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のん木草・みどり見て歩き

3月5日 夢の島公園と熱帯植物館見て歩き。その1.

かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で作っているサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩き行事で、夢の島公園と熱帯植物館へ行ってきました。まだ3月上旬の寒い時期ですので、外では見るべき花が少ないので、花は熱帯植物館の温室内の花をゆっくり見て歩きしてきました。この日はほぼ快晴で、北風が冷たく吹くとの天気予報でしたが、ほとんど吹かず、寒さを感じないで歩けました。ラッキーなことに、今回は、午後1時から1時間半ほど、熱帯植物館の館長さんに、温室内の植物について、懇切丁寧な説明をしていただき、大変有難かったです。
見た順に、撮影した写真を掲載させていただきます。

ゆーかり橋の上から、ユーカリの花を観察する予定でしたが、肝心のユーカリの1本が伐られてありませんでした。他のユーカリには、つぼみが見られましたが、花は開花していませんでした。見られたつぼみです。
ご参考:ユーカリの木について。
和名ユーカリノキ(一般名:ユーカリ) フトモモ科ユーカリノキ属の常緑小高木~高木。
原産地:オーストラリア 。日本には明治時代初期に渡来。種類700以上。木の成長は早く、10年で20mほどになる。大きいものでは高さ50m以上の樹もある。広葉樹では樹高が世界で一番高いと言われる。コアラが葉を食べるので有名だが、コアラが食べるのは数十種だけ。
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3年前の2月下旬に、今回伐られてなくなっていたユーカリに咲いていた花。
ご参考:ユーカリの花について。
  雌雄同株。開花期:4~5月 花色:白~赤。 成木の葉のわきに散状花序を出し、花が少数つく。 花の上部は花弁と萼片が合着して帽子状になっていて、開花する時に脱落すると多数のオシベが開いて目立つ。 花弁と萼片が合着したキャップはかたく、舗装路などのかたい地面に落ちると「コンッ」と乾いた音がする。花は開花直前まで硬い蓋でオジベを守っている。
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カナリーヤシと着生しているシダ。
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植栽されていた黄色いラッパスイセン。
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地面に落ちていたマテバシイのドングリ。
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イスノキのアブラムシが作った虫こぶ。
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ギンヨウアカシアの花。
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熱帯植物館内の植物。
パパイアの実。
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フウリンブッソウゲ。
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ブッソウゲ。
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ブーゲンビリア。
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コエビソウ。
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ラン(蘭)の見ごろの時期でした。
ご参考:ランについて。
ラン科。 世界に700属以上15000種、日本に75属230種がある。
ランの仲間は、キク科の仲間と同様に、植物の中で一番進化している種類と言われる。従って、不思議な特徴や事象が沢山あり、種類が本家・分家が乱れるように、属を超えて交雑・交配して、どんどん増えている。

カトレア。
ランの女王と形容され、花の華麗さとその存在感は群を抜く。主に中南米原産で樹木や岩肌に根を張り付かせる着生ラン。自生地では低地から標高4000mまで分布する。花の中心にある花びら(唇弁)が立派で目を惹く。
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コチョウラン。
東南アジアを中心に、南はオーストラリア北部、東は台湾、中国南部まで約50種が分布する。樹木などに根を張り付かせて生育する着生ラン。交配種は15000種を越える。ファレノプシス系の交配種で、日本では「胡蝶蘭(コチョウラン)」の名前で親しまれている。ふっくらと丸みがあり、行儀良く並んで咲く花は気品とかわいらしさを兼ね備えている。
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デンドロビウム。
熱帯アジアを中心に、東は日本、南はオーストラリアやニュージーランドまで分布。日本には3種が分布し、セッコクは古くから栽培されている。原種が1000種を超す。
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オンシジューム。
熱帯・亜熱帯アメリカの低地から標高3500m付近まで、約400種が分布する。「オンシ」と略して呼ぶ。園芸では葉の形状から「薄葉系」「剣葉系」「棒状葉系」「厚葉系」の4グループに分ける。薄葉系は主に秋~春にかけて花を咲かせ、花色は黄色が大半で鉢花や切り花として広く普及している。剣葉系は草丈15cm前後と小型のものが多く、厚葉系には羽を広げた昆虫のような花を1~2輪ずつ次々と咲かせる品種もあり、個性的な種が豊富にある。
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ランの花いろいろ。3450、3456、3459、3461、3463、3464
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ご参考。
○ランの形、姿について
ランの多くが美しく、独特の形の花を咲かせる。ランは植物の進化の中では最後に現れた後発組で、合理的で効率の良い形態です。複雑な模様や、形が変わっていて複雑に見えるが、意外に原則どおりのシンプルな判り易い構造です。ランの形、姿の最大の特徴はその多様性です。

○花の特徴と構造
ランの花は一見豪華で複雑そうだが、パーツの数を抑えて、構造的な無駄を省いている。
例えば、
①オシベ(雄ずい)とメシベ(雌ずい)が合体して1つのパーツ(ずい柱)になっている。
②花粉が塊状(花粉塊)で粉のように散らない。
③花は萼片と花弁とずい柱からなり、シンプルです。
④花弁の内1枚は独特で目立つ形で、唇弁(リップ) と呼ぶ。唇弁は花粉を運んでもらう昆虫に花や花粉の存在をアピールし、着地させ、誘導し易い蜜標識(ネクターガイド)へ発達した。
⑤種によって多少の違いはあるが大まかな構造(萼片3、花弁3、ずい柱1)は同じです。
⑥花粉は葯帽(やくぼう)というキャップがずい柱の先端に付いており、その中に入っている。
⑦花は左右対称、中心で縦に折りたたむとぴったり重なる。
⑧つぼみが180度ぐりんと逆さにツイストして開花するのも特徴です。
(中には、逆さにならずそのまま開花するものもある)。

○花の寿命
花の寿命が長く、1ヶ月以上しおれずに咲くが、受粉するか花粉が外れると花は枯れ始める。
以上
by midori7614 | 2015-03-07 14:37 | 関東のみどり
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