のん木草・みどり見て歩き

ハンゲショウ(半夏生、半化粧)

ハンゲショウはドクダミ科の多年性落葉草本植物で、暦の半夏生の時期(今年は昨日7月1日)に、花を咲かせます。
日本の本州以南、朝鮮半島、中国、フィリピンなど東アジアの亜熱帯性湿地に分布し、日の当たる湿地などにて太い地下茎で分布を広げて群生する。水辺や湿地に生えるの野生植物で、群生も見られる。日本では、生育に適した土地が減少していることから自生株は近年減少傾向にあり、地域によっては絶滅が懸念されている。
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夏、穂状花序に白花を咲かせるドクダミ科ハンゲショウ属の落葉多年草です。高さ50~100cmほどに成長し、葉は互生、長さ5~15cmほど、卵形で、基部がハート形の細長い形状である。夏至を過ぎた頃に長さ10~15cmほどの穂状花序を葉の付けねにつける。
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また、花のすぐ下に位置する葉の表面が白く変化し花弁の役目を果たすのが本種の特徴である。
葉が白くなるのは葉緑素が抜ける現象で、葉の茎に近いところから次第に広がっていく。全体が白くなる途中は、おしろいを半分塗ったようにも見える。これは、葉の表側の表皮の下にある柵状組織の葉緑素が抜けるからだと言われています。マタタビも同じような現象を起こします。ところで、ハンゲショウはドクダミ科の植物です。ドクダミでは、花序の下に4枚の白い苞(総苞)をもっています。ハンゲショウで部分的に白化を起こす葉は、決まって花序に向かい合った葉です。つまり花序の付け根にある葉なのです。まだ苞になりきっていないということで、苞(総苞)に関して、ドクダミよりは原始的と言うことなのでしょう。
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花の開花の推移を見てみると、
6月18日(夏至直前)は、花序はつぼみでした。
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つぼみの花序をアップ。
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7月3日(雑季:半夏生の時期)は、花序の下から半分以上、開花していました。
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花序をアップ。
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小花をアップ。
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7月16日になると、花序の先端まで開花が終わっていました。
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カミキリがオシベの花粉を食べに来ていました。授受粉に貢献しているのでしょうか?
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以上
by midori7614 | 2012-07-02 19:07 | 身近なみどり
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