のん木草・みどり見て歩き

スナップエンドウ

我が家の庭の畑には、スナップエンドウの花と実が見られます。スナップエンドウはアメリカから導入されたエンドウの品種です。スナックエンドウ(他にスナップタイプエンドウ、スナックタイプエンドウなど)と呼ばれることもあります。
スナックエンドウの名前は商品名として扱われておりますが、結構、スーパーなどで売られている名前の方を覚えてしまっている方が多いですね。そこで、1983年(昭和58年)農林水産省により名称が統一されスナップエンドウが正式な名称となっていますが、一度覚えてしまうと、お役所指導ではなかなか改まらないで、名前の混乱がつづいています。まあ、名前は所詮、人間が付けたものですから、通じさえすれば、どちらでも良いですね。

只今3歳と5歳の孫が豆好きなので、我が家の庭に、毎年栽培しています。
e0145782_1813491.jpg

この時期に、孫が来た時には、孫に豆を取らせて、すぐに煮て食べさせるためです。食べるのには、次の特徴があるそうです。
•さやが柔らかく、さやと豆の両方を食べることが出来る。さやは肉厚で甘みが強いが、硬いスジがある。
•さっと塩茹ですると鮮やかな緑と甘みが楽しめる。また、天ぷらにするとサクサクとした食感を楽しめる。
•調理前にスジを取っておく。調理してからだと、スジを取る際にサヤが離れて中の豆がこぼれてしまう。
•肉料理のつけあわせ、サラダなどに用いる。
•鞘インゲンと同様に、長時間加熱すると身が崩れて色も悪くなってしまうため、煮物の彩りとして用いる場合は他の具材とは別に茹でておき、盛りつけの時に添えるようにするとよい。
いつも、煮ただけで、マヨネーズなど一切使わず、そのままの自然の味を食育しています。
e0145782_182288.jpg

ついでに、花の観察もさせていただきました。

4月中旬に花盛りとなりました。
e0145782_1834121.jpg

つるで近くの棒などにしがみついて、立ち上ります。
e0145782_1841143.jpg

孫の食育用の栽培です。
e0145782_1843717.jpg

さて、花を観察してみましょう。表面、裏、横からの花の様子を見てみましょう。花弁が5枚ある蝶形花ですが、見たところでは花弁がどうなっているのかが判らない花ですね。
e0145782_185999.jpg

花の裏側を見ると、緑色が萼で、白いのが花弁ですね。
e0145782_1854010.jpg

花を1個いただき、分解しながら、花の構造を確認してみましょう。
豆の花は蝶形花で、5枚の花弁が、旗弁1枚、翼弁2枚、舟弁2枚で構成されています。そのうち、手前の翼弁1枚を剥がして、横から見てみました。
上に立ち上がっているのが旗弁1枚、横の奥にあるのが翼弁、中央下にある小さめのが舟弁2枚が一部合着している花弁です。舟弁の中にオシベ、メシベがあるのですが、この段階では、見えません。
e0145782_1861994.jpg

今度は、花弁を取り外して、分解して並べてみました。上の大きな花弁が旗弁、左右の2枚の花弁が翼弁、下が萼筒に包まれている舟弁2枚です。
e0145782_187442.jpg

舟弁を押し下げて、オシベ・メシベを上に出してみました。
e0145782_1874470.jpg

更に、萼筒を開いて、オシベ、メシベを基部の方まで見てみました。メシベの柱頭には黄色い花粉が沢山付いています。メシベの子房は緑色で長く、これが豆のさやになることが、この段階でもわかります。
e0145782_1882879.jpg

子房の一部を苦労して、切り取ってみました。丸い粒が種子になる胚珠であることが判ります。
e0145782_1892181.jpg

ご参考に、豆の栽培の注意点を書いておきます。
1.連作に弱い代表的な作物ですので、同じ場所には5~6年作らないようにする注意が必要です。
2.エンドウは酸性土壌が苦手と言われ、種まきの1週間くらい前に、苦土石灰をまいて耕しています。
3.秋まきは種まきが早すぎると、大きくなりすぎて冬に冷害を受けやすくなるので、これも注意したいものです。
以上
by midori7614 | 2013-04-22 18:11 | 身近なみどり
<< 4月22日 田島ケ原サクラソウ自生地 4月19日 小山内裏公園 その2 >>