のん木草・みどり見て歩き

ヤマブキ(山吹・バラ目バラ科ヤマブキ属)

ゴールデンウイークの最後の3日間、連日外出してしまい、パソコンに向き合う時間を持てませんでした。今週も、水曜日に葉っぱ会の観察会、金曜日にみどり学Ⅱ野外授業、土曜日に山の会定例山行の予定が入っていて、パソコンに向き合う時間を作りだすのが難しいそうだなと思います。

本日は、ヤマブキについて整理してみましたので、掲載します。

ヤマブキは、北海道から九州まで分布し、国外では中国に産する。山地の斜面や谷川沿いに普通に自生する落葉低木で庭木や公園などにも植栽されています。晩春、鮮黄色の五弁~八重の花を咲かせ、古くから親しまれた花です。この花の色を元にしてヤマブキ色が出来ました。低山の明るい林の木陰などで、地下に茎を横に伸ばし、群生しています。
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樹木ですが、茎は細く、柔らかい。背丈は1mから、せいぜい2m立ち上がる程度で、先端はやや傾き、往々にして山腹では麓側に垂れています。
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葉は鋸歯がはっきりしていて、薄く感じます。もう少し詳しく書くと、葉は、互生、鮮緑色で倒卵形~長楕円形、長さ4~8センチ、幅2~4センチ、先端は尖り、葉縁に重鋸歯があり、葉質は薄いです。
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晩春に明るい黄色の花を多数つけ、花は一重のものと八重のものがあり、一重のものは花弁5枚です。
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一重の花の裏側も見ましょう。緑色の物が萼で、萼片が5つに分かれています。黄色は全て花弁ですね。
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今度は、正面から、中央のオシベ、メシベに着目してみました。オシベ多数は判りますが、メシベはどこに、どうなっているのかが判りません。
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花をいただいてきて、詳しく観察してみました。
まずは、花弁を取り除き、並べてみました。
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萼の中に残ったオシベは多数あることは判りますが、メシベは判りません。
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オシベを少しずつ取り除いて、メシベを探してみました。萼の基部の中心の白い部分から出ているのがメシベと考えられます。
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次に、八重の花を観察してみましょう。八重咲きの八重山吹や、花弁が7~8枚あるキクザキヤマブキ(菊咲き山吹)等がありますが、園芸品種の八重山吹は結実しません。特に、八重咲き品種が好まれ、庭にはよく栽培されています。8849、P1050133
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八重の花をいただいてきて、同じように調べてみました。
八重の花の表と裏を見て、萼と花弁を確認しました。
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八重の花の表の中央部分を拡げて、メシベを探しました。
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花弁を分解してみました。この花の場合には、花弁は127枚ありました。
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花弁を取り除きましたら、残されたものがメシベでした。
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花後、一重のヤマブキは数年おきに結実し細長い実をつけます。なお、園芸品種の八重山吹は結実しません。
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また、ヤマブキに似た花で、白花を咲かせる白山吹 がありますが、これはシロヤマブキ属という別属の花です。花弁数も異なり、シロヤマブキ(白山吹)は四弁花を咲かせます。
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シロヤマブキの実。
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以上
by midori7614 | 2012-05-07 18:15 | 身近なみどり
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