のん木草・みどり見て歩き

アカメガシワ(赤芽槲・赤芽柏)トウダイグサ科アカメガシワ属

本州、四国、九州の日当たりのよい山野、朝鮮半島、中国大陸にも分布します。
生長が早く、高さ10メートルにも達する落葉高木です。
春先の新芽と稚葉は、毛が密生しており鮮やかな紅色ですが、成葉になるにつれて、緑色となります。葉は互生し赤色を帯び、長い柄があります。桐の葉に似たひし状の卵形で、長さ20センチ位になり、三浅裂して3本の葉脈がはっきりと認められます。
「葉の形がカシワに似ていて、新芽が赤いことからアカメガシワという」と書かれている図鑑もありますが、名前の由来は、「見た目には、柏の葉に似ていませんが、その昔この葉に食物をのせて神前に供えたり、だんごを包んで蒸したりしたところから、その利用法が柏の葉に似ているという」ことで、赤芽柏(アカメガシワ)の名がつきましたというのが正しいようです。
別名ゴサイバ、サイモリバ、アカベアメコサイバ、ショウグンボク等で呼ばれれることがあります。
赤い短い毛が沢山生えています。
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赤い短い毛の一部を爪で取り除いてみました。下は緑色の表皮でした。
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雌雄異株で若枝の先に円錐花序をつけ、花弁のない黄緑色の小さな花を密生します。
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雌花には白色の先天と赤色の星状毛があり、子房にはトゲ状の突起が多数ある。メシベの柱頭は3つに分かれる。
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雌花をアップして見ました。
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雄花の花軸には星状毛があり、オシベは多数あって、球状に開く。
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雄花をアップして見ました。
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アカメガシワの薬効について調べてみましたので、記載しておきます。
民間薬として多く用いられていたもので、中国の野梧桐(やごとう)と同一物です。
消炎鎮痛薬として、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多、胆石症、はれものなどに用いられます。民間では樹皮よりも赤い新葉と新芽、赤い葉柄の干したものを煎服したほうが胃がんや胃潰瘍に効き目があるとされています。
動物実験でも胆汁分泌促進、かいようの予防に効果が認められました。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍等、消化器系には、1日量10~12グラムに水0.5リットルを加えて、煎じながら約半量まで煮詰めたものをこして、3回に分けて食後に服用します。
はれもの、特に痔には、乾燥した葉の煎液を服用すると同時に、乾燥した葉3~5グラムに水0.2リットルを、加えて煎じて、約半量に煮詰めたもので患部を洗います。外用と内用とを併用すると、より効果があるとされます。
アカメガシワの葉100グラムにアケビの葉または、つる20グラム、スイカズラの葉20グラムを煎服すると、はれものや「よう」にはとくに効果があるとされます。
アカメガシワの葉、茎、樹皮を浴剤として使用すれば、あせもや皮膚病、リューマチ、神経痛に効果があるとされます。
以上
by midori7614 | 2012-07-10 19:26 | 身近なみどり
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