のん木草・みどり見て歩き

ウメ・原種に近い花の構造

今年は、梅の開花が大変遅れていますが、2月22日に神代植物公園と2月26日に、府中市郷土の森に行った時に、ようやく原種に近い野梅系、白色、一重咲きのウメが咲き始めて、良い香りを放っていました。

白加賀。実梅の代表品種。大輪。花粉少ない。自家不結実性。果実大。品質上。樹勢強。
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小向。大輪。青梅の梅林に多いと書かれている。
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冬至梅。中輪。早咲き。冬至の頃咲くのでこの名がある。枝細く、盆栽用。早咲きの代表品種。
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白難波。難波性。中輪。挿し木でよく発根、台木に用いる。1月下旬~2月下旬咲神代植物公園に一番多く植えられている品種。
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そこで、原種に近い梅の花の構造を調べたことがありますので、ご参考に掲載させていただきます。

たまたま、ご近所の家の野梅(やばい)の花が咲きます。黙って取ってはヤバイと思いましたので、きちんとご挨拶をして、2輪だけいただいてきました。

まず、花の表面から見る。丸みのある花弁が5枚。花弁と花弁の間に、萼の一部が透けて見える。オシベが約35本前後数えられる。
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今度は、花の裏側、横側を見る。萼筒の先端が5つに分かれていて、その先端は尖らずに丸み帯びている。
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いただいた花の表と裏を比較して見る。花弁の形と萼片の形は似ていて、梅鉢模様になっている。
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花の中央をアップして見る。オシベに囲まれて、中央にメシベが1個ある。メシベの子房は緑色で、梅の実の原型を思い浮かべる形ですね。
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花を縦にカットして見る。メシベ1本がはっきり判ります。
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更に、メシベの子房をアップして見る。蜜の所在と量がわかりますね。梅の香りの源は、この蜜のようです。
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次に、つぼみも縦にカットして見る。メシベの子房は白い産毛に包まれていて、まだ蜜は出ていません。多分、蜜は開花して、オシベの花粉が零れ落ちる状態になるまでは、出てこないのだと推測しました。花粉を出すのも、蜜を出すのも、同じような植物ホルモンの働きによるものだろうと推測しました。
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このように、花を観察しながら、勝手な推測をするのは、楽しいですね。皆さんへも、この楽しさをお勧めいたします。
以上
by midori7614 | 2013-03-01 19:19 | 身近なみどり
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