のん木草・みどり見て歩き

ハコベ

本日5日は、かわさき市民アカデミーみどり学Ⅱワークショップの運営世話人会議が午前中に行われます。昼食と午後の予定については、成り行きでどうなるのか判りません。そこで、本日のブログは出かける前に更新させていただきます。

我が家の小さな家庭菜園に勢い良くはびこっている「ハコベ」の花や葉や茎を観察しました。
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まずは、日頃見慣れているハコベをご覧下さい。
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花弁は何枚でしょうか? オシベはどこにありますか? メシベの柱頭は何本でしょうか? 良く見て下さいね。
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花は直径6~7mmで、花弁は基部近くまで深く2裂するので、10弁のように見えますが、5枚です。花が咲くのは虫を呼び、花粉を運んでもらう為ですね。初春はまだ虫が少ないので、何とか目立とうとして、花弁の数を2倍に見せる工夫をしたのだろうと思います。
オシベは花弁とメシベの花柱の間に、5個が多いですが、個体差があり、4~10個です。
メシベの柱頭は3本に分かれています。メシベの子房は緑色の球形ですが、子房3個が合着しているのだろうと思います。
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葉のふちは毛深いですね。 何故こんなに毛深いのでしょうか?
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毛深いのもむだ毛ではなく、冬場の雨が少ない時期に、細かい毛で水分を保持しているのではと考えられます。もっと沢山あれば、セーターとして暖を取っているとかんがえられるのですが、そこまでは毛は多くありませんね。
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茎には、片側に一列に並んだ毛が生えているのが判りますか? この一列の毛は何の役割りをするのでしょうか?
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片側に一列に並んだ毛は不思議ですね。先日、I先生は、ハコベの遠くへの種まきの巧妙な戦略から、ハコベの種子を蟻に運ばせるために、蟻が登り・降りできるように、「運べの道」を作っているとの面白い話しがありました。
他の先生は、冬場の雨が少ない時期に、限られた水分を有効に利用するために、ハコベの葉についた水滴を根元に運ぶ為だろうと書いています。ハコベが話しているのでなく、人間の推理です。皆さんはどのように思われますか?
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ハコベは、命をつなぐために、更なる工夫しています。虫が来なかった場合には、夕方に花弁が閉じる時に、オシベが中央のメシベに集って、花粉を自分のメシベにつけてしまうそうです。これはオオイヌノフグリも同じ方法を取っています。その上、虫が来ない雨の日には、花は閉じたまま自家受粉するとのことです。この執拗な受粉があるので、確実に種子を作り、毎年毎年はびこるハコベとなるのです。
以上
by midori7614 | 2013-04-05 07:04 | 身近なみどり
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