のん木草・みどり見て歩き

5月8日 日光植物園その3

前回に引き続き、その3として、ミズバショウ池~付近で見られた花を掲載します。

クリンソウ (サクラソウ科)
山間地の、比較的湿潤な場所に生育し、時に群生する。高さ50cmほどになり、日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型である。10-20cmほどの鋸歯を持つ葉のロゼットを作り、花季となる6-8月にその中心から花茎が伸びる。花は花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから名前の由来となっている。
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シロヤシオ[白八汐](ツツジ科)
花は白く大柄で、花弁が浅い三角に出るので、花全体としてはやや五角形に見える。大木に一面に咲くのは美しい。葉が枝先に5枚の輪生状に付くことから、別名ゴヨウツツジ(五葉躑躅)とも呼ばれる。敬宮愛子内親王のお印は、皇室公式表記は「ゴヨウツツジ」であるが、植物学名としてはシロヤシオの花である。
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クマガイソウ[熊谷草]ラン科
低山の森林内、特に竹林、杉林などに生育し、大きな集団を作る。草丈は40cmくらいまで、葉は対生するように二枚つき、それぞれ扇型の特徴的な形をしている。花はその間からのびた茎の先につき、横を向く。花弁は細い楕円形で緑色を帯び、唇弁は大きく膨らんだ袋状で、白く、紫褐色の模様がある。唇弁の口は左右から膨らんで狭まっている。
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ハルナユキザサ[榛名雪笹](ユリ科)
茎先に長さ約15cmになる大型の円錐花序をつけ、白色の小さい両性花を多数つける。花序に毛が密生する。花の径は約7mm、花被片は6個、オシベは6個。メシベの花柱は短く、柱頭は丸いが、わずかに3浅裂する。
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ドウダンツツジ[灯台躑躅、満天星](ツツジ科)
葉が出てから約1週間後に、散形花序に白色、釣り鐘のような感じの5mm程の花を咲かせる。
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ミツバウツギ[三葉空木]ミツバウツギ科
若枝の先に円錐花序を出し、小さな白い花を開く。両性花。花径は1センチ足らずで、花びらは5枚、萼片も5枚ある。 萼は花びらとほとんど同じ形なので、花びらがたくさんあるように見える。 雄しべは5本あり、雌しべが1本ある。 花はあまりしっかりと開かない(半平開)。
果実は蒴果で、軍配の形はお猿のパンツとか折り紙の奴さんの袴と言われる。偏平で膨らみがあり、中には1~3個の淡黄色の種子がある。 実の形から、カエデ科の近縁種と考えられている。
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カントウマムシグサ[関東蝮草](サトイモ科)
球茎は平たい円形で地下にある。偽茎は、葉柄下部の2つの葉鞘部分が重なってできたもので、紫褐色のまだらな模様がある。この模様がマムシに似ていると考えられたところからこの名がつけられた。雌雄異株。 葉は2個あり、楕円形の小葉が7個から15個つく。茎を直立させて開花する。苞(仏炎苞)は紫色に近く、白線がある。肉穂花序の代表例で、苞の中にまっすぐ立つ。
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メギ [目木](メギ科)
山地や丘陵地に生える。短枝から小型の総状花序出し、淡黄色の花を2~4個付ける。花弁、萼片ともに6枚。果実は楕円形の液果で、赤く熟す。美味しそうに見えるが、赤い実の通例で鳥にはあまり好まれない。
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センダイタイゲキ[仙台大戟](トウダイグサ科)
関東以北の湿地や川岸に自生する多年草。茎頂から集散花序をだし、杯状花序を付ける。花序は雄花数個と雌花1個よりなり、腺体は半月状で突起は鈍頭である。腺体4個は黄褐色、中央の雌花は白色である。トウダイグサやタカトウダイなどの仲間なのだが、中国での呼び名であるタイゲキ(大戟)の名がつく。ハクサンタイゲキ、イワタイゲキなどの仲間で関東地方~宮城県に分布。
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ワスレナグサ[勿忘草、忘れな草]ムラサキ科
広義には、ムラサキ科ワスレナグサ属の種の総称。狭義には、ワスレナグサ属の一種、シンワスレナグサの和名。ただし、園芸業界でワスレナグサとして流通しているのは、ノハラワスレナグサ、エゾムラサキ、あるいはそれらの種間交配種である。一般には、広義の意味で称される。
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カキツバタ[燕子花、杜若](アヤメ科)
紫色の花を付ける。内花被片が細く直立し、外花被片(前面に垂れ下がった花びら)の中央部に白の筋を特徴とする。
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ミツガシワ[三槲](ミツガシワ科)
日本を含め北半球の主として寒冷地に分布し、湿地や浅い水中に生える。葉は複葉で3小葉からなり、白い花を総状花序に多数つける。花は花序の下から咲き始め、花弁は5枚で、花びらの内側に白色の毛が生える。花は株によって花柱と雄蕊の長さの組み合わせに違いがあり、花柱が長く雄蕊の短いタイプと、花柱が短く雄蕊の長いタイプがある。ただ結実するのは花柱の長いものに限られるとされている。
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ショウブ[菖蒲]クロンキスト体系ではショウブ科(新エングラー体系などではサトイモ科)
葉は左右から扁平になっている。花は目立たない黄緑色の肉穂花序で5月ごろ咲く。花茎は葉と同じ形で、花序の基部には苞が一枚つく。
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以上
by midori7614 | 2015-05-12 05:02 | 関東のみどり
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