のん木草・みどり見て歩き

5月8日 日光植物園 その2

前回に引き続き、その2として、ロックガーデン付近の花を掲載します。

トウゴクミツバツツジ[東国三つ葉躑躅](ツツジ科)
オシベ5本のミツバツツジの仲間は、地域により種を分けるものが多いが全てオシベは10本。関東から中部地方にかけて多いためこの名である。
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他に、コバノ~、ダイセン~、キヨスミ~、サイコク~、ナンゴク~、トサノ~、タカクマ~などがある。トウゴクミツバツツジはメシベの花柱の下部には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
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ヤマツツジ[山躑躅](ツツジ科)
枝先の1個の花芽に1-3個のオシベ5本の花をつける。花色は朱色、まれに紅紫色、白色があり、さらに濃淡の変異が多く多様である。春葉と夏葉の別があり、春葉は春に出て秋に落葉し、夏葉は夏から秋に出て一部は越冬するので半常緑樹とされている。
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ホソバシャクナゲ[細葉石楠花](ツツジ科)
葉は和名の示すように、ひじょうに細長く日本産の他のシャクナゲとは容易に区別できる。花は淡紅色(稀に白色)で花冠は5裂し、花時には野生と思えぬ程の美観を呈する。
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ヒメウツギ[姫卯木](アジサイ科)
枝先に狭い円錐花序をだし、やや下向きに白色の多数の花をつける。
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花弁は5個あり、広倒披針形で毛はない。オシベは10個あり、花糸は長さが不ぞろいで、両側に翼状に広がり、翼の先端は広がって尖る。花柱は3-4個あり、離生する。日本原産の植物で、古くから庭園樹として利用され、他種との交配による園芸種もある。
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タンチョウソウ[丹頂草](ユキノシタ科)
原産地は朝鮮半島や中国東北部。 今は日本各地に分布。長い茎の先端部分に白い小さな5弁花を密集して咲かせる。 花は上向きにつき、オシベの花粉が赤く見える。和名は、花を丹頂鶴の頭、茎を首、葉姿を羽に見立ててつけられた。
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クロフネツツジ[黒船躑躅](ツツジ科)
花冠は淡い桃色または白色の漏斗形で、花冠上方の3弁には赤茶色の斑点がある。オシベは10本ある。朝鮮半島から中国北部に分布。ペリーの黒船とは関係なし。大輪の花を咲かせ、「ツツジの女王」と呼ばれることもある。
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ラショウモンカズラ[羅生門葛](シソ科)
唇形の鮮やかな紫色の花を、2~3個のまとまりになって数段につける。花の付け根につく包葉は、最下のものは葉とほぼ同じで、上にゆくと小さくなる。萼片は花より濃い赤紫色で花後も目立つ。和名は,太い花冠を羅生門で切り落とされた鬼女の腕に例えたといわれる。
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ミツバツチグリ[三葉土栗](バラ科キジムシロ属)
花茎に黄色で径10-15mmの花を10数個つける。萼片は5枚で披針形、花弁も5枚で倒卵形になる。
同属のツルキンバイとは、花弁、葉、走出枝で区別できる。
ミツバツチグリは、花弁の基部が細くなり、蕚が星型に見える。葉脈が下面に凸入。走出枝は短い。
ツルキンバイは、花弁の基部にオレンジ色のすじが入る。葉に荒い鋸歯。走出枝(ランナー)は長く伸びる。
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ヒナソウ[雛草]別名:トキワナズナ(アカネ科)
北米原産の帰化植物。高盆形の4裂した可愛い花が小花柄の上に単生する。花色は白または青で、中心部が黄色。草丈は10cm前後で、性質は強健で、地下に匍匐枝を持って広がる。
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シロバナノヘビイチゴ (バラ科)
細い花茎の先端に少数の花をつける。花は白色で径15-20 mm、円い花弁は5個で、萼片、副顎片も5個になる。オシベは黄色で長さ3-4 mm。果実(果床)は花後に径1 cmの球形から卵形になり、赤熟し、食用になる。
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スミレ[菫](スミレ科)
道ばたで春に深い紫(菫色)の花を咲かせる野草である。花は独特の形で、ラッパのような形の花を横向きかやや斜め下向きにつける。5枚の花びらは大きさが同じでなく、下側の1枚が大きいので、花の形は左右対称になる。ラッパの管に当たるのは大きい花弁の奥が隆起したもので距(きょ)という少し長めの葉柄に翼があるのが特徴。
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ジロボウエンゴサク[次郎坊延胡索](キンポウゲ科)
茎頂に、長さ2cmほどの筒状の細長い花を数個つける。花色は淡紅紫色から青紫色と幅がある。4裂する花冠は平開し、花冠の花被片が目立つ。
「エンゴサク」は漢方薬名「延胡索」を日本語読みしたもの。全草に有毒成分を含む。
「次郎坊」は、スミレを太郎坊と、このジロボウエンゴサクを次郎坊と呼び、両者の花を絡らみ合わせて引っ張ってどちらかが先にちぎれるかを競ったことによる。
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エンコウソウ[猿喉草](キンポウゲ科)
花は普通2輪ずつ付く。黄色い花弁のように見えるものは萼片。 オシベは沢山、メシベは5~10本。花弁は?「猿候」は手長猿ないし河童の別名。 和名の由来は、地面を這う茎を手長猿の手に見立てたもの。リュウキンカの変種で、リュウキンカ(立金花)は茎が立つのに対し、エンコウソウは茎が横に長く這って広がり、先が斜上して花をつける。
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サラサドウダン[更紗灯台]の仲間の「ツクシドウダン」ではと考えられる。(ツツジ科)
枝先に長さ2-3cmの総状花序をつけ、10個ほどの花が1-2cmの花柄の先端に下垂してつく。萼は鐘形で深く5裂する。花冠は長さ8-10mmあり、鐘形で先端は浅く5裂する。花冠の色は、先端が淡紅色になり下部は黄白色で紅色の縦条が入る。オシベは10本ある。
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以上
by midori7614 | 2015-05-12 04:32 | 関東のみどり
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