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のん木草・みどり見て歩き

バラの花の構造

春バラが、きれいに咲いている時期ですね。
例えば、
「黄金」
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「ロイヤルハイネス」
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「ダイアナ プリンセス オブ ウエールズ」
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先日の法事で、お弁当の中に、品種名は判りませんが、バラのつぼみが色合いとして、入っていました。一度、バラのつぼみを分解してみたいと思っていましたので、数個いただいてきました。
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つぼみの裏側を見ました。萼片が5枚。花弁が八重化している花でも、萼片の枚数は原種の時のままで、5枚でした。
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つぼみを縦にカットして見ました。予想通り、花弁は相当数ありそうです。萼筒の中に子房下位の状態で、白っぽい小さな子房が沢山あります。
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メシベの小さな子房は白っぽく、これが果実になります。萼筒ローズヒップと言われる壺状の偽果となります。
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今度は、別のつぼみで、花弁を剥がしていきました。個々の花弁は左巻きに強く巻き付いています。
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花弁を剥がすと、数枚が一緒にはがれます。
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花弁は内側になるにつれ、剥がしにくいので、花弁の基部をナイフでカットして、上に抜き取りました。
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抜き取った花弁をばらして、並べて見ました。萼片5枚、花弁41枚でした。
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内側の小さ目な花弁は、オシベが花弁化した様子がよく判るものでした。
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今度は、オシベ、メシベに注目してみました。
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更に、オシベ、メシベの先端の葯や柱頭をアップして見ました。
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今度は、オシベ、メシベを縦割りにしました。萼筒の中の白っぽい小さな子房がはっきり判ります。
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今度は、別のつぼみで、萼筒を横割りにして、子房を確認してみました。
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バラの花を分解したり、子房の状態を確認することは、バラのつぼみや花を入手するチャンスがなかったので、今回初めて行うことができ、良い勉強になりました。

なお、明日から、野外観察会が2日間連続し、武蔵五日市の横沢入りと埼玉の見沼通船堀に出かける予定となっています。多分、パソコンに向き合う時間が取れないでしょうから、ブログは2日間お休みさせていただきます。
以上
by midori7614 | 2013-05-22 17:53 | 身近なみどり
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