメイヨシノ)も、明治以降に、園芸的に植栽されたものですから、やはり同じことですね。
ハイビスカスと同じ仲間で、夏の間中、ハイビスカスに似た花を樹冠いっぱいに咲かせます。実は、ムクゲはアオイ科フヨウ属で、フヨウ属のラテン語学名がハイビスカスですから、ムクゲもハイビスカスと言っても間違いではないということになります。
花色は白、ピンク、紫など多数あり、八重咲きのものも知られています。
八重咲きは、桜や椿の八重と同じように、オシベが花弁化したものです。次の写真でご納得いただけますでしょうか?
5弁の花。
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オシベが花弁化し始めた花。
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ほとんど5弁の花。
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かなり花弁化して、八重咲き近くに見え始める花。
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刈り込みにも耐え、単植はもちろん生垣などにしても良く、限られた庭でも育てやすいと言われていますので、個人宅にかなり植えられていますね。
また、日本では夏の御茶事の生け花として飾られたり、庭木として広く栽培されている他、胃腸薬、皮膚炎の薬としても用いられています。
園芸品種ですので、いろいろな名前のムクゲがありますので、掲載してみます。名前は覚える必要はありませんが、「どうして、この名前がつけられたのかな?」と、勝手に推測しながら、お楽しみ下さい。

大紫盃。
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紫盃。
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ピンク・デライト。
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平家山。
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リトル・トミー。
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日の丸。
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白一重。
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雉鳩。
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夏空。
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以上
by midori7614 | 2010-07-28 19:01 | 身近なみどり

お金持ちの花

本日も、早朝から早起きして涼しいうちに、家の近くを見て歩きしました。午前中に、毎月1回の定期健診に行き、今回は年1回の心電図などの検査もしてもらいました。結果は、現状に心配を感じていないので、来月の健診の際に、聞くことにしました。帰りに、暑い中、生田緑地へ回り、丘陵の尾根道を歩いて、帰宅しましたので、往復5~6kmは歩いたことになりますね。汗だらけで帰宅しましたので、シャワーを浴び、さっぱりし、ついでに、午後に、散髪に行き、頭も外側だけ、さっぱりさせました。頭の内側も、近日中にさっぱりさせたいものですね。
この時期、これはと言う写真も撮れませんでしたので、今日のブログには、7月に、地味な白い花が咲かせているなんとなくお金(両)が増えそうな感じの植物を紹介しましょう。

万両(マンリョウ・ヤブコウジ科)、千両(センリョウ・センリョウ科)、百両(カラタチバナの別名・ヤブコウジ科)、十両(ヤブコウジの別名・ヤブコウジ科)とお金(両)をほうふつとさせる名前の植物がそろっています。いずれの植物も秋~冬にかけて赤い実が付けますが、花は初夏のこの時期に咲いています。

マンリョウ・ヤブコウジ科。
冬に付ける光沢のある赤い果実と緑色のコントラストが美しく、「万両」といういかにもたくさんのお金をほうふつとさせる名前で正月用の縁起木として親しまれています。日本では江戸時代から栽培されており、多数の園芸品種が存在します。
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参考:冬に見られる赤い実。
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センリョウ。センリョウ科センリョウ属。
正月飾りに欠かせない縁起木のひとつで、主に冬に色づく赤や黄色の実を鑑賞します。日本(主に関東より南~沖縄)、朝鮮半島、中国、インドなど広い範囲に分布する常緑性の低木で、常緑広葉樹林の下のような一年を通して直射日光の当たらない半日陰の場所に自生していることが多いです。
 名前や用途からマンリョウに近い仲間のように感じられますが、両者は科も違う全く別の植物で実の付き方(葉の上と下の違い)や姿も並べてみると明らかに違うので間違うことはないと思います。ただ、マンリョウという名前はセンリョウに対してつけられた名前のようです。センリョウの方が先に付けられたようで、仙寥から千両に変ったようです。冬に赤くて美しい実を付けるという共通点からつけられたのでしょう。
花序。
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小花は、シンプルで、メシベの子房1個とオシベ1個だけで構成されています。
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参考:冬に見られる赤い実。
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カラタチバナ。ヤブコウジ科。
マンリョウの仲間で、濃緑の葉と赤い果実が美しい植物です。マンリョウと比べると、草丈はせいぜい50cm前後とやや低く、一方、葉はやや細く披針形で大型、厚く光沢があります。マンリョウと同様に、古典園芸植物として江戸時代に改良が進み、斑入りや葉形の異なる多くの品種が選抜され、現在もかなり残っています。中国名が「百両金」といいます。
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ヤブコウジ。ヤブコウジ科。
山地の林の下などに群生している,高さ 10 ~ 20 センチの常緑低木です。花は数個つき,秋に赤く熟します。
 正月用の寄せ植えの材料として使われることも多いようです。マンリョウに似ていますが,大きさや実の数を見れば明らかに区別できます。
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以上
by midori7614 | 2010-07-27 18:32 | 身近なみどり

霧が峰のみどり・その3

暑い日が続きますね。今朝は4時半に起床し、そのまま、東高根森林公園など長尾の里を自然観察に心がけて、見て歩きしました。セミの抜けた地面の穴が見つかりますが、あまりセミは見当たりません。今年の夏も、どこか異常なところがあるのでしょうか?
日中は、クーラーの効いた部屋で、残務整理的な片づけをしています。サークルのみどり会と葉っぱ会の会報を作成し、会員へ送付完了しましたので、これでなんとなく、夏休みに入れそうな感じですね。

今日のブログにも、昨日に引き続き、霧が峰のみどり・その3を掲載します。

キバナヤマオダマキ。
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オニシモツケ。
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アカバナシモツケ。
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アカショウマ。
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キバナカワラマツバ。
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ミヤマタムラソウ。
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クサフジ。
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カラマツソウ。
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イケマ。
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シシウドと八島湿原。
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高層湿原の七島と後方が車山。
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青空とトンボ。
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草むらとトンボ。
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以上
by midori7614 | 2010-07-26 18:16 | 上信越のみどり

霧が峰のみどり・その2

昨夜から本日にかけて、みどり学Ⅱワークショップの整理と山の会の会報作成などをしました。午後に、携帯電話の買い替えに出かけましたら、手続きに時間がかかりました。ようやく、18時半に帰宅して、ブログ掲載に取り組んでいます。見て歩きに出かけなくても、今月中に片づけなくてはならない仕事がたまっていますね。

今日のブログには、昨日に引き続き、霧が峰の植物を掲載します。

イブキトラノオ。
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ヨツバヒヨドリ。
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カワラナデシコ。
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コウゾリナ。
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ノハナショウブ。
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ノリウツギ。
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ヤナギラン。
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ヤマウド。
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キンバイソウ。
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その花のアップ。
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コバギボウシ。
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ミズナラにヤドリギ。
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ヤドリギをアップ。
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以上
by midori7614 | 2010-07-25 19:13 | 上信越のみどり

霧が峰のみどり・その1

昨日23日、かわさき市民アカデミーみどり学Ⅱワークショップの野外授業で、私が引率責任者として、霧が峰の車山肩周辺と八島湿原の2箇所の植物観察に行ってきました。
33人乗りバス1台を使用し、石井先生を講師とする恒例のバスハイク授業です。行程は、次のとおりで、ほぼ計画通り無事実施できました。
谷保駅8:00→国立府中IC→(中央道)→談合坂SA(休憩)→諏訪IC→おぎのやドライブイン(お弁当購入)→霧が峰・車山肩⇒車山周辺を観察⇒車山肩→八島湿原駐車場⇒湿原周辺を観察⇒八島湿原駐車場→おぎのやドライブイン(お弁当のゴミを捨てる)→諏訪IC→釈迦堂PA(休憩)→(中央道)→国立府中IC→谷保駅(午後6時20分解散)

本日は、小石川植物園へショクダイオオコンニャクの開花を見に行くつもりでしたが、昨日の異常なフイバーぶりから、長時間待たされそうな気配で、熱中症になっても困るので、本日は強行するのを断念し、昨日の写真を整理しています。
なお、夕方に、みどり学Ⅱワークショップの今後について、打合せ会の先約があり、これから出かけますので、無理を避けて、良かったかなと只今になって思っています。この暑さを乗り切る為には、「無理は禁物」と自戒して、今後も自重して過ごすつもりです。


撮影できました写真を本日以降、順次掲載します。それぞれの植物について、説明を書き込む時間がないので、ご興味のある分は、皆さんが図鑑などを見て、お調べ下さい。

ニッコウキスゲ。
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その花をアップ。
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ハクサンフウロ。
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フタバハギ。
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ノアザミ。
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オンタデ。
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アカツメクサ。
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ノコギリソウ。
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ウツボグサ。
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マンネングサ。
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ダイコンソウ。
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チダケサシ。
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ハナチダケサシ。
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以上
by midori7614 | 2010-07-24 15:29 | 上信越のみどり

7月下旬の東高根森林公園

本日は、昼から、私が今年度会長を引き受けている小さな山の会の定例会がありました。8月の夏合宿、暑気払い会や9月~10月の山行計画を話し合いました。

今日のブログには、梅雨明けで咲き始めました東高根森林公園の7月下旬の花(ヤマユリ、レンゲショウマ、ヤマホトトギスなど)を掲載します。日なたは猛暑ですが、木陰に入ると涼しさを感じます。お近くの方は、どうぞお出掛け下さい。

ヤマユリ。
草むらの斜面に咲いています。
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花一輪をアップしました。
メシベ1本に見えますが、よくよく見ますとメシベの柱頭が3つに裂けていて、3本が合着していて、1本に見えることが判ります。この写真では、判りにくいですね。
オシベは6本、花びらに見える内花被片(花弁にあたる)3枚、外花被片(萼片にあたる)3枚を確認して、見てください。花が3または3の倍数で構成されているので、3数性の花と言われます。アヤメなどの単子葉の草には、3数性の花が多いですね。
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レンゲショウマ。
キンポウゲ科の夏に可憐に咲く花ですね。高地で涼しい奥多摩御岳山のレンゲショウマは8月中旬に咲きますが、東高根では、例年7月下旬から咲いています。草むらで見にくいのと離れた場所で、きれいな写真が撮れないのが難点ですが・・・・・
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ヤマホトトギス。
ホトトギスには、ヤマジノホトトギス、ヤマホトトギスなどいくつかの種類があります。
これは、花被片が反り返って、垂れているので、ヤマホトトギスです。
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キカノコユリ。
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キツリフネ。
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キキョウ。
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他にも、コウホネ、アサザ、ワスレナグサ、コバギボウシも咲いていましたが、今回は省略しました。

明日は、かわさき市民アカデミーみどり学Ⅱワークショップの野外授業の日です。朝早く家を出て、バスで霧が峰へ行き、帰りには、反省会をしますので、帰宅がかなり遅くなりそうです。
明日のブログはお休みする予定ですので、ご了承下さい。次回は24日に掲載します。
以上
by midori7614 | 2010-07-22 18:26 | 身近なみどり

小石川植物園のショクダイオオコンニャク

7月15日の新聞記事や19日~20日のNHKニュースで紹介されていました「小石川植物園のショクダイオオコンニャク」を、本日午前中に見に行ってきました。昨夜に咲くのではとの報道でしたが、残念ながら仏炎苞は開いていませんでした。

7月21日午前10時30分頃のショクダイオオコンニャク。
花の構造としては、同じサトイモ科のミズバショウ、マムシグサ、テンナンショウの仲間と同じであるが、大きさが違って巨大である。
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次から次へ見に来る人が続いていました。葉っぱ会の方も1名来られてました。手前に見える葉が同じショクダイオオコンニャクのまだ小さい株の葉です。
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開花するとこんな感じになるそうです。園内に掲示されていた写真です。
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ショクダイオオコンニャクの生活史の図です。ご参考に。
なお、小石川植物園でいただいた説明資料をご参考に記載しておきます。
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世界最大の“花”といわれるショクダイオオコンニャクが小石川植物園で開花の見込みになった。 スマトラ島の絶滅危惧種であり、開花はきわめて稀なので、この機会に多くの方に見ていただくため、鉢を温室から屋外に出して展示公開することとした。

小石川植物園(理学系研究科附属植物園)の研究室ではサトイモ科の系統分類学的な研究を推進しており、そのために世界中から様々なサトイモの植物を集めている。 ショクダイオオコンニャク(Amorphophallus titanum、別名スマトラオオコンニャク)もそのひとつである。
ショクダイオオコンニャクはインドネシア・スマトラ島だけに産する種類であり、島の西部の海抜およそ0-1200mの若い2次林の開けた場所や、時には熱帯雨林の林床に分布し、平坦地や腐植土層のある急な斜面にややまとまって生える。 茎は地下にあり、栄養を貯蔵して球状に肥大した地下茎(イモ)となっている。 ほぼ1年に1回、そこから大きな葉1枚を地上に出して生活する。 葉には茎のように見える太くて長い柄があり、先が三つに分かれたあと、さらに分裂して破れた傘のように広がる。 大きな葉は高さ6m、さしわたし5mにもなる。こうして何年も成長すると、地下にあるイモに栄養が貯蔵され、大きなものでは80kgに達する。 イモが十分大きくなると、葉が枯れた後しばらくして“花”だけが地上に出て来る。
ショクダイオオコンニャクの“花”といわれるものは、本当は、太い軸のまわりに小さな雄花と雌花が集まったものであり、その花のあつまりを取り囲むようにして、上向きに開いた大きな肉質の仏炎苞(ぶつえんほう:葉が変形したもの)がとり囲んでいる。 また、軸の先は太くて大きな附属体となっている。 このような花の集まり(花序という)がひとつの花と同じような働きをしている。 ショクダイオオコンニャクの花序は、開いた仏炎苞の直径が1.3m、附属体先端までの全体の高さが3.3mにもなり、その組み合わせがろうそくを立てた燭台のように見えるのでショクダイオオコンニャクと名付けられている。 「世界で一番大きな花」と言われているが、「世界一大きな花序」というのが正しい。 ほんとうの1個の花で最大となるものは、スマトラとボルネオ南西部に生育するラフレシア・アーノルディ(Rafflesia arnoldii)という寄生植物である。
ショクダイオオコンニャクは世界各国の植物園で栽培されるようになっているが、日本ではまだ開花例が少なく、小石川植物園で1991年に咲いたのが最初で、その後、小石川植物園から分譲した株が2008年にフラワーパーク鹿児島と夢の島熱帯植物館で開花している。 また、浜松フラワーパークでも別に導入されたものが開花している。 今回の小石川植物園での開花は6例めということになるが、イモが小さかったので、やや小型の花序になると推定される。
ショクダイオオコンニャクは地上に花芽が出てからだんだん成長し、約1ヶ月後に開花するが、開花してからの寿命は基本的に2日間である。 まず附属体に巻き付いていた仏炎苞が開き、これと同時に附属体から腐った肉のような強烈は悪臭が放出される、仏炎苞の内側は赤紫色で、こちらも死肉のような色である。 現地では、この臭いによって、普段は死肉を食べているシデムシの仲間などが飛来し、仏炎苞の筒部に落ち込んで逃げ出せなくなる。 この時期には雌花だけが成熟して花粉を受けられる状態であり、雄花はまだ花粉を出さない。 約1日後、雄花から花粉が放出され、同時に仏炎苞が閉じてくる。その後間もなく、附属体がしおれて折れ曲がると開花が終わる。 閉じ込められていた虫は花粉をつけて逃げ出し、別の花序に移動して授粉を行なう。
以上
by midori7614 | 2010-07-21 19:00 | 関東のみどり