のん木草・みどり見て歩き

寒桜

先日2月10日に、久地駅方面へ出かけましたら、寒桜がようやく咲いていました。この桜は早い年には、1月中旬に咲きますが、今年は寒さと乾燥の影響で、遅れました。
e0145782_1533711.jpg

小石川植物園には見事なカンザクラがありますが、その年の気温によって、咲く時期がかなり違います。例えば、2011年2月1日に見に行った時には、かなり咲いていました。
e0145782_1543311.jpg

e0145782_155988.jpg

2012年2月21日に、3週間遅れでも、見に行った時には、チラホラ程度の開花で、ほとんど花芽とつぼみでした。
e0145782_1555210.jpg

寒桜は、花は小輪の一重咲きで淡紅色をしています。暖地では1月中旬から花が咲きだす桜で、熱海に沢山植えられている関係で、熱海桜とも呼ばれます。寒緋桜と山桜の雑種と推定されています。この寒桜は、久地駅前、武蔵小杉他の身近なところでも、結構見られる桜です。

小石川植物園と久地駅で見られた寒桜を観察しながら、撮影した写真を見ながら、花の構造などを調べてみましょう。

膨らんできた花芽とつぼみ。芽が無毛ですので、有毛のエドヒガン、ソメイヨシノの系統でないことが判ります。
e0145782_1593187.jpg

半開きに咲き始めました。
e0145782_1510147.jpg

e0145782_15102789.jpg

萼筒、オシベ、メシベを観察してみましょう。
萼筒は無毛で、テカテカと光に輝いています。黄色い花粉を付けた白いオシベ(花糸)が約30本あります。中央に黄緑色の太いメシベが1本確認できます。
e0145782_1511366.jpg

ほぼ開花。花弁の色がピンクから白色へ変化していくように見えました。
e0145782_15114625.jpg

開花した花一輪を観察しましょう。
e0145782_15122165.jpg

花弁5枚をはずして、並べてみました。花弁がきれいですね。オシベには長短ガあります。緑色ノメシベは1本です。
e0145782_15125430.jpg

花を縦割りにカットして、オシベとメシベを観察しました。
e0145782_15173159.jpg

このオシベの花粉をメシベの柱頭に届けるのは、蜜吸いの鳥です。代表的な媒介鳥のメジロが花にきていました。
e0145782_15142196.jpg

なお、「寒」の字が付く桜には、他にも、寒緋桜(緋寒桜)、大寒桜、薄寒桜、寒咲大島、安行寒桜、修善寺寒桜などがあります。
以上
by midori7614 | 2013-02-13 15:18 | 身近なみどり
<< 2月14日 高取山 2月12日 生田緑地~等覚院の... >>