のん木草・みどり見て歩き

キキョウ(桔梗) キキョウ科キキョウ属。

7~9月に、比較的どこでも見られます。秋の七草の朝顔の花であろうと言われています。
花には、雄花(例えば、モッコク、アカメガシワ)、雌花(例えば、アカメガシワ、アオキ)と両性花(機能するオシベとメシベの両方が存在する花)があります。両性花はオシベとメシベの機能が発揮される時期が異なり、ある時は雄花であり、ある時は雌花となり、同じ花のオシベとメシベでの受粉をしないようになっている花があります。キキョウも両性花ですが、最初にオシベが熟し、オシベの機能が終了してから、メシベが機能を発揮するようになっています。花の構造、仕組みは良く出来ていますね。

雄性期の花。
開花直後の花は、中央の青いメシベを黄白色の5個のオシベがしっかり囲んでいます。
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5個のオシベが先に熟して、広がり展開して、花粉を出します。
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雌性期の花。
オシベの花粉が出し終わって、オシベの機能が終ると、メシベの花柱の先端の柱頭が5裂し、他の花からの花粉を受け取る態勢が出来上がります。
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このように、雄性期と雌性期がはっきり分かれているのは、自家受粉を防ぐためのキキョウの花のシステムです。
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まだ、どこでも、キキョウは見られますので、本物をみてご確認して下さい。
キキョウについて、調べたことも記載しておきます。
キキョウ (桔梗)は キキョウ科 の多年性 草本 植物 。山野の日当たりの良い所に育つ。 日本 全土、 朝鮮半島 、 中国 、東 シベリア に分布します。
桔梗は 秋の七草 に入っているので,秋の花と思っておられるでしょうが,6 月下旬から咲き始めます。
また、キキョウは根にサポニンを含み薬用にもされます。
キキョウの根の、生薬の桔梗根(ききょうこん)は、大部分が中国、韓国からの輸入品です。
3~5年目のものの根を、秋に花が終わり、地上部が枯れる頃から翌年3月頃までに掘り採り、細根を取り除いて水洗いをして、日光でよく乾燥させます。
キキョウの根は乾燥しにくいので、外皮をむいて乾燥させるか、細く刻んで風通しのよい所で干します。 これを生薬で桔梗根(ききょうこん)といいます。
有効成分は、根には泡が立つサポニン、プラチコジンで複雑な構造を持ったサポニンの混合物で、ほかにイヌリン、フイトステロールを含みます。
せきやたんが出るとき、のどの痛みの激しいとき、しわがれた声になったときにもちいます
以上
by midori7614 | 2012-07-11 19:54 | 身近なみどり
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