かわさき市民アカデミーのみどり学受講生の有志で結成しているサークル「みどり葉っぱ会」は、7月23日に乙女高原バスハイクを予定しています。乙女高原までは、バスが入れないので、焼山峠から約2km離れた乙女高原まで、歩くことになります。その往復には、それぞれ魅力がある山道がいくつかありますので、その下見が主な目的で、梅雨の晴れ間に行ってきました。
結論から入りますが、23日は次の地図のオレンジ色の道を往路に使用し、水色の道を帰路に使用するつもりでいます。
そして、乙女高原では、乙女ファンクラブが作った、次の地図のお散歩コースで、N講師に花の説明をしていただく計画です。
では、このコースで、今回下見で見られた風景、植物を、歩いた順に掲載させていただきます。
バスが到着する焼山峠は、小楢山の登山口で、子授地蔵が沢山安置されています。
焼山峠では、ヤマオダマキ、ウマノアシガタの花が見られました。
ヤマオダマキ。
下向きの花を、覗かせていただきました。
ウマノアシガタ。
往路(焼山峠→乙女高原)。
最初は、荒川林道を少し歩き、左側から展望台へ向かう山道に入り、すぐに右折し、四季の森へ向かう山道に入ります。この地点に入れれば、後は、一本道ですので、迷わずに歩けます。その地点の標識です。
この道はなだらかな散歩道です。
ノリウツギがつぼみや、咲き始めでした。
カラマツの新緑がきれいでした。
道辺の広くなった陽の当たる所には、カラマツの稚樹が多く出ていました。
ミズナラの葉。
ヤマウルシの葉。
ヤマグリの葉。
焼山峠から乙女高原までは標高差約150m上がりますので、途中では階段のある登り道もあります。
湿気のあるところでは、スギゴケと思われるコケがきれいです。
アスカイノデと思われるシダが生える湿地があります。
小川の流れる湿地帯。この道は下山路に使用すると滑りやすそうな感じがしました。当日は、勿論、登り道に使用します。
崩壊した斜面はコケが覆っていました。
この湿地帯では、あちこちでクリンソウが咲いていました。
クリンソウ。
花1個をアップ。
ミゾホウズキ。対生する葉に柄が見られますので、オオバミゾホウズキではないと思いました。
乙女高原に到着してから、お散歩道を歩き、グリーンロッジで昼食を取りました。トイレ休憩をした後、お散歩道で花の観察をしました。
シラカバ、ヤエガワカンバの中に、レンゲツツジの小群落がありました。
咲き残りでもきれいなレンゲツツジ。
高原に咲くアヤメ。
アブラナ科の小さい花。根生葉の確認が出来なかったが、イヌナズナ属の花ではないかと思いました。
キンポウゲ科キンポウゲ属の黄色い花。葉の確認が出来ていませんが、ケキツネノボタンによく似ていると思いました。
ヒヨドリソウの仲間のつぼみ。
帰路(乙女高原駐車場→焼山峠)
最初は林道歩き、次に湿地帯の山道・木道へ入りました。
オオヤマフスベではないかと思った白い5弁の花。
再び、林道へ出ました。
マユミの花と葉。
マタタビの白く化粧したような葉。
林道を500mほど下って、再び、往路で歩いた山道300mを歩きました。
ウリカエデの葉。
花が咲き終わったナナカマド。
今回の下見は、花の種類を同定する目的でなく、どの道を使用するのが良いのかを調査する目的でしたので、植物観察には時間をかけずに、単に写真を撮るだけに止めました。従って、葉の観察がほとんどしていませんので、花の名前ははっきり同定できていません。そのつもりで、ご理解お願いします。なお、花が咲くのは、7月下旬が一番多いとのことですから、当日はいろいろな種類の花が見られそうです。また、このコースであれば、23日当日は、5時間前後の観察会は可能だろうと判断しました。
以上