のん木草・みどり見て歩き

シラン

昨日は、サークリ葉っぱ会の観察会を中止しましたので、5月25日みどり学Ⅱワークショップの授業に使用するパワーポイントの作成に着手しました。構想は頭の中では固めていましたが、あまり早く作成し始めると、思案が迷ったり、肝心の当日には記憶していないことがありますので、直前に作成する事にしています。でも、イザ作成するとなると、時間がかかります。2週間後のことですが、パソコン不調など何が起こるか判りませんので、安全を見て、1週間前に完成させたいと始めました。授業で取り上げる材料の一つとして、シランを考えていますので、ブログで知らん振りせずに、掲載させていただきます。
5月25日みどり学Ⅱワークショップの授業では、これらの写真をパワーポイントでご覧いただきながら、ランの不思議について、説明します。受講生の方は、予習のような感じでご覧いただき、当日ご質問いただきますようお願いします。

我が家の庭のツツジとツツジの間のやや日蔭の場所に、シランを植栽しています。毎年5月に花を咲かせてくれます。
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それでは、シランの花を観察してみましょう。この花も皆さん見慣れている花ですね。
つぼみと花。
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開花した花の中を正面から覗き視ましょう。黄色い塊(かたまり)の葯帽(やくぼう)はオシベの花粉塊(花粉をぎっしりと固めたもの)です。葯帽の葯は花粉のことで、ずい柱の先端で帽子みたいにかぶっている様に見えるので、葯帽と呼ばれるようです。
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花の裏側の様子も観てみましょう。
ランの花の花弁については、5枚と言う人も結構多いですが、花が散らないように外側から抑えているのは3枚で、花びらとしての役割りを演じていますが、機能としては萼片です。
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花の側面からも観てみましょう。萼片に守られて、その内側に花弁3枚(側花弁2枚と唇弁1枚)、オシベとメシベが合体した「ずい柱」があるのが花の構造です。
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次に、萼片3枚を取り除いてみました。花弁3枚とずい柱です。
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更に、左右上方の2枚花弁を取り除いてみました。中央下方の唇弁と言われる花弁1枚とずい柱です。
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唇弁も取り除くと、ずい柱だけが残りました。上の先端にオシベの葯の役割りに相当する、10数万の花粉粒のかたまりである葯帽があり、そのすぐ下の横に拡がって、少し突き出ているように見えるのがメシベの柱頭の役割りに相当する部分です。
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取り外した唇弁も観てみましょう。ハナバチに花粉塊を授受粉させるためには、花の奥にある蜜のところに、一本道のトンネルに入り込ませて、蜜を吸わせます。蜜を吸った後は、一本道のトンネルのレールを踏み外させないで後ずさりさせることで、ハチの頭に付着した花粉塊をメシベの柱頭でキャッチしたり、オシベの花粉塊をハチの頭に付着させます。巧妙な仕組みには感心させられます。
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オシベ花粉塊とメシベ柱頭をアップして視ました。
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この授受粉を確実に行うために、花の上下が逆転するように、花柄が調節するために、180度ねじれています。ランの仲間は、キク科の仲間と勝るとも劣らずに、植物の中で一番進化している種類と言われています。従って、不思議な特徴や事象が沢山ありますね。
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明日11日はみどり学Ⅱ野外授業(府中・浅間山)、明後日12日は私が今年度会長を引き受けている山の会の5月定例山行(奥多摩・鍋割山~上高岩山)の予定がありますので、雨が降らない限り、パソコンに向き合う時間がなさしうですので、ブログは2日間お休みするだろうと思います。
以上
by midori7614 | 2012-05-10 09:39 | 身近なみどり
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