のん木草・みどり見て歩き

2月4日 林試の森公園

かわさき市民アカデミーみどり学のサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩き行事で、自然教育園と林試の森公園へ行ってきました。午前の部が自然教育園で、早目に7割程度の見て歩きで切り上げ、近くの「バルサ」というパエリアの美味しい店で、サービスランチ@700円の昼食を楽しみました。午後の部は林試の森公園ですので、昼食休憩1時間を取った後、目黒駅へ向かいました。午後のコースは次のとおりでした。
「バルサ」12:40⇒歩き10分⇒目黒駅⇒武蔵小山駅⇒歩き10分⇒林試の森公園南口→ケヤキに宿ったヤドリギ→アカガシ、ツクバネガシ、ウバメガシ、イチイガシの葉を比較観察→プラタナス3種の比較観察→クスノキのダニ部屋観察→管理棟(トイレ休憩と松の実など見学)→オオバヤシャブシの冬芽→メタセコイアの雄花花芽→ニワトコ冬芽→ダイオウショウの葉→フウの紅葉と実→南門⇒15:30武蔵小山駅解散。

なお、林試の森公園は旧林野庁林業試験場の跡地の公園です。筑波の森林総研へ移植後でも、まだ137本の大木が残っています。珍しい樹木類が観察できる場所です。
今回の見て歩きでは、椿や梅の花が咲いているのが遠くに見えましたが、近寄れずに写真を撮れませんでした。もっぱら、葉や実の観察会となりました。マニアックな写真ですが、主だった観察や説明内容を掲載させていただきます。舌足らずの点はご推察お願いします。

○ヤドリギ。ヤドリギ科ヤドリギ属。常緑小低木。
落葉広葉樹に半寄生する低木です。 枝が伸びて、分岐して生長して繁茂します。葉は、対生し、倒皮針形で先端は丸く、葉質は厚く、肉質です。 花は、早春に4ミリ程度の黄緑色の小花がつきます。果実は、淡黄色で球形です。 ヤドリギの果実は、小鳥(特に、ヒレンジャク、キレンジャク)の好物で、実を食べた小鳥が、粘る種子の入った糞をして、その粘る糞が他の枝に付いて繁殖します。
ケヤキに宿ったヤドリギ。
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葉と実をアップ。
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○アカガシ、ツクバネガシ、ウバメガシ、イチイガシの葉の観察。
アカガシ、葉のふちには鋸歯なく全縁。
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ウバメガシ。葉が硬い。
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イチイガシ。鋸歯が鋭い。
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ツクバネガシは写真が上手く撮れずに、掲載省略しますが、葉の先端部分だけに鋸歯があります。

○スズカケノキ(鈴掛の木、篠懸の木) スズカケノキ科スズカケノキ属の落葉広葉樹。
花期は春で、花は淡黄緑色で、雌花、雄花を、別々の葉のつけ根の頭状花序につける。
果実は、晩秋、長い柄の先に痩果が多数集まった3.5cmほどの球形の集合果を下垂する。
集合果1個。
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集合果を半分に割いてみる。
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果実1個を取り出してみる。大木さの参考:升目一つは2mm四方。
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①スズカケノキ:樹皮は大きくはがれ、白と緑のまだら模様。1本の果軸に集合果3~4個連なる。葉は5~7裂し、切れ込みが深い。この写真はありません。

②アメリカスズカケノキ:老木の樹皮は暗褐色で、縦に割れ目が入る。1本の果軸に集合果1個。まれに2個つく。葉は浅く3~5裂し、中央裂片が下向きに垂れ下がる。
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③モミジバスズカケノキ:樹皮は上記2種の中間形態。老木の樹皮ははがれ、黄白色と緑色のまだら。1本の果軸に集合果2~3個連なる。まれに4個つく。葉は3~5裂し、中央裂片は下向きに垂れ下がらない。
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○クスノキのダニ部屋観察。
クスノキ枝葉。
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葉1枚。三交脈が特徴。
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三交脈の基部にダニの住居ノダニ部屋を提供している。ダニ部屋の効用なぢについて説明したが、ここには書ききれません。
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○オオバヤシャブシの冬芽。
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枝の先端が雌花の冬芽、枝下の2つが雄花序の冬芽。
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○メタセコイアの雄花花芽。簪(かんざし)みたいに垂れ下がっているのは、雄花序の冬芽。丸い実は昨年の球果。
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○ニワトコ冬芽。この冬芽は混合芽(または混芽)と言い、この一つの芽の中には枝、葉、花となる器官がワンセットに入っています。
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○ダイオウショウの葉。3枚の葉ですが、まれに4枚の葉もあります。見つけると何か良いことがありそうです。
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この球果は一番大きいです。
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○フウの紅葉と実。
まだ、紅葉が散らずに残っていました。別名タイワンフウと言われる南方の樹木なので、離層ができにくいのかなと思いました。
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集合果と種子はこんなものです。
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参加者の復習として、役立てばと思い、掲載してみました。
以上
by midori7614 | 2015-02-08 07:08 | 関東のみどり
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