のん木草・みどり見て歩き

キササゲ

10月の観察会で、玉川上水や小石川で見られたキササゲの実について、ササゲ豆のような実や種子に似ているのかとの質問がありましたので、他でみられました写真を使用して、果実と種子をご覧いただくことにします。

まず、花が咲いていた時から始めます。
6月上旬に、キリの花の形に似た花を咲かせます。
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花一個を見てみましょう。
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花の下の黄色い部分は蜜標識(ネクターガイド)で、上部の黄色いものがオシベの花粉だと推測できます。
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花を上下に少し咲いて、やや横から見ると、メシベ、オシベや蜜標識(ネクターガイド)であることが、はっきり判ります。
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花を上下に裂いて、分解してみました。
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萼と白色のメシベ1本が残りました。このメシベの子房が実へ変化していくのです。
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次に、果実の変化に注目しましょう。
6月下旬、メシベの子房は、花が終わった後に、すぐに大きくなり始めます。
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9月下旬、果実は熟し始め、サヤが割れて、果実を飛ばし始めます。
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10月上旬に見られる果実。
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サヤが裂けたところから、果実が順次はがれて、風に飛ばされます。
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果実は約2cmで、両端に毛みたいな突起物が出ていて、風に乗り易い工夫がされているようです。果実の中央に丸い種子が1個あります。キササゲの果実は、ササゲ豆とは全く違うものです。サヤがササゲ豆のサヤに似ているだけです。
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以上
by midori7614 | 2013-11-06 17:23 | 身近なみどり
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