のん木草・みどり見て歩き

カテゴリ:関東のみどり( 466 )

4月25日 昭和記念公園見て歩き・その2。

昭和記念公園で、撮影できた植物のうち、その1で掲載したネモフィラ、チューリップ以外の植物の花をほぼ見た順に掲載します。


シャガ(射干) アヤメ科アヤメ属の多年草。

白っぽい紫のアヤメに似た花をつける。花弁に濃い紫と黄色の模様がある。染色体が三倍体のため、花が咲けども種子はできない。

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トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅) ツツジ科ツツジ属の落葉低木。

代表種のミツバツツジ(オシベ5本)とは違い、オシベが10本あり、ミツバツツジよりも花期がやや遅い。

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白色のムスカリ。 キジカクシ科(旧ユリ科)ムスカリ属の球根植物。

代表種の花色は鮮やかな青紫色だが、近年、白色、コバルト色なども見られる。花弁はあまり開かない。

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八重ヤマブキ(八重山吹)。 バラ科ヤマブキ属の落葉低木。

八重咲のヤマブキはシベ(オシベ、メシベ)が変異したものヤマブキの品種。理屈上は野生でも存在しえますが、種はつけません。つまり挿し木や取り木で増やしていかなければ一代限りです。

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イロハカエデ(いろは楓) カエデ科 カエデ属。

若葉の展開と合わせて、柄のある小さな花を下向きにつける。花は雄花と両性花が交じる。萼片は暗い紫色を帯びており、5枚ある。花弁は黄緑色で萼片よりも短く、やはり5枚ある。オシベは8本ある。

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ヤマブキソウ(山吹草)。 ケシ科ヤマブキソウ属の多年草。

上部の葉腋に長さ4-6cmの花柄をもつ黄色い花を1-2個つける。花弁は4枚。オシベは多数。メシベの花柱は短く、柱頭は2裂する。

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ボタン(牡丹) ボタン科ボタン属の落葉小低木。

中国が原産の牡丹の花は、古くから「花の王様」と呼ばれて親しまれてきました。ボリュームたっぷりのあでやかな花は、絹のような大きく薄い花びらを幾重にも重ね、毬のようにまとまっている姿が美しい。

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シロヤマブキ(白山吹) バラ科シロヤマブキ属の落葉低木。

3-4cmの両性花を側枝の先端に一つずつ咲かせる。花弁は4枚で白色。

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西洋シャクナゲ。 ツツジ科ツツジ属。

日本や中国の原産の花木がヨーロッパで改良されたもの。花が大きく、花色もカラフルで数多くの品種がある。

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モッコウバラ木香茨)。 中国原産のバラ科バラ属。

枝には棘がないため扱いやすい。花は白か淡い黄色で、それぞれ一重咲と八重咲があり、直径2-3cmの小さな花を咲かせる。

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エビネ(海老根) ラン科エビネ属の多年草。

花はほぼ横向きに平開する。がく片は狭卵形、側花弁は倒卵状披針形、共に先はとがる。唇弁は三つに裂け、左右の裂片が広い。唇弁の基部は深くくぼんで後ろに突出し、長さ0.8-1.0cmの距となる。

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クマガイソウ(熊谷草)。 ラン科アツモリソウ属の多年草。

花弁は5枚の細い楕円形で緑色を帯び、唇弁は10cmに大きく膨らんだ袋状で、白く、紫褐色の模様がある。唇弁の口は左右から膨らんで狭まっている。

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イチョウ銀杏公孫樹)。 イチョウ科イチョウ属。

雌雄別株。雄花は淡黄色で短い穂状となる。まだつぼみの状態で花粉を飛ばさない。

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雌花は緑色の柄に2個の胚珠をつけるが、まだ、粒状態と小さ過ぎて、雌花の形はよく判らない。多分、雄花の花粉が飛んでくるようになるまでは、胚珠が大きくならないのかと思った。

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ハナミズキ(花水木)。 ミズキ科ミズキ属。

花弁のように見えるのは総苞で、中心の塊が花序である。実際の花は、4弁の直径5mm程度の目立たない花が集合して、順次開花する。

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セリバヒエンソウ [芹葉飛燕草] キンポウゲ科 オオヒエンソウ属。

中国原産。明治時代の外来種。花には長い柄がある。外側の花弁に見える萼が5枚、うち3枚が後ろに突き出て筒状の距になる。その中に本来の花弁2枚と、花弁のようになったオシベが2個ある。

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八重桜。

松月(しょうげつ)

大輪の花を咲かせ、花はある程度の集まりをつくり、下に向かって垂れて咲く。八重咲きで、花びらは薄い紅色で、花の端が赤く中心は白くなる。メシベは1~2本であるが、葉化することがある。

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普賢象(ふげんぞう)。 

花が重弁の八重桜であり、大輪の花を咲かす。花は若いうちは薄紅色をしており、徐々に白くなっていく。最盛期を過ぎると徐々に花の中心部が赤く染まる。メシベが花の中央から2本出ており、細い葉のように葉化している。この雌しべが普賢菩薩の乗る普賢象の鼻に似ている事からこの名前がつけられた

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アキグミ(秋茱萸) グミ科グミ属の落葉低木。

花ははじめ白色で、しだいに黄色を帯びる。花弁はなく、花弁に見えるのは萼。萼筒は長さ57mm、子房の上部で少しくびれる。萼片は4個、長さ約4mmの三角形で、先は鋭くとがる。花柄は長さ35mm

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シモクレン(紫木蓮)。 モクレン科モクレン属の落葉低木。

花は濃い紅色から桃色で花弁は6枚、がくは3枚、オシベとメシベは多数が螺旋状につく。上品な強い芳香を放つ。

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モチノキ(黐の木) モチノキ科モチノキ属。

雌雄異株。花弁はうすい黄色でごく短い枝に束になって咲く。雄花には4本のオシベ。雌花には緑色の大きな円柱形の子房と退化したオシベがある。この花は雄花で、花が密に付いている。

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オオデマリ(大手毬)。 スイカズラ科ガマズミ属。ヤブデマリの園芸品種。

アジサイのような白い装飾花を多数咲かせる。原種(ヤブデマリ)は花序の周辺にだけ装飾花をつけるものだが、品種改良によって花序の花すべてが装飾花となった。

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シジミバナ(蜆花)。 バラ科シモツケ属の落葉低木。 中国原産。

花は10mmほどの小さな白い花で枝にそって咲く、八重咲きで、バラの特長をよく表している。花柄は1525mmほどで長く、一か所から数個の花柄が伸びる。

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ハクサンボク [白山木] スイカズラ科 ガマズミ属。日本固有種。

枝先にいくつも集まって小さな白い5弁花をつけるガマズミの常緑樹。オシベは5本。和名の由来は定かではないが、石川・岐阜県境の白山に生えると誤認されたという説がある。

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アメリカスズカケノキ(亜米利加鈴懸) スズカケノキ科スズカケノキ

雌雄同株。写真左の枝先に付く球形花序が雌花花序、右側の二つの小さめの球形花序が雄花花序。葉の形と雌花花序の数、昨年の果実果序の数などから判断して、これはモミジバスズカケノキ,スズカケノキとは異なり、アメリカスズカケノキと同定された。

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以上



by midori7614 | 2017-04-27 17:29 | 関東のみどり

4月25日 昭和記念公園見て歩き・その1。


かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩き再開3回目は、昭和記念公園で、申し分のない良いお天気に恵まれて、楽しく実施しました。撮影できた植物を、2回に分けて掲載します。その1は、この時期の目玉植栽のネモフィラ、チューリップを掲載します。


〇ネモフィラ 

ムラサキ科ネモフィラ属に分類される植物の総称で、カナダ~アメリカ~メキシコの西部とアメリカ東南部に11種が分布する耐寒性一年草。ひたち海浜公園みはらしの丘のネモフィラが有名ですね。


もみじ橋近くの丘(=パンパスグラスの丘)に咲くネモフィラ。

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草丈10-20cm、茎は匍匐性(ほふくせい)で横に広がる。葉には羽状の深い切れ込みがあり、茎と葉に柔毛がある。

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青紫色の深い覆輪の花。まれに白花もある。

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花径2cmくらいの花。ネモフィラ属には18種がありますが、栽培されるのはブルーのメンジェシー種と、その変種2種程度だけと言われています。



〇チューリップ。

ユリ科チューリップ属。原産地はトルコとされ、生産地ではオランダが有名で、各国へ輸出されている。トルコからオランダにチューリップが伝わったのは16世紀頃。日本で販売されている球根は、ほとんどがオランダからの輸入である。

花色も青以外の赤・黄・オレンジ・白・緑・紫などの単色や複数の色のものなど、数百品種のチューリップが存在する。各地の公園で、きれいに植栽されている。

渓流広場付近のチューリップ風景。遅いかと思いましたが、まだまだきれいに見ることができました。


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多様な園芸品種が存在する。

花弁の先端がフリル状のもの。

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咲き方が八重のもの。


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一つの球根から複数の花がつくもの。

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普通の一重のチューリップは萼片3枚、花弁3枚、オシベ6個、メシベ3個の合体で、3数性の花ですが、この白いチューリップは萼片4枚、花弁4枚、オシベ8個、メシベ4個の合体という珍しいチューリップでした。

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その他に見られた花は、その2に掲載させていただきます。

以上



by midori7614 | 2017-04-27 16:45 | 関東のみどり

4月20日 神代植物公園見て歩き

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩き再開2回目は、神代植物公園で、好天に恵まれて、楽しく実施しました。春の花の移り変わりは早いもので、桜は八重桜や菊桜で終わりに近づき、ツツジがかなり咲いています。フジとボタンも開花し始めていました。では、主に説明しました植物について、写真を掲載します。

西洋シャクナゲ。

常緑のツツジで、花の構造は日本のツツジ、サツキと同じなので、花粉を確認してみました。粘着性のある花粉は、オシベの先端に見える赤茶色の筒状の中に保管されています。蝶などの虫がオシベの筒状の先端にある二つの穴の部分に触れると、粘着性のある花粉が引き出されます。虫の代わりに、綿棒を使用して確認してみました。

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ツツジの季節を迎えました。4月中旬~5月中旬に咲くのがツツジで、5月中旬~6月中旬(陰暦の皐月)に咲くのがサツキと区別されています。俳句の季語では、ツツジが春、サツキが夏と決められています。しかし、最近は天候不順が激しく、開花期の区別が怪しくなっています。他にも、新芽の出方、花の咲き方、オシベの数、常緑性と半落葉性などでの区別がありますが、例外のものがあったり、微妙な判定に苦しんだりするので、おおよその目安と考えた方が良いと思います。

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二段咲きのように見えるクルメツツジ系統の花。

萼片が花弁化したものと思いましたら、良く見ると萼片は更に下にあります。何故、このような花弁となったのか調べていますが、文献が見つからず、まだ判りません。

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カラフルな花を咲かせるクルメツツジ系統の株。

梅で言えば「思いのまま」、花桃で言えば「源平咲き」のようなツツジです。このような現象は、ツバキでも見られ、キメラ現象と言うらしいです。キメラとは、頭が獅子、胴が山羊、尻尾が大蛇というギリシャ神話に出てくる架空の動物のことです。

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オシベ9本のヒラドツツジ系統の花。

この花の原種はオシベ10本ですが、栽培品種でいろいろと改良されているものでは、オシベの本数が減少しているものが多いそうです。道路端に植えられているオオムラサキなどのオシベで確認してみるのも面白そうですね。

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トウグミ (唐茱萸)。 グミ科グミ属。

唐の名前がつくが、中国から導入されたものではなく、日本の自生種である。春に、葉腋に1-2cmの淡黄色の円筒形の花を数個垂れ下げる。春に花が咲くグミで一般に多くみられるのは、アキグミ、ナツグミ、トウグミの3種でしょう。花の色合い、葉腋に付く花数などの区別もありますが、葉の表面の毛が星状毛であればトウグミ、鱗状毛が密であればアキグミ、まばらであればナツグミと区別できます。ルーペはいつも持参していると便利ですね。

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ヤマブキとシロヤマブキ。

花色が違うだけでなく、花弁の数、果実の数がヤマブキは5個、シロヤマブキは4個と違う。葉の付き方もヤマブキは互生、シロヤマブキは対生と違う。同じバラ科であるが、属はヤマブキ属とシロヤマブキ属と違います。

ヤマブキ。

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シロヤマブキ。

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ヤマシャクヤク(山芍薬)。 ボタン科ボタン属の多年草。

落葉広葉樹林下などの山地帯に生える。茎の高さは、30-40 cm。茎の先端に直径4-5 cmの花を1個つけ、上を向いて開く。バナナに似た形状の3本の雌しべの周りには先端が黄色の雄しべが多数付く。花弁は白色で5-7枚。

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オトコヨウゾメ。 スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木。

短い枝先に1対の葉とともに散房花序をつけ、白色の花をまばらに3-30個つけ、花はしばしば薄い紅色を帯びる。花弁はおわん状で先端がわずかに5裂する。花序はしばしば垂れさがり、径1-6cmになり、花序の柄の長さは2-3cmになり、紅色を帯びる。萼は小さく5裂し、裂片は長さ約0.5-1mmの小さな3角形で帯赤色。花冠は5中裂し、斜開して径6-9mmになる。雄蕊は5個あり、花冠裂片より短く、花糸の長さ1-1.8mm、葯は広楕円形で長さ0.5-0.8mmになる。子房は長さ約1.2mmで無毛、柱頭はほぼ無柄で3裂する。

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神代植物公園さくら園のサトザクラ。

寒桜から始まった今年の桜も、八重咲~菊咲の里桜で終わりを迎えます。

梅護寺数珠掛桜(バイゴジジュズカケザクラ)

花の色は薄紅色で、細いはなびらが多数見られる菊咲きの桜。花の大きさは4cm程度と大輪。咲いてから時間がたつと色が少し薄れる。

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福禄寿(フクロクジュ)

荒川堤にあった品種。花は大輪、八重咲きで淡紅色。開花期は4月下旬。
大輪の八重桜で、花弁がねじれる様に曲がる。花弁の濃い部分と薄い部分のコントラストが美しい桜。

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普賢象(フゲンゾウ)。 

花が重弁の八重桜であり、大輪の花を咲かす。花は若いうちは薄紅色をしており、徐々に白くなっていく。最盛期を過ぎると徐々に花の中心部が赤く染まる。メシベが花の中央から2本出ており、細い葉のように葉化している。この雌しべが普賢菩薩の乗る普賢象の鼻に似ている事からこの名前がつけられた

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松月(ショウゲツ)
昔、東京の荒川堤にあった、美しい八重桜の代表品種です。

大輪の花を咲かせ、花はある程度の集まりをつくり、下に向かって垂れて咲く。八重咲きで、花びらは薄い紅色で、花の端が赤く中心は白くなる。メシベは1~2本であるが、葉化することがある。枝を横に広げ、傘型の樹形になる。

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大村桜(オオムラザクラ)

花が2段咲きで、外花と内花が1本のメシベで串ざしをしたようになっていることと、がく片と花弁の数が多いことです。花弁も少なくとも60枚、多いもので200枚にも及んでいます。花の色は、つぼみの時はえび茶で満開の時は、ピンク色となり、極めて優美で気高く、名桜中の名桜と言われています。

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なお、前回見て歩きの新宿御苑のブログに掲載した一葉、鬱金、白妙、関山、御衣黄は今回見られましたが、掲載量の制約から掲載見送りました。

ハナズオウ(花蘇芳)。 中国原産のマメ科ジャケツイバラ亜科。

枝に花芽を多数つけ、葉に先立って開花する。花には花柄がなく、枝から直接に花がついている。花は紅色から赤紫(白花品種もある)で長さ1cmほどの蝶形花。

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菊桃(キクモモ)。 バラ科サクラ属。

ハナモモ(花桃)の園芸品種。花形は菊に似て、紅色(鮮やかな桃色)の八重咲きになる。桃の花のようでもあるし、菊のような形もしているところからの命名であろう。

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ハナイカダ(花筏)。 ハナイカダ科ハナイカダ属。

雌雄別株。葉の表面の主脈の中央付近に淡緑色の花をつける。

雄花の花1個とつぼみ数個。

雄花は数個ずつつく。雄花のオシベは3〜数個、花柱は退化している。

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雌花のつぼみ1個。

雌花はふつう1個つくが、ときに23個つく。花は直径45mm、花弁は卵状三角形で34個。雌花の花柱は34裂、オシベはない。花柄は23mm

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コクサギ(小臭木)。 ミカン科コクサギ属の落葉低木。

葉が特殊な互生で、左右交互に2個ずつつく「コクサギ型葉序」で知られるコクサギ。

雌雄異株。新葉の展開の直後に緑色の花を咲かせる。

雄花は長さ24cmの総状花序を形成する。それぞれの花には数mmの花柄があり、その中間に小さな苞葉がある。萼・花弁は4枚、オシベも4本。

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雌花は雄花よりも大きく、約10mm程度の柄があり、中間に苞葉がある。茎から単生するので注意しないと、その存在がわかりにくい。萼・花弁は4枚で、柱頭は4裂する。花弁の長さは3mmほどで、黄緑色。子房は4つに分かれている。

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ヤマフジ(山藤)。 マメ科フジ属のつる性落葉木本。

直射日光の差す場所を好む、好日性植物である。葉腋から総状花序を下垂して、蝶形の多数の花を付ける。色は通常は紫色。藤色の色名はこれに由来する。

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ボタン(牡丹) ボタン科ボタン属の落葉小低木。

中国が原産の牡丹の花は、古くから「花の王様」と呼ばれて親しまれてきました。ボリュームたっぷりのあでやかな花は、絹のような大きく薄い花びらを幾重にも重ね、毬のようにまとまっている姿が美しい。

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以上


by midori7614 | 2017-04-22 17:56 | 関東のみどり

4月10日新宿御苑見て歩き



かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩きは、昨年7月の入笠山観察会以降
長らく中断しておりましたが、ようやく桜のお花見の時期に再開する運びとなりました。

新宿御苑は、「高遠小彼岸」の桜の名所である信州高遠藩主内藤家の下屋敷があったところです。 明治5年(1871)に、日本の近代農業振興を目的とする内藤新宿試験場が設置され、その後、宮内庁所管の新宿植物御苑となり、明治39年には日本初の皇室庭園である新宿御苑が誕生しました。戦後国民公園となり、一般に開放されています。面積58haの敷地に、約1500本の桜が植えられている桜の名所で、この時期は、アルコール持ち込み禁止で、純粋に花見する人々でにぎやかです。お馴染みの「染井吉野」の他に、一葉、関山、八重紅枝垂れ、白妙などの八重咲の栽培品種や黄色の桜ウコン、緑の桜ギョイコウ、紫の桜ムラサキザクラなどの貴重な桜も見られる場所です。では、見られた桜だけを参加者の復習になれば、参加できなかった方には、学習のご参考になればと思い、掲載させていただきます。

まず最初に桜の種類について、

サクラはバラ科サクラ属サクラ亜属に分類される落葉広葉樹である。原種としてはエドヒガン、オオシマザクラ、ヤマザクラ、カンヒザクラ、マメザクラ、チョウジザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、ミヤマザクラ、タカネザクラなどが認められており、これらの変性や交雑などから数十種類の自生種が存在する。

染井吉野(ソメイヨシノ)が見ごろを迎えた新宿御苑。10日はうっすらと雲が広がるものの、太陽の日差しが降りそそぐ良いお天気でした。

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染井吉野。

染井吉野は江戸時代中期-末期に園芸品種として確立したとされている。江戸彼岸系統の桜と大島桜の遺伝子的特徴をもつとされる。開花が華やかであることや若木から花を咲かす特性が好まれている。花弁は5枚。花色は咲き始めは淡紅色、満開になると白色に近づき、散り際には。オシベの花糸と萼片が紅色になり、花の中央が赤く見えるようになる。

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アメリカ。

日本からアメリカに渡ったワシントンのポトマック河畔にある染井吉野の実生から誕生したもので、染井吉野より色が濃く、小花柄が長いのが特徴です。1965年に、米国から里帰りした桜です。

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松前早咲(マツマエハヤザキ)。
北海道松前町の光善寺に古木があります。タカサゴとカスミザクラの交雑種とされています。240年前に本州から松前町に導入されたものとされています。

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大島桜(オオシマザクラ)
房総半島や伊豆半島の南部、伊豆七島など本州の暖帯に自生する桜です。若葉は黄緑色で、山桜と同様に花より先に葉が開く。花は白色で黄緑の若葉とよく調和し、優雅な美しさがある。葉は塩漬けにして、桜餅を包む皮として利用されている。

花期は3月から4月にかけ、葉の成長とともに茎の先端から数個の花をつける。花弁は白色で5弁、淡い芳香を持つ。

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小彼岸(コヒガン)

江戸彼岸と豆桜の交雑種と考えられている。 花期が早く、春の彼岸ごろには花が咲き始める。花は五枚一重で薄い紅色の花を咲かす。ただし、色は染井吉野よりも濃い。春の早くに咲くため、葉よりも先に花をつける。萼は細長いが、根元が少し膨れている。また、毛が多い。

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八重紅枝垂 ヤエベニシダレ) 

江戸彼岸系の園芸品種の桜の一種。枝は長く垂れ、花も下垂するシダレザクラである。

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開花した花。

開花は葉に先行する。花弁は1520個、楕円形でややねじれており、平開しない。蕾から花弁が展開するにつれて、花色が濃紅紫色から淡紅紫色へと変化する。花が八重咲きで濃い紅色。

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十月桜 (ジュウガツザクラ)

江戸彼岸の系列で小彼岸の雑種とされている。花は4月上旬頃と10月頃の年2回開花する。花は十数枚で、花弁の縁が薄く紅色になる。また萼筒が紅色でつぼ型である。春は開花期に新芽も見られる。また、春のほうが花は大きい。

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次に、里桜(サトザクラ)について。

里桜は、大島桜を基にして開発されたと考えられる園芸品種の桜の総称。大島桜に山桜、江戸彼岸、霞桜、豆桜などを掛け合わせたものとされる。
サトザクラの歴史は、人々がサクラを庭に植え始めた平安時代からと言われる。このころから品種の育成が行われ、人為的な交配や突然変異、野生のものからの選抜育成などが続けられた結果、200種以上の里桜が誕生した。人里で開発された桜を全て里桜という場合もあり、この場合は更に多くの種類の桜が里桜に分類される。 里桜は往々にして人間の観賞用に改良されてきたため、花びらの数の多いものや、見栄えのするものを選んで作られている。八重咲き、枝垂れ咲きの種類も多い。

太白(タイハク)

里桜。日本では絶滅された品種とされ、イギリスの育種家イングラム氏によって栽培されていた品種で、1932年に日本へ逆輸入された桜です。この種の花は、桜の中では直径が最大級のものです。円く大きな花弁、しわがある。日本の駒つなぎと同じと言われている。

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白妙(シロタエ) 

里桜。 四月中旬に花を咲かせる。花は「白色八重咲き」の代表と言われている。原木は荒川堤にあった白色大輪の里桜。「アマヤドリ」に似ている。まれに果実がつく。

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一葉(イチヨウ)
里桜。花芯から一本の葉化した雌しべが出ることからこの名前が付けらた。花は普賢象などよりは少し小さめで、柄の垂れる可憐な桜です。新宿御苑の代表的な名桜です。花は八重咲き。大きいものでは直径5cm以上の大輪になる。淡紅色であり、花弁の内側が白い。このため花が開いてくると白っぽい色に見えるようになり、満開期には白い花に見える。

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関山(カンザン)里桜の代表的な品種。花は大形の八重咲き、色は濃紅色で艶やかです。この艶やかさが外国でも好まれ、海外にも広く植えられている。花弁は多い場合は50枚を超える。花は大輪であり生育条件が整えば5cmを越えることもある。雌しべは2本葉化しており、花の中心から突き出ている。花の時期には葉が生えている場合が多い。また、花が長い期間持つことも特徴であり、長い期間楽しむことができる。

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鬱金(ウコン)

里桜。開花時期は染井吉野より遅めの4月中旬頃。数百品種ある桜のうちで唯一、黄色の花を咲かせる桜である。花弁数が1520枚程度の大輪の八重咲きである。

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御衣黄(ギョイコウ)

染井吉野より遅く、4月の下旬頃。花弁数は10から15程度の八重咲きで、花弁は肉厚で外側に反り返る。色は白色から淡緑色である。中心部に紅色の条線があり、開花時には目立たないが、次第に中心部から赤みが増してきて(紅変)、散る頃にはかなり赤くなる。鬱金(ウコン)と同様に花の色が珍しい桜である。

御衣黄は、江戸時代から知られ、よく栽培されてきた。典型的な大島桜系の一品種である。花弁は黄色地に緑色の線条があり、花の盛りには中央下部に赤色の線が入る特異な花色である。一般的に「緑の桜」として知られている。

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紫桜(ムラサキザクラ)
里桜。花弁の色は外側が濃い紅紫色丸く大きい。若芽が紫褐色で花よりやや遅れて伸びる。花柄が短いので、大山桜の形質が見られる。「ムラサキザクラ」の花弁が10枚以上あるものを「ヤエムラサキ」と呼ぶ。両者を比較すると形質には、大きな差はみられない。

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市原虎の尾(イチハラトラノオ)

里桜。京都市左京区の市原にあったものが、広く栽培されています。短い枝のまわりに、開花すると枝全体が虎の尾の様に見えることから、「市原虎の尾」と名づけられました。 そんなに大きく成長しない容姿に、太い枝を包み隠すように中輪の花が咲き、同時に若葉の展葉もあり、花と葉のコントラストの美しい桜です。

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最後に、日本の桜ではありませんが、変わった桜が見られたので、掲載しておきます。

8925(2)西洋博打木 セイヨウバクチノキ

バラ科サクラ属の常緑樹。ヨーロッパ東南部を原産とし、近縁関係にある日本のバクチノキに似ることからセイヨウバクチノキと呼ばれる。4月になると芳香のある白い花が穂状(ウワミズザクラのような感じ)に立ち上がる。 なお、この仲間のリンボク、バクチノキは9~10月に花を咲かせる。

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以上


by midori7614 | 2017-04-12 15:58 | 関東のみどり

7月7日 埼玉県行田市・古代蓮の里

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩き行事で、埼玉県行田市の古代蓮の里へ行ってきました。前日夕方の天気予報では、晴れのち曇りで、34度の猛暑、午前中は降水確率10%ですが、午後は40%で、所により一時的に雷雨などのにわか雨の天気予報でした。参加者は、にわか雨対策として雨具持参で参加していただきましたが、幸いに、雨は一切降らずに、良いお天気に恵まれ、助かりました。

行田での行程は次の通りでした。
行田駅8:50臨時バス→9:10古代蓮の里(古代蓮池→水生植物園→うどん店早目の昼食→世界の蓮園→古代蓮会館展望タワー展示見学→売店)12:50臨時バス→12:55さきたま古墳公園(丸墓山古墳→さきたま史跡の博物館)14:35→15:00行田駅。

古代蓮の里は、ふるさと創生事業 の一環として、行田市の天然記念物に指定されている 行田蓮(古代蓮)をシンボルとする公園として、平成4年から工事が始まり、平成13年に古代蓮会館が整備されました。その後、蓮の開花時期にはたくさんの方が訪れています。
公園の面積は14ヘクタール(東京ドーム約3個分)で、古代蓮池、世界の蓮園、水生植物園で蓮の花が見られます。まず、園内案内図と園内風景パノラマ写真を掲載しておきます。
園内案内図。
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蓮池と展望タワーのパノラマ風景。
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蓮池風景。
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行田蓮(古代蓮)について。
昭和46年(1971年)に、近くの清掃工場建設の土地造成工事で、土が掘り返され、浅い水たまりが出来たそうです。その水たまりの池に、昭和48年(1973年)に、偶然にも、濃いピンク色の原始的な形態をもつ蓮の花が咲いたそうです。その蓮について、江森埼玉大学教授や豊田神奈川歯科大学教授が調査、研究され、1400年~3000年前の古代蓮であることが判りました。行田市は天然記念物に指定し、保護するとともに、古代蓮の里を中心に保存活動をしています。 
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まず、行田蓮と同じ古代蓮の大賀蓮、原始蓮を紹介します。どれもよく似ていますね。
大賀蓮(おおがはす)。
紅蓮系統大型 一重。花弁 14枚~18枚。花色は鮮やかなピンク色・昭和26年[1951年]、大賀一郎博士が発掘した古代蓮の実より咲いた花。千葉県指定天然記念物。
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原始蓮(げんしはす)。
紅蓮系統大型 一重。花弁 25枚前後。花色は濃いピンクで退色が早く花弁基部近くは白くなり条線は鮮明。大賀一郎博士が原始的な蓮として命名した。大阪府指定天然記念物。
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次に、行田蓮と黄蓮の交配雑種の甲斐姫を紹介します。古代蓮の開花日数は4日間ですが、甲斐姫は3日間と違ってくるそうです。
甲斐姫。
黄紅蓮系統大型 一重。花弁 18~22枚。行田蓮とアメリカ黄蓮の交配品種。花色は、行田蓮の紅色とアメリカ黄蓮の中間の黄紅色。葉の緑の波は行田蓮に似ており、葉色も緑が濃く育成が旺盛である。花柄と葉柄のとげは、黒の斑点で黄蓮の特徴がでている。 花径は22~25cm。
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蓮の最後に、世界の蓮園に植栽されている蓮の内、開花していた品種を紹介します。どれも、一見するだけですと、同じように見えますが、特徴を知ってみると区別が出来ます。なお、つぼみであったり、咲き終わってしまったものは掲載を省略します。

真如蓮(しんにょれん)。
白蓮系統大型 一重。花弁 18~24枚。花色は白で外弁は常緑色を呈する。花容は気品があり白蓮の貴公子と呼ばれている。江戸時代から伝わる。
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西光寺白蓮(さいこうじびゃくれん)。
白蓮系統普通 一重。花弁 20~26枚。花色は純白で外弁はわずかに緑色を帯びている。大阪府和泉市の西光寺に伝えられている白蓮。
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白万々(はくまんまん)。
白蓮系統大型 八重。花弁 100~120枚。花弁は蕾から開花直前頃までは緑色を帯びているが、開花後は純白となる。江戸時代から伝わる。
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姫蓮(ひめはす)。
紅蓮系統普通 一重。花弁 14~18枚。花色は濃いピンクで条線は鮮明。比較的小型。花つきが良い。
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誠蓮(まことはす)。
紅蓮系統普通 八重。花弁 120枚前後。花色は鮮やかなピンク。お盆の切花用として栽培されている。品種登録第1号の蓮。
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天上蓮(てんじょうれん)。
紅蓮系統普通 八重。花弁 80枚前後。花色はピンクで花弁基部はやや白。雌ずいが突出する異形雌ずいとなるものが多い。江戸時代から伝わる。
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王子蓮(おうじはす)。
黄紅蓮系統大型 一重。花弁 24~26枚。花色は淡黄のクリーム色。アメリカ産の王子蓮(黄蓮系統)と東洋産の紅蓮系統との交雑品種。
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舞妃蓮(まいひれん)。
花色は淡黄色のボカシに淡紅色が入る。黄蓮系統の王子蓮と大賀蓮との交雑品種。1966年阪本祐二氏作出。
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明光蓮(めいこうれん)。
紅蓮系統普通 一重。花弁 16~20枚。花色は濃いピンクで、花弁基部にわずかに黄色が見られ退色は遅く、3~4日目に淡いピンク色となる。蜀紅蓮と舞妃蓮の交雑品種。1971年阪本祐二氏作出。
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インド蓮(いんどはす)。
爪紅蓮系統普通 一重。インドのプラカシュ・シャー駐日大使が行田市の古代蓮の自生地を訪れた際に贈られた種子から開花した蓮。
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中国古代蓮(ちゅうごくこだいはす)。
一重。花弁 24~26枚。花弁はやや細く、花色はピンクで条線は不鮮明。花径は26cm程度。淡紅色で、花容は非常に優雅。
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錦蘂蓮(きんずいれん)。
八重。花弁 100~120枚。花径18~20cm前後の中型。花色は鮮やかな赤で、花弁基部は白色を呈す。条線は鮮明。
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輪王蓮(りんのうれん)。
一重。花弁 16~20枚。花色は全般に白が優先し、そこに淡黄色が入る。花弁の基部は黄色。花径は14cm前後。
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西湖蓮(さいこれん)。
八重。花弁 100~120枚。外弁は幅が広く、少し常緑色。花径は18~20cm。花色は白。
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嘉祥蓮(かしょうれん)。
一重。花弁 20枚前後。花径22~25cm前後の爪紅種。白地に紫紅色の爪紅で開花初期は赤紫色であるが、次第に退色して白くなり条線が目立つようになる。
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剣舞蓮(けんまいれん)。
一重。花弁 18~20枚。花径は大型で花は白に近い黄白色。
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紅万々(こうまんまん)。
八重。花弁 100~120枚。花径27~30cmの大型。花色は鮮やかな赤で、花弁基部は白色。条線は不鮮明。
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小舞妃蓮(しょうまいひれん)。
一重。花弁 16~18枚。花径18~20cm。花色は淡黄色で弁先は紫紅色。
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大洒錦(たいせいきん)。
八重。花弁 70~100枚。花径は大型で花色は斑。
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青菱紅蓮(あおびしこうれん)。
一重。花弁15~17枚。花色は紫紅色。
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ミセス・スローカム。
八重。花弁 70~100枚。黄紅系で唯一の八重咲種。花色は淡黄色のぼかしに淡紅色が入る。花径は26~28cmと大型。
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千弁蓮(せんべんれん)。千弁咲。花弁 2000~3500枚。花径は24~26cm。花色は桃色から紫紅色。オシベが花弁化して、メシベが退化して見当たらない珍しい花です。
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古代蓮の里では、行田蓮を含む42種類の花蓮が植栽されていますが、花の開花時期は種類によって異なり、今回は次の16品種の蓮の開花はうまく撮影できませんでした。酔妃蓮(すいひれん)、毎葉蓮(まいようれん)、瑞光蓮(ずいこうれん)、碧台蓮(へきだいれん)、一天四海(いってんしかい)、即非蓮(そくひれん)、漁山紅蓮(ぎょざんこうれん)、巨椋の白鳥(おぐらのはくちょう)、韓国景福宮蓮(かんこくけいふくきゅうれん)、アメリカ黄蓮(あめりかおうれん)、アメリカ白蓮(あめりかびゃくれん)、緑地美人(りょくちびじん)、桜蓮(おうれん)、漢蓮(かんれん)、ヴァージニア蓮、カスピカム。

蓮の花以外で、水生植物園で見られた花は次の通りでした。
スイレン。
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コウホネ。
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ヘラオモダカ。
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ミズカンナ。
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ジャノメギク。
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セイヨウニンジンボク。
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7196花ではありませんが、古代蓮会館の50m展望台から見下ろせる「田んぼアート」。広大な水田のキャンパスにいろいろな色合いの違う稲の品種を植えることにより、絵を描いたものです。
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13時~14時半ごろまでは、さきたま古墳公園で、「丸墓山古墳(日本一の円墳)」と「さきたま史跡の博物館(国宝・金錯銘鉄剣)」を見学しました。撮影した花は、次の3種だけでした。
ヤブカンゾウ。
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ノカンゾウ。
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トウネズミモチ。
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以上
by midori7614 | 2016-07-09 17:09 | 関東のみどり

5月31日 赤城自然園

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」の通算24回目のバスハイクで、赤城自然園へ行ってきました。園内の見て歩きコースは次の通り。
最初に、園内案内図の写真を掲載します。
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園内は、セゾンガーデン、四季の森、自然生態園の3ブッロクに分かれていて、今回、重点を置くのは自然生態園、次いで四季の森、時間が残ればセゾンガーデンの順序とした。
出入り口(総合案内所)10:45→見晴台→しばふ広場→ナナフシ橋→野草のはらっぱ→12:10昆虫館休憩広場(昼食)12:50→ミズスマシの池→昆虫広場→コナラ林→ナナフシ橋→アカマツ広場・オオヤマレンゲ観察→森の遊び場→お花畑→見晴台→シャクナゲ園→14:55出入り口(総合案内所)。 
この時期は、春の花が終わり、初夏の花が咲き始める時期でした。また、春早く咲いた花のメシベの子房が若い果実になっている時期でもありました。この時期にしか見られない植物の特徴に着目して、観察会を行いました。観察会の講師は今回6回目で、従来より会員からの評判の良いN先生でした。随所で立ち止まって、懇切丁寧な説明をしていただきました。参加者はよくご理解いただいたことと思いますが、更に、ご参考になればと願い、今回見られた植物を、私なりに簡単に説明しながら掲載します。掲載順序は、撮影できた時間順にしましたので、参加者は記憶の新しいうちに、復習のお役に立てたら、嬉しいです。
(1)出入り口(総合案内所)→シャクナゲ園見晴台→しばふ広場→ナナフシ橋の間で見られた主な植物。
ヤマボウシ(山法師、山帽子)。 ミズキ科ミズキ属の落葉高木。木全体が花盛りのようでした。
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ヤマボウシの花序。多数が球状に集合し、その外側に大形白色の総包片が4枚あり、花弁のように見える。
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ガマズミ(莢蒾) 山地や丘陵地の明るい林や草原に生える落葉低木。
白い小さい花の花序を作る。花冠は直径5~8mm、5深裂して平開する。
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カンボク(肝木 ) レンプクソウ科ガマズミ属の落葉小高木。
葉は枝に対生し、形は広卵形で3裂するのが特徴。花期は5~7月で、白色の小さな両性花のまわりに大きな5枚の装飾花が縁どる。
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マンテマ。 ナデシコ科マンテマ属に属するヨーロッパ原産の一年草。
江戸時代末期に渡来した。庭などに植えられたものが野生化し、本州~九州の海岸などに群生している。花期は春から夏で、茎の先端に直径 1cm の暗赤色で縁の白い 5 弁花を一方向に向けて、短い穂を出す。
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アヤメ(菖蒲、文目、綾目) アヤメ科アヤメ属の多年草。
山野の草地に自生。葉は直立し高さ40~60cm程度。径8cmほどの紺色の花を1-3個付ける。外花被片(前面に垂れ下がった花びら)には網目模様があるのが特徴。
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ギボウシ(擬宝珠)の花序つぼみ。キジカクシ科ギボウシ属の多年草。
山間の湿地などに自生。食用となり、花が美しく、日陰でもよく育つため、栽培される。
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ミヤマカラマツ(深山唐松)。 キンポウゲ科 カラマツソウ属の多年草。
萼片は開花するとすぐに落ちてしまい、花弁は無く、白く見えるのはオシベの柄(花糸)で、花糸の基部が細く、途中で急に太くなっているのが特徴。
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(2)ナナフシ橋→野草のはらっぱ→昆虫館休憩広場の間で見られた主な植物。
タツナミソウ(立浪草)。 シソ科 タツナミソウ属の多年草。
花には普通に開く花と、小さな蕾の形のままの閉鎖花の2つのタイプがあり、5月ごろの開花期以降は閉鎖花をつけます。茎の先に長さ3~8cmの花穂をだし、一方向にかたよって花をつける。花の色は青紫色または淡紅紫色、まれに白色のものもある。花冠は長さ約2cmの唇形で、筒部が長く、基部で急に曲がって直立する。上唇はかぶと状にふくらむ。下唇は3裂し、内側に紫色の斑点がある。萼は唇形で、上唇の背に丸い膨らみがある。
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コバノタツナミ(小葉の立浪)。 タツナミソウの変種。葉などが小さい。
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ミヤマハンショウヅル(深山半鐘蔓) キンポウゲ科センニンソウ属のつる性低木。枝先に3cmほどの鐘形で紅紫色の花を咲かせる。萼片は4枚で内側に白い花弁がある。
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セリバオウレン(芹葉黄連)の果実。 キンポウゲ科オウレン属の多年草。
果実は長さ約1cm。果実の先端は熟す前から開いている。種子は4個入っていた。
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クモの子集団。クモが産卵し、クモの子が沢山誕生していました。脅かすとクモの子を散らすように逃げます。落ち着くと、ほとんど全部が戻ってくるそうです。
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エビネ(海老根) ラン科エビネ属の多年草。
新芽の展葉とともに高さ30-40cmの花茎を伸長させる。2、3個の苞がある。花序の半ばより上に多数の花をつける。花はほぼ横向きに平開する。がく片は狭卵形、側花弁は倒卵状披針形、共に先はとがる。唇弁は三つに裂け、左右の裂片が広い。中央の裂片には縦に3本の隆起線があり、先は板状に立ち上がる。唇弁の基部は深くくぼんで後ろに突出し、長さ0.8-1.0cmの距となる。
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サワギク(沢菊)別名ボロギク(襤褸菊) キク科の多年草。
沢沿いや湖沼沿いなど湿気の多い場所に生息する。舌状花は黄色、7~13個つく。筒状花も黄色。総苞は長さ約5㎜。総苞片は長披針形、1列。
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シライトソウ(白糸草) ユリ科シライトソウ属の野生の多年草。
花期は4-7月。細長い花茎を直立させ、高さは15-50 cm程になる。花はその上の方から数-10数 cm程にわたってつき、その部分の花茎は白っぽくなる。それ以下の部分には間隔を開けて数枚の線状の苞がある。全体としては枝分かれのない穂状である。花は下から順に咲く。花は6枚の花被片、6本のオシベ、1つのメシベを含むがそのうちで4枚の花弁以外はごく小さくて花茎に密着する。4枚の花弁だけは1 cm前後、細い匙型で先端がやや幅広い。花弁は花茎に対して大きい角度をもって立つように着き、それ以外の花の部品は目立たないので、外見的には個々の花は見分けられず、花茎から多数の細長い花弁が立っているように見え、真っ白なビン洗いのブラシが立ったような不思議な姿を見せる。
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オシダ。 シダ植物門オシダ科のシダ植物。
地下茎は持たず、根茎から放射状に長さ60~120cmの葉を放射状に出す。葉柄は短く、葉身の1/3~1/5で、葉の幅は先端から1/3でもっとも幅広く、先端は尾状に伸びる。
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フタリシズカ(二人静) センリョウ科の多年草。
茎の先に数本(2本の場合が多い)の穂状花序を出し、小さな白い花をつける。花には
花弁も萼もなく、3個のオシベが丸く子房を抱いている。花序は立っているが、果実ができると下に曲がる。夏頃(果実の成熟期)に閉鎖花をつける。
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ヤマシャクヤク(山芍薬)の若い果実。 ボタン科ボタン属の多年草。
花が開いているのは3-4日程度[4]。秋に実が熟すと結実しない赤色と結実した黒色の種子ができる。
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クサタチバナ(草橘) ガガイモ科カモメヅル属の多年草。
花期は6-7月。茎の上部の葉腋から花柄がでて、その先に花序を多数出す。花冠は白色で5裂し径2cmになる。副花冠は淡黄色を帯びる。萼も5裂する。
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ホタルカズラ(蛍葛) ムラサキ科ムラサキ属の多年草。
花期は4-6月で、茎の上部の葉腋に径15-18mmの青紫色の5裂した花をつける。花には5本の白い隆起がある。
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ギョウジャニンニク(行者葫) ネギ属の多年草。
初夏、花茎の頂端に、白色または淡紫色の小花を多数つける。
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サンショウバラ(山椒薔薇)別名:箱根薔薇。 バラ科バラ属の落葉小高木。
花は単生し、小枝の先端に径5-6cmになる淡紅色の5弁花をつける。和名の由来は、葉が山椒の葉に似ているため。
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イボタノキ(疣取木) モクセイ科落葉低木。
芳香ある筒状で先の四裂した白い小さな花を、総状に小枝の先に密集して咲かせる。花序は先端が垂れる。
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ヤマブキソウ(山吹草) ケシ科ヤマブキソウ属の多年草。
上部の葉腋に長さ4-6cmの花柄をもつ黄色い花を1-2個つける。緑色の萼片は長さ15-17mmで2個あり、開花直前に落ちる。花弁は4枚で長さ2-2.5cm。オシベは多数。花柱は短く、柱頭は2裂する。
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バイカウツギ(梅花空木)。 アジサイ科の植物の一種。
6-7月頃に白い花を咲かせる。名前の由来はウメに似た花を咲かせることから。
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ウスバサイシン(薄葉細辛) ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草。
花は2つの葉柄の間から柄を出し、1個つける。花期は3-5月頃で、暗紫色の花を咲かせる。花弁のように見える部分は萼である。
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フタバアオイ。 ウマノスズクサ科で、小型の草本。
花は対をなす葉柄の基部から出て一つだけ生じ、花柄には毛がある。花弁はなく、花弁状に発達した萼片は淡紫色で、下半分は融合して椀形となり、その外面には毛が多い。萼片の先端の三角状の列片は反り返って萼片基部に接する。
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カタクリ(片栗)の若い果実。 ユリ科カタクリ属に属する多年草。
開花後は3室からなる果実ができ、各室には数個-20程の胚珠ができる。
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(3)昆虫館休憩広場→ミズスマシの池→昆虫広場→コナラ林→ナナフシ橋→アカマツ広場で見られた植物。
コウホネ(河骨)。 スイレン科の水生の多年生草本。
根茎は白くで肥大しており、やや横に這い、根茎が骨のように見え、コウホネ(河骨)の名の由来となっている。葉は水中葉と水上葉がある。水中葉は薄くてやや透明で、ひらひらしている。暖かくなるにつれ、次第に水面に浮く葉をつけ、あるいは一気に水面から抽出して葉をつける。水上葉はやや厚くて深緑、表面につやがある。花は水上の花柄の先に1個直径4~5センチ程のものをつける。がく片は5で長さ約2.5センチ程、倒卵形をしていて、一見、花弁のように見える。黄色い花弁は多数あって、形は長方形で長さ8ミリ程です。
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サワグルミ(沢胡桃)の若い果実。 クルミ科サワグルミ属の落葉高木。
淡黄緑色の単性花を密生した尾状の花序を垂らす。果実は2個の小苞が残った翼のある堅果を付ける。
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ブナ(山毛欅、橅、椈、桕)の若い果実。 ブナ科ブナ属の落葉高木。
雌雄同株で、雌花は本年枝の上部の葉の脇からしっかりした柄の先に上向きにつく。果実は総苞片に包まれて10月頃に成熟し、その殻斗が4裂し散布される。
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ニッコウキスゲ(日光黄萓)。別名:ゼンテイカ(禅庭花)。ユリ科ワスレグサ属の多年草。
高さは50cm〜80cm。花茎の先端に数個つぼみをつける。花はラッパ状で、大きさは10cmぐらい。花びらは6枚。
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マムシグサ(蝮草) サトイモ科テンナンショウ属の多年草。
晩春に、花茎を直立させて開花する。苞(仏炎苞)は紫色に近く、白線がある。花のつき方(花序)は肉穂花序の代表例で、苞の中にまっすぐ立つ。
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アカショウマ(赤升麻)の若い花序。 ユキノシタ科 チダケサシ属。
高さ50~80cmの花茎を出し、花序は通常、枝分かれしない。
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ヤマウグイスカグラ(山鶯神楽)の果実。 スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木。
果実は長さ10-15mmになる広楕円形の液果になり、6-7月に紅熟する。果実は食用となる。
枝、葉柄、果実の柄などに毛がある。
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イブキトラノオ(伊吹虎の尾) タデ科イブキトラノオ属の多年草。
花茎は30cm以上に伸び、先端に長さ6cm前後の白色か淡紅色の花穂をつける。
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サイハイラン(采配蘭) ラン科サイハイラン属の多年草。
花茎は直立し、高さは30-50cmになる。花期は5-6月で、淡紫褐色の花を総状花序に10-20花を下向きにつける。萼片と側花弁は線状披針形で長さ3-3.5cm、幅4-5mm、唇弁は長さ3cmで紅紫色になる。ふつう1葉がつく。葉の基部は鞘状になって茎を抱く。
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キジカクシ(雉隠) キジカクシ科アスパラガス属の多年草。
雌雄異株。茎は長さ50~100cm、上方でよく分枝する。葉は退化して鱗片葉となり、広卵形で膜質、長さ約1mm。葉状枝は葉腋に3~7個束生し、長10~20mm、線形、扁平でゆるく湾曲する。花は総状花序につく。花被は広鐘形で長さ2~3mm、淡黄緑色、
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オキナグサ(翁草) キンポウゲ科オキナグサ属の多年草。
花後の種子が付いた白い綿毛がついた果実。白く長い綿毛がある果実の集まった姿を老人の頭にたとえ、翁草(オキナグサ)という。
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ウマノアシガタ(馬の足形)の花と果実。。 キンポウゲ科キンポウゲ属の野草。
花期は春。花は直径1.5-2cm、花弁は5枚で広倒卵形、長さ10〜12mm、色は黄色。その花弁に独特の光沢があることで知られている。花後には5mmほどの小球状の果実(集合果)をつける。
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ヤマオダマキ(山苧環) キンポウゲ科オダマキ属の多年草。
茎の上部に放射相称で直径3-3.5cmの花を下向きにつける。萼片は5個で花弁状になり、狭卵形で紫褐色になる。萼片の内側に花弁5個が互生し、黄色で長さ1.2-2.5cmになるが、基部はうしろに長く伸びて距になる。距は紫褐色になり、やや内側に弓状に曲がり、先は徐々に細くなり先端は小球状になる。オシベは先熟で多数あり、中心部は退化した膜状の仮雄蕊となってメシベ群を取り囲む。メシベは5個ある。
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ヤグルマソウ(矢車草) ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草。
先端に円錐状の花序をつける。花弁はなく、花弁にみえる萼裂片は長さ2-4mmで、ふつう5-7個あり、はじめ緑白色で、のちに白色に変わる。オシベは長さ3-4mmで8-15個あり、直立する。花柱は長さ1.5-2.5mmになり、2個あり、花時に直立する。
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ハシリドコロ(走野老) ナス科ハシリドコロ属の草本。
花弁が散り落ち、萼片が残り下垂している。
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クリンソウ(九輪草)。 サクラソウ科 サクラソウ属の多年草。
花は地上から伸びた花径の先に数段に輪生してつく。花径は2~3センチで、花の色は紅紫色である。花冠は先で5つに裂け、横に平らに開く。それぞれの裂片の先は浅く2つに裂ける。萼片は緑色で5枚である。オシベは5本、メシベは1本である。花色がピンクや白、絞り咲きなどの変種も知られています。
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サンカヨウ(山荷葉) メギ科サンカヨウ属の多年草。
花のあと、濃い青紫色で白い粉を帯びた実をつける。実は食用になり甘い。
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ヤワタソウ (八幡草)  ユキノシタ科 ヤワタソウ属の多年草。
高さ40〜60cmの茎の先端に集散花序をつけ、総状に花を開く。薄いクリーム色、淡黄白色の花。
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タニウツギ(谷空木)別名:ベニウツギ。 スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木。
葉の脇に散房花序を出し、漏斗状の淡いピンクの花を咲かせる。萼片は5枚、オシベは5本である。メシベの花柱は糸状で長く突き出ている。
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ツバメオモト(燕万年青)の若い果実。 ユリ科ツバメオモト属の多年草。
花後に花茎は2倍ほど長さ40-70 cmまで伸び、個々の花柄も3-6 cmに伸びる。液果は直径約1 cmの球形で、瑠璃色から熟した後に藍黒色になる
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ムサシアブミ(武蔵鐙)。サトイモ科テンナンショウ属。
肉穂花序を出す。茎につく葉は2枚ある。3出複葉で、小葉の形は幅の広い卵形である。
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シラネアオイ(白根葵)の若い果実。 シラネアオイ科シラネアオイ属の多年草。日本固有種の1属1種。
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オオヤマレンゲ(大山蓮華)。 モクレン科モクレン属の落葉広葉樹の低木。
花径は5~10センチくらいあって大形である。香りの良い白い花を下向きにつける。花被片は多くて9枚くらいである。花の中心部には紅色のオシベがたくさんある。雌性先熟。
開花したばかりの雌性期の花。
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開花してから2~3日後の雄性期の花。
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(4)最後に、シャクナゲ園で見られた植物。
ルピナス。和名:ハウチワマメ(葉団扇豆)。  マメ科 ハウヒチマメ属(ルピナス属)。
チョウに似た小花が咲き上がる様子がフジを逆さまにしたようで、別名「昇り藤」とも呼ばれる。品種によっては花穂が60~70cmほどになるものもある。古くは、食料、肥料として利用され、日本には明治時代に導入されたが、現在では観賞用として楽しまれている。
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ミヤコワスレ(都忘れ) キク科シオン属(旧ミヤマヨメナ属)の植物。
山野に自生するミヤマヨメナの日本産園芸品種として多く栽培され、開花期は5〜6月頃で花色は紫青、青、白、ピンクなど多種に渡る。和名の由来は、承久の乱にて佐渡に流された順徳天皇がこの花を見ると都への思いを忘れられるとの話によるとされ、この由来によって花言葉は「別れ」や「しばしの憩い」などといわれる。
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咲き残っていた西洋シャクナゲ。
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ギンパイソウ (銀盃草)。 ナス科の多年草。アルゼンチン、チリの原産。
葉は長楕円状のへら形で葉身は長さ2~3cmで長い柄がある。花は6~9月、葉と対生し高坏(たかつき)状に1個つき、乳白色、花径は2~3cmで芳香がある。
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レッドチャーム。 ボタン科シャクヤクの多年草。
真紅の花弁を持つ唐子咲き品種。咲き進むにつれて花弁が盛り上がってボールのような形に咲き誇る。芍薬はスラリと伸びた茎の先端に華麗な花を咲かせる。
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カルミア(別名:アメリカシャクナゲ)。 ツツジ科カルミア属の常緑小高木。
枝先に集散花序を出し、白ないし淡い紅色の花をたくさんつける。蕾は「金平糖」のような形である。花冠は先が浅く5つに裂けて、五角形の皿形になる。花冠の内側に濃い紅色の斑点、真ん中に折れ線のような筋が入る。花径は2センチくらいである。オシベは10本、メシベは1本で、花冠から飛び出す。萼片は5枚で、腺毛が生える。
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ジギタリス。 オオバコ科の品種。
ヨーロッパ原産であるが、花の形がユニークで美しいので、観賞用あるいは薬用に世界中で広く栽培される。全草に猛毒があり観賞用に栽培する際には取り扱いに注意が必要。
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フウロソウ(ゲラニウム)の園芸品種「ビルウオーリス」
春から秋遅くまで咲き花期が驚くほど長い。50cmほどに伸びながら2cmほどの青紫小花を一面に咲かせる。性質は強健で寒さに強いうえ 、暑さにも耐えるので、暖地でも比較的容易に栽培されている。
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キキョウ(桔梗)の園芸品種。 キキョウ科の多年草。
星型の花を咲かせる。雌雄同花だが雄性先熟で、オシベから花粉が出ているがメシベの柱頭が閉じた雄花期、花粉が失活して柱頭が開き他の花の花粉を待ち受ける雌花期がある。花冠は広鐘形で五裂、径4-5cm、オシベ・メシベ・花びらはそれぞれ5本である。
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以上
by midori7614 | 2016-06-03 04:48 | 関東のみどり

5月19日 神代植物公園のバラ以外の花。

今回の見て歩きの主な目的はバラでしたが、バラ以外に見られた花を、見た順に掲載しておきます。その花の特徴などの説明は一切省略させていただきます。

シャクヤク。
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ホタルブクロ。
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白花のホタルブクロ。
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七段花。
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コアジサイ。
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ハシドイ。
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キョウガノコ。
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アリウム。
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ハクチョウソウ。
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トリトマ。
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クリヌム・パウエリー。
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マキバブラシノキ。
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サラサウツギ。
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シロバナヤエウツギ。
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センダン。
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ヤグルマソウ。
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ミヤマヨメナ。
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ナルコユリ。
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サイハイラン。
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ハナウド。
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セッコク。
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コバノズイナ。
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オオヤマレンゲ。
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以上
by midori7614 | 2016-05-24 09:03 | 関東のみどり

5月19日 神代植物公園のバラ その2

その1で、モダンローズのハイブリッド・テイ系の品種を沢山掲載しました。それ以外に見られたバラの品種を、モダンローズのフロリバンダ、つる性、シュラブなどの品種、オールドローズの交配交雑種~原種の順で、掲載します。

◎フロリバンダ(F)。
フロリバンダとは多花の意。 系統をたどると、最初に生まれたのが日本の野生種ノイバラとコウシンバラの交配でできたポリアンサ系。そのポリアンサ系とハイブリッドティー系のバラを掛け合わせ、ハイブリッドポリアンサ系のバラが誕生しました。それが後にフロリバンダローズと紹介され、世界中にその名前が知られる様になりました。 フロリバンダは中輪房咲きで多花、四季咲き性で長い間花を楽める特徴から、花壇やグランドカバー等のガーデン用としても重宝され、広く植栽されています。

アイスバーブ。 1958年ドイツで作出された。花色は透明感のある純白色で、清楚な雰囲気のバラ。トゲが少なめで、枝が細く、ややうつむき加減に咲きます。多花性で花もちも良く、丈夫で育てやすいため、世界中で植栽されている銘花です。ティーローズ系のさわやかな香りがします。1983年世界バラ会議の栄誉殿堂入りしました。
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スヴェニール・ド・アンネ・フランク。 1960年ベルギーで作出された。花色はアプリコットピンク~オレンジ色の半剣弁カップ咲きの中輪のバラ。香りは微香。アンネ・フランクを偲んで名づけられたバラで、「アンネのバラ」とも呼ばれます
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ユーロピアーナ。 1963年オランダ作出された。花色は深いローズレッド、丸弁平咲きの中輪のバラ。香りは微香。
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プリンセス・ミチコ。1966年イギリスで作出された。美智子皇后陛下が皇太子妃の時に、イギリスの育種家から贈られたバラです。丸弁の半八重・房咲きで、蛍光色のような濃いオレンジ色。花つき・花もちがよく、強健種で、寒冷地でも良く育ち、花色もきれいにでます。葉は照り葉で、トゲが多め。樹形はコンパクトなので、花壇や鉢植えに向いています。
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6023 フリージア。 1972年ドイツで作出された。澄んだ鮮やかな黄色とフルーティーな香り。フロリバンダ系の中ではめずらしい、芳香性のバラです。花形は、丸弁カップ咲きから咲き進むにつれて平咲きになります。花つき・花持ちが良く、色もあせにくい優良品種です。
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モナリザ。 1980年ドイツで作出された。名前が似ていますが、明るいレッド・丸弁のカップ咲きの"ザ・モナリザ"は別の品種です。
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イントゥリーグ。 1982年アメリカで作出された。花色は深いワインレッド色。半剣弁カップ咲きで、強い香りがあります。魅惑的なめずらしい色合で、人気のある品種です。最近は、切り花としても流通しています。
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ブルー・リバー。 1984年ドイツ作出された。半剣弁高芯咲きで、花色は明るい藤色~ローズの大輪のバラ。香りは強香。
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マチルダ。 1987年フランスで作出された。花色は、アイボリーホワイトと淡いピンク色のグラデーション。丸弁の八重平咲き。微香性。四季咲き。花つきが良く、強健で、コンパクトにまとまるため、鉢植えにも適しています。
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銀嶺。 1990年日本で作出された。花色はクリーム色、半剣弁高芯咲きの中輪のバラ。香りは中香。
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ブルー・バユー。 1993年ドイツで作出された。花色は淡い紫色、丸弁抱え咲きの中輪のバラ。香りは微香。
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緑光。 1999年日本で作出された。花色が緑色の珍しいバラ。
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ノックアウト。 2000年フランスで作出された。花色はローズピンク、半八重咲きの中輪のバラ。香りは微香。ノックアウトの名前の由来は虫を寄せ付けないバラであることから。
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以下、特徴の説明を省略して、掲載します。
フィデリオ。 1964年フランスで作出された。
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チャールストン。1965年フランスで作出された。
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花霞。1984年日本で作出された。
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マガリ。 1986年フランスで作出された。
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神代植物公園金賞:田毎の月。
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クライミングローズ(CL)
つる性のバラ。クライミング・ハイブリッド・ティ(ClHT)、クライミング・フロリバンダ(CLF)、
クライミング・ミニチュア(ClMin)、大輪咲きクライミング・ローズ(LCl)、ランブラー(R)に分けられることもある。

ニュー・ドーン。 1930年アメリカで作出された。花色は、淡く優しいピンク色。遅咲きのクライミングローズです。半八重のカップ咲きで、数輪の房咲きになり、花つきがとても良い品種。
青リンゴのような爽やかな香りがあります。1997年の世界バラ会議で、 栄誉殿堂入りしました。
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春風。 1985年日本で作出された。
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バタースコッチ。 1986年アメリカで作出された。黄色系のオレンジ褐色から、先進むにつれ茶色系に色が変化する珍しい花色です。花は大きく10cm程度。うつむきがちで渋めの花色なので、落ち着いた雰囲気のバラです。房咲きになる事も多く、つる性で良く伸びるので、壁面やアーチ仕立てに向いています。
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ピエール ドゥ ロンサール。 1989年フランスで作出された。花色はクリームホワイトとピンクの覆輪。モダンローズながらコロコロとしたクラシカルな雰囲気の花がうつむきがちに咲く様子は、とてもロマンティックです。2006年バラ世界会議の栄誉殿堂入りしました。
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ルージュ・ピエール ドゥ ロンサール。2002年フランスで作出された。ピエール ドゥ ロンサールの大輪のバラ。
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つるサマースノー。1936年アメリカで作出された。波打つ白い花弁が美しいクライミングローズ。つるバラの中でも特に花つきが良く、大きな房状になって枝いっぱいに花をつけます。トゲがほとんどなく、枝はしなやかで壁面等に誘引しやすい品種。
ここのバラは、1本の枝から紅白2種類の花が咲いていました。
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一つの花の中で、花弁1枚が紅色でした。ウメの「思いのまま」という品種と同じ現象です。
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グランディフローラ・ローズ(Gr)
ハイブリッド・ティー・ローズとフロリバンダ・ローズの間の品種。大輪・房咲き、花も多く四季咲きで、耐病性有り。
クイーン・エリザベス。1954年アメリカで作出された。
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シュラブ・ローズ(S)
シュラブ・ローズは、広義では半つる性のバラを指し、狭義では半つる性のバラのなかのシュラブ(モダン・シュラブ)と呼ばれる系統を指します。枝を長く伸ばせば小型のつるバラとして利用でき、また、四季咲き性や返り咲き性の品種の多くは短く切り詰めて、ブッシュ・ローズのように仕立てることもでき、利用範囲の広いバラです。花色も豊富で、小輪から大輪まであり、強い香りのある品種もあります。

サリー・ホームズ。 1976年イギリスで作出された。花色はシルバーピンク、一重咲き花弁5枚の中輪バラ。香りは中香。2012年バラ世界会議の栄誉殿堂入りしました。一重の殿堂入りはこれが初めてで、話題となったバラ。
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ボニカ‘82。 1982年フランスで作出された。花色は淡いピンクで、丸弁平咲きの中輪のバラ。花弁数は30~50枚。香りは微香。2003年バラ世界会議の栄誉殿堂入りしました。
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グラハム・トーマス。 1983年イギリスで作出された。黄色のカップ咲き、中輪のバラ。香りは強香。2009年バラ世界会議の栄誉殿堂入りしました。
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オールドローズ。
1867年以前から存在した交配品種、原種交雑野生種、原種など全部を含む。

ダマスク・ローズ。 花は半八重の盃咲きで、中心は4つに分かれる。ダマスク系の香りがある。香料の原料として栽培されてきた。
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ヨーク・アンド・ランカスター。 花色は変化に富み、一つの株に白やピンクの単色から、白とピンクの混ざりや、白にピンクの斑入りなどの花が咲く。イギリスのバラ戦争のヨーク家とランカスター家の紋章に見立てて名付けられた。
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アンリ・マルタン。 モスローズ(蕾や花首、茎に苔(モス)状の繊毛がある。花径は平均8~10cmで、主に白とピンクの花色が多い。ほぼ春のみの開花であるが、まれに返り咲きするものもある。強香。やや耐寒性有り。)の系統のバラ。濃い花色が特徴。ダマスク系の芳香がある。
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シャポー・ド・ナポレオン。 花弁100枚を超える完全八重の盃咲き。花色はピンクで、ダマスク香を含んだ強い芳香を持つ。萼がナポレオンの帽子に似ることから、名付けられた。モス系。
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ローズ・ド・メイ。 花は房咲きで、蕾の時はピンクで、開花すると淡いピンクから濃いピンクへ変化する。濃厚なダマスク香がする。ダマスク系。
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ロサ・ロクスブルギー。 花は藤色がかったピンクで、中心は赤みの強いピンクとなる。花弁は150枚を超えることが多い。花が円形でなく、一部欠けた形に咲くことから、十六夜の月を連想して、和名はイザヨイバラと名付けられた。花径は7~8cm、開花は5~6月で、その後も時折開花する。中国原産。
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原種交雑種。
モーツアルト。 花は小輪で一重咲き。小さな花が大きな房を作って咲く。花色は深紅色で、花芯は白色。芳香がある。初夏から夏まで咲く。
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グリーン・ローズ。 19世紀前半、アメリカで発見されたチャイナローズの枝変わり品種。花弁が全て萼片化した緑色の花を咲かせる。四季咲き性。
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ロサ・キネンシス・ミニマ。 花色はやわらかいピンク、白、赤など。八重または一重咲き、春から夏に咲く。高さ30cmほどの矮性種でトゲは少ない。現代のミニチュアローズの基になったとされる品種。花径は3~3.5cm。中国原産。
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コウシンバラ。 花は濃紅色で八重または半八重咲き。香辛料の香りがする。四季咲き性で、ハイブリッド・テイーローズの四季咲きの基になった品種。中国原産。
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原種。
ノイバラ。 小さな白色の花を枝先に多数付ける。花には芳香がある。バラ改良の基本種として、ポリアンタ(Pol)系、フロリバンダ(F)系の基となった原種。東アジア、日本原産で、日本のいたるところで見られる。
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テリハノイバラ・つぼみ。 葉は光沢がある。花は一重で純白、甘い香りがする。欧米にどうにゅうされ、育種に用いられて、現在の観賞用つるバラの基になったとされるバラ。中国東部~日本原産。
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ショウノスケバラ。 葉は細長く、縁が波打つ。花は白く小さく、わずかに香る。ノイバラの変種と言われている。
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ロサ・デユポンテイー。 花は一重あるいは半八重で、強い香りがある。花色は白にわずかなピンクのぼかしがあり、開花すると純白になる。最も美しいバラの一つとされる。
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以上
by midori7614 | 2016-05-24 06:27 | 関東のみどり

5月19日 神代植物公園のバラ その1。

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」の今年度第12回目の見て歩き行事を、神代植物公園で実施しました。4月中旬~5月上旬までの見て歩き行事が3回連続で、雨天中止となっていましたので、久しぶりの実施となりました。今回は、終日の降水確率が0%で、快晴の良いお天気に恵まれました。
見て歩きコースは次のとおりでした。
正門10:00→ボタン・シャクヤク園→10:30バラ園カリヨンの鐘→ボランテイアガイドによるバラ観察13:00前後→ムクロジ下の休憩場所(昼食)13:40流れの山野草園→宿根草園→山野草園→オオヤマレンゲ→15:30つつじ園(ここで解散し、各自自由行動)

正門に集合した時点で、次のバラのミニ知識を10分程度で紹介してから、スタートしました。
☆園芸バラの祖先は野生種8種。(引用:大場秀章「バラの誕生」56頁。)
ノイバラ、 テリハノイバラ、 ロサ・モスカータ、 コウシンバラ、 ロサ・ギガンティア、 ロサ・ガリカまたはロサ・オドラータ、 ダマスクローズ、 ロサ・フェティダ
☆バラと人の歴史。
・バラが人類の歴史に登場するのは古代バビロニアの叙事詩である。
・ローマ時代、香油は愛好され、北アフリカなどでバラの栽培が行われた。
・中世ヨーロッパでは、バラは「人々を惑わすもの」として教会によってタブーとされ、修道院で薬草として栽培されるにとどまった。
・十字軍以降、中近東のバラが西欧に紹介され、愛好の対象になった。
☆バラの母ジョゼフィーヌ皇后。
ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌはバラを愛好し、バラに関する情報交換や原種の蒐集をしていた。世界中からバラを取り寄せ、植栽させ、「バラ図譜」を描かせた。
☆モダンローズの誕生。
1867年に、HT系の「ラ・フランス」がモダンローズの第1号となった。
☆黄色いバラの誕生。
1900年に、「ソレイユ・ドール」が黄バラ第1号となった。
☆欧米での品種改良の進展。
1935年に「クリムゾン・グローリー」が作出され、赤バラの改良に利用された。
1940年にフランスのメイアンの「アントワーヌ・メイアン」がアメリカで「ピース」と名づけられ、1945年に売り出された。戦後のバラの流行が作り出された。
☆奇跡のブルーローズへの挑戦。
純粋な青さを湛えたバラを作り出すことは、青いチューリップと同様に世界中の育種家の夢であり、各国で品種改良競争が行われた。
日本でも青いバラに対する挑戦は盛んで、今日までに数多くの品種が生み出され、世界でも注目を浴びている。
☆青いバラ(サントリーフラワーズ)。
日本のサントリーフラワーズと、オーストラリアの植物工学企業 (現 フロリジーン)との共同研究開発により、世界で初めての青色色素を持ったバラである。遺伝子組換え技術により誕生、2004年に発表され、2008年に法に基づく使用と流通などの承認となった。2009年、この青いバラに「アプローズ」の正式名称を与え、切花として全国の花屋などに発売した。
バラを見る前に見たシャクナゲとバラの後に、午後に見た山野草やセンダン、オオヤマレンゲの花は、別途「5月19日神代植物公園のバラ以外の植物」として、後日掲載します。

まず、バラ園の風景から、ご覧いただきます。
神代植物公園のバラ園は、2009年第15回世界バラ会議で、「世界バラ会議優秀庭園賞」を受賞しましたので、一層手入れが良くなり、ボランテイアガイドの案内も良くなっているように思われます。
10時40分ごろに、大温室側の入口から見たバラ園の全景。平日でも、多くの見物客でにぎわっていました。
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バラ園内の植栽状況。手前の黄色いバラはゴールドバーニー。
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純白のアイスバーグとバラ園風景。 アイスバーグの花色は透明感のある純白色で、清楚な雰囲気のバラ。トゲが少なめで、枝が細く、ややうつむき加減に咲きます。多花性で花もちも良く、丈夫で育てやすいため、世界中で植栽されている名花です。
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アンジェラのバラ風景。 アンジェラはフロリバンダ系で、ピンクの花色に、内側が少し白色の半八重のカップ咲き。日本では主にクライミングローズとして使用されています。花径は6cm程と小さめですが、花が一面を埋めつくす程花つきがいいので、見応えがあります。香りは、ほとんどありません。
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ボランテイアガイドは通常1時間の予定ですが、今回のボラテイアガイドは、私たちが植物観察のサークルの会員であることを知っており、予定よりも何と1時間半も延長して、2時間30分にわたり、案内していただきました。2時間半を休むことなく、次から次へと75品種の「見ごろに咲いていたバラの花」の説明と香りの案内をしていただきました。写真の掲載をどうしようかと考えたのですが、見た順ではなく、品種の系統別に分類してみました。このブログ「バラその1」では、モダンローズのハイブリッド・ティー・ローズ(HT)(1867年~)だけを掲載し、残りの品種は後で掲載する「バラその2」に譲ります。

まず、バラは、大きく分けると、「オールドローズ」と「モダンロ-ズ」の2つの分類になります。名前のとおりに、モダンローズは、オールドローズよりも、後に出て来たものです。 最初に作られたモダンローズは、1867年に、フランスで作出された「ラ・フランス」という品種であり、それ以前にはモダンローズは存在しなくて、1867年前のバラは原種も含めてすべてのバラはオールドローズとなります。
モダンローズは、現在、もっとも一般的に見られるバラで、町の花屋さんで花束に作られているものなどは、「ほぼ全部モダンローズ」と言えるでしょう。
そこで、モダンローズの品種から紹介し、その後で、オールドローズと野生の原種交雑種、原種バラの順で掲載します。

ハイブリッド・ティー・ローズ(HT)(1867年~)
 ハイブリッド・パーペチュアルとティー・ローズを交配して作られた、四季咲きバラです。四季咲き、耐寒性、強健の性質を持っている。一輪咲きの切り花の大半がこの系統である。現代バラの主流はほとんどこの系統のものである。若い芽は紅紫色を帯びることが多く、花柄が長く丈夫で切り花にもてきしている。

ラ・フランス。1867年にフランスのギョイ氏が作出した。ハイブリッド・ティー(HT)系の第1号で、最初のモダンローズとなった記念すべき品種である。花は剣弁高芯の大輪咲き。花色は明るいピンク。
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クリムソングローリ。 1935年アメリカで作出され、赤バラの改良に利用された。剣弁高芯咲きで、光沢のある美しいレッド。花びらの質感がよく、花弁数が多いのでゴージャスな雰囲気のバラ。赤バラにはめずらしく芳香性で、強いダマスク香があります。
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ピース。 1940年にフランスのメイアンの「アントワーヌ・メイアン」がアメリカで「ピース」と名づけられ、1945年に売り出された。ピースの名前は、第二次世界大戦後平和への願いを込めて名付けられ、国際コンクールでも数々の賞を受賞しました。クリームイエローとピンク色の覆輪で優しい花色。半剣弁高芯咲きから、ふんわりと大きく開いていきます。育てやすく、大変人気のある品種で、戦後のバラの流行を作り出した。
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ガーデンパーテイ。 1959年アメリカで作出され、クリームイエローの花弁のふちに、ほんのりピンク色が入る覆輪です。パステルカラーの花色に優雅な大輪花がとても華やかで、甘く豊かな香りです。花壇に広く親しまれてきた品種です。
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パスカリ。1963年ベルギーで作出され、花色は白、剣弁高芯咲きの大輪で、微香の四季咲き。2001年に世界バラ会議の栄誉殿堂入りしました。
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ブルームーン。 1964年ドイツで作出された。花びらが薄く、透明感のある青みがかったラヴェンダーの花色。半剣弁カップ咲きで、ブルー系特有の爽やかな香りがあります。トゲが少なく、樹勢の強い育てやすい品種。青色系のバラの中でも評価が高く、名花と言われています。月の光の下で見ると一段と美しいと言われています。
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クローネンブルグ。 ピースの枝変わりから1965年イギリスで作出され、表が濃いピンクで裏がクリーム色の大輪で、四季咲き。
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ジャスト・ジョーイ。 1972年イギリスで作出され、杏色がかったオレンジ色の波打った丸弁の花でクラシックな趣のあるバラで、芳香があります。1994年に世界バラ会議の栄誉殿堂入りしました。
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ブラック ティー。 1973年日本で作出された。紅茶のような花色で、独特な雰囲気を醸し出すバラ。その珍しい花色と存在感で、根強い人気があります。高温になると朱色に近くなるため、春バラよりも秋バラの方がより綺麗な紅茶色を楽しめます。大輪の半剣弁平咲きで、樹形は直立性。トゲの多い品種。
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ダブル・デライト。 1976年アメリカで作出され、花色は、クリーム色に紅色の覆輪。咲き進むにつれて紅色がのってきます。色鮮やかで光沢感があり、輝いているように見えます。芳香種で、フルーツのような甘い香り。数ある覆輪系のバラの中でも、とても評価が高く人気のある品種です。品種名のダブル デライトは2重の喜びの意。1985年 世界バラ会連合の栄誉殿堂入りしました。
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プリンセス・ドウ・モナコ(別名:グレース・ケリー)。 1982年フランスで作出された。白とピンクの覆輪系のハイブリットティーローズの中でも、群を抜いて美しいバラです。"プリンセス ドゥ モナコ"=モナコ公国王妃となった、故グレース・ケリーに捧げられたこのバラは、その名前の通りとても存在感があり、上品で甘い香りがします。花形・色・咲き方・香りのどれをとっても申し分ないバラです。このバラを前にすると、なんだか幸せな気持ちになります。
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イングリッド バーグマン。 1984年デンマークで作出された。ハリウッドで活躍したスウェーデン出身の往年の女優イングリッド バーグマンを讃えて名付けられたバラ。濃く気高い赤色の半剣弁高芯咲き。花弁が厚く弁質が良いため、雨にも強く花形がくずれにくいのが特徴です。2000年の世界バラ会議で栄誉殿堂入りをしました。
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エレガント・レデイ(別名:ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ)。 1998年アメリカで作出され、花色はクリーム色とピンクの覆輪で、花びらは厚みがあります。大輪系で、高級感のあるバラです。
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バニラ・パフユーム。1999年アメリカで作出された。ベージュがかったアイボリー色。花弁数の多い整った花形と、繊細な花色が落ち着いた雰囲気。香りもよく、「和」にも合いそうな魅力的なバラです。
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以下、特徴の説明を省略して、掲載します。
デステイ・ベス。 1925年イギリスで作出された。
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スーパー・スター。 1960年ドイツで作出された。
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アメリカーナ。 1961年アメリカで作出された。
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聖火。 1966年日本で作出された。
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プリンセス・サヤコ 1980年フランスで作出された。ミッテッン大統領が皇室へ献上したバラ。
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芳純。1981年日本で作出された。名前のとおり香りの良いバラ。
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緋扇。 1981年日本で作出された。
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ピンク・パンサー。1981年フランスで作出された。
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カトリーヌ・ドウヌーブ。 1981年フランスで作出された。
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ビクトル・ユーゴ。 1985年フランスで作出された。
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希望。 1986年日本で作出された。
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ジナ・ロロブリジダ。 1997年フランスで作出された。
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今年の神代植物公園受賞のバラ。作出年は不詳。
金賞のバラ:クイーン・オブ・神代。
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銅賞:長香。
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芳香賞:ルージュ・ロワイヤル。
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モダンローズのハイブリッド・テイー以外のバラについては、次回ブログ「神代植物公園のバラ その2」に掲載します。
以上
by midori7614 | 2016-05-24 05:01 | 関東のみどり

4月11日多摩森林科学園見て歩き

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」の今年度第11回目の見て歩き行事を、多摩森林科学園で実施しました。前日発表の天気予報では、曇り後晴れ、日中の気温は10度~15度、北風6~12mとのことでしたので、寒さと北風が気にかかりましたが、見て歩きの時間帯は、北風も気にならずに、ぽかぽか天気で、楽しく桜を満喫できました。
見て歩きコースは次のとおりでした。森の科学園10:00→第2樹木園→サクラ保存林(夫婦坂→仲通り→見返り通り→昭和林道→休憩所・昼食11:30~12:10→見返り通り→昭和林道→休憩所・トイレ→遠見通り→彼岸通り→昭和林道→第2樹木園→森の科学園(15:00解散)

まず、桜の風景から、ご覧いただきます。
見返り通りから谷方向を見下ろすパノラマ写真。
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見返り通りから仲通り方面を見る。
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仲通りと柳沢林道方面を見る。
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遠見通りの染井吉野枝垂れ。
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彼岸通りから仲通り方面を見る。
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昭和林道の江戸彼岸の枝垂れ。
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多摩森林科学園のサクラ保存林は、わが国最大級のサクラの遺伝資源として知られ、約600系統、1,500本が植えられている。この日、見ごろに咲いていた花を掲載して見ます。

はるか。
森林総合研究所の多摩森林科学園が育成し、震災復興のシンボルとして福島県に寄贈した八重桜の新品種「はるか」の原木をこの春からお披露目していた。 福島県は、NHKのテレビ大河ドラマ「八重の桜」の舞台になっているのに因み、この八重桜を復興のシンボルとすることにしている。この「はるか」は「思川(おもいがわ)」という名の八重桜の種子を1999年に発芽させ、サクラ類の遺伝研究の材料として育成したものだが、美しい八重咲きの花をつけることが分かって、2012年末、新品種として登録出願している。多摩森林科学園では、3mほどに成長した「はるか」の原木を、「森の科学館」前に移植し、春の訪れとともに来園者に楽しんでもらうということである。因みに、「はるか」と言う名前は、八重の桜の主演女優「綾瀬はるか」からいただいたものだそうだ。
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八重紅虎の尾(ヤエベニトラノオ)。
京都中心に栽培されている品種。花色は淡紅色、花弁は15~20枚で、外側の花弁がやや濃い色となるのが特徴で、塊状につく花と若芽と淡紅色の花のコントラストが美しい桜です。萼筒は鐘形で、萼片は長三角形で全縁。
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松月(ショウゲツ)。
サトザクラ。大輪の花を咲かせ、花はある程度の集まりをつくり、下に向かって垂れて咲く。八重咲きで、花びらは薄い紅色で、花の端が赤く中心は白くなる。ソメイヨシノよりも遅れて咲き始め、花の時期に葉が出始める。メシベは1~2本であるが、葉化することがある
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楊貴妃(ヨウキヒ)。
古くから伝わる名木。つぼみは淡紅色、開花すると帯淡紅色になり、気品のある花です。豊満な八重咲きの花姿から中国の楊貴妃を連想させることから名づけられました。
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福禄寿(フクロクジュ)
荒川堤にあったサトザクラ系。葉の展開と同時に花を咲かせる。淡い紅色をした八重咲きの大輪である。花弁には波状の皺がある。
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白妙(シロタエ)。
原木は荒川堤にあった白色大輪の里桜。「アマヤドリ」に似ている。まれに果実がつく。 
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鬱金(ウコン)
花弁に葉緑体をもつなど性質はギョイコウ(御衣黄)に似ているが、色は緑色が弱く淡黄色である。数百品種あるサクラのうちで唯一、黄色の花を咲かせるサクラである。花弁数が15~20枚程度の大輪の八重咲きである。また、ギョイコウのように花弁は厚くなく、気孔もない。
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御帝吉野(ミカドヨシノ)。
竹中(遺伝研)は「ソメイヨシノ」の起源の研究で多くの組合せを行った。その中で「オオシマザクラ」と「エドヒガン」の組合せで生まれた一個体に、昭和32年(1957)「ミカドヨシノ」と名を付け、研究に関連した桜であることを残した。 
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薄墨(ウスズミ)
ウスズミと言う桜の品種は、岐阜県根尾村の淡墨桜、愛媛県松山市の薄墨桜と荒川堤の薄墨の3品種がある。この薄墨は、白色の花と黒っぽい枝の色合いを見立てたもの。白雪や芝山に似ているが、花弁はしわが多く、先端に切れ込みが多い。
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御車返し(ミクルマガエシ)
一つの木に一重の花と八重の花が付く特徴を持ち、5枚から7枚の花弁を持つ。全体に淡く紅紫であり、花の先端ほど色が濃くなっている。花は3.5cm以上の大輪である。花と同時期に葉が出始める。葉は楕円形で端は鋸歯状になっている。この桜の下を通った貴人が一重か八重かで争いとなり、牛車を返したという話に由来して名称が付いたとされる。桐ヶ谷や八重一重などとも呼ばれる。
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太白(タイハク)。
サトザクラの栽培品種。イギリス生まれの桜で、1932年に日本に逆輸入されたと伝えられています。花びらの縁が全体にウエーブしていています。葉は花の後から伸びます。萼片は船底形で鋸歯があります。
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駒繋(コマツナギ)。
親鸞上人が駒をついないだと伝えられる名桜。花は一重で、「タイハク」に似た白色の大輪。「オオシマザクラ」系。
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糸括(イトククリ)。
荒川堤の品種。花色は淡紅色で、花弁枚数は15~20枚、花弁の外側の色が濃い。古くから様々な桜の文献に記載され、小花柄が長く花は束状に下向きに咲くのでその名がつきました。塊状に咲く花は、糸でくくりあげたようにまとまって見える。美しい桜だ。エドに近似の品種です。
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衣通姫(ソトオリヒメ)。
ソメイヨシノの実生から作られた園芸品種。オオシマザクラとソメイヨシノの交雑種といわれており、オオシマザクラに似た点も見られる。花は大きく、色は淡紅色であるがソメイヨシノよりやや白くなる。花の縁のほうに淡紅色が強い。
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雨情枝垂(ウジョウシダレ)。
エドヒガンの栽培品種。しっかり平開した花が枝垂れた枝にびっしりつけ、満開時は見事、気品のある美しい桜。萼片は卵状三角形で、小花柄はかなり多毛。メシベが長く突き出ているのが特徴。枝垂れ形質で咲くと見事です。あまり大きく成長しません。
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白山大手毬(ハクサンオオデマリ)。
多摩森林科学園に栽培されている品種。手毬状、塊状に咲く、花色は淡紅色、花弁枚数15~20枚で、外側の花弁がやや濃い。萼筒は鐘形または漏斗形で、萼片は長三角形で全縁。エドやアズマニシキなど形質が類似した品種
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三ヶ日桜(ミッカビサクラ)。
静岡県三ヶ日町に咲く遅咲きの桜の新品種。八重咲きで淡紅白色の花びらは優美で、散る様も見事。
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笹部桜(ササベザクラ)。
霞桜(カスミザクラ)とオオシマザクラ系のサトザクラとの交雑種と推定されている。花弁数は8枚から20枚くらいあり、半八重咲きである。旗弁(はたべん)というオシベが花弁のように変化したものがある。花の色は白いが、咲き進むと紅色に変化する。
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兼六園熊谷(ケンロクエンクマガイ)。
桜の研究家、長基健治氏によれば、明治の初めには兼六園の名桜で知られるようになったという。
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桜以外にも、次の花が見られました。説明なしで、写真だけ掲載しておきます。
ヤマルリソウ。
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ジロボウエンゴサク。
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ムラサキケマン。
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キランソウ。
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クサイチゴ。
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ニガイチゴ。
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モミジイチゴ。
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ミヤマシキミ。
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イヌシデ。
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ヤマブキ。
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ヤマツツジ。
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以上
by midori7614 | 2016-04-13 21:01 | 関東のみどり