のん木草・みどり見て歩き

ナンテン

我が家の庭には、植えた記憶がないナンテンが数か所に生えています。「難を転じる」という語呂に縁起をかついだり、不浄を清めるということで,真っ赤な果実が美しく、さほど横に広がらないので場所を取らず、性質が丈夫と言うこともあり、縁起木として玄関先や庭によく植えられる定番の実もの庭木の一つとして、切らずに生長を見守っています。本日は、ナンテンを掲載してみましょう。

パチンコ玉よりやや小さいくらいの丸い果実をたくさん付き、晩秋から冬にかけて熟して真っ赤に色づきます。果実は鳥の好物のようで庭先に植えていると晩秋から冬にかけて実をついばみに来る姿を時折見ます。
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ナンテンの実をアップして見ました。
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実の中の種子の様子を見てみました。方眼紙の目盛は1mmですので、大きさが判りますね。
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種子だけアップしてみました。これを蒔けば、発芽防止物質が除去されているので、芽が出てくるでしょう。
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さて、実から入りましたが、実が出来る前の花の様子を見てみましょう。
初夏になると茎の頂点から花軸を伸ばして、小さな白い花がまとまって咲き円錐状になります。
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つぼみと開花した花をアップしてみました。
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花を横から見ました。
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メシベの丸い子房をアップして見ました。これが赤く熟す実となるのですね。
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ご参考に、今回、ナンテンの葉について調べたことを記載しておきます。
幹の先端にだけ葉が集まって付く独特の姿をしている。葉は互生し、三回羽状複葉で、小葉は広披針形で先端が少し突きだし、革質で深い緑色、ややつやがある。
葉っぱは濃緑色でややかため、表面には光沢があります。葉には防腐作用があることが知られており、おせち料理や赤飯、魚料理などに添えられます。「ナンテン」という語感が「難(ナン)を転(テン)じる」に通じるところから縁起木としても親しまれています。玄関先に植えたり料理に葉を添えるなどにはそういう「縁起」の意味合いも兼ねてのことでしょう。
葉は、南天葉(なんてんよう)という生薬で、健胃、解熱、鎮咳などの作用がある。葉に含まれるシアン化水素は猛毒であるが、含有量はわずかであるために危険性は殆どなく、逆に食品の防腐に役立つ。このため、彩りも兼ねて弁当などに入れる。もっとも、これは薬用でなく、食あたりの「難を転ずる」というまじないの意味との説もある。
でも、葉の薬用については、鎮咳作用をもつナンテンの成分ドメスチンは、多量に摂取すると知覚や運動神経の麻痺を引き起こすため、素人が安易に試すのは危険であるので、注意しましょう。
以上
by midori7614 | 2013-01-17 13:22 | 身近なみどり
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