のん木草・みどり見て歩き

立寒椿(タチカンツバキ)

今年は、例年よりも寒さ厳しく低温続きの影響のようで、身近なところで例年お正月に咲いているニホンスイセン、ウメの花が見られません。ロウバイも少し遅れているようですが、日当たりの良いところでは咲いています。逆に、例年ならば咲き終わりになっている寒椿、立寒椿の花がきれいに咲き残っています。

寒椿(カンツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木で、山茶花(サザンカ)を母種としたカンツバキ群の園芸品種である。
寒椿は枝が横に広がる傾向があるが、立寒椿は樹高3~5メートルと枝が上に伸びる。庭園樹や公園樹などに利用されている。
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開花時期は11~2月で、花の色は紅色で、花径8センチくらいの八重咲きである。
花の構造を見てみましょう。
つぼみから開花までの萼の様子。花弁を包んでいた鱗片が落ちていく。花は平らに開いていく。
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開花した花を表面から見る。
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萼片、花弁を外してみる。萼片は2~3枚8564、花弁は13~14枚。
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オシベとメシベを上から見る。
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オシベとメシベを分解してみる。オシベ70本、メシベ柱頭4本。
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メシベをアップ。
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今度は、つぼみ~開花までを縦割りにカットして見ました。
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開花した花のオシベとメシベの基部を見ました。蜜が沢山たまっていますね。メジロなどのミツスイの鳥が舐めに来るのでしょう。
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手入れについて記載しておきましょう。
剪定は花後すぐ、3~4月に行います。花が咲いた枝は葉を2~3枚残して切り詰めて、枝数が多いときは枝抜きをして通風、採光をよくします。夏に花芽が分化するので、夏以降に剪定すると翌年花がつかなくなります。
肥料は2~3月に寒肥として油粕や骨粉を、9~10月に追肥として緩効性化成肥料を根元にほどこしてください。
4月と7月にチャドクガなどの食害を受けることもあります。殺虫剤で駆除してください。
移植は2~4月または9~10月が適期です。6月頃に挿し木でふやします。
以上
by midori7614 | 2013-01-10 17:52 | 身近なみどり
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