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のん木草・みどり見て歩き

ノラボウ菜

雪が降ってから5日目になるのに、今朝の室内温度は4度、庭の畑は雪だらけでした。
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本日のブログでは、雪の中で苦戦中の「ノラボウ菜」の生い立ちを掲載してみます。
まず、「ノラボウ菜」とはどんな野菜か紹介しておきましょう。
ノラボウ菜はアブラナ科の一種で2月中旬から4月にかけて収穫できる冬野菜です。味は花茎にほのかな甘みがあり、菜花類特有の苦味やクセが少ないです。ビタミンA・Cや鉄分などの栄養価が高く、普通の野菜よりも糖度が高いです。
江戸時代は現在の首都圏西部を中心に栽培されていました。川崎市多摩区菅地区では約800年前から栽培され、冬場の食料として重宝されていたと言われています。江戸時代の天明・天保の飢饉を救ったという伝えが残っています。
ところが、首都圏の都市化が進み、栽培する農家が激減し、現在は、自家消費用として農家が細々と栽培する程度まで収穫量は落ち込んでいます。まさに、私にとっては、地元の美味しい伝統野菜です。

昨年9月下旬に、近くの農家の方から「ノラボウ菜」の直径1mm弱の球形の黒い種子をいただき、その当時は畑に空いているところがなかったので、まずは苗つくりをしようとポットに蒔きました。
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10月上旬には、芽や葉が出てきました。
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小さい芽や葉を間引きしました。
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大きめの丈夫そうなものひとつ選んで苗つくりをしました。
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10月下旬に、ポット苗を畑へ植え替えしました。
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ひとつの株はまだ小さいです。
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元旦の朝には、ここまで大きくなりました。
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1月5日の霜で、葉っぱが縮れ気味です。
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15日の大雪で、雪の下になってしまいました。雪の中から、早目に顔を出せた「ノラボウ菜」は、ヒヨドリに狙い喰いされて、葉が悲惨な状態となってしまいました。
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私が2月~4月に食べる野菜ですので、これ以上、ヒヨドリの餌にするわけにいかないので、あわてて、ネットをかぶせました。
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以上
by midori7614 | 2013-01-19 16:07 | 身近なみどり
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