のん木草・みどり見て歩き

サンショウ

我が家の庭のサンショウの花が咲き始めました。毎年、若葉を採取し、木の芽煮を作ります。トゲがある木なので、指先がチクチク刺されて痛いですが、木の芽煮が美味しいので、我慢と忍耐の作業となります。まあ、余裕のある年であれば、我慢と忍耐の修行と割り切って、のんびりのんきにやることができますが、今年みたいに、春の花が一斉に咲きますと、心落ち着かず、13日(土)の1日だけ、若葉摘みをしただけで、残りの若葉摘みはあきらめることになりそうです。

サンショウは、日本全土の山野の林の中や林縁に普通に見られるミカン科サンショウ属の落葉低木で、庭などにも植栽されています。 そして、その木が雌の木であれば、子供のサンショウの木が種子からどんどん発芽して、増えていきます。九州の民謡「ひえつきぶし」の中で、「庭のサンシューの木・・・・・」とうたわれているのは、中国から江戸時代に贈答品として渡来した「サンシュユ(山茱萸)」ではなく、九州方言のサンショウ(山椒)のPことだそうです。

子供のサンショウの新芽。
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トゲが多く、小枝の葉の基部に1対あります。 このトゲは、葉の葉柄の基部にある托葉の変化したものだそうです。
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葉は、奇数羽状複葉(うじょうふくよう)で、小葉は長さが1~3.5センチで11~19枚あり、長楕円形で、縁(ふち)はぎざぎざです。
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春になると葉の付け根に、緑黄色の小型の花を多数つけます。
雌花と雄花が別々の雌雄異株(しゆういしゅ)の木です。花が咲くけれども、実がならないと言われる方の庭のサンショウは雄の木の可能性が高いです。勿論、花の雌雄を区別できれば、どちらの木であるか同定できます。
雄木。
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雄花。
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雌木。
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雌花。
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花が咲き始める頃に、柔らかい若葉を煮て、食べると美味しいです。上が煮た物、下が煮る前の若葉です。
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13日に作った、木の芽煮は小どんぶりに半分ほどでした。
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若葉は、このようにちじんで、サンショウのエキスが濃くなっています。
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秋には表面がでこぼこした小さい球形の果実をつけます。
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やがて、果実は赤く熟して、果皮(かひ)が裂けて中から黒い種子がこぼれだします。
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夏から秋にかけて、果実が赤く色づくころに果実を採取します。
それを、天日で乾燥させてから、たたいて種子を出して果皮だけにします。
これを生薬(しょうやく)で山椒(さんしょう)といいます。
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山椒(さんしょう)の成分のサンショオールやサンショウアミドは大脳を刺激して、内臓器官の働きを活発にする作用があるとされていて、胃腸の働きの弱くなった消化不良や消化不良が原因の胸苦しさ、みぞおちのつかえ、腹の冷え、腹部のガスの停滞、それに伴う腹痛に効果があります。
山椒(さんしょう)は、刺激が強いので、炎症性やかいよう性、発熱性のような激しい病気の場合は使用を避けます。
以上
by midori7614 | 2013-04-16 21:15 | 身近なみどり
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