のん木草・みどり見て歩き

オドリコソウ

昨日26日は、かわさき市民アカデミーみどり学Ⅱワークショップの運営世話人主催の観察会が神奈川県立四季の森公園で実施されました。私は、みどり学Ⅱワークショップのコーデイネーターであり、NPOかわさき市民アカデミーの野外サポーターもしておりますので、参加してきました。そして、本日27日は、かわさき市民アカデミーみどり学のサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩き行事の下見で、町田の薬師ヶ池周辺の町田ぼたん園、町田えびね苑などを歩いてきました。2日間で、撮影した写真は、これから整理して、明日以降のブログに掲載させていただきます。
昨日は帰宅が21時過ぎになってしまい、ブログを休ませていただきました。本日のブログには、ホトケノザやヒメオドリコソウと同属のシソ科オドリコソウ属のオドリコソウを、以前に撮影した写真を使って、掲載させていただきます。

オドリコソウは北海道から九州に分布する多年生草本です。朝鮮半島から中国にも分布しているそうです。
地下茎で広がり、野山や野原、半日陰になるような路傍や山裾・竹林・河川などに群生しています。身近な所では、東高根森林公園、新宿御苑、調布野草園などで見られます。
花は数個輪生状態になって茎の上部の葉腋に数段につけます。一番目の花が咲き終わるとその上に控えていたつぼみが開花するので、花期は長いです。高さは30~50cmくらいになります。葉は対生し、全体に縮れてしわが多い感じです。
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葉の形は卵状3角形から広卵形で上部の葉は卵形で先がとがり、縁は粗い鋸歯状になり、基部は浅心形で葉柄があります。
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花の色は白から薄い桃色まであります。花の色は淡紅紫色と白色があり,地域によってだいたいどちらかに決まっており,両方が混生することはほとんどありません。
花の形が面白く、和名は花の形を、笠をかぶった踊り子が並んで踊っている様子に例えたものです。横から見る限りでは、唇形花のどこにオシベ、メシベが隠されているのか判りません。
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やや下から見上げるように撮影してみると、上の唇弁の内側下に、黒っぽいオシベの花粉袋が見えます。
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花を一ついただき、観察させていただきました。
まず、花をアップして見ました。花の形を扇子を持って菅笠をかぶった踊り子に見立ててこの名があるとのことですが、そのように見えますか?唇形花の下唇弁には、虫を蜜へ誘導する黄色いガイドマークが見えますね。
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上の唇弁の内側下に、オシベの花粉袋4個とその中央に白い二又の柱頭のメシベ1個が見えます。
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下唇弁を裂いて、拡げてみました。黒っぽい花粉袋4個と白いメシベ1本が確認できました。
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メシベをアップして見ると、花粉を付着させる柱頭は二又に分かれています。
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オシベ花粉袋をアップして見ると、黄色い花粉がこぼれ落ちています。
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若葉は食用になり、根は薬用になると書かれていますが、私は食べたことはありません。

同じ属で同じ頃に花が咲く近縁種に,ヒメオドリコソウやホトケノザがありますが,草丈が足首ぐらいまでとごく小型なので,すね以上になるオドリコソウとは簡単に見分けがつきます。
ヒメオドリコソウ。
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ホトケノザ。
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ご参考
ヨーロッパ原産のツルオドリコソウ。黄色い花をつける。
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以上
by midori7614 | 2013-04-27 17:59 | 身近なみどり
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