のん木草・みどり見て歩き

3月23日 宿河原二ケ領用水のお花見。

ソメイヨシノが満開との情報で、23日昼過ぎに、宿河原二ケ領用水沿いの道を散策してきました。4日前の19日朝に見たときは、チラホラと咲いていたのが、一気に満開となり、土曜日でお休みの家族や花見酒の人で賑わっていました。残念ながら、空が花曇りで、写真はきれいに撮れませんでした。同じような写真ですが、ベスト6の写真を掲載させていただきます。7297、7343、7349、7361、7402、7409
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ここの桜はほとんどがソメイヨシノです。
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ソメイヨシノとどうして判るかと言いますと、花柄と萼筒に毛が生えており、且つ萼筒の形が狭くて長いつぼ形をしているからです。他にも、花序が散形花序だとか花の大きさが中輪だとか、萼片の長卵上三角形や鋸歯ありなどのソメイヨシノの特徴がありますが、それはなかなか見慣れないと区別ができません。同定には花の裏を見ると判りやすいです。
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たまには、ソメイヨシノ以外のサクラも植えられています。多分、枯れたソメイヨシノの後に、他の種類を植えたものと考えられます。実は、ソメイヨシノの根から出る成分には、同じソメイヨシノが育たないようにする物質が放出されているようです。ナス科の植物が連作できないような「イヤ地」現象と同じようなことらしいです。

ヤエベニシダレ。エドヒガンの八重咲きの品種です。
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ヤエベニシダレとどうして判るかと言いますと、花柄と萼筒に毛が生えており、且つ萼筒の形がつぼ形で丸い膨らみがあるからです。
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ヤマザクラ。赤褐色の葉と一緒に花がさいているので、比較的判り易いです。
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でも、同じヤマザクラ系のオオシマザクラやカスミザクラと違って、ヤマザクラとどうして判るかと言いますと、花柄と萼筒に毛が生えていなくてツルツルしており、且つ萼片に鋸歯もないからです。
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次から次に、ソメイヨシノを見ていると、幹から直接に花を咲かせている「胴吹き(別名彦咲き)」の現象が見られます。
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この「胴吹き」は、エネルギー不足の状態にある樹木にみられる、幹や枝の途中から吹く芽のことです。「彦咲き」とは、根元から枝や幹がでる「彦生え」と同じ意味合いだと思います。
古木にも胴吹きが多いようです。木の弱い部分から花が咲くようで、人間でも老化すると顔のホクロや耳などから毛が生えてきたり、イボが出来たり、なんとなくそれと似ています。のん木草も老化に関することが木(気)にかかる年齢になりました。
ここの「胴吹き」は、二ケ領用水沿いに、狭い間隔で植えられてしまい、且つ南側に建物が多くなり、日照不足となった環境悪化の影響が出ているものではないかと推測しました。
また、「胴吹き」は、強度の剪定などにより、葉が減少しても発生するそうです。
盆栽では、枝順やボリュームのバランスを作り直すために、胴吹きの発生を促すこともあるそうです。これも何か可哀想な話ですね。
きれいな桜を華やかで美しいと鑑賞していれば良いのでしょうが、ついつい、余計なことを考えながら、お花見をしてしまいました。
以上
by midori7614 | 2013-03-25 06:35 | 身近なみどり
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