のん木草・みどり見て歩き

3月29日仙川と祖師谷公園見て歩き

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」の今年度第9回目の見て歩き行事を、仙川と祖師谷公園見て歩きで実施しました。前日28日発表の天気予報では、晴れ時々曇りでしたが、快晴に近い良いお天気に恵まれました。

成城学園駅から仙川沿いに、バードウオッチングと花の観察をしながら歩き、祖師谷公園内を、ほぼ一周して、観察しました。

まず、仙川で撮影できた鳥の写真です。
コガモのオス。
e0145782_12342623.jpg

コサギ。
e0145782_12353084.jpg

ヒドリガモ。
e0145782_1236896.jpg

ハクセキレイ。
e0145782_12365664.jpg

カワウ。
e0145782_12373719.jpg

仙川沿いで見られた花。
ソメイヨシノ(染井吉野)
江戸彼岸系と大島桜系の交雑または交配品種と言われる。DNA分析では、ヤマザクラ系も少し混じっていると言われている。花弁は5枚で、花色は蕾では萼等も含めて濃い赤に見えるが、咲き始めは淡紅色、満開になると白色に近づく。自家不和合性が強い品種で、染井吉野同士では結実の可能性に劣り、このため染井吉野の純粋な子孫はありえない。但し、不稔性ではなく、結実は見られる。染井吉野以外の桜との間で交配することは可能であり、実をつけ、その種子が発芽することもある。これは、正しくは、染井吉野とは別品種になる(例えば、玉縄桜、衣通姫、里帰りの桜=アメリカなど)。
e0145782_12391227.jpg

オオシマザクラ(大島桜)
房総半島や伊豆半島の南部、伊豆七島など本州の暖帯に自生する桜です。若葉は黄緑色で、山桜と同様に花より先に葉が開きます。花は白色で黄緑の若葉とよく調和し、優雅な美しさがある。葉は塩漬けにして、桜餅を包む皮として利用されています。
e0145782_12403054.jpg

ユキヤナギ(雪柳) バラ科シモツケ属の落葉低木。
5弁で雪白の小さな花を枝全体につける。
e0145782_12414850.jpg

チョウセンレンギョウ(朝鮮連翹) モクセイ科 レンギョウ属。
葉の展開に先立って花をつける。雌雄異株である。花の色は鮮やかな黄色で、花冠は4つに深く裂ける。花径は2~3センチである。
e0145782_12431092.jpg

ニワウメ(庭梅)。バラ科 サクラ属。
葉に先立って淡い紅色の花をつける。花びらは5枚で、花の中央にたくさんの雄しべがあり、真ん中に緑色の子房(果実や種子ができるところ)が見え、そこから雌しべの花柱が伸びている。
e0145782_12435973.jpg

スモモ(李、酢桃) バラ科サクラ属の落葉小高木。
初春で白い花が咲く。
e0145782_1245624.jpg

ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)。
枝先に赤い花が6個から8個集まってつく。花びらは4枚で、細長いひも状をしている。
e0145782_12461670.jpg

ボケ(木瓜)。バラ科ボケ属の落葉低木。
若枝は褐色の毛があり、古くなると灰黒色。樹皮は縦に浅く裂け、小枝は刺となる。葉は長楕円形・楕円形。長さ5 - 9cmで、鋭頭でまれに鈍頭。基部はくさび形で細鋭鋸歯縁。花は3 - 4月(秋咲き種は11月~12月)に葉よりも先に開く。短枝の脇に数個つき、径2.5 - 3.5cm。色は基本的に淡紅、緋紅。白と紅の斑、白などがある。
e0145782_12472345.jpg

ベニシダレ(紅枝垂れ)
江戸彼岸系統の一重咲きの枝垂れる品種。
枝垂れ桜は枝がやわらかく枝垂れる桜の総称。江戸彼岸系統が多いが、品種も様々である。枝垂れる理由は、引張あて材が形成されにくいこともあるが、伸長成長と肥大成長のアンバランスもある。枝が伸びるばかりでそれを支える木部の直径を増加が追いつかない形態です。
e0145782_12493895.jpg

[陽光]と思われる桜。
アマギヨシノとカンヒザクラを交配して、作られた栽培品種です。作者は愛媛県の高岡正明さんである。元教師だった高岡さんは、送り出した教え子たちが戦場に散ったことを悼む鎮魂の旅に出た沖縄で寒緋桜(カンヒザクラ)と出会い、この桜が生まれることにつながったという誕生秘話があり、NHK「こころを照らす桜」、映画『陽光桜』で、有名となっている。ソメイヨシノに先駆けて咲き、花の色が濃紅紫色、花が大輪であるが特徴です。更に、次の特徴もある。大きく切れ込んだ花弁に、赤い脈が見られる。萼筒は長い鐘形萼片は舟底形で小花柄には毛が多い。
e0145782_12512298.jpg

ヤマブキ(山吹)。バラ科 ヤマブキ属。
花径2、3センチの黄色い花を枝先に1つずつつける。花弁は5枚で、雄しべはたくさんある。
e0145782_1257222.jpg

ヒュガミズキ(日向水木) マンサク科トサミズキ属の落葉低木。
早春に、葉の展開に先立って開花する。1つの花序につく花の数は1~3個で、花の色は淡い黄色で、花径1センチくらいの5弁花である。
e0145782_12574142.jpg

祖師谷公園で見られた花。
里帰りの桜(ワシントン桜)
初めての「里帰り」は1952年。この時は根付かず、1981年の二回目の里帰りで根付いて、舎人公園のレーガン桜や都立農業公園、神代植物公園、新宿御苑などでアメリカと紹介されている桜です。更に、1990年に、日本に進出していた米企業が提案し、財団法人・日本さくらの会が協力して実現した。百本近くが日本に到着し、横浜外人墓地のシドモア桜の他、多くが都内の公園に植えられた。祖師谷公園の桜は、1990年と書かれているので、この桜ですね。
e0145782_12582686.jpg

この桜は、アメリカに植えられたソメイヨシノの実生苗で、母親はソメイヨシノと確定しているが、父親は同時に植栽されたオオシマサクラ系のサトザクラ(10種)と推測される。従って、ソメイヨシノに類似しているものの、全てが同じとは言えず、咲く時期などに微妙な違いがある。
e0145782_1259835.jpg

萼筒の形と有毛の状態はソメイヨシノに似ている。
e0145782_1301758.jpg

エドヒガン(江戸彼岸)
本州・四国・九州と広く自生する桜で、東彼岸、姥彼岸とも呼ばれる。花が早咲きで好まれ、古くから植えられてきた種類です。花は一重と八重咲きがあり、花色は白色から淡紅色まで変化に富む。枝の垂下する枝垂桜も仲間である。長寿で老樹が多く、巨木・名木が点在している。
e0145782_131241.jpg

エドヒガンと考える根拠は、萼筒の形と有毛の特徴です。(なお、幹肌もエドヒガンと同じでした。)
e0145782_1322795.jpg

コブシ(辛夷) モクレン科モクレン属の落葉広葉樹。
枝先に直径6-10cmの花を咲かせる。花は純白で、基部は桃色を帯びる。花弁は6枚。花の下に、葉が1枚つくのがコブシの特徴。
e0145782_1332791.jpg

ハナズオウ(花蘇芳)。マメ科 ハナズオウ属。
葉が展開する前に、紅紫色をした蝶形の花を枝や幹一杯に咲かせる。
e0145782_1343965.jpg

ヒイラギナンテン(柊南天)。 メギ科ヒイラギナンテン属。
常緑で濃い緑色の葉、早春に長い花穂に多数つく黄色い花、初夏に熟す黒青色で粉を吹いた果実と、1年を通じて観賞できる植物です。
e0145782_1351336.jpg

メタセコイア雄花序。スギ科 メタセコイア属 落葉針葉樹 雌雄同株 別名アケボノスギ。
10月頃から枝の先の方に雄花序が伸び、紅葉した葉が落ちると樹全体に雄花序が垂れ下がっているのが目立って見える。花期は2、3月で役目を終えた雄花序は落下する。
e0145782_1361732.jpg

アカシデ。 カバノキ科シデ属。雄花序花盛りの木。
e0145782_1375474.jpg

雌花序はまだ冬芽の中。
雄花序は黄褐色で長さ4~5cm、前年枝から垂れ下がる。雄花は枝元につく。雌花序は本年枝や短枝の先端に上向きにつくか、または垂れ下がる。雌花は枝の先端につく。雌花序と葉は本年枝に付きますので、一緒に一つの冬芽に混合芽として入っています。前年の果実のついていた果序の軸が残っています。前年枝の先端の付け根に混合芽が付いています。
e0145782_1392952.jpg

雄花は先行して開花しますが、混合芽はようやくほころび始めてばかりです。
e0145782_13102173.jpg

ご参考:今回はここまでは見られませんでしたが、近いうちに、混合芽から葉と緑色の雌花序が出てきます。雌花序は果実の時に見られる四手の形になっています。
e0145782_13113418.jpg

カンヒザクラ(寒緋桜)。バラ科サクラ属の種名。
原産地は台湾、中国南部。日本でも鹿児島県や琉球列島に分布。緋紅色の花を半開した鐘状に下向きにつける。 小輪の一重咲きで、花弁は5枚。亜熱帯性の桜だが、比較的耐寒性はあって関東でも育つ。
e0145782_13125215.jpg

ゲッケイジュ(月桂樹)つぼみ。クスノキ科の常緑高木。雌雄異株。
4月から5月にかけ、葉腋に小さな黄白色の花を付ける。
e0145782_13142786.jpg

アンズ(杏子/杏)。 バラ科サクラ属の落葉小高木。
桜よりもやや早く淡紅の花を咲かせ、初夏にウメによく似た実を付ける。果実は生食のほか、ジャムや乾果物などにして利用される。
e0145782_13151717.jpg

カジイチゴ(構苺、梶苺) バラ科キイチゴ属。
花期は2月~5月ごろ。6月ごろに実るオレンジ色の果実は食用となる。
e0145782_13165780.jpg

ヤマモモ(山桃) ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑樹。
花期は3〜4月、雌雄異株で、雄木は赤みを帯びた3cm程度の花穂に褐色の雄花を咲かせ、雌木は長さ1cmほどの紅色の雌花を咲かせます。いずれもぱっとしない花ですが、風によって受粉する風媒花で、虫を誘うような目立つ花びらなどが必要ないのだと考えられます。
雄花序のつぼみ。
e0145782_13181028.jpg

ケヤキ雄花序。
花序には葉がついていて、ふつうの枝と似ている。花序につく葉はふつうの枝の葉より小さくて細く、一足先に展開する。雄花・雌花・両性花がつく。基部の方には雄花が多く、数個かたまってつき、先端の方には雌花・両性花が1~3個ずつつく。途中は両方の中間で、雌花・両性花・雄花が見られる。この花序はまだつぼみの段階で開花していない。
e0145782_13211858.jpg

以上
by midori7614 | 2016-03-31 13:32 | 関東のみどり
<< 4月3日殿ヶ谷戸庭園と日立中央... 3月24日清瀬中里緑地と明治薬科大学 >>