のん木草・みどり見て歩き

里桜・普賢象(フゲンゾウ)

昨日26日は、私が今年度会長を引き受けている山の会の毎月1回の定例会で、終日多忙に過ごしてしまいました。本日27日は、かわさき市民アカデミーのサークル「みどり会」で、四季の森公園で観察会の予定でしたが、雨天中止になりました。次回の公式予定は、5月9日のかわさき市民アカデミーのサークル「葉っぱ会」の都立薬用植物園観察会ですので、ゴールデンウイークをはさむ10日間は個人の予定ばかりとなりました。この間に、4月に撮影した写真を整理してみたいと考えています。

まず、オオシマザクラ系統の園芸品種の八重桜である「普賢象」を取り上げてみました。
里桜の言葉の解釈には、二通りあります。広い使われ方では、人間が何らかのかかわりをもって育成している園芸品種をさしていますが、狭い使われ方では、オオシマザクラ系統の園芸品種だけをさしています。
「普賢象」は、里桜の中でもかなり古い分類に入り、室町時代には既に知られていたとされています。
花は八重咲きで、大輪の花を咲かし、4月の下旬に最盛期を迎えます。
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花は若いうちは薄紅色をしており、徐々に白くなっていきます。
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最盛期を過ぎると徐々に花の中心部が赤く染まる。
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葉は生え始めは赤っぽく、徐々に緑になり、秋には紅く紅葉します。葉のふちはギザギザにささくれています。
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萼は漏斗状です。桜の種類や品種を判定する場合には、萼筒、萼片の形状や毛の有無、花柄の毛の有無の特徴が決めてとなることも多いです。
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雌しべは、花の中央から2本出ており、細い葉のように葉化(ようか)し、その先端が屈曲しています。その形が、あたかも普賢菩薩の乗る象の鼻に似るところからこの名前がつけられたと言われています。メシベは葉の変化したものですから、祖先返りで葉に戻るのは自然の成り行きであって、何も不思議なことではありません。
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花を分解してみましたら、この花の場合は、花弁は36枚でした。図鑑では、30~40枚と書かれていますので、妥当な枚数ですね。
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以上
by midori7614 | 2012-04-27 21:03 | 身近なみどり
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