のん木草・みどり見て歩き

キクザキイチゲ

本日は、かわさき市民アカデミーみどり学のサークル「みどり葉っぱ会の百合丘~新百合丘散策と赤坂離宮での早春懇談会」を計画どおり、参加者24名で無事実施いたしました。
タブノキ巨樹などを見ましたが、ブログに掲載するほどのものを撮影できませんでした。

本日のブログには、キクザキイチゲを取り上げてみます。

2月3日、東高根森林公園で白花のキクザキイチゲの花が数輪咲き始めていました。キクザキイチゲは、奥多摩、高尾山などでも自生している他に、神代植物公園にも植栽されています。
最初に、キンポウゲ科の花について、記載しておきましょう。
キンポウゲ科は被子植物の中でもっとも原始的な科の一つで、種類数の多い、大きな科です。有毒植物が多いので、注意を要しますが、その毒性を上手に使えば、薬用効果もありますので、薬用植物としても大切にされます。花がきれいなので、園芸植物としても良く見られます。
キンポウゲ科には、トリカブト、レンゲショウマ、サラシナショウマ、オダマキ、リュウキンカ、キンバイソウ、セツブンソウ、シロガネソウ、オウレン、カラマツソウ、キンポウゲ、フクジュソウ、イチリンソウ、ミスミソウ、センニンソウ、シラネアオイの属が知られています。
また、キンポウゲ属には、キツネノボタン、ウマノアシガタ、バイカモが見られます。

キクザキイチゲ(菊咲一華)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。
北海道、本州近畿地方以北の山地、山林の下など普通に自生し、早春に淡紫色~白色を茎頂に美しい花を一つ付けます。
根生葉は2回3出複葉で、小葉は羽状に深く裂け3枚輪生します。花びらは晴れに開き、曇りや夜に閉じます。
名の由来は、花の咲く様子が、キクに似た花を一輪だけつけることから、キクザキイチゲの名になったとの事です。

毎年2月になると、東高根森林公園の斜面に、咲いています。ここは、立ち入り禁止ですので、遠くからしか見ることができません。ズームアップして撮影しても、花の形はボケています。
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そこで、昨年までに、神代植物公園で撮影した写真を使って、キクザキイチゲの開花と花の構造をご説明します。

つぼみ。横向きになりますので、外側の花びらがクリスマスローズ、セツブンソウ、フクジュソウなどのキンポウゲ科の仲間と同じで、萼片であることが判ります。P1460038

花びらが開き始めました。花びらのように見えるのは萼片だそうです。花の色は薄紫色と白の二種類あるようです。
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前向きの花と横向きの花。
フクジュソウの場合には、花びらに見えるのは、萼片と花弁の両方です。両方のことを花被と言い、外側の花被(萼片)を外花被片、内側の花被(花弁)を外花被片と区別します。キクザキイチゲの場合には、フクジュソウと同じことかと思っていたら、花びらのように見えるのは全部萼片で,本当の花弁はないとのことです。
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前向きの花一輪。萼片とオシベ、メシベで構成されています。
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更に、オシベ、メシベの部分をアップしてみました。
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この花は、入手できませんので、分解してみたことはありません。又、果実の写真も撮りたいと思っていますが、まだ、その機会を得ていません。
以上
by midori7614 | 2013-02-08 16:49 | 身近なみどり
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