のん木草・みどり見て歩き

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ヤツデ(八つ手)

19日に、息子の2番目の子供(3200gの男の子)が誕生しました。母子ともに元気なので、ほっとしています。ママの入院中、上の2歳1ヶ月の孫娘を我が家で預かっています。毎日1回、入院中のママとの面会に病院へ連れって行ったり、遊び相手をしております。孫娘の動きが活発なので、しっかりウオッチングしなければなりません。孫娘が寝た時に、ブログ作成も出来るかなと楽観していましたら、夜と朝は寒いので、私もブログ作成をサボって、孫娘と一緒に寝てしまいました。

長尾の里に、11月に、何か花が咲いていないかと探しましたら、ヤツデの花が咲いていました。何かと多忙の時には、手が沢山あれば良いなと思いますね。
ヤツデについて、以前に調べたことがありましたので、掲載させていただきます。

ヤツデは東北地方南部以南の本州から南西諸島に生育するウコギ科の常緑低木です。おもに海岸近くの温暖な、森林周辺に自生します。葉が大型で独特の形をしているのでよく目立ち、見分けやすい。丈夫なので庭木としてもよく植えられています。
和名は、葉が深く切れ込んでおり、その姿から「八つ手」の名前が付いたとのことです。20cm以上もある大きな葉をつけます。葉はつやがあり、やや厚手です。形は文字通り掌状ですが、7つまたは9つ(奇数)に裂けており、八手と言っても8つに裂けることはありません。
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葉について
大きな葉は太い葉柄に支えられています。夏緑樹林の中に成育している個体で、高木が落葉すると次第に葉の向きを変え、冬の光に対応しています。ヤツデの生育にとって、冬季の日照が大きな役割を持っていることがわかります。樹高は数mになりますが、幹はあまり太くなりません。根元から分岐した幹はほとんど太くならずに高さが増していきます。葉の数もあまり変わらないです。このような幹があまり太らない性質は、同じウコギ科の樹木によく見られる性質であり、ツル植物が多いのとイメージは合います。なんだかヤツデの幹は、ツルっぽいですね。葉が落ちた茎には太い維管束の跡がくっきりとついています。11前後の跡があるのが多く、葉の裂片の数と関連しているのではないかと思います。

葉を乾燥させたものは八角金盤と呼ばれる生薬になり、去痰などの薬として用いられる。しかし葉などにはサポニンという物質が含まれ、過剰摂取すると下痢や嘔吐、溶血を起こしますのでご注意下さい。

花について
花は晩秋に咲き、球状の散形花序がさらに集まって大きな円錐花序をつくります。花びらは小さいが花茎を含めて黄白色でよく目立ちます。他の花が少ない時期に咲くため、気温が高い日はミツバチやハナアブ、ハエなどが多く訪れています。果実は翌春に黒く熟します。
ヤツデは秋から冬の花の少ない季節の日だまりの中で、次々と長期間にわたって花を咲かせ、昆虫に貴重な密を提供しています。このような季節はずれ(?)の開花は、花粉の媒介者である昆虫の来訪を確保し、受精を確実なものとしています。

ヤツデの花には雄花と雌花の区別はありません。ひとつの花が日が経つにつれて雄花から雌花に変わるのです。雄花の時期は雄性期(ゆうせいき)と呼ばれ、おしべが成熟して花粉を出し、密も出します。やがておしべと花びらが散り、蜜も止まると、今まで小さかっためしべが伸び始めます。めしべが成熟するとふたたび蜜を出して虫を呼びます。花粉を着けてもらうためです。この時期は雌性期(しせいき)と呼ばれます。おしべとめしべの成熟する時期がずれているのは、同じ花の花粉がめしべに着くことを避けるための工夫です。近親交配すると性質の劣る子孫ができる可能性が高いからです。
 また花の咲く順番に規則性があります。ヤツデの花序(花の集まり)は円錐形で、ツリー状に分岐した花柄(かへい)の先に小花序(球形の花の集まり)がついていますが、枝分かれの少ない花柄についた小花序から順に咲くのです。すなわち、先ず(分岐のない)円錐形の頂点の小花序が咲き、次に大きな分岐の先端の小花序、その後に大きな分岐から分かれた小分岐の小花序が咲くのです。
 なお最後に咲く小花序には雌性期(しせいき)が無く、雄性期が終わると枯れてしまいます。他にはもう雄性期の花がないので、花粉を着けてもらえる見込みが無いからです。

 ヤツデは昆虫の少ない冬に開花するので、受粉に必要な昆虫達をおびき寄せるために、特に甘い蜜を用意しています。ブドウやカキなどの果実の糖度(糖分の%濃度)は、甘くてもせいぜい15~20ですが、開花したばかりのヤツデの花は、クリーム色の花床(かしょう)に糖度50以上といわれる甘い蜜を分泌します。

ヤツデの葉も花も、生き残りにかけて、いろいろと巧妙に創意工夫されたものだと感心しております。孫もこのように、工夫した生き方を学んで、生き抜いて欲しいと願っています。
以上
by midori7614 | 2009-11-23 08:38 | 身近なみどり

ビワ

本日午前中に、1ヶ月に一度の内科検診に向ヶ丘遊園駅前のクリニックに行ってきました。インフルエンザの予防注射の希望者が多くて、座る場所がないほど待合室は混みあっていました。薬をもらうまで、2時間半もかかってしまいました。帰宅してから、午後に3時間半かけて、サルスベリ1本の枝おろしとクロマツ1本の剪定をしましたら、暗くなってしまいました。

クリニックまでの往復で、何か花が咲いていないかと探しましたら、ビワの花が咲いていました。ビワについて、以前に調べたことがありましたので、特徴、栽培、食用について、掲載させていただきます。

ビワはバラ科の常緑高木で、中国南西部原産とのことです。日本には古代に持ち込まれたと考えられています。
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特徴。
葉は互生し、葉柄は短い。葉の形は20cm前後の長楕円形で厚くて堅く、表面が葉脈ごとに波打つ。縁には波状の鋸歯がある。枝葉は春・夏・秋と年に3度伸長する。花芽は主に春枝の先端に着く。花芽は純正花芽。花期は11~2月、白い地味な花をつける。花弁は5枚。葯には毛が密に生えている。自家受粉が可能で、初夏に卵形をした黄橙色の実をつける。果実は花たくが肥厚した偽果で、全体が薄い産毛に覆われている。長崎県、千葉県、鹿児島県などの温暖な地域での栽培が多いものの若干の耐寒性を持ち、寒冷地でも冬期の最低気温-10℃程度であれば生育・結実可能である。露地成熟は5月~6月。
栽培。
種を蒔くと簡単に発芽するので、観葉植物として楽しむことが出来る。生長が速いので剪定で小型に育てると良い。実生苗の結実には7~8年の歳月を要する。自家結実性のため、他品種を混植する必要はない。殖やし方は実生、接木であるが挿し木も可能。剪定は9月。露地栽培の場合、摘房・摘蕾を10月、開花は11月~2月、摘果を3月下旬~4月上旬、袋かけを摘果と同時に行う。
食用。
果肉は甘く、生食されるほかに缶詰などに加工されるが、種子が大きく廃棄率が30%以上である。生食する場合の可食率は65~70%でバナナとほぼ同等である。ゼリーなどの菓子、ジャム等にも加工される。
以上
by midori7614 | 2009-11-18 18:24 | 身近なみどり

ツバキとバラ

本日は、午前中はお天気が悪いのに、外は生暖かい気温でした。昨日の寒い時に着ていた衣類のまま、出掛けようと一度外に出てから、あまりの暖かさに驚き、家に戻り、上着などを脱いだり、着替えなおしてから、今月中に片づけておかなければ用件処理で、外出しました。明日は、お天気になってもまた寒いらしいですね。気温の激しい変化に、身体が順応していくのも大変ですね。

さて、ブログの方は、10日の大船植物園の続きです。ツバキ園とバラ園を撮影してきましたので、その花を掲載させていただきます。

ツバキ。
富士の峯。
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立寒椿。
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想夫恋。
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二重弁天。
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緋の司。
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白昭和。
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皇玉。
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バラ。
芳香の良いバラ。
ブルーリバー。
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アカペラ。
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ブルームーン。
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ホワイトクリスマス。
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芳純。
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あまり匂わないバラ。
朝雲。
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タランガ。
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マスケラード。
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マヌウメイアン。
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ニューアベマリア。
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アイスバーグ。
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希望。
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新星。
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パスカリ。
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カナリー。
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以上
by midori7614 | 2009-11-14 17:50 | 身近なみどり

キクとコスモス

10月27日~11月23日の期間、大船植物園で、神奈川県菊花大会が開催されています。新宿御苑の菊花壇展の出品は、全て菊作りのプロの職人の制作されたものに対し、この大会に出品されているものは、神奈川県在住の菊愛好家個人の作品です。なお、東京都菊花大会は日比谷公園で開催されているそうです。10日に見てきました中から、いくつかをご紹介します。
また、同じキク科のコスモスも咲き残っていましたので、一緒に掲載します。

菊花大会から
懸崖作り。
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大菊。
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管物菊。
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3本仕立てのだるま菊。
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福助作り。
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厚物福助作り。
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嵯峨菊。
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伊勢菊。
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間管作り。
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コスモス園から
イエローキャンパス。
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アカツキ。
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センセーション。
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以上
by midori7614 | 2009-11-13 19:01 | 身近なみどり

イチゴノキ、皇帝ダリア、テイオウヒマワリ

本日は、昼前に外出しましたが、寒かったですね。明日~明後日も、お天気が冴えないので、少し家の中で、整理整頓に励みたいと思っています。
10日に大船植物園で見ることができました、目新しいものをご紹介します。

イチゴノキ。ツツジ科。
この木は京都府立植物園で見ましたが、東京~神奈川では、大船で初めて見ました。
常緑性の低木で、南ヨーロッパなど地中海沿岸西部が主な原産地です。花茎は下向きに垂れ下がって、その先に壺を逆さにしたような形の小さな白い花をたくさん付けます。何となく花の雰囲気が同じツツジ科のドウダンツツジに似ています。花は基本的に11月~12月頃に咲きますが、やや不定期咲きのようです。葉っぱは暗めの緑色をしていて長さ6cm~10cm、細めの楕円形で、フチの部分が細かいギザギザになっています。さわると革質でぶ厚い感じがします。
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開花と同じ頃、昨年の花の果実が熟します。果実は直径1.5cmほどの球形で緑色→オレンジ色→赤色と徐々に色づいて変化していく様子がたのしいです。赤く熟した果実の表面はいぼいぼになっており、その様子がイチゴを連想させるところから、「イチゴノキ」の名前があります。熟した果実は食用にできます。生食には適していないようでジャムや果実酒にして利用されます。
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皇帝ダリア。キク科ダリア属。
最近、どこにでも植栽されていますが、今年の開花を初めて見ました。
メキシコ原産の多年生の花で背丈は4mにも達します。樹木のように見えることから「ツリーダリア(木立ダリア)」の別名を持ち、その威風堂々とした姿から「皇帝ダリア」とも呼ばれています。花色はピンク色で、日照時間が短くなると咲く短日植物です。
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テイオウヒマワリ。キク科ヒマワリ属。
今回、初めて見ました。
正式名:チトニアデイバーシフォリアで、メキシコ南部~中央アメリカ原産のヒマワリです。多年草で、高さ4~5mほどに大きくなります。
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以上
by midori7614 | 2009-11-12 16:12 | 身近なみどり

フユザクラとカンレンボク

昨日10日、午前中のかわさき市民アカデミー「いのちの科学」の授業に出席した後、午後から大船植物園へ、丁度見ごろのフユザクラの花とカンレンボクの果実を見に行ってきました。

冬桜。
今月、野川公園で子福桜、新宿御苑で十月桜を見ましたので、冬桜を大船に見にきた次第です。
冬と春に開花する。冬の花は10月に咲き始め、11月下旬~12月上旬にかけてもっとも多く咲き、そのあとも少しずつ咲き続けます。春は4月上旬~中旬に開花します。
花序は散房状で1~4花からなります。花弁は5個、広卵形で長さ1.5cm。色ははじめわずかに淡紅色を帯び、のちに白色となります。春の花では花弁の先端に切れ込みがありますが、冬の花ではしばしば切れ込みがなく、逆に突形になります。
大船植物園以外にも、神代植物公園、鎌倉瑞泉寺で見られます。
また、この時期に咲く桜の不断桜は多摩森林科学園にありますが、観察路から離れている所にあるので、うまく撮影できません。湖東三山のお寺の門前に、撮影しやすい不断桜がありますが、来年以降に、撮影に行きたいとは考えていますが、今年は行かれそうもありません。
冬桜の樹。青空でないので、花が咲いているのが判りにくいですね。
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5弁の花。
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カンレンボク(旱蓮木・別名キジュ)
オオギリ科カンレンボク属。
中国の中南部、雲南省からチベットに分布しています。わが国へは大正時代に渡来しました。高さは20~25メートルになり、楕円状卵形から長楕円形の葉が互生します。葉の先端は尖り、縁は波打ちます。7月から8月ごろ、枝先に3~5個球形花序をだし、小さな花を咲かせます。雌花序は頂生し、雄花序は側生します。果実はバナナ形の果実の集合果で、秋に淡い黄褐色に熟します。果実や根には、アルカロイドのカンプトテシンが含まれ、抗ガン剤の原料になります。しかし、毒性も強いので強い副作用が報告され、臨床試験は中断されたそうです。

樹の様子。落葉高木ですので背が高いです。良く見ると球形の果実が沢山付いています。
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枝先の様子。はっきりとバナナ形の果実が沢山見られます。
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バナナ形の果実の集合果。
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他にも、菊花展、バラ、ツバキ、温室の花、コウテイダリアなどを見てきましたので、明日以降に掲載します。
以上
by midori7614 | 2009-11-11 15:14 | 身近なみどり

早咲きのニホンスイセン

我が家にも、ニホンスイセンは植えてあるのですが、まだ咲く気配はありませんが、本日、東高根森林公園を一回りしましたら、早くも、咲いていました。他の写真は、明日以降に整理して、順次掲載しますが、本日は、ニホンスイセンについて、調べた内容を中心に、掲載させていただきます。

科名:ヒガンバナ科、属名:スイセン属 和名:日本水仙 
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このスイセンは、地中海沿岸、カナリー島の原産で、ヨーロッパから、小アジアを経由して中国に渡り、それから、古くに日本に渡来した。 名前の由来は、古代中国では、水辺を好んで繁茂する清らかな植物を「水の仙人」と呼んだといいます。この植物が繁殖することによって、「水の仙人」から「水仙」と呼ばれたといわれています。

スイセンは、多年草の球根植物で鱗茎(りんけい)から長さが20~30センチの数枚の扁平(へんぺい)な線形葉を出します。叢生(そうせい)する葉の中央部から花茎(かけい)を長く出し、その花茎(かけい)の先に苞(ほう)がつき、中に直径3センチくらいの白色の芳香(ほうこう)のある花を横向きに数個つけます。花には2~3センチの花柄があり横方に伸びた長い花冠(かかん)筒部に続き、筒部の先に6花被片(かひへん)があり、中央には黄色のさかずき状の副花冠(ふくかかん)があります。メシベ1個、雄しべは上・下に3個ずつ合計6個あるが、染色体が3倍体ですので、有性生殖できずに実はなりません。もっぱら無性(栄養)生殖で、球根を増やすことで子孫を残しています。従って、花には何ら役割が期待されていないのに、昔々に有性生殖していたDNA・遺伝子がしっかり残っているせいか、虫に媒介してもらうために、良い香りを出し、目立つように花の中央に黄色い副冠というお飾りまで付けています。これだけ努力しているのに、受精しなくなって長いので、何か虫を呼び寄せる好物に欠けているようで、虫から無視されているようです。この花は香りが良く長持ちするので、切花として花瓶に沢山入れておくのが私は好きです。しかし、外で見る時は、健気に咲いて、芳香を撒き散らしていることが何かやるせない感じで、可哀想な、悲しみを感じることがあります。

なお、増殖は鱗茎(りんけい)の株分けになります。 鱗茎(りんけい)は、卵状球形、外皮は黒色です。スイセンの鱗茎(りんけい)は、はれもの、乳腺炎とくに乳腫(にゅうしゅ)や肩こりには、生の鱗茎(りんけい)をすりおろして、布でしぼった汁に、小麦粉を少量ずつ加えながらクリーム状によく練ってから、患部に直接塗布して、ガーゼで押さえます 。塗布剤が乾いたら取替えますが、患部が赤く充血してきたら塗布を中止して下さい 。

また、茎葉などの全草は有毒で嘔吐、下痢、けいれん、麻痺などの中毒症状を起こします。
この有毒成分は、リコリンなどのアルカロイド、そのほかの成分は、多糖類のスイセングルコマンナン、オイゲノール、ベンズアルデヒド、桂アルコールなどの芳香性の精油を含んでいます。
一般の場合には、絶対に口にしてはいけません

このスイセンの成分の数種のアルカロイドには、抗がん性があるといわれていて、総アルカロイドを分離して20~30ミリグラム/キログラムは、ラットやマウスのそれぞれジェンセン内腫やエールリット腹水がんに対していずれも顕著な治療効果を発揮していると言われています。

以上
by midori7614 | 2009-11-09 19:01 | 身近なみどり

新宿御苑・みどり観察会

11月4日、かわさき市民アカデミー学園祭のみどり学Ⅱ主催の野外観察会が新宿御苑で行われました。講師は石井先生で、スズカケノキ、ハンカチノキ、ヒマラヤシーダ、レバノンシーダ、ヌマスギ(ラクウショウ)、アケボノスギ(メタセコイア)、ガマ、ツバキ、菊、タギョウショウ、タイワンスギ、シナユリノキ、ジュウガツザクラなどの説明を受けました。
その時に撮影しました写真を、その時の復習にお役に立てばと思い、掲載します。但し、先生の説明は、記載しませんので、参加された方は、思い出してみて下さい。

スズカケノキの集合果。
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スズカケノキの葉柄内芽。
冬芽が葉柄の内側に保護されています。左が葉柄の内側で膨らんでいます。右が葉柄が取れて、芽が見えます。
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ハンカチノキの果実。
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ヒマラヤシーダの雄花序。
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ヒマラヤシーダ(左側)とレバノンシーダ(右側)の葉の違い。
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ヌマスギ(ラクウショウ)の呼吸気根。
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ヌマスギの球果。
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ヌマスギ(左側)とメタセコイア(右側)の葉の違い。
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ガマの穂。
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ヒメガマの穂。
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松と鶴ならぬサギと亀。このサギについて、あだっちゃんに教えてもらいました。コサギでなくて、ダイサギだそうです。
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返り咲きのザイフリボクの花。
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シナユリノキの黄葉。
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ジュウガツザクラ。
秋に咲く桜には、この十月桜以外にも、子福桜、冬桜、不断桜などがあります。
十月桜の花が咲くのは、10月~12月と4月上旬の年2回ですが、冬の間も、断続的に小さな花が咲いています。
花序は3~5個が散形状に咲いて、白色のものが多いですが、淡紅色、濃紅色などもあります。花弁は10~16個で、線状長楕円形。冬に咲く花は小型で、春に咲く花はやや大きいようです。
身近では、新宿御苑以外にも、こどもの国、金沢自然公園、神代植物公園、武蔵小杉の二ケ領用水沿い、柿生の浄慶寺などで見られます。
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以上
by midori7614 | 2009-11-08 18:05 | 関東のみどり

新宿御苑のバラ

昨日の菊に引き続き、バラの花を紹介します。
新宿御苑には日本庭園、イギリス式風景庭園とフランス式整形庭園があります。このフランス式整形庭園は中央にバラ花壇があり両側にプラタナスの並木があります。名前のとおりきれいに整えられた庭園です。
フランス式整形庭園では、ピンクや黄色、赤などの鮮やかな秋バラの花が花壇を彩っていました。
バラはヨーロッパやアジア等の北半球地域が原産で、日本では江戸末期から明治のころに栽培が盛んになりました。日本にも10種類以上の野生のバラが自生し、ノイバラやハマナスなどは品種改良の親となっています。この花壇には約100種500本もの様々な品種が植栽されています。

トランペッター。
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ニコール。
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グラニー。
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フリージア。
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エーデルワイス。
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カウンテイフェアー。
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ゴールドバニー。
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ストロベリーアイス。
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オリンピックファイヤー。
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フェローシップ。
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クリームデライト。
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シャンパニャー。
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ピュアポエトリー。
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プレイガール。
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ダブルデライト。
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ジャストジョーイ。
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スーザンデボイ。
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以上
by midori7614 | 2009-11-07 18:13 | 関東のみどり

新宿御苑・菊花壇展

本日は、かわさき市民アカデミーみどり学Ⅱの講座とワークショップの日でした。ワークショップの運営世話人代表をしていますので、配布資料の印刷から始まり、授業中の進行役で、何かと多忙に過ごしました。でも、4回連続した授業は年内分を早くも終了し、次回は1月下旬までお休みとなります。何となく、肩の荷がおりたような、ほっとした感じで、有志で、早めの反省会=忘年会をして、帰宅しました。

一昨日4日に、かわさき市民アカデミー学園祭のみどり学Ⅱ主催の野外観察会で、新宿御苑を見て歩きしてきました。今日からのブログに、3回に分けて、掲載します。
本日は、11月1日より15日まで開催されている「皇室ゆかりの菊花壇展」を掲載します。明日は、フランス庭園のバラを、明後日に、野外観察会で説明をしていただいた内容を中心に掲載する予定です。

新宿御苑の菊花壇展について
明治11年から催された、皇室による「菊花拝観」の伝統を受け継ぐ、新宿御苑の菊花壇展は、日本庭園内に上屋(うわや)と呼ばれる建物を設け、さまざまなキクを独自の様式で飾りつけて開催されています。明治から大正にかけて赤坂の仮皇居で催された菊花拝観にゆかりのある展示会で、展示するキクの種類やつくり方、飾りつけの様式などのほとんどがそのまま受け継がれ現代に至っています。菊花壇展に出展するキクは、すべて日本庭園に隣接する菊栽培所で、7人のスタッフで栽培管理を行っています。キクは毎年苗から育てるため、栽培は毎年すべて一から出直すことになります。その年の気候や手のかけ具合、技術、新しい品種の導入などによって、すばらしいできだったり、あまりよくなかったりします。ですから、1年間手をかけたキクがいい花を咲かせれば、それだけ喜びは大きいですね。冬の寒さはそれほど影響がないのですが、夏の暑さはキクの成長にかなりの影響を及ぼします。真夏になって、日よけを1日怠っただけで花の状態が格段に悪くなることもあります。また、キクは夜間の水分で芽が伸びるのですが、日照りの夏では夜露があまり降りません。そこで夕方に葉水を与えますが、自然の露とは違い、茎の伸び具合が悪くなります。今年に関しては案外涼しいので、茎の伸びがよく、8月で例年の9月初旬の高さと同じくらいになったとのことです。
キク栽培は1年を通した作業です。冬には、夏に向けての準備作業がたくさんあります。大づくりに仕立てる大ギクの摘心は12月から始まります。キクの培養土は4割が腐葉土を使用しますが、その腐葉土づくりもマテバシイやスダジイなどの常緑樹の葉を集めて冬場に行います。また、懸崖や大づくりなどに使う台は御苑のオリジナルなので、これらをつくるのも冬場の作業だそうです。

新宿門前に飾られた大作りの菊。
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菊花壇展の中央に植栽された菊。
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懸崖作り花壇。
野菊が断崖の岩間から垂れ下がって咲いている姿を模して、仕立てられています。
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大作りの菊。
1本の大菊から約700個の花が付くように、摘心を繰り返して、仕立てられています。数多くの花を咲かせるのはもちろんのこと、個々の花においても、枝葉や花に遜色なく、全体の花として開花時期が同時で、且つ花容が揃っていなければならない等、栽培方法や仕立て方に高度な技術が必要です。新宿御苑の菊花壇の中の白眉の作品と言われています。
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茎が1本であることが判りますね。
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大菊花壇。
手まりのような形の大菊を「手綱植え」の技法で、仕立てられています。
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江戸菊花壇。
江戸で発達した江戸菊を「篠作り」に、仕立てられています。
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肥後菊花壇。
九州で発達した肥後菊を、秀島流の技法で仕立てられています。
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伊勢菊。
管状の花が垂れ下がっている菊。
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嵯峨菊。
管状の花が伊勢菊とは反対に上に向いています。
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丁子菊。
「一六作り」に、仕立てられています。
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一文字菊。
舌状の花が垂れ下がらないように、仕立てられています。
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管物(くだもの)菊。
管状の花が垂れ下がらないように、仕立てられています。
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11月15日までは、月曜日も休園せずに、毎日開催されています。今年の出来栄えをご覧になられては如何でしょうか?
以上
by midori7614 | 2009-11-06 18:47 | 関東のみどり