ウエンゲン(1275m)の村からロープウエイで、メンリッヒエン(2239m)という展望台へ上り、そこから下り道を、アルプスの花を見ながら、クライネシャイデイック(2061m)へ2時間歩きました。少し、曇っていましたので、ユングフラウ連峰のアイガー(3970m)北壁はよく見えましたが、メンヒ(4099m)とユングフラウ(4158m)の頂上付近は雲の中でした。お蔭様で、フラワーウオッチングに集中できました。
見られた花をご紹介しておきます。日本にある種類については、日本語名で書かせていただき、日本では見られない種類については、科・属名の仲間の表示とさせていただきした。
特に、アルプスの花として、私にとって、有名なものと思われたものだけを、スイス語名で表示します。名前にこだわる必要はないのですが、来年にでもスイスへお花見に行くことを考えておられる方に、参考になればと思い、調べて掲載してみました。間違いがあれば、ご指摘お願いします。
セリ科ラセルピテイウム属の仲間。 日本のシラネセンキュウに似ています。日本のものは白色だけですが、アルプスのものは淡い紅色のものも結構多かったです。紫外線の強いアルプスでは、紫外線防止のアントシアニンの色素が多いのかも・・・・と想像したりしてみました。当たっているかどうかは、判りませんが・・・・
イワダイコンソウ(バラ科ダイコンソウ属)
ワスレナグサ(ムラサキ科ワスレナグサ属) ガイドはワスレナグサと言っていましたが、厳密に分類すると、エゾムラサキ,ミヤマムラサキかも知れません。ムラサキ科の仲間であることは事実ですが・・・・・
カラフトゲンゲ(マメ科イワオウギ属) 北海道の利尻・礼文でも咲いています。
ハゴロモグサ(バラ科ハゴロモグサ属)
ヘラオオバコ(オオバコ科オオバコ属)
スミレ科スミレ属の仲間。スイス語名:ビオラ・カルカラタ。
イワカガミダマシ(サクラソウ科イワカガミダマシ属)
センボンヤリ(キク科センボンヤリ属)
リンドウ科リンドウ属の仲間。スイス語名:ゲンテイアナ・クルシイ。
オキナグサ(キンポウゲ科オキナグサ属)。この花の色の他に、白い花もありました。
キンポウゲ科キンポウゲ属の仲間。
キク科シオン属の仲間。スイス語名:アスター。実は、アスターはシオンということです。
サクラソウ科サクラソウ属の仲間。スイス語名:プリムラ・インテグリフォリア
英語名:アルペンローゼ(ツツジ科ツツジ属)スイス語名:ロドデンドロン。
スイス3大名花の一つ。他の二つは、エーデルワイスとゲンテイアナ。
キバナノコマノツメ(スミレ科スミレ属)
ムシトリスミレ(タヌキモ科ムシトリスミレ属)
チョウノスケソウ(バラ科チョウノスケソウ属)スイス語名:ドリアス・オクトペタラ。
キク科アザミ属の仲間。スイス語名:キルシウム・スピノシスシムム。
マメ科アンテイリス属の仲間。スイス語名:アンテイリス・ブリネラリア。
ガイドさんは、別名「クマノツメ(熊の爪)」と言われたが、図鑑ではそれを確認出来なかった。
番外として、アルペンサンショウウオ。初めて見ましたので、ご参考に。
以上