のん木草・みどり見て歩き

9月16日 富士山・宝永山火口の下見

かわさき市民アカデミーのみどり学エクセレント講座15後期の野外学習サポーターを引き受けました。10月9日に、K先生が講師で、野外学習を、富士山・宝永山火口付近で行うという計画です。

NPO事務局から私に連絡されたこの計画は次のとおりでした。
集合時間:8時00分
集合場所:東急田園都市線たまプラーザ駅中央改札口
【バスルート】
たまプラーザ駅(東急田園都市線)集合→横浜青葉IC→SA足柄(休憩)→御殿場IC→(富士スカイライン)-(県道152)→新五合目(駐車場) (帰路のバスは来た道を帰る予定。)
【観察ルート】
富士宮口新五合目駐車場(トイレ)→森林限界沿いの道(いわゆる宝永山遊歩道)→六合目小屋(緊急の方のみトイレ)→宝永第1火口縁(天気が良ければこちらで昼食)→第2火口縁→100m位下の森林の中の道(遊歩道とは外れた道だと思われる)→富士宮口新五合目駐車場(トイレ)

今回の下見は、上記計画のうち、観察ルートを検分することにありました。下記掲載の「富士山遊歩道イラストマップ」を見ますと、新五合目登山口から時計周りに一周してくる赤線の道の歩行時間合計1時間30分です。このコースを、昼食などの休憩時間を含んで3時間で回るのが目安だそうです。
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野外学習参加者の参考になればと思い、それぞれの場所別に、写真を掲載しながら、留意事項などを書いてみました。

1.富士宮口新五合目駐車場。(標高2400m付近)
下界側の濃霧風景。標高2000m前後が濃霧で、車道の視界は10数m程しかなく、で、黄色い中央ラインと左側の路肩の白線を見ながらのノロノロ運転で、上がって来ました。雨だと視界が良くなりますが、濃霧が一番困ります。
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富士山頂上側の草紅葉の風景。曇り空でしたが、オンタデ、イタドリの黄葉がきれいでした。森林限界の上は、青空に晴れ上がると景色が良いので天国ですが、風雨が強いと寒さと歩き難いので地獄になるところです。
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富士宮口新五合目駐車場レストハウスのトイレは、世界遺産登録を機に立派に新装されていて、トイレの個数は女性、男性ともに10個以上あり、一斉にトイレに駆け込んでも大丈夫そうです。
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男性トイレ内。
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女性トイレ内。
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2.新五合目~新六合目の間。
道は富士山特有の軽石の粉砕されたスコリアという石屑で、踏むと滑りやすく、通常の土が固まったり、岩のある道に比べると予想外に歩きにくいです。転んだりして、手をつくと手が切れやすいので注意する必要があります。手袋をした方が安全でしょう。

富士山頂上方面の風景。
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草紅葉の様子。
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オンタデの黄葉。
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オンタデ。
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カラマツの扁形樹。
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カラマツの実。
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ミヤマアキノキリンソウの花。
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3.新六合目。(標高2500m付近で、気圧、気温もかなり低くなります。)
宝永山荘。ここは10月12日まで営業しています。外が霧で濡れているので、この山荘で、300円を払い、温かい味噌汁とお茶で、持参したおにぎりを食べました。
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山荘の外に、有料トイレ(@200円)があります。
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コケモモの赤い実。
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4.第一火口縁。(吹きさらしの荒々しい自然のままの所です。)
第一火口縁の標識と地面の様子。天気が良ければこちらで昼食という計画ですが、風雨の時に、ここで昼食をとるのは厳しいと思います。標高2500mの気象を考えると、宝永山荘へ味噌汁を予約して、山荘内で食事した方が良いと思われました。
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下見の日は、富士宮市の降水確率が20~30%でしたが、ここでも霧が出てきました。富士山の天候はすぐに変わりやすいです。
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霧が晴れると、山頂上も見えてきます。
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第一火口の様子。
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5.火口底。
計画では、ここには行くことにはなっていませんが、立ち寄ってきました。
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宝永山のコースで、ベンチのあるのはここだけですが、受講生が全員座れる席はないです。
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フジアザミが咲いていました。
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花序が重いので、下向きに咲いています。
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6.第一火口縁から第二火口縁へ下る道。
写真では、下りやすそうに見えますが、軽石の石屑が靴の下で動きますので、かかとに重心をかけると、姿勢が後傾になって転びやすい道です。左側は景色が良いですが、滑って転ぶと崖下へ転落する恐れがありますので、右側を下ったほうが安全です。
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7.第二火口縁。
標識と後方の頂が宝永山山頂。
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左上の凹みが第一火口、右側の凹みが第二火口です。
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8.富士山自然休養林歩道。
ここから樹林帯の中に入ります。多少の風雨でしたら、大丈夫です。但し、強風の時は、木の枝がぶつかりあい、落枝が頭上に落ちてくるので危険です。
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熊出没注意の看板が出ています。鈴があったほうが良いかなと思いました。
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この道は、正式には富士山自然休養林歩道という名前でした。
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途中に、ホタルブクロが咲いていました。
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イタドリの群落も出てきました。
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火山流が樹林帯を破壊している箇所がありました。
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溶岩の上に、コケがきれいに付着していました。
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富士山自然休養林歩道の出口はブルドーザの基地でした。ここから舗装道路を5分歩けば、登山口に戻れます。
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参加される受講生の皆さんに、少しでも役立つ情報になればと思い、掲載させていただきました。
以上
by midori7614 | 2015-09-25 06:19 | 関東のみどり
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