のん木草・みどり見て歩き

モッコクの照葉

昨日11日に、宿河原緑化センターで、きれいなモッコクの葉を見てきました。
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我が家にも、実家から植え替えしたモッコクが1本あり、毎年、小ざっぱりするように、私が剪定をしております。少し、さっぱりし過ぎて、強剪定になっていますね。
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数年前に、このモッコクの木の下に生えた実生苗を鉢に植え替えし、その生長を見守っています。
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今年は寒いせいか、例年よりもきれいな照葉を見せてくれています。
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鉢植えですから葉の裏側を見るのも簡単です。薄緑色でした。
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常緑樹でも、落葉する前に、枝の元の方に紅葉する葉には、クスノキやホルトノキがありますが、モッコクの紅葉は葉の先端にあり、新たに出てきた新しい葉が赤く輝いていますので、原因が違います。
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私の推測ですが、二つの原因があると思います。
一つは、紫外線から新しい葉(幼い葉)を守るために、紫外線防止のためのアントシアニンという色素を増やしているのではないかと思います。この紫外線防止策は、シラカシ、クスノキなど初夏に新葉を展開する葉に見られる現象と同じと思います。
二つ目は、寒い中で、新しい葉を展開するために、葉の細胞の中の液胞内の糖分濃度を高めていて、その結果、アントシアニン色素が増量されているのではないかなと思います。
さて、この私の推測はあたっているでしょうか?

なお、ご参考に、モッコクの花と実を掲載しておきましょう。
7月上旬に咲く花。直径2cmほどの黄白色の花をつけ、芳香を放つ。
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11月に見られる果実。1cmあまりの大きさの卵状球形の果実が実り、秋になると熟してぶ厚い果皮が裂け、赤い種子を露出する。
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最後に、モッコクについて調べたことを、ご参考に掲載しておきます。
ツバキ科の常緑中高木で、モチノキやマツと並び「庭木の王」と称される。
千葉県以西の温暖な地域に生育し、南西諸島から中国・東南アジア・亜熱帯に分布する。
成長すると樹高は約6m、時には15m、胸高直径80cmに達する大木となる。樹形としては直立して、上で放射状に広がる形になりやすい。幹の樹皮は灰淡褐色、皮目が多い。
葉は長さ3~7cm。鋸歯はなく(全縁)、厚くて表面は滑らか。裏面も葉脈はほとんど見えない。葉柄は紅紫色を帯びる場合が多く、本種の同定のキーであるが、暗い林の中に生育するものでは赤味を帯びないこともある。春の新葉の色は美しい。分厚くて光沢があり、十分に日光が当たる環境では葉柄が赤みを帯びる。葉が美しく樹形が整うため、庭木として庭園に植栽される。
モッコクの花はクリーム色で、6月の後半から7月にかけて咲く。真冬には大きなつぼみが形成されており、咲くまでに半年以上の年月を費やしている。花はクリーム色で目立たないが、高貴なイメージのある香りがあり、目立たない事を香りでカバーしている。花弁は5枚で長さ8~12mm。イメージはかなり異なるが、雄しべは多数あり、ツバキ科の特徴を示している。
株によって両性花または雄花をつけ、雄花の雌しべは退化している。
果実は直径1~1.5cmで秋に赤く熟し、裂開して赤い種子がのぞく。果皮の割れ方はヤブツバキのように法則があるわけではなく、ただ単に乾燥してひび割れたという感じ。
以上
by midori7614 | 2013-01-12 16:06 | 身近なみどり
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