のん木草・みどり見て歩き

ホトケノザ

かわさき市民アカデミーのみどり学講座、ワークショップ、そのサークル「みどり会」、「葉っぱ会」、私の所属している山の会などで、撮影した写真は、そのまま見て歩き写真として掲載しました。これからは、ゴールデンウイークをはさみ、当分、計画がなくなりますので、個人として見て歩きして、観察したり調べた、身近で見られるものを中心に、ブログに掲載します。

我が家の庭に、3月から咲き続けているホトケノザを、観察しながら、調べてみました。

ホトケノザは、葉は半円形で丸く、茎を抱くように向かい合わせに付いているので、仏様が座っている台座のようであり、花の名前の由来であるとのことです。
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シソ科ですが、一見してランの花に似た、可憐で美しい花です。
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花は唇形花の名前のとおり、上唇と下唇を開いたような口のような形である。この唇で蜂を呼び寄せ、下唇に着陸させる。花を取ってきて、花だけアップして撮影してみました。
横から見ると
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やや下から正面を見ると
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横と正面の様子を並べて見ました。
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すると、上唇には蜜のある奥に誘導する線があり、蜂は奥に潜り込むとのことですが、その様子はまだ見たことがありません。奥に進むと上唇の下に隠されていたオシベが下がり、蜂の背中に花粉を付ける仕組となっているそうです。花を上唇と下唇に分解して、その様子を確認してみました。
オシベの花粉袋が2個付いているように見えます。
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授粉を蜂に依存するために、蜂を誘い込む巧妙な口となっているそうです。蜂が少なくなる季節となると、無駄に口を開かずに、つぼみのままで自家受粉して実を結ぶそうです。
閉鎖花。
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口を開く時と、閉じることを心得ている仏様のようなお利口さんの花ですね。
春の七草のホトケノザは、キク科の「コオニタビラコ」と別の草です。シソ科のホトケノザが人間に可愛いと認められるようになって、春の七草のキク科のホトケノザはホトケ(仏)からコオニ(子鬼)と改名され、「コオニタビラコ」と嫌われものの名前となったようです。植物の世界の名取・名跡争いも厳しいものだと思いました。

なお、同じシソ科で花の構造が同じ、ヒメオドリコソウが同じ場所に、同じ時期に咲いています。葉の形状が違いますので、間違えないように、ご参考に掲載しておきましょう。
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以上
by midori7614 | 2012-04-23 17:47 | 身近なみどり
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