のん木草・みどり見て歩き

マヤラン(摩耶蘭)

長尾の里めぐりの見て歩きで、マヤランを発見しました。神代植物公園には沢山見られます。高尾山1号路でも、見られるとの話しですが、私は1号路をあまり歩かないので、発見したことがありません。
マヤランは、今からおよそ120年前日本人によって神戸市の摩耶山で初めて見つけられ、発見場所から名前がつけられました。葉のないラン科植物の仲間(無葉ラン)です。初夏から秋にかけて、地中から花茎を伸ばし、その先に1~3ケの可憐な花を咲かせます。非常にまれな植物ですし、葉をもっていないので、花茎を伸ばしているとき以外はなかなかみつけることが出来ません。
つぼみ。
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マヤラン(摩耶蘭)は、ラン科シュンラン属の植物で、関東から九州まで常緑広葉樹林や古い二次林に生える腐生植物です。図鑑によれば、次のとおりの記載があります。
根茎は長く地中を這い分枝する。緑色の茎を10-30cm伸ばすが、葉はなく、茎の下部に鱗片葉が数個つく。7-10月に茎頂に1個から数個の花をつける。花は萼片、側花弁ともに長さ2cm、幅1cm弱、ともに白色。萼片の中央部には赤い筋があり、側花弁は周辺部を除き赤い模様がある。
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花のアップ。
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茎は葉緑素をもつ。この花茎の緑色は、受粉して果実が生長するにつれて濃くなる傾向がある。
レッドリストに絶滅危惧II類として記載されている。減少の主要因は森林伐採・園芸採取である。しかし菌類に寄生して生活する腐生植物であるため、株だけを採取したところで栽培はできない。
ただし無菌的な種子発芽と培養には成功しており、培養瓶内で種子の発芽から開花にまで至っている。同じ果実から得られた種子でも生育にかなりのばらつきがあるが、早い個体は3年足らずで根茎を20cm以上伸ばし開花する。
以上
by midori7614 | 2012-07-17 17:53 | 身近なみどり
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