のん木草・みどり見て歩き

7月13日 御岳山ロックガーデン見て歩き

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩き行事で、奥多摩の御岳山ロックガーデンを散策してきました。標準歩行時間2時間30分のコースを2倍の5時間かけて、ゆっくり観察をしました。梅雨の後半の時期に、ようやく晴れ上がった日でした。下界は35度前後の猛暑であったようでしたが、標高の高いロックガーデンは木陰の下で、水の流れもありますので、夏でも涼しい見て歩きでした。夕方、下山したら暑かったですね。
行程は次のとおりでした。
JR御嶽駅→(バス)→ケーブル下→(ケーブルカー)→御岳山駅→長尾平→天狗岩→ロックガーデン→お浜の桂→綾広の滝→御岳山駅→(ケーブルカー)→ケーブル下→(バス)→JR御嶽駅。
見られた主な花を掲載します。

○ギンバイソウ(銀梅草)。アジサイ科ギンバイソウ属の多年草。
山地の樹陰に生える。白い5弁の花をウメに見立てて、この名がついた。高さは40cmから70cmになる。茎は直立し毛がある。また、枝は出さない。葉は対生し、長さは10cmから20cmで、幅が6cmから12cmの倒卵形になり、先端は2つに裂けている。7月から8月に茎の先へ集散花序を出し、10個から20個の白い花をつける。花は装飾花と両性花がある。装飾花は、がく片が2枚か3枚からなる。両性花は、がく片と花弁がそれぞれ5枚で、おしべがたくさんあり、めしべは1個からなる。

上から撮影した花序。花は下向きで、萼片の裏側を見せているだけ。
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横から撮影すると、開花した花のメシベ、オシベ、花弁が判る。
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正面から撮影した花。
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横から撮影した花。
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○タマアジサイ(玉紫陽花)。アジサイ科アジサイ属の落葉低木。
山地の沢沿いや、やや湿った林縁、道路法面などに自生する。高さ約1.5メートル程度。
葉は長さ10–21センチの楕円形で先がとがる。葉や幹など全体に短毛が生えており、ざらつく。葉に葉柄があり、枝に対生し、葉の形は楕円形から倒卵形で、大きいもので長さ25cm、幅14cmほどになる。縁は細かい鋸歯状になり、葉の表面、裏面ともざらつく。花期は7月から9月で、苞に包まれ玉状になった蕾が裂けるように開花し、淡紫色の小さな両性花の周りに花弁4枚の白色の装飾花が縁どる。装飾花は大きさ20–32ミリで白色、両性花は大きさ2–5ミリで紫色であり、花序は直径10–15センチである。つぼみの大きさは径1.5センチ、長さ1.2センチ程度で、開花に従い包んでいた苞(ほう)は落ちる。和名は、つぼみが球形であることから名付けられた。
花序のつぼみと開花した花序。
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開花した花序をアップ。
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○ヤブカンゾウ(藪萱草)ユリ科 ワスレグサ属の多年草。
中国原産の栽培されていたものが野生化している。花は八重咲きで、3倍体のため結実せず、匍匐茎(ほふくけい、ランナー)を出して拡がる。種子で増えることはないので、過去に栽培されたものが生き残ったり、河川の氾濫にともなって流されたりしたものであろう。そのようなこともあって、現在の生育地は堤防や小川のほとり、耕作地の周辺などであることがほとんどである。ノカンゾウの花は一重であり、結実する。
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○ヤマユリ(山百合)。ユリ科ユリ属の球根植物。
日本特産のユリ。山地の林縁や草地に分布する。草丈は1-1.5m。花期は7-8月頃。花は、花弁が外に弧を描きながら広がって、1-10個程度を咲かせる。その大きさは直径20cm以上でユリ科の中でも最大級であり、その重みで全体が傾くほどである。花の色は白色で花弁の内側中心には黄色の筋、紅色の斑点がある。花の香りは日本自生の花の中では例外的ともいえるほど、甘く濃厚でとても強い。発芽から開花までには少なくとも5年以上かかり、また株が古いほど多くの花をつける。
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○ホタルブクロ(蛍袋)。キキョウ科の多年草。
乾燥した草原や道ばたなどによく見られる草本で、全体に毛が生えている。根出葉は長い柄があり、葉身はハート形。匍匐枝を横に出して増殖する。初夏に花茎を延ばす。高さは、最大80cmくらいにまでなり、数個の釣り鐘型の花を穂状につける。花は柄があって、うつむいて咲く。暑さには弱い一方、日陰でもよく育つ。花色には赤紫のものと白とがあり、関東では赤紫が、関西では白が多い。0
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花の下から花の中央を覗かせてもらいました。開花したばかりの最初は雄性期です。
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オシベが萎んで落ちると雌性期になり、メシベの柱頭が3裂しています。
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○カメバヒキオコシ(亀葉引起し)。シソ科ヤマハッカ属。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紫色をした唇形の花をたくさんつける。 上唇は立ち上がり、下唇は舟形である。 萼片は5枚である。茎の断面は四角形で、細かい毛が生える。
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小花をアップするとシソ科特有の形の花です。
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ユキノシタ(雪の下)。ユキノシタ科ユキノシタ属。
湿った半日陰地の岩場などに自生する常緑の多年草。高さ20-50 cmの花茎を出し、多数の花をつける。花は5弁で、上の3枚が小さく濃紅色の斑点があり基部に濃黄色の斑点があり、下の2枚は白色で細長い。花弁の上3枚は約3-4 mm、下2枚は約15-20 mmである。アップしてみると、可愛らしく、きれいな花ですね。
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以上
by midori7614 | 2015-07-16 20:34 | 関東のみどり
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