のん木草・みどり見て歩き

ユウゲショウ(夕化粧) アカバナ科マツヨイグサ属

昨日13日は、かわさき市民アカデミーみどり学Ⅱの講座とワークショップの日でした。
ワークショップでは、楽しい木めぐり図鑑のシートを使用して、樹木の名あてクイズを毎回行っています。
例えば、次のシートを見て、樹木名を推定するゲームです。
e0145782_1927433.jpg

正解はエゴノキでした。
このようなシート10枚の名あてクイズ以外に、受講生が持ち込む現物や写真を番外として、追加しています。
たまたま、昨日持ち込まれた草が、水分不足で萎れていて、肝心な同定しやすい花が萎んでいました。
e0145782_1929141.jpg

そこで、つぼみや果実、花茎の中にある子房下位のふくらみ、茎の毛などの特徴をみつけだしました。
花やつぼみは単生で、子房下位。葉はやや広い披針形で互生する。
e0145782_1929525.jpg

e0145782_19301452.jpg

果実は先の方が太く断面は八角形のように見える。
e0145782_19305363.jpg

茎には柔毛がある。
e0145782_19312476.jpg

これらの特徴から、ほぼ、ユウゲショウ(別名:アカバナユウゲショウ)だろうと推測しました。名あてクイズも一種の探偵ごっこのようなものですね。名探偵になるか迷探偵になるかは受講生次第ですが、受講生どおしで、ワイワイガヤガヤと楽しみながら、勉強しているワークショップです。ご興味のある方は、後期の受講生を募集開始していますので、NPOかわさき市民アカデミー事務局へお問い合わせ下さい。

そこで、本日のブログには、今までに撮影した写真を利用して、昨日確認できなかったユウゲショウの花をお見せすることにします。
ユウゲショウ(夕化粧)の名前だとオシロイバナの通称と紛らわしいので、アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)と呼ぶことが多いです。
和名の由来は、午後遅くに開花して、艶っぽい花色を持つことからとされるが、実際には昼間でも開花した花を見られます。
e0145782_1932223.jpg

原産地は南米から北米南部。現在は帰化植物として世界の温暖な地域に広く分布しています。
日本では明治時代に鑑賞用として移入されたものが関東地方から西で野生化しており、道端や空き地でも良く見かけます。
e0145782_19325322.jpg

高さ20 - 30cm、時には50 - 60cmに成長します。
e0145782_19333349.jpg

5月から9月にかけて茎上部の葉の脇から薄紅色で直径1 - 1.5cmの花をつける。花弁は4枚で紅色の脈があり、中心部は黄緑色である。
e0145782_19352252.jpg

やや紅を帯びた白色の葯を付けるオシベが8本あり、1本のメシベの先は4つに分かれ、十字状になっている。
e0145782_1934724.jpg

花の裏側と横から見てみました。葉の形、子房下位のふくらみ、4枚の萼片が判りますね。
e0145782_1936198.jpg

e0145782_19362223.jpg

花弁を2枚はずしてみました。オシベは花弁の基部から出ているように見えます。メシベは花柄の中央の茎から、太く、しっかり出ていますね。
e0145782_19365963.jpg

なお、アカバナの名のつく アカバナ 、 イワアカバナ 、 ミヤマアカバナ などはアカバナ科アカバナ属で、マツヨイグサ属のアカバナユウゲショウとは別種です。
また、時折、白花のユウゲショウに出会います。赤花のユウゲショウをアカバナユウゲショウという別名もしているのであれば、この流儀で名前を付けると、シロバナユウゲショウということになるが、特に区別されていないで、そのままユウゲショウ(白花のアカバナユウゲショウ)と呼ばれている。
以上
by midori7614 | 2012-07-14 19:39 | 身近なみどり
<< タシロラン(田代蘭) ラン科ト... ノウゼンカズラ(凌霄花) >>