のん木草・みどり見て歩き

オシベが花弁化したツバキの園芸品種

ご近所に、八重咲きのきれいなツバキが咲いているので、写真を撮らせていただきました。
私は名刺を出して、かわさき市民アカデミーみどり学ⅡWSのコーデイネーター、講師などをしており、マイブログ「のん木草・みどり見て歩き」の話もしました。WS受講生やサークル仲間の勉強のために、このツバキの花の構造をブログに掲載してみたいとお願いし、花1個をいただいてきました。きちんと、名刺を出して、お願いすると、快く、花をいただけるので、ありがたいです。

まず、真正面から撮影した写真。
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少し横から撮影した写真。半開きの状態から、ヤブツバキの系統の園芸品種であることが判ります。
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いただいてきた花を花弁化したオシベなどを少し広げて、中央にメシベが残っているかを見ようとしましたが、オシベばかりにおおわれて、メシベは判りません。
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赤い花弁2枚をはがして、花弁化したオシベの状態を見ました。
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下半分のオシベ花糸が合着(癒着)している部分を割って、拡げて中央を見ました。オシベより短いメシベが中央に残っていました。
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オシベも外してみました。メシベの柱頭・花柱は3本に分かれていて、子房は1個に合体しています。
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分解した花器官(=花要素)を並べてみました。萼片5枚、花弁5枚、オシベ多数、メシベ3柱と子房1個です。
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更に、多数のオシベを10本単位でまとめて、数えてみましたら121本でした。以前に、サザンカの花弁化したオシベを数えて時には123本でしたので、おおよそ120本のオシベがあるのかなと思いました。
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オシベは半分強が花弁化している状況でした。オシベが花弁化していく様子は、右の葯(花粉)から、左の花弁に変化していくことが判りました。
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明後日、かわさき市民アカデミーのみどり学のサークル「葉っぱ会」で、茅ヶ崎の氷室椿庭園と大船植物園にツバキを観察に行きます。本日のツバキの写真が事前の予習に役立ってもらえれば良いなと願っています。
明日は外出しますし、明後日は葉っぱ会の見て歩き観察会を予定していますので、2日間ブログをお休みします。
以上
by midori7614 | 2012-02-15 20:09 | 身近なみどり
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