のん木草・みどり見て歩き

9月9日 大和市ふるさとの森~泉の森見て歩き その1

かわさき市民アカデミーみどり学受講生のサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩き行事で、大和市ふるさとの森~泉の森を見て歩きしました。前後の日に比べて、この日だけが良い天気でしたので、大変ラッキーであると同時に、楽しい見て歩きとなりました。
行程は次のとおりでした。
大和駅9:50⇒親水広場⇒ふれあいの森⇒熊野神社⇒しらかしの家⇒11:40昼食12:40⇒泉の森⇒ふれあいの森⇒親水広場⇒15:10大和駅(お茶をして解散)

見られた植物について、従来のブログ掲載方法を少し改めて、2回以上に分けて、ブログに掲載してみたいと考えています。まず、「その1」では、なるべく早めに、見られた植物を取り敢えず簡単に紹介します。後日掲載予定の「その2」以降で、シソ科のサルビア、マメ科のクズ、ツリフネソウ科にキツリフネ、キク科のコスモス、アザミについて、オシベやメシベに注目しながら花の構造などについて、詳細に調べた内容を掲載してみたいと考えています。

では、「その1」として、見られた植物などを、花、実、葉、その他の順で、簡単にご紹介します。

花。
ジンジャー。ショウガ科。
一般的に「ジンジャー」と言えばショウガのことを指しますが、園芸ではここで紹介するショウガ科ヘディキウム属の植物を指します。主に花を楽しむのが目的で、花壇などに植えられています。和名でシュクシャ(縮砂)と言いますが、あまり使われることはありません。
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サルビア。シソ科。
ブラジル原産の一年生草本で、乾燥にも強く長期間花が咲き続けます。花が大きく、観察しやすいので、シソ科植物の代表として、花の構造に着目してみました。この詳細は、「その2」に掲載します。
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コリウス。シソ科。
熱帯・亜熱帯アジア、オーストラリアなどに100種以上が知られています。現在栽培されているものは人の手によって改良された園芸品種ですが、大元となったのはその中でも1~数種の野生種です。その特徴は赤や黄色、紫など様々な色彩と模様が織りなす美しい葉で、和名の「キンランジソ(金襴紫蘇)」や別名の「ニシキジソ(錦紫蘇)」を名は体を表すといった感じです。暑い気候でよく育ち、夏向きの鉢植や寄せ植え、花壇に広く利用されています。
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夏~秋にかけて茎の頂点から花茎を長く伸ばして小さな花を穂状に咲かせます。花色は白地でうっすらと青色が入ります。
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クズ。マメ科。
日本各地に分布し、東~東南アジアに広く分布するツル植物。秋の七草の一つ。8月下旬から9月にかけて咲き、穂状花序が立ち上がり、濃紺紫色の甘い芳香を発する房状の花を咲かせる。花が大きく、観察しやすいので、マメ科植物の代表として、花の構造に着目してみました。この詳細は、「その2」に掲載します。
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フジカンゾウ。マメ科。
多年草。本州~九州の山野の林内に生える。高さ50~150cm。全体にまばらに毛が生える。葉は互生し、2~3対の小葉をもった奇数羽状複葉で、小葉は卵形~長楕円形で長さ8~16cm、幅2~6cm。托葉は線形で長さ7~8mm。茎の先端と葉腋から総状花序を出し、淡紅色で長さ8~10mmの蝶形花を多数咲かせます。
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ヌスビトハギ。マメ科。
日当たりのよい草地にも生育しているが、水分条件の良いやや湿った陰地を好む印象がある。 草丈は50cm~1mほど。葉は3小葉(=3出複葉)からなる。花は長さ3~4mmほどの小さな淡紅色の花を細長い総状花序につける。早いものであると7月に花を咲かせるようであるが、8月から9月にかけてが見ごろである。
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ミズヒキ。タデ科。
多年草。半日陰の林下や路傍などに生育する。茎の断面は白色の髄が詰まっている。葉は幅広い楕円形でやわらかく、黒い斑紋があることが多い。両面に毛があり、茎や花茎にも毛がある。茎の先端から数本の長い花茎を出し、まばらに花をつける。花弁に見えるものは萼であり、長い期間、花が咲いているように見える。花期は8月から11月。和名の由来は細くて長い花穂を祝儀封筒や進物にかける水引にたとえたものと言われる。
ミズヒキの花は8月から11月にかけて咲く。花は托葉鞘の中から出る。花弁に見えるものは萼片であり、4つに分かれ、紅色と白色に染め分けられており、水引の名にふさわしい。開いた萼片はやがて閉じて果実を守る。
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上から見ると赤い。
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下からみると白い。
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キツリフネ。ツリフネソウ科。
1年生草本。低地から山地の谷あいの林内や林縁など、湿った半日陰地に生育する。高さは50センチほどで、茎は直立して枝を分け、全体に軟弱なイメージがある。葉は互生し、葉身は楕円形で、質はやわらかい。夏の終わりから秋にかけて、葉腋から細い花茎を出し、黄色の花を数個咲かせる。花は、つぼみの時期は葉の上にあるが、膨らんで大きくなるにつれて下垂れ、開花するころには葉の下(裏)にある。花が大きく、観察しやすいので、ツリフネソウ科植物の代表として、花の構造に着目してみました。この詳細は、「その2」に掲載します。
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ヤブラン。ユリ科。
温暖な地に生育する常緑の多年草。シュンランと葉が似ているので、ランという和名が付いた。開花期は夏から秋。花は紫色の小さいもので、穂状に咲く。葉は細長く、先は垂れる。秋には黒紫色の果実が稔る。
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小花をアップ。
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タマスダレ。ユリ科。
南米原産。日本には明治初期の1870年頃渡来し、日本の風土にも良く適応し、人里周辺に半野生化した群落が見られることがある。日当たりさえよければ、乾燥地〜湿地まで生息できる。
和名の由来は、白い小さな花を「玉」に、葉が集まっている様子を「簾」に例えたことによる。葉は細長く棒状で濃緑色、土から直接出ている。
夏〜初秋に白い花を咲かせる。1本の花茎に対して、花は1つだけである。
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トネアザミ。キク科。
秋、関東、中部などの山野で普通に見られる赤紫色をしたキク科アザミ属の多年草。特に、利根川流域に多く見られるので、その名が付けられた。葉は細長い楕円状で披針形をしており、葉縁は深裂するものや、浅裂するものなど多様ですが、棘が長く出ており触ると痛い。頭花は総状に付き濃紅色の蕾を付け、開花後は淡紅紫色となり、盛りを過ぎると脱色し白くなります。アザミの花の構造に着目してみました。この詳細は、「その2」に掲載します。
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コスモス。キク科。
原産地はメキシコの高原地帯。日本には明治20年頃に渡来したと言われる。日当たりと水はけが良ければ、やせた土地でもよく生育する。景観植物としての利用例が多く、河原や休耕田、スキー場などに植えられたコスモスの花畑が観光資源として活用されている。
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生殖機能があるのは中心の筒状花。コスモスの花の構造に着目してみました。この詳細は、「その2」に掲載します。
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ワルナスビ。ナス科。
原産地は米国。日本も含め世界的に帰化している外来種である。
花は白または淡青色でナスやジャガイモに似ており春から秋まで咲き続ける。
果実は球形で黄色く熟しトマトに似ている。しかし、全草がソラニンを含み有毒である。茎や葉に鋭いとげが多いうえ、垂直および水平に広がる地下茎でよく繁殖し、除草剤も効きにくく、一度生えると駆除しにくい。耕耘機などですきこむと、地下茎の切れ端一つ一つから芽が出て独立した個体に再生し、以前より増えてしまう始末の悪さである。
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実。
サンゴジュ。スイカズラ科ガマズミ属の常緑樹。
初夏に円錐花序を出して小型の花を多数開花し、果実が秋に赤く熟して美しい。それをサンゴに例えて名付けられた。
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ゴンズイ。ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉小高木。
5月~6月に長さ15~20cm花序をつける花は黄白色で直径3~4mm。果実は秋に赤く熟し、割れて中から光沢のある黒色の種子が覗いて、結構美しい。
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葉。
クスノキ葉裏のダニ部屋。
場所は葉の「三行脈」(真ん中の主脈と下部の左右の大きな側脈)の側脈の基部で、ここに1対見られ、葉の裏側から見ると小さな褐色の点(小孔?)として見える。 このダニ部屋にはごく小さな孔があり中には多数のフシダニの仲間が生息している。このフシダニはクスノキの葉にとっては、無害だそうだ。有害のフシダニもいる。その有害のフシダニの天敵のカブリダニに来てもらうために、カブリダニの食用の無害のフシダニをダニ部屋を作ることにより育て、天敵のカブリダニを呼び寄せる手の込んだ共生戦略とのことである。
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アカメガシワ葉表の蜜腺。
葉の基部には、一対の明瞭な蜜腺があり、よくアリが吸蜜に来訪している。アリが来訪してパトロールすることによって、ガの幼虫などから食害されることを防いでいると考えられている。植物の昆虫との共生関係はいろいろあって、興味深い。
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鳥。
貯水池のヨシ原に来ていたアオサギ。
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引地川に来ていたカワセミ。
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明日以降に、シソ科のサルビア、マメ科のクズ、ツリフネソウ科にキツリフネ、キク科のコスモス、アザミについて、オシベやメシベに注目しながら花の構造などについて、詳細に調べたうえで、ブログに掲載させていただくつもりです。
以上
by midori7614 | 2014-09-10 20:48 | 身近なみどり
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