のん木草・みどり見て歩き

2月21日牧野記念庭園とユキワリイチゲ

2月21日に、かわさき市民アカデミーのみどり学のサークル「みどり葉っぱ会」の見て歩き行事で、練馬区にある牧野記念庭園と石神井公園を歩いてきました。
昨年が牧野富太郎生誕150年であることと、牧野記念庭園にはユキワリイチゲの小群落があるので、この時期に行くことになりました。
牧野富太郎は、78歳まで東大の講師をされ、80歳台の高年齢でも、植物観察や執筆活動で活躍されましたので、生涯学習でみどり学を学ぶ者にとっては、大変参考になる生き方をされた方だと思いました。個性豊かな人生を歩まれた点では、長所短所、善悪などの点では、いろいろな面があるのは当然ですが、真似をしたい点は、出来るだけ真似させてもらおうかなと思っています。なお、3月17日まで、上野の国立科学博物館で、「植物学者牧野富太郎の足跡と今」という企画展が開催されています。ご興味がおありの方は、お出かけになられることをお勧めします。

さて、牧野記念庭園内では、ツバキ、サザンカも咲いていましたが、植栽されていたセツブンソウと小群落となっているユキワリイチゲの写真を撮影しました。

セツブンソウ。
昭和記念公園、目黒自然教育園、神代植物公園、野川公園などにも、咲いています。セツブンソウについては、1月23日のブログに詳細を掲載済みですので、写真の3枚だけ掲載します。白い花びらに見えるのが萼片で、その内側の小さく黄色く見るのが花弁です。良く見てご理解下さい。
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今回の本命はユキワリイチゲです。今年は寒いので、開花が大変遅れていますが、開花している花があって、良かったです。
なお、目黒自然教育園、神代植物公園に隣接する生物多様性センターなどにも咲いています。
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ユキワリイチゲの開花と花の構造をご説明しましょう。

ユキワリイチゲの群落。地下茎があり、群生します。
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つぼみ。
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つぼみから開花へ。
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花びらが開き始めました。花の色は薄紫色と白の二種類あるようです。
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横向きの花。
フクジュソウの場合には、花びらに見えるのは、萼片と花弁の両方です。両方のことを花被と言い、外側の花被(萼片)を外花被片、内側の花被(花弁)を外花被片と区別します。ユキワリイチゲの場合には、フクジュソウと同じで、外側ははっきりと萼片です。
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前向きの花一輪。萼片とオシベ、メシベで構成されています。
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更に、オシベ、メシベの部分をアップしてみました。
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ユキワリイチゲについて、調べたことを記載しておきます。
ユキワリイチゲは本州西部から九州に分布する多年草です。丘陵地帯の山際、道の側などに生育します。秋に葉を出し、3月に花を開いて初夏には地上部が枯れます。早春植物の1つであり、葉を展開している秋から春の期間に光を得ることが出来る立地に生育しています。地下茎があり、群生します。根生葉は三裂し、紫色を帯びた濃い緑色で斑があります。裏面は濃紫色です。3月に花茎を出し、茎葉は3枚が輪生します。花は薄く紫色を帯びています。
以上
by midori7614 | 2013-02-23 17:12 | 関東のみどり
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